がべさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

フェアウェル(2019年製作の映画)

3.6

A24の最新作をオンライン試写会で。
「余命がわずかだという宣告を伝えるべきではない」。中国での考え方に違和感を持つアメリカで暮らす主人公の目線で物語は進む。
どんな顔で祖母と接すればいいのか、本当の
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アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

4.0

1作目から引き続きなので、それぞれの人物や関係性が理解できるようになり、裏切りに次ぐ裏切りが笑えるほど続く。
今作の個人的MVPは小日向さん演じる刑事。どれだけヤクザを煽って焚きつけるのってくらい手の
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アウトレイジ(2010年製作の映画)

3.6

ちまちま1人ずつ殺していくの面倒だから一気にやってしまえばいいのにと思っていたらラストスパートで人がぽんぽん死んでいく。歯医者とかラーメン屋のあたりの襲い方は「痛い痛い」と嘆きながら薄目で観ていたけど>>続きを読む

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

3.9

ザ・王道ラブストーリーの名作もたまに観ると堪らなく良い!
イギリスを舞台に、ひょんなことから有名女優と本屋店主が織りなす恋愛模様。2人をはじめとした各キャラクターの会話がお洒落かつとってもユニークで楽
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映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~(2019年製作の映画)

3.4

絶対的に可愛いはずのコアラの情緒不安定さが面白かった。
ひろし・みさえ夫婦の関係性にクローズアップした作品は珍しい気がする。
自分を犠牲にして〜あたりがうるっときた。

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

3.9

過剰にポップな演出も、残虐な殺し合いを強調させていた。元祖最強バイオレンスエンターテイメント映画。
殺し合いバトルと同じくらい、主役2人の展開を除き、他の生徒たちがどのような経緯で殺し、殺され、死んで
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宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

3.7

あらゆる番宣での清原果耶さんの滲み出る人柄に惹かれて観ようと思った今作。
ゆっくりと前向きになれる、ひと夏の星ばあとの思い出。観た時に感じ取ったものを言語化してはいけないような気持ちになる、水族館でく
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Be With You 〜いま、会いにゆきます(2018年製作の映画)

3.5

『いま、会いにゆきます』を韓国がリメイクした作品。日本オリジナル版も観たけど、あまり覚えていなかったのでこんな話だったかと再確認。
実は亡くなった妻はこういうことを思ってたんだよ、とラストの泣かせに入
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それだけが、僕の世界(2018年製作の映画)

3.6

イ・ビョンホン出演作品を初鑑賞。
主人公の不器用だけど実は温かい人であること、弟のピアノがメキメキと注目されていくところに目を引かれた。
あの女性とはどうなったのかしらん。

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.4

キャストが豪華な分(?)、その人たちにまつわるエピソードが多く、盛りだくさんだった印象。ファブルが世間離れしている言動がいちいち面白い。アクションも「人を決して殺さず」をモットーとする救出劇は迫力もの>>続きを読む

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

-

大林宣彦監督作品を初鑑賞。規格外な作品でスコアはつけ難い。
ジャパニーズファンタジーホラー、ポップな演出なので怖がらず観ることができた。演出は奇抜で印象に残るけど、個人的にストーリーはふーんという感じ
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PとJK(2017年製作の映画)

3.3

漫画の設定や詰め込みすぎ感は想像通りだけど、演出は全然くどくなくていいと思ったよ、遠いアングル多いけど。ひどい映画を想像してたから全然よかった、というよりラスト中心にそんなに印象に残らない?

娼年(2018年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

R18耐性が弱まってるのを実感しながら、なんとか鑑賞。
松坂桃李が真面目に女性に向き合っていく姿がかなり好感。というかこの役引き受けたの凄すぎる…。
驚くような性癖の人や、妻の行為見たがる人とか、様々
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

うおお、これがSF映画か!と体感できたのが第一印象。地球でない星をこのように創り出すのか、圧巻でした。
難しいことは語れないけれど、「時間」について強く考えさせられた。宇宙での時間の流れ方と地球のそれ
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.7

オンライン試写会にて。
グザヴィエ・ドラン監督が『君の名前で僕を呼んで』にインスパイアされたという情報だけで期待していました。
キスをきっかけに、まわりの時間はあっという間に過ぎていくのに、二人の想い
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レッド・ファミリー(2013年製作の映画)

3.8

勝手にコメディだと思っていたのでかなりシリアスでびっくり…非常に淡々と進んでいきます。
北朝鮮のスパイとして韓国で家族のフリをしている4人の工作員。レッドファミリーってそういう意味なのね。実際このよう
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アフタースクール(2008年製作の映画)

3.8

見事に騙させれました、気持ちいい伏線回収。しかも明るい気持ちになれるので良い。
堺雅人探しがずっと続くのかと思ったら、中盤でえ?となり、更にまたえ?え?となり、でもあ〜確かに!と思い返すのすら楽しかっ
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アス(2019年製作の映画)

3.7

ただのホラー映画だと思ってヒヤヒヤしながら観ていたんだけど、ラストで「us」の本当の意味がわかる、もう違う感覚の恐怖。
観た後に解説ブログを読んで、黒人差別や貧困格差も婉曲な表現で描かれていることに納
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天然コケッコー(2007年製作の映画)

3.6

くるりの音楽を聴いていたら、ふと観たくなったので高校生の時以来の鑑賞。
この空気感をずっと保てているのが凄い。観るのが飽きそうになっちゃうけど。
後にオトメンで最強タッグとなる夏帆×岡田将生の初々しい
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.6

生まれ変わっても同じ飼い主のもとへ行き、飼い主の幸せは犬の幸せなんだという解釈がなんて人間の都合良い設定なんだろうと捻くれた見方をしていたわけですが、まんまと終始ずっと泣いていました。犬が生まれ変わる>>続きを読む

イヴの時間 劇場版(2009年製作の映画)

3.4

3Dのアニメーションのかくかくした感じや変な所でスローになったりズームアップする演出には違和感を拭えなかった。
ロボット寄りの目線だから可哀想って思えちゃうけど、ロボットと共存した世界と考えると少しゾ
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砂時計(2008年製作の映画)

2.9

小学生の頃の自分が好みそうな映画。
いきものがかりを主題歌に使って純愛映画と思いきや、なかなかのホラーで闇落ちな展開。
原作の漫画、昼ドラを観ていた人にとっては2時間の映画では物足りないみたいなレビュ
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セブン・シスターズ(2017年製作の映画)

3.6

一家族に子供1人までと制限される児童分配法によって7人で1人の人生を歩まざるを得なくなった姉妹たち。
七つ子だからって、性格や考え方は違うだろうから、30年間隠し通してきたことは凄いと思う。
あれ月曜
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ワンダフルライフ(1999年製作の映画)

3.5

是枝監督の初期作品。ファンタジーなのに現実世界と全く同じ景色なのが新鮮。
主なエピソードはあるけど、何人もの亡くなった人の思い出を聴いていたので、印象に残りづらかった。
井浦新が初々しすぎてなんか面白
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

4.0

ただのパニック映画と思いきや、やっぱりポン・ジュノお得意の人間性を問う作品だった。緊張だけでなく時折挟まれる笑いもあり、そのなかでは助けてほしい人の話を聞かない、誤った情報が流れる、そして勝手に川に毒>>続きを読む

ロマンス(2015年製作の映画)

3.4

大島優子と大倉孝二、それぞれは気が強かったり、胡散臭かったりと個性が強いのに、2人になると意外と居心地が良さそうな空気感はよかった。多分タナダユキ監督の演出の賜物ですね。
箱根の旅自体は印象に残らなか
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.2

今敏監督のデビュー作品。とうとう観てしまった。震えた。
『千年女優』『パプリカ』でも感じられた現実と虚構の入り混じりが今作ではより速いスピードで体感できた。自分もその世界にいるかのような擬似体験にのめ
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.6

誰しも精神的におかしくなる可能性がある。大事なのは周りに助けてくれる人がいること。
ってことが作品のメッセージではないかと解釈。
結末は捻りのない展開だったけれど、2人が過去の出来事と向き合う過程が良
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プロメア(2019年製作の映画)

3.8

いきなりの戦闘シーンは拍子抜けでこれ楽しめるかな?と不安だったけれど、悪とされていたバーニッシュの迫害やある計画を目論む真実を知っていくうちに、激化する戦闘と比例して自分のテンションもハイスピードに上>>続きを読む

ポエトリーエンジェル(2017年製作の映画)

3.6

小説家に憧れているけどぼーっとすごして過ごしている岡山天音と、ある悩みを抱えた武田玲奈。詩によって少しずつ自分と向き合い出す。
詩を読んでいる時のみんなが演劇をしているかのようで面白かった。メンバーの
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金星(2011年製作の映画)

3.7

「障がい者がそんなに偉いんですか」
主人公の行動は大学生が発した言葉の通り、障害云々ではなく人としての問題。
しかし卑屈な性格になってしまったのは、耳が聴こえないからと考えてしまうとやりきれない。
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ホームレス中学生(2008年製作の映画)

3.4

原作のイメージが強いけど、柄本佑が雑誌で「隠れた名作」と語っていて気になって鑑賞。これ『のぼる小寺さん』と同じ監督なんだ。
無駄のない演出と、後半にかけてのシークエンスに思わず感動してしまった。空気感
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.8

オンライン試写会にて。
アメリカの派手そうなスクール映画に抵抗がもともとあったのだけど、これは全然、いやむしろ共感の嵐。沢山遊んでそうな子が意外と頭良くて悔しかったりするんだよね。
でもそういった遊ん
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悪人(2010年製作の映画)

3.9

久しぶりにずっしりと、観入ってしまった。
果たして彼は悪人と言えるのだろうか。彼を愛した彼女は間違っているのか。善悪の判断が委ねられる。2人の出会うタイミングが先だったら…となぜか私が悔やんでしまう位
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ファイティン!(2018年製作の映画)

3.6

マ・ドンソク兄貴が演じる主人公の腕っ節の強さと、仲間たちへの優しさのギャップに痺れました!ファイティン!!

6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

3.7

12年間演じ続けた、撮り続けた意気込み素晴らしい作品。
作品自体も主人公の波乱とまではいかずともいくつかのターニングポイントがあり、人生ってまだまだ長いなと思わされる。あんなに可愛かった少年が大きくな
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