あおやさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

あおや

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ジュマンジ(1995年製作の映画)

3.6

“そしてジュマンジは続く…”感がとても好きです。

ケープ・フィアー(1991年製作の映画)

3.7

過去の遺恨が原因で14年間服役した男から復讐の標的にされる弁護士一家。シンプルな構図の中に、執拗なまでに復讐に取り憑かれる男の“狂気”を描く。
独特の映像と音楽に全身入墨デニーロの粘着質な怪演が相まっ
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.0

エンドクレジットも含めてラストシーンが凄まじくよい。美しい。

25年の時を経た再会。シェルゥの中にあった葛藤の答え。言葉もなく吸い寄せられるように互いの存在を認識し、ただただ喜びあう母子の姿に全てが
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.5

“空想特撮映画”
シン・ゴジラの系譜そのままに今度はウルトラマン。「ゴジラが現代日本に現れたら」に細部まで徹していた前作が想像以上にはまった一方で、本作は最後までどこか違和感が拭えず。ハイテンポなスト
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

幕開けとともに流れるAnthemで既に上がるボルテージ。続編としての要素をしっかりと折り込みつつ、懐かしさだけに頼らないストーリーの面白さ。時を経て更に発展を遂げているスリル満点飛行アクション。そして>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.3

かの『ハリー・ポッター』作品とは全くの別物として受け容れられればフラットな評価ができるのか。どこか叶わぬ期待があったからか、世界観に没入できず。

ハリソン・フォード 逃亡者(1993年製作の映画)

3.4

冤罪医師の逃亡劇サスペンス。逃亡劇に真犯人探しを織り交ぜた構成は前半部こそ惹きつけられたものの、半ばくどさを感じてしまう部分も。尺を考えると少なくとももう一捻りは欲しかった。無表情なトミー・リー・ジョ>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.4

家族が自分以外皆、聾唖者であったら
唯一の聴者である主人公のルビーと聾唖者の家族を通して描く『愛』の物語。

健聴者として生まれた私には、耳が聞こえない不自由さや健聴者(しかも家族)との隔たりなど想像
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禁断の惑星(1956年製作の映画)

3.4

1956年のSF作品。冒頭から一貫して効果音が独特で、SFならではの“宇宙”“畏敬”“未知との遭遇”というような、不安で不可思議なシチュエーションを音響の観点から巧みに表現していて面白い。時代を鑑みる>>続きを読む

おとうと(2009年製作の映画)

3.4

ひとまとまりに“家族”といっても、関係性はひとりひとり異なる。それは理解した上で、本作の姉弟のように、利害ではないところの縁というのか、絆というか、アガペーというのかそういった繋がりが成立するのもまた>>続きを読む

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

3.7

サクセスストーリーを淡々と描く前半部から一転、唐突に突きつけられる絶望的な状況。“安楽死”、“自殺幇助”といった倫理的、法的にも難しいテーマを改めて考えされられる。
大切な人が植物状態になり、自殺幇助
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.4

アクションシーンを筆頭に細やかなアニメーションが素晴らしい。内容については思いの外あっさりした印象で、見応えという意味ではあまりない。序盤の早すぎる展開や動機をもう少し丁寧に描いてもいいと感じた。とに>>続きを読む

マトリックス(1999年製作の映画)

4.0

設定は壮大なSF世界。そこは現実なのか、夢なのか。AIの暴走世界に立ち向かうレジスタンス。“マトリックス”とはなんなのか。彼は“救世主”なのか。

幼き頃家で見たときはあまり意味がわからず。敵方の“エ
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

3.9

やはりベタは強い。全盛のジュリア・ロバーツはさながら現実にも近いスター女優役で圧倒的美貌を感じさせる。相対するのはラブコメの帝王ことヒュー・グラント。どこか情けなくそれでいて憎めないキャラクターはまさ>>続きを読む

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.3

例によって1作目の方が面白い。小ネタはいいが、本筋の内容がいまいち面白さに欠ける。敵方の女性は特にいまいち。

ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.3

喜劇と悲劇の濃淡。最期まで貫徹した父親の“無償の愛”。涙なしでは見れない。

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.7

物語の早い段階で垣間見える不穏さがその後常に付き纏う。ほのぼのした雰囲気も織り交ぜつつ、日常にいつ狂気迫りくるのか。双肩をなすストーカーがいつぶつかり合うのか。そういったドキドキハラハラ感が本作の醍醐>>続きを読む

凶悪(2013年製作の映画)

3.5

サイコ感たっぷりなリリー・フランキーも素晴らしいが、なによりピエール瀧の凄みに圧倒される。まさに凶悪な二人。
最終的にはジャーナリストが家庭が壊れてまでも復習に執着してしまうという、一種のバッドエンド
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.4

ライトに伝わるdrugの“ヤバさ”
抜けられない依存性、周囲に集まる人間の質
特段中身があるわけでもないのだが、ポップな雰囲気は最後まで飽きない。
若きユアン・マクレガー、イケメン坊主のキラリと光る存
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ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

3.7

『ミッションインポッシブル』『007』に並ぶスパイ映画の雄『ボーン』シリーズの第一作。トム・クルーズやダニエル・クレイグと比べてしまうとやや物足りない気もする若きマッド・デイモンではあるが、作品全体と>>続きを読む

フリーソロ(2018年製作の映画)

3.8

【フリーソロ】
それは命綱なし、安全確保道具を一切使わず、己の四肢のみで断崖を登っていくクレイジーなクライミングスタイル。
本作は、そんなフリーソロで前人未到の絶壁“エル・キャピタン”へと挑むのアレッ
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.9

マリファナ王の引退話をきっかけに巻き起こ
る暗黒街の騙し合い、殺し合い。一度倒れたドミノは止まることなく、ラストまで疾走感を持って駆け抜ける。

ガイ・リッチーお得意の“スタイリッシュな演出×英国紳士
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.0

【タイムリープもの】といえば本作。

ある日、21歳の冴えない青年ティムが父から伝えられたのは「うちの家系の男はタイムトラベルできる特別な能力がある」という突拍子もない秘密だった。
ひとつひとつの出来
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劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

2.9

ベラヤーガとマンドレークの関係性が終始謎のまま。あまりにも中途半端な終わりを含め、不完全燃焼の極みでございます。3Dアニメという新たな挑戦自体は評価できると思うが、内容が“よくわからない”の一言に尽き>>続きを読む

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.0

少年四人組のひと夏の冒険を描いた青春映画の代表格。おぼろげに‘少年達が線路を歩いて旅する映画’というイメージはあったものの、まさか死体を探しにいっていたとは驚きである。作品全体をどこか懐かしい空気感が>>続きを読む

ぼくらの七日間戦争(1988年製作の映画)

3.6

宗田理の人気文庫小説シリーズにして、当時から大注目のスターであった宮沢りえの映画デビュー作品。

物語は、教師をはじめとする大人達の管理体制に反旗を翻す中学生徒達の闘いの七日間を描いた青春ドラマである
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激突!(1971年製作の映画)

3.7

スピルバーグ初期作品にして出世作
恐怖の“煽り運転”スリラーがここに。

車の追い越しという何気ないことから全てが始まる物語は、一台の車から執拗に煽り運転を受け、それから逃げ続けるというとにかく単純明
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バーレスク(2010年製作の映画)

3.2

舞台は大都会ロサンゼルス。田舎町の夢見る少女アリがLAで一花咲かせる王道サクセスストーリー。

主人公はまるで不思議の国に迷い込む“アリス”の如く、その妖艶で未知なるBURLESQUEの世界へ入り込ん
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セブン(1995年製作の映画)

4.2

【胸糞映画】の代表格、ついに鑑賞。

興奮?さめやらぬままレビューを書いているのものの、前評判通り、いやそれ以上に唖然呆然としてしまうような結末。まさに“言葉を失う”とはこのことである。

物語は七つ
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天気の子(2019年製作の映画)

3.7

2021年一作目は『君の名は』の衝撃も記憶に新しい、新海誠監督作品。

“天気とは天の気分。人の都合など構わず、正常も異常も測れない”

そんな天気を思いのままに操る不思議な力を持つ【晴れ女】陽菜と家
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インサイダー(1999年製作の映画)

4.2

タバコ業界の闇を巡り巨大権力、告発者、メディアの間で繰り広げられる駆け引き、そしてそこに生まれる人間ドラマを描いた実話を基にした作品。

タバコ業界のトップ企業B&W社の重役ジェフはある日突然解雇され
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.7

天才詐欺師とそれを追うFBI捜査官のいたちごっこ、そしてそこに芽生えるなんとも不思議な関係性を描くクライムコメディ。世界を股にかけ捜査官を翻弄してゆく犯罪劇の爽快感が楽しいのはいわずもがなであるが、同>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.5

熊本に転勤してはや1年半。注目作であっても上映5分前にふらっと行けばチケットが買えてしまうこの地において、初めて映画館が満員になっている光景を見ることに。それだけで『鬼滅の刃』の注目度・影響力の凄まじ>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.1

す難解 新鮮 釘付け

“時間の逆行”

天才クリストファー・ノーランがまたも“時間”をテーマに、新たな領域のシロモノを見せてくれた。

あまりに斬新なアクションシーンを含め、本作は視覚で見た映像を頭
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