胸アツ映画だけど、熱よりも温だった。重要人物が割とたくさんいたのにごちゃごちゃせずきれいに集約されていく所とか、長回しや引きのショットなどなど、映画としてもかなり質が高い。個人的に1番ジーンと来たのは>>続きを読む
「耳を傾ける」とはどういうことか。少なくともそれは、運転しながら、あるいは肌を重ねながらできることではないのだろう。後部座席に座り始めてから、録音された音の声が急に感情を持ち始めた不思議。家福にとって>>続きを読む
急に空いた席で二人目のマリに一人目と同じような役割をさせてしまっているところに虚しさを感じた。何だかんだで、紀夫もさり気なく代役を探しているようにも見えた。彼がキャスティングの仕事してるのも納得。
犯行の動機とかを深掘しないでくれたおかげで、脱出劇として真っすぐ楽しめた。酸素マスク見つけていくとこ、ちょっとゲームっぽい。泣きながら他人を助けるところもリアルでよかった。
師弟でもあり友人でもある関係、最強説。どちらかのサイドを選ばなくても良いじゃないか。限界まで共存の道を探ろうよと思った。他の作品もだけど。
ごめんなさい。自分はハマりませんでした。凛太郎の存在以前に違和感ありすぎの設定が多すぎた。ニックネーム、毎回鉢合わせするライバルの撮影、車の秘密基地、個性的すぎる仲間…漫画の実写版みたいな世界観で見さ>>続きを読む
自分はとても楽しめた。
鈴の母が命をかけて教えてくれたこと、それは見知らぬ誰かの人生にもちゃんと価値があるということ。そして、自分は手を差し伸べられるかということ。ここは、特に現代社会では極めて難しい>>続きを読む
競争社会だからこそわかる、自分を犠牲にできることの幸福感。そんな相手がいるなんて、素敵じゃないか。『ソウルメイト』でも思ったけど、時間の使い方がほんと上手い。映像も音響も編集も、すべて美!
ストーリー全体にある静けさが、二人のそれぞれの孤独とマッチしていてとても良かった。情景説明のセリフも必要最小限。
歌に惚れての鑑賞。残念ながら存在してしまう、「女優」として生きていく悲しさ。もっと深掘したらもっと面白かったと思う。
余計な説明ゼリフがなく、表情だけで色々わかる秀作。手にキスするのはマジで気持ち悪い。英語のタイトルのが好き。
トラウマになりそう映画。作る側もだろうけど、見る方も疲れた。人間らしさは人間と交流があってこそ保たれるのかもね。
恐ろしくきれいにまとまって終わるのに「ああ、面白かった」だけでは観客を帰さず、ちゃんと宿題を課すあたりは『パラサイト』を見たときを思い出した。自分で自分を「いい人」と評することの惨めさよ。傍観という名>>続きを読む
詳細にわたってにユーモア満載で監督の色がありちゃんと楽しい。色んな人に影響与えたんだな。でもちょっと意地悪な言い方すると、ジム・ジャームッシュの映画が好きというより、「ジム・ジャームッシュの映画が好き>>続きを読む
カラーだからこそあの淡い映像美が余計に引き立っていた。口は悪いも義理堅い主人公が、世の中の複雑さに触れて得る気づき。新聞読んで採点してるだけじゃあ絶対に得られなかったもの。採点できないものが世の中には>>続きを読む
英語のタイトルはwait and see、なるほど!文句言いながらも、義理母がずっと窓越しに外の様子をうかがっていたのが、しっくり来た。鶏をあれして、卵をあれしたのも。
学が何も話さないことがこの映画の本質のような気がした。言葉が大事じゃないこともあれば、やっぱり言葉が必要なこともたくさんある。オダギリさんのいい加減そうでどこか悲しげな雰囲気だすとこ、池松さんの必死に>>続きを読む
運命の出会いは雷に打たれるんじゃなくて、風が吹く感じかもね。何回も流れるあの音楽がノスタルジック満載で好き。ベタな話だけど、終わらせ方はわりとベタじゃない。
ヒューマニティーを問う課題をテーマにしながら、自身の撮り方で作り上げたチャレンジ精神に拍手したい。あえてなのか、ブレードランナーのようなそうじゃないような曖昧な近未来感が不気味で妙に合っていた。不老不>>続きを読む
場を盛り上げるために話したくないこと話して後でめちゃくちゃ後悔するの、わかるー!
個性溢れる人ばかりなのに、みんなちゃんと話の中に収まってた。
隠れた名作。いとの、別に不幸ではないが心のどこかに穴が開いてる感じが等身大でとても良かった。別に大きな目的や夢がなくても、東京に行かなくても、人生は楽しくできる。バイト代の使い方、妙にいろいろ考えさせ>>続きを読む
役割みたいなものは二人以上の関係ではどうしても発生してしまうのかもね、やっぱり。サスペンス的な構成も上手いけど、2時間未満であの時間の長さを十分に描き切ったのは凄い。
アニメ見てからの鑑賞。5人と周りの脇役の個性がいい。にしても、ほんと、みんなカリスマをなんでこうも求めたがるのか…。ゼクスとノインが幸せになることを願う。
ある程度予想できてしまう話を夢中にさせりことがどれだけすごいか。無駄のないでもしっかりとしたキャラクターと背景描写の素晴らしさは言うまでもないが、1番は映画を通して自閉症について深く向き合ったからだと>>続きを読む
「ド」が付くぐらい王道。最初から最後まで淡い映像が印象的。恥ずかしくなるくらいドラマチックな音楽が気になるけど、それでもハッとするセリフやシーンもあり。
今、抱えている問題にちゃんと向き合った二人の先輩。抱えていた過去の問題に逃げた主人公。序盤から垣間見えた主人公のどこか不安な感じ、さり気なくて上手。
本物の「好き」は誰かに感染して、その心を動かす。アランのような生き方だって、全然素敵じゃないか!
雨の中を裸で踊るシーン、今じゃあ絶対に撮れないけど、まるで脱皮してるように見えた。中学生は、大人にとって規律で押さえつけておかないと何でもしでかしてしまう怖い存在かもしれないと思った。
アニメなのにこの辛さ…。お互いにチクリ合う所がどうしようもなく怖い。こんな極限状態で、自分は尊厳や信頼関係を優先できるのか全く自信がない。比較的好きな物は食べ、見たいときに映画を見て、そして誰かを密告>>続きを読む
これまでに感じたことない感覚だった。エンタメと社会は本当は切っても切り離せない。
アメリカ凄いなあ、ニューヨークカッコいいなあ、裸足いいなぁ…
窒息しそうな生きづらい社会。自由は保証されてるのに、実際手元にある選択肢はわずか。上から下への命令か、下の者同士でズルしてるやつを見つけるためにあるルール。横で連帯しなきゃいけないのに。でもだからこそ>>続きを読む
喜劇は悲劇を乗り越えるための最良の薬。上映中、若葉くんの声、やっぱりいいなぁと思い続けてた。
自慢げに妹がお気に入りとか言われ続け、アンはどんな気持ちで介護していたのだろう…。娘よりも長生きして財産を相続してやるとか、一時停止したくなるくらいに怖かった。実際に何がどこまで真実かはわからないけど>>続きを読む
ロフトと梯子、ハンバーガー、川に投げれる薔薇…印象的なシーンが多すぎる。よくありそうな話だけど、不思議と特別感が漂う。瑞々しくもどこかミステリアスな牧瀬里穂さんだからこそ、終始刹那的な存在に思え、見終>>続きを読む
編集次第で映画はいくらでも面白くなることを改めて教えてくれる。てか、マシュー主役じゃなくない笑?