ゐさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

仄暗い水の底から(2001年製作の映画)

3.6

友達と池袋で終電を逃して、TSUTAYAでムカデ人間2とこの映画を借り、カラオケボックスで始発までオールナイト・ホラー映画鑑賞会した思ひ出。もうホラー映画で怖がる年齢じゃないとタカをくくってたけど、あ>>続きを読む

ヒルコ 妖怪ハンター(1991年製作の映画)

4.5

超シュール。めっちゃ面白かった。無駄なく丁度いいクオリティ。カメラワークと音楽が塚本晋也って感じで楽しいし、鉄男みたいな難解さはなくシンプルな脚本。ホラーなのに序盤からほぼ2人だけで展開されて、最後ま>>続きを読む

シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)

3.4

推理より格闘メインに描いてる男臭さ満載のパワー系ホームズ。私の中のホームズのイメージは冷淡なソシオパスで、ワトソンと関わる中で少しずつ人間らしくなっていくのが魅力の1つだと思ってるけど、本作はすでに築>>続きを読む

ゴジラVSビオランテ(1989年製作の映画)

3.5

ビオランテのビジュアルが妖しさ満点で格好良すぎる。ゴジラの細胞を採取して他の生物に遺伝子を組み込むっていう設定がまず興味深い。遺伝子工学の闇だなぁ。こうゆう話ってもはや真新しくもないけど、倫理的にアウ>>続きを読む

そして誰もいなくなった(1945年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

脚本上、アイコン的名探偵は不在のこの作品。普通に描いてもインパクト薄くなるのに、10人もいるから尺に収めるには次々に死んでもらう必要がある。展開も早くなるし緊迫感もなくなる。お互いに疑心暗鬼になってい>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

こうして歴代の敵を並べてみると、元はみんな善人だったけど不運で悪に転じてしまったんだってことが改めてわかる。そのせいで今までのスパイダーマンは葛藤していたし、哀愁漂うシリーズになってしまっていたけど、>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.7

本当は去年観た。2回観た。切ないって聞いてたけど、坂元裕二なだけあって、意外とコミカル。確かに花束みたいな恋だったけど、恋がみんな花束みたいだとは言ってない。

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ネットの情報とかフェイクニュースとか、本当みたいな嘘に騙されて真実が見えなくなってる現代。ミステリオは時代を反映した敵って感じがした。
大人から強いられるヒーローとしての責任とか、それを重荷に感じたり
>>続きを読む

スパイダーマン2(2004年製作の映画)

4.2

遅刻に遅刻を重ね、何をするにも間に合わない男ピーター・パーカー。未だ且つてここまでプライベートが充実していないヒーローはいただろうか。
手術室でアームが暴走するところカメラワークが神すぎる。ホラー映画
>>続きを読む

CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

4.0

酔った勢いで観たけど、酔いが一気に覚めるほどの地獄絵図。彩度高めのカオスな映画好きなんで、前半期待しながら観てたけど、後半は顔が引き攣るレベルにドン引き。モラルの欠如した無法地帯。誰も助けてくれない>>続きを読む

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.8

賢いメンヘラは感情的に行動したところで思い通りにならない事を知ってる。だから感情とは真逆の態度をとる。執着してるようにみせないこと。束縛してると気付かせないこと。でも、この映画はそんなお母さんの歪んだ>>続きを読む

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

-

東京にいた頃を思い出す。こんな環境で生きてた自分すごい。なんかずっと夜だったような記憶しかないし、全てが衝動とノリで成り立ってた。忙しなくて、行き当たりばったりで、エモーショナル。それが楽しかったし、>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.7

最初は主人公たちのテンションの軽さについていけるか不安だったけど、意外と考えさせられる内容だった。ハッピーデスデイのラブコメ版?みたいな。同じ毎日に囚われてても記憶が共有される人が1人いるだけで過去と>>続きを読む

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

-

最近拗らせてる人向けの恋愛映画増えてる気がする。イマドキの日本人は誰もマトモじゃないからか?それとも多様性の世の中だから?映画自体は漫画的でリアルじゃないというか、なんだか「性格」じゃなくて「キャラク>>続きを読む

ケーブル・ガイ(1996年製作の映画)

3.8

最後まで楽しんで観れた。ジム・キャリーだから笑えるけど、他の俳優さんだったら笑えないだろうし、女だったら超メンヘラ・サイコだと思う。どの映画でもそうだけどジム・キャリーの薬キメてるとしか思えない演技が>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.5

ストップモーションアニメのヌルヌル動く感じ堪らない。世界観も私好みだしストーリー展開もスピーディで爽快。テロップの字体と配置も可愛いし独特で好き。映し方とか、台詞の語り方がアニメというより映画的な気が>>続きを読む

ホムンクルス(2021年製作の映画)

-

原作知らないけどドラマとかの方が良かったんじゃないかと思う。話の筋がブレてて結局何を伝えたかったのか分からなかった。オープニングと全体の色彩感は結構すき。成田凌の演技下手すぎる~この人のサイコパス役好>>続きを読む

ザ・コア(2003年製作の映画)

3.6

冒頭の突然死?や異常気象、根拠とか仮説がそれっぽいから有り得そうな気がしてしまうけど、地底に潜り始めた時点から段々有り得んやろってなってくる。重力と温度どうなってんねん!仲間を見捨てるか救うかの瀬戸際>>続きを読む

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

3.5

普通に本格的パニック映画だった。子供が襲われる描写に容赦無さすぎ!こうゆう描写って最近の映画では考えられないから割と新鮮だったし、子供の時観なくて良かったと思った。恐竜のCGはリアリティあって圧巻だけ>>続きを読む

ゴーストシップ(2002年製作の映画)

3.1

序盤めっちゃ船勝手に動くからアタック・オブ・ザ・キラーシップ!?と思た(違った)。そっちの方がむしろ面白かったのでは。特筆すべき点も特にないし、普通にB級って感じ。強いて言えば回想シーンとか音楽ノリノ>>続きを読む

ヘル・レイザー(1987年製作の映画)

3.5

観たいけど観る手段がない。このレアリティの高さが私の期待値を爆上げしてしまったのかもしれません。決して映画が悪い訳では無いんだけど、長い夢から醒めたような気分…。ぶっちゃけよく分からんかった!でも、や>>続きを読む

ザ・フライ(1986年製作の映画)

4.5

いやもう、ラストシーン絶句。結構切ないのに絵面が強烈すぎて言葉が出てこなかった。身体能力上がってたからスパイダーマン的な感じなのかと思ったら中盤から徐々に江戸川乱歩の怪奇小説みたく狂気的な展開になって>>続きを読む

サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

4.3

残虐宇宙人よりもミミがパワー系過ぎて怖い。独特の空気感に怒涛のボケの連続なので心の中でツッコミを入れながら観るべし。私的にお父さんのキャラと発言がツボ過ぎて笑わずにはいられなかった。しかし、なんと言っ>>続きを読む

ティングラー/背すじに潜む恐怖(1959年製作の映画)

3.1

公開当時に映画館で観ていたら(そして観客のノリがよければ)きっとエンターテイメントとしてかなりの面白さを発揮した作品。ただホラー?としては少し弱いかも。恐怖を感じたときの背筋のゾクゾク感から、脊髄に寄>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.6

物語が少し展開する度に、今は何の目的で動いてるんだっけ?と考えるのに精一杯で、頭の中で“逆行”の辻褄を合わせる余裕無かったです。普通の時間軸の中を逆行するとはどうゆうことなのか、とか余計なことを考えて>>続きを読む

下妻物語(2004年製作の映画)

4.1

またしても出会ってしまったわ。出会ってしまった時にのみ現れる動悸です。久しぶりに、映画っていいなーって思った。嫌われ松子と一緒にDVD買いたい。

パコと魔法の絵本(2008年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

休み丸一日使って中島哲也ハシゴしてしまった。このごちゃごちゃした世界観堪らん。誰かの記憶に残るってことが、存在するってことなのかな。じゃあ、残らなかったら無意味なのかな。そもそも生きてるってこと自体、>>続きを読む

北のカナリアたち(2012年製作の映画)

-

名優揃いでビビりましたが、正直どうでもいい話だった。人が死んだりはするけど、自然な成り行きだし、特別捻りがあるわけでもないし。事件っぽく不穏にみせてるだけで、ミスリードもどんでん返しもないので、最初の>>続きを読む

リアリティ・バイツ(1994年製作の映画)

3.9

青春版恋人たちの予感。これは申し訳ないけどイーサン・ホーク大勝利。涙が止まんねえ。

悲しみよさようなら(1990年製作の映画)

3.6

ウィノナの魅力が爆発してる。無造作ヘアもボロボロのファッションもめちゃくちゃ可愛いし格好良い。風変わりだけど堂々としてる、誰にも媚びない一匹狼。こうゆう女の子になりたかった。周りが敬遠するから、自ずと>>続きを読む

アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.5

独特な角度から一定の動きで執拗に追いかけ回すカメラワーク。顔や目、口をドアップで映すカット。抑えきれない殺人衝動とその暴走。'83の映画とは思えないほど斬新だった。俳優さんの演技力も然る事ながら、カメ>>続きを読む

バタリアン(1985年製作の映画)

3.6

音楽と色合いが最高。独特な赤い字体のスタッフロールも最高。圧倒的過ぎる数の暴力に思わず笑ってしまう。対策を打てば打つほど止まらない無限ループ。こんなにもくだらないのに、ゾンビが生きてる人間の脳みそを欲>>続きを読む

スクリーム(1996年製作の映画)

3.8

ホラー映画のお約束を逆手にとって裏切ってきたり、逆に敢えて堂々と踏んでネタにしてきたりで面白かった。フラグ立てまくり、メタ発言しまくり、他ホラー作品を皮肉りまくり。ホラー映画好きには堪らない要素満載の>>続きを読む

ライアー ライアー(1997年製作の映画)

3.8

まさにこのくらいの軽さの最高にくだらない映画を求めてたから、たくさん笑えたし救われた。私ツボ浅くなったのかな。ジム・キャリーってあんま好きじゃなかったけど、ただひょうきんな役よりもリーガル・ハイの古美>>続きを読む

The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

3.9

高校時代ぶりのソフィア・コッポラ。以前はもっと作り込まれた世界観だったような気がするけど、本作は装飾も控えめで程よい抜け感がより私好みだった。そんな華やかな画面とは裏腹に、内容は女の醜さ・怖さが全面に>>続きを読む