あおやさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

あおや

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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.3

“ガールズ版オーシャンズ”

小気味良いテンポとスタイリッシュさは本家ともひけをとらない出来映え。

しかし
中身の方は山もなければ谷もなし。
数日もすれば忘れてしまいそうな内容。

サンドラとケイト
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.7

映画の世界でも一番といって過言はないであろう、悪のカリスマ“ジョーカー”の誕生秘話。気弱な道化師が悪のカリスマへとどのように変貌していくのか。期待と高揚感に包まれながらの鑑賞。

笑いながら泣いている
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.6

舞台は1969年のハリウッド。
ピークを過ぎた落ち目の俳優リックとその相棒でスタントマンのクリフ。ハリウッドでもがく彼らの人生に、実際に起こった悲劇【シャロン・テート事件】が交錯していく。
ブラピ×デ
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.4

「家族」とは
「人の繋がり」とは

血の繋がり
お金の繋がり
心の繋がり

血の繋がりのない疑似家族は果たして何で繋がっていたのか。血が繋がっていさえすればそれは家族なのか。

その答えは一概にはいえ
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踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!(1998年製作の映画)

3.9

フジテレビ系刑事ドラマ『踊る大捜査線』シリーズの映画第一弾。警視副総監誘拐事件を軸に本庁、所轄を巻き込んだ湾岸署史上最悪の三日間が始まる。

“事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きてるんだ”
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ザ・マミー/呪われた砂漠の王女(2017年製作の映画)

2.8

エジプトの古代遺跡が発掘され、悪魔に魂を売った悪霊アマネットが2000年の封印から解き放たれる。呪われた主人公ニック(トム・クルーズ)と考古学者のハルジーは彼女の暴走を止められるのか。

ジャケットに
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ローズの秘密の頁(ページ)(2016年製作の映画)

3.5

アイルランドの聖マキラ精神病院。ここに本作の主人公であるローズ・クリアは子殺しの罪で40年もの間収容されている。病院の取り壊しに伴い、患者の再評価をするため訪れたグリーン医師。自らの無罪を40年間主張>>続きを読む

チャイナタウン(1974年製作の映画)

3.6

ロサンゼルスで私立探偵を営むギテス。ある日彼は水源電力局の施設部長ホリス氏の妻であるモーレイ夫人から浮気調査を依頼を受ける。いつもの如く調査を始めるギテスたちであったが、集めた証拠が何者かによって新聞>>続きを読む

未来のミライ(2018年製作の映画)

2.6

始まるやいなや感じる“異変”

くんちゃんの声が全然合っていない。上白石萌歌の声自体は悪いとは思わないが、純粋に年齢と性別を考えたときこの声に製作陣は違和感を感じなかったのか疑問である。この“声”の時
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デトロイト(2017年製作の映画)

3.6

1967年、合衆国第5の都市デトロイトにおいて発生したアメリカ最大規模の暴動。暴徒化していく黒人とそれを鎮圧するため対応する白人警官という構図。そんな中あるモーテルで白人警官のいきすぎた違法尋問が悲劇>>続きを読む

ザ・シューター/極大射程(2007年製作の映画)

3.5

国に忠誠を誓いながら軍に見捨てられて退役した過去を持つ元海兵隊凄腕狙撃手スワーガー。そこから三年の時を経て政府の要人が持ち掛けてくる“大統領暗殺の阻止”という仕事依頼によって彼は再び大きな事件へと巻き>>続きを読む

ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005年製作の映画)

3.7

インディアナで飲食店を営みながら家族と平和に暮らすトム・ストール。ある日店を襲った強盗を撃退したことで彼とその家族の人生は大きく変わっていく。トムの過去と隠されてきた暴力とは。主演は先日の『グリーンブ>>続きを読む

20世紀少年<最終章> ぼくらの旗(2009年製作の映画)

3.7

ときは1969年。少年ケンヂとその仲間達は悪の組織が企む世界征服とそれに立ち向かう自分達の空想物語を“よげんの書”と称して書き記していた。それから28年後、羽田空港爆破、国会議事堂襲撃、全世界での細菌>>続きを読む

20世紀少年<第2章> 最後の希望(2008年製作の映画)

3.3

時系列、ストーリー、原作との兼ね合い等々。否めないごちゃごちゃ感。分かりづらさは大分にあるけど、どうしても気になる“ともだち”の正体。そこの焦らし方がうまいのでついつい見てしまうのもまた事実。彼は一体>>続きを読む

20世紀少年 <第1章> 終わりの始まり(2008年製作の映画)

3.5

原作が原作なだけあってその世界観、とりわけ序盤のストーリー展開はとてもワクワクさせられる。ラストシーンをはじめ、漫画を映像化することの難しさは所々で露見させつつも、期待以上には楽しむことができた。三部>>続きを読む

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.5

音楽から衣装に至るまで随所から感じられる“アフリカっぽさ”。この、頭の中になんとなくある“アフリカ”のイメージがSFの世界観にうまく落とし込まれているのが良かった。アクションもまた見応えあるものに仕上>>続きを読む

最強のふたり(2011年製作の映画)

4.1

冒頭から感じさせてくれる「これはアタリ」感。昨日大ヒットした『グリーンブック』にも通ずるが、全く違う者が交わり、互いに触発されていくような映画はやはりおもしろい。今作では障害を持った白人の富豪と、その>>続きを読む

チェンジリング(2008年製作の映画)

3.9

ロサンゼルスで暮らすシングルマザーのコリンズとその9才の息子ウォルター。ある日コリンズが仕事から帰ると、ウォルターは姿を消し失踪していた。五ヶ月後警察からの連絡で子供の無事が伝えられ嬉し涙を流すコリン>>続きを読む

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

5.0

学生最後の日は僕のオールタイムベストを。
もう幾度となく見ただろう冒頭。鮮烈な音が鳴り響き、真っ青な背景で二人が再会するシーンになぜだかがっちりと心を掴まれ、爆笑し続ける二時間余り。もはや多くは語らな
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.1

鮮やかなターコイズブルーのジャケットが印象的な第91回アカデミー賞作品は、“異端の黒人ピアニスト×荒くれ者の白人用心棒” 異色のバディが織り成す王道ロードムービーである。

人種も住む世界も全く違う二
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サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

3.9

ブロードウェイミュージカル原作の“元祖ミュージカル映画”をついに鑑賞。
ミュージカル映画といえば、近年の『ララランド』や『グレイテストショーマン』らのヒット作が個人的にはことごとくはまらず。苦手意識を
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ビッグ(1988年製作の映画)

4.1

願いを叶えるという不思議なコインゲーム機に「大きく(big)なりたい」と願った13歳の主人公ジョッシュ・バスキン。明くる日の朝、目覚めた彼は望み通り30歳の大人の姿になっていたのだった。

なによりト
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.7

厳つい三人組が銀行強盗をする傍ら、運転席でノリながらiPodの音楽を聞く童顔の男ひとり。彼の名は通称BABY。凄腕のドライバーであり「逃がし屋」である。

ひとこと感想を言うなれば「疾走感」。まるでミ
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運び屋(2018年製作の映画)

4.0

出演作としては2012年の『人生の特等席』、監督兼主演作としては2008年の秀作『グラントリノ』以来10年ぶりとなるクリント・イーストウッド監督主演作品。実話から着想を得て製作された本作は、ひょんなこ>>続きを読む

大統領の陰謀(1976年製作の映画)

3.9

アメリカ初の大統領辞任にも繋がることとなる巨大政治スキャンダル「ウォーダーゲート事件」を題材に、事件を調査したワシントンポストのジャーナリスト二人の手記を基にして作られた作品。主人公二人はロバート・レ>>続きを読む

ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

3.6

ビートルズ以前世界で最も人気があったともいわれる伝説の四人組バンドThe Four Seasonsの音楽伝記映画。音楽伝記といえば先日大ヒットした『ボヘミアンラプソディー』が記憶に新しいが、本作もまた>>続きを読む

アポロ13(1995年製作の映画)

3.6

1970年、アポロ計画三度目の有人月飛行として打ち上げられたアポロ13の奇跡の生還劇、いわゆる「栄誉ある失敗」を描いたロン・ハワード監督作品。

前代未聞の爆発事故発生から、NASAという天才集団が知
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.3

飛行機ではなにも考えずに頭をからっぽにしてアクション映画を観たいので本作を。
筋骨隆々な神が人間界に降り来て、その後兄弟と闘う。これは確かに先日観た『アクアマン』と似ている(笑)

豪胆で破天荒な兄。
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アイ,ロボット(2004年製作の映画)

3.8

1.ロボットは人間を傷つけてはならない。また人間への危険を見過ごしてはならない

2.原則1に反しない限り、ロボットは人間の命令に従わねばないない

3.原則2.3に反しない限り、ロボットは自己を守ら
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空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

3.4

池井戸潤原作を読んだことがあったので飛行機でセレクト。

ある日突然起きたタイヤの脱輪事故。一人の命が失われたこの事故により中小企業赤松運送は窮地に立たされることとなる。整備不良の烙印を押され、絶体絶
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.9

人気リポーターであるエディ・ブロックは、自身の取材によって新進気鋭の宇宙企業ライフ財団のトップであるドレイクの反感を買ってしまう。権力者に逆らい、職も家もガールフレンドも全て失った彼にとりついたのは宇>>続きを読む

デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.5

自らの車“デスプルーフ”を凶器に女性を傷つける(殺す)ことで性欲を充たす変態殺人鬼にイケイケガールズ達が怒りの鉄槌を下す痛快復習劇。

前半はセクシー&グロテスク。後半はとにかく復讐劇が腹抱えて笑うほ
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スリーピー・ホロウ(1999年製作の映画)

2.9

独特の世界観が作り込まれている印象の強いティム・バートン作品と比べると、本作はそこまで振り切れたものではなかったかと。
舞台となる連続首切り殺人が続く町「スリーピー・ホロウ」の陰気でいかにも怪しげな雰
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シンデレラマン(2005年製作の映画)

3.9

ときは大恐慌只中のアメリカ。一度は注目されるも度重なる怪我と運に見放され引退したボクサーのジェームズ・J・プラドックが紆余曲折を経て再びリングへと帰還を果たし、圧倒的不利といわれた王者ベアとの戦いを制>>続きを読む

アクアマン(2018年製作の映画)

3.3

ファンタジーであれば世界観が振り切れたものであって欲しい。本作は海中の壮大なファンタジーの世界観と地上の人間界がアンバランスに混じり合っていて、いまいち作品に入り込めなかった。個人的には海版『ロードオ>>続きを読む

クローズZERO(2007年製作の映画)

3.5

漫画でも馴染み深いクローズシリーズ。映画版である本作は配役が抜群に良かった。高橋努、やべきょうすけ、高岡奏輔、もちろん山田孝之もだが個人的に原作のイメージととても近い人選が胸アツ。岸谷吾朗の凄みある極>>続きを読む