ゴトウさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

3.8

原作が面白かったので観てみたら、聞いてた通り面白かった。登場人物が美男美女になりすぎだけど、そこまで気になるほどじゃない。
暴れてるけど一応人間を殺してることへの迷いとかは割と省略されて、逆に英雄の「
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パラノーマル・アクティビティ4(2012年製作の映画)

1.0

今回の主役の女の子が可愛いところだけが見どころ。続きものだから惰性で見るけど作ってる方も惰性なのかと疑いたくなるダセえ続編。90分なのに長く感じるし謎が一向に解けないからイライラでしかない。申し訳程度>>続きを読む

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

1.0

ビーチに巨大ザメ!大パニック!的な内容かと思ったらいきなり「海底二万マイル」。冒頭シーンでジェイソンステイサムがトラウマを抱え、「一度仲間を失った男、今度は誰も死なせない!」かと思ったら仲間も死にまく>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.0

ブラッドピットめちゃめちゃかっこいい。圧倒的な行動力を持つカリスマに土壇場でついていけないしのけ者にされてる、結局傍観者でしかない自分…というところからもう一つ仕掛けてきて面白かった。
クソ不謹慎かつ
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アリスのままで(2014年製作の映画)

3.8

祖母が最近、同じ話を何回もする。何かがなくなったとか盗まれたとか真剣に言う。これは痴呆の初期段階でアルツハイマーとは違うだろうが、なんとなく映画と重なってきつかった。
若年性アルツハイマーと診断された
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年をとった鰐(2005年製作の映画)

3.0

示唆的な内容なのか?淡々と進むのが不気味だった。主役のワニ側にはあまり主体性がないまま結末を迎えるところも含めて何か引っかかる感じがした。短いからすぐ観られる。

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.0

「トゥルーマン・ショー」にも「ルーム」にも通じるけど、そのどちらとも違って、もう少し軽い雰囲気だった。「はじめて外の世界に出た男とその家族」をもうちょっと感傷的というか、ナイーブな感じで描くのかと思い>>続きを読む

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

4.1

開始早々に息をするように物を盗むところから爽快だし、相棒のケイトブランシェットがかっこよすぎ!青のスーツにアクセサリージャラジャラつけてたり、スカジャンでバイク乗ったり、あんなもん変な人がやったら絶対>>続きを読む

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.8

なんとなく「あまちゃん」を思い出した。テロや津波はたしかに辛いし怖いことだけど、それがなくてもみんな日々辛いし怖いことあるでしょ、みたいなスタンス。ただこの映画の子役(トーマス・ホーンくんというらしい>>続きを読む

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

4.0

イギリス王室も「象徴」としての役割が大きいんだなと思って新鮮だった。「普通の女の子に戻りたい」的な(もっと重大かもしれないけど)感情を抱えながらも、国民が見ている、聞いているスピーチの場ではそんなこと>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.4

廃墟とその周りの狭い範囲をグルグル回るゾンビパニックとか、同じ時間の出来事を視点を変えて繰り返すことで真相が明かされて行くところとか、最低限の舞台装置だけで突き進んで行く感じが低予算の作品ならではかな>>続きを読む

アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

3.5

小日向文世と加瀬亮がすごい。特に加瀬亮のビビリ方が、大友の現代のヤクザからしたら偏執的とさえいえる義理堅さを際立たせていた。
大友(と木村)以外はもう全員が二枚舌、三枚舌で、それだけに利用されたり争い
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24アワー・パーティ・ピープル(2002年製作の映画)

3.8

伝記映画だけどドキュメンタリーっぽい映像なので、当時のドタバタ感もこんな感じなのかなと思った。ヘロヘロな人生だとヘロヘロな音楽になるんだなあ。画面越しにこちらに話しかけて来たりして(「第四の壁」という>>続きを読む

ザ・ビーチ(2000年製作の映画)

3.5

観光客を、リゾートを台無しにする「ガン細胞」「病原菌」と言いながらも、自分たちだけのビーチを揉め事で台無しにする人間、とか「旅先でもテレビを見て快適な部屋で眠りたがるのではダメだ」と言いながら、ハンモ>>続きを読む

ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

4.0

悪い人が兵器として恐竜を利用しようとする(そして制御不能になる)なんていうのもベタといえばベタな筋だけど、こんだけ大スケールでやられたら、そして最後にあの曲が流れたら問答無用でテンション上がっちゃうよ>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

3.0

ゼログラビティ観てから宇宙空間のワイヤーとかロープみたいなやつなにも信用できなくなったので、めちゃめちゃヒヤヒヤした。理系じゃないと生き残れないな。そしてユーモア。
あとはじめてチャイルディッシュガン
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.0

トムクルーズはあの体とアクションのキレの維持にどれだけ努めているのだろうか。チームがもうおじさん軍団になってきてるけど、アクションシーンかっこ良い。悪役もかっこいいけど、CIAのタコに関してはわざとの>>続きを読む

シャイニング(1980年製作の映画)

4.0

恐怖の一点透視図法。名作って言われてるものはやっぱり面白い。
雪に閉ざされたホテルに家族三人、という環境が神経をおかしくさせたとも取れるし、悪意を持った霊的なものが家族を殺しあうように仕向けたとも取れ
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ストリート・オブ・ファイヤー(1984年製作の映画)

3.0

いやそのシャツ袖なかったんかい?!っていう衣装とか、殴られた時のコントみたいな効果音とか、やたらに爆発しまくるバイクとか、おそらく公開された当時は新しくてかっこ良かったであろうものが今見ると笑えるもの>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.5

理解不能であることから来る恐怖と理解不能であることからのイライラが同時並行で溜まっていくので、終盤の展開はいちいちガッツポーズしてしまう。でも、黒人による白人への暴力にカタルシスって僕も異常になってる>>続きを読む

劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト(2003年製作の映画)

3.0

YouTubeの公式動画でテレビシリーズを全部観たので映画も観た。テレビシリーズ以上に救いがなく、人類のほぼ全てがオルフェノク(人間を超える力を持ついわゆる「怪人」)になってしまっている設定。それだけ>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.5

おもしろ。タイプは違えどしゃべってばっかりの映画が好きなのかもしれない。「気まずい沈黙を埋めるためのくだらない会話」っていうのはこの映画自体のことを言ってたのかな?わかったようなわからんような、中身が>>続きを読む

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.0

二人とも歳をとってはいてもまだ美しい。でも決定的に人生がこじれてしまっているように見えてならない。9年を経てこんな悲しい続編あるか。
前作に続いて、ほぼ二人芝居でずっとしゃべり続けてる。知らない人同士
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セブン(1995年製作の映画)

3.0

こいつらは傘持ってないのか。
ブラピイケメン。こういう熱い青二才みたいな役似合いますね。モーガンフリーマンも渋くてバディとして見栄えがする感じだった。
七つの大罪に沿った殺人とか、会話で人の神経を逆な
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.5

観る前から人種差別がどうこう、障害者差別がどうこうとかいろいろ前評判聞いてたので、なんぼのもんじゃいと思ってたけどここまで明確に描かれてたらそういう観られ方になるわな。「こういう風にも読み取れる」的な>>続きを読む

女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.5

「私はこんなところにいるはずじゃない」という考えを抱いたまま歳を重ねて行く女性の焦りと苛立ちがめちゃめちゃ痛々しい。聞いてないのに自分のことベラベラしゃべったりとか「私は女優なのよ」っていうシーンとか>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

5.0

主人公がとてもチャーミングで感情移入してしまうんだけど、何者かになれる、何かを為せると信じて実際に行動に移せるような生き方を自分はしてこなかったという部分も刺され続けてるような感じがした。
レディバー
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イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)

3.0

松田翔太だけ衣装かっこよすぎじゃない?松田翔太だから似合ってるだけか?ダメ男役も似合うけど。
当時のヒット曲が流れる演出、A面とB面として映画が分けられている仕掛けは面白かった。最後の5分をウリにして
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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.0

マーベルから差別問題まで茶化しまくりだけど、今回は仲間や家族の大事さみたいなのも入れて来た。X-MENの施設ですら虐待があるみたいなブラックジョークも利いてた。
え、死ぬの?っていう展開にキングスマン
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アメリカン・ヴァルハラ(2017年製作の映画)

4.5

中学生のときに”Raw Power”を聴いてしまって、ひいき目なしに観られるはずもないから☆とか無意味です。”Lust for Life”を歌いながら裸でしわっしわイギーポップが映った時点で既にウルウ>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.4

知識の量はともかく、趣味の話を共有できる人は多くない(うえにそんな自分がちょっと好き)ってところで自分もオタクだから、特に終盤で泣けて仕方なかった。
VRで作られた「オアシス」の美しさと対照的に現実世
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デッドプール(2016年製作の映画)

4.2

メタなセリフとか多すぎると逆にダサいけどいい塩梅で面白かった。「第四の壁の中の第四の壁」「ここで殴ったら女性差別?殴んない方が女性差別?」とか皮肉も効いてた。家に盲目の老人がいるのは、ベイビー・ドライ>>続きを読む

太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

3.3

授業の課題に使うため、メモを取りながら観た。とんでもないバカ映画で笑いながら観るものだと思うけど、ちょっとそれにしては長い。
ジュリーって意外と顔でかいんだなとか、逆に菅原文太って顔小さいなとか、ロー
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ヒミズ(2011年製作の映画)

4.0

原作は未読だが、震災、原発後の日本が舞台に設定が改変されているみたい。大災害の後に変わってしまった国と人々が次々に描かれる。宮台真司が原発問題を切りまくるコメントをBGMに意図しない殺人が起きてしまう>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.8

二人はゲイとかバイとかではなく、性的に成熟していく過程での憧れ、あるいは無垢さへの懐かしみが一夏のロマンスだったのかなと思った。思春期の強すぎる性欲という面もあるかな。衣装がオシャレで街も綺麗だったの>>続きを読む

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.2

なにより暴力的に食べ物が美味しそう。筋はベタっちゃベタだけど、全然嫌味なく感動できる。音楽もいい。
Twitterで炎上を起こしちゃうところも、いかにも「インターネットをわかってないおじさん」という感
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