toaさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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28週後...(2007年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

狂暴ゾンビの目がマジで怖い!ディザスター社会の悲哀が色濃く、人間のエゴを炙り出す話だった。わかるんだけどね…。ジェレミー・レナーみたさに観たけど救いがなさすぎて落ち込んだ…。
ワールド・ウォーZに繋が
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エンド・オブ・ホワイトハウス(2013年製作の映画)

3.0

前に間違えてホワイトハウス・ダウンの方を観てしまい、念願かなって本家を鑑賞。
ジェラルド・バトラーがスーパーマン並みの無双っぷり。笑っちゃうくらい強くてアクション見応えあり。
ご都合主義ではあるものの
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PIG ピッグ(2021年製作の映画)

3.3

いい意味で、思ってたのと違う奇作だった。想像以上に人間の深い所に触れる。
ニコラス・ケイジの口から発せられることでロブの台詞の説得力が半端ない。刺さる。本当にバーンアウトした人にしか出せない空気。
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ターザン:REBORN(2016年製作の映画)

3.0

主演2人の造形美と、動物たちのCG映像に満足。
特にゴリラとの対決は迫力満点で、ターザンが地面に叩きつけられる度にウッと声が出ちゃう。
ディズニーアニメ版はほぼ忘れてたけど問題なしでした。歌わないので
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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.0

自分にはちょっと早すぎたかもしれないです。
開拓者という言葉から連想される冒険や希望は悉くなく、むしろ閉塞感に包まれる。新しい視点のトキシック・マスキュリンだった。
ピアノ旋律が、哀しく美しく、少女の
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ブラッド・ワーク(2002年製作の映画)

3.0

評判ほど悪くない。
目新しさはないものの各キャラがそれぞれの仕事を真面目にこなして無駄がない。
心臓手術の後だから左腕を上げるたびに軽く胸をおさえる、そういう細やかな仕草が布石にもなっていて。

イー
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リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

3.0

ようやく秋めいて来ました。
バーチャルな里山旅気分でほっと一息。お料理もそうだけど、食材がまな板に乗るまでの手間暇がすごい。

今々は都会の利便性と寛容さが居心地がいいから、田舎で暮らそうと思えるのは
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モ’・ベター・ブルース(1990年製作の映画)

3.0

トランペットってこんなに格好いいの!
トランペットを吹くデンゼル・ワシントンの佇まいが痺れるくらい格好いい。
とにかく音が最高。
演奏は流石にプロの音を合わせているんだろうけど、指裁きや額の汗が本物に
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ボルサリーノ(1970年製作の映画)

3.1

豪華スター2人が魅力的でした。ポーカーフェイスのアラン・ドロンと、飄々とにやけるベルモンド、どっちもカッコいい。
音楽がギャング映画には不似合いなほど明るいのに不思議とマッチして、男達の企みと友情に寄
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アルゴ(2012年製作の映画)

3.2

「合衆国政府が作戦を許可する」
映画は実にリアルで面白い。点で見ればインポッシブルな大作戦、よくぞ実行にこぎ着けたと思った。

個人的には点だけでは見れず芋づる式に過去と現在に繋がって、、、いやはや、
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キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

3.0

こちらは正真正銘の初鑑賞。そもそも二部作なんですね。
ブライドが女から母の顔になった。前作とトーンが変わり西部劇やカンフーの風味が混じって、続けて観るとタランティーノのテーマパークに行ったみたい。ちょ
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

3.0

ほぼ忘れていて新鮮な気持ちで鑑賞。
特撮もアニメもなんでも御座れやりたい放題やりました!って感じだけど、ユマ・サーマンと好きなルーシー・リューの切れたカッコよさが際立っていた。
Japonismへのリ
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ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(2018年製作の映画)

3.5

命は繋がってると改めて気づかされた。
自然に害獣はいない。微生物もコヨーテもすべて活きた役割があって絶妙なバランスで生かされている。

想像力って難しい代物ですね。大変な事と想像できるから夢物語だとも
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

4.0

傑作。しばらくショーン・ペンをサムと呼びそう。
もうなんていうかサムの無垢さに心が洗われました。「ルーシーは読めるよ」って、こんなに真っ直ぐに子どもの可能性を信じて言葉にできるの。そんな親がいたらどれ
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GAGARINE/ガガーリン(2020年製作の映画)

3.2

期待以上に作家性の濃い世界観だった。数日経ってもじわり温度が残ってる。

愛着と閉塞感のあいだで揺れ動く若者たち。アメリカの自由を夢見る話のあとに流れる曲はイギリス英語。修理し始めた先に響きわたる報知
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ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.5

面白かった!めっちゃ良く出来てる!
緩急あって点と点が繋がっていく脚本。人間の病みと理屈じゃ切れない情と固持が真摯に描かれていて、後味はそこまで重くなく、好みのバランスだった。

ウルフの人を寄せ付け
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ゲッタウェイ(1972年製作の映画)

3.0

スティーヴ・マックィーン。前半はイメージ通りアイスブルーの眼光鋭くクールな男。感情を全然見せないのかと思いきや、奥さんとのすったもんだは人間味があって。前半と後半でマックィーンのいろんな顔を観られた。>>続きを読む

ペイルライダー(1985年製作の映画)

3.0

イーストウッドにしては王道ヒーローな西部劇。
男のロマンに溢れてて、去り際が粋だと全部よく見えちゃうからズルい。
葦毛の馬もきれい。

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.4

音楽っていいな~!重い歴史の映画の後はとりわけ格別に感じる。
故郷を想いながら成功を夢見る移民が暮らす街、ワシントン・ハイツ。
抜群の歌唱力、親しみがわく登場人物たち、皆で助け合い明るく立ち向かう姿に
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.2

もっとボロボロに泣いてしまうと思ってた。意外と冷静に観ることができました。
鍵穴を探すゲーム、苦しかったけどよかった。

自分が身近な人を突然に喪失したことがないからかもしれないけど、個人的には当事者
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ワールド・トレード・センター(2006年製作の映画)

3.0

アメリカ人によるアメリカ人の為の映画という前提で。
22年経ってみると色々思うことはあるけど、その日その場所で、確かに起こったこと。
波紋は国境なく今も延々と広がっている。
20年余りで、世界は様変わ
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.1

手持ちのマイク、なんかホワっとした。
ふだん明言しない疲れを撮られてるような労りを感じました。元気になるよ、じゃなくて、疲れててもいいんじゃない?って、飾らない労り。みんな疲れてるよね。

子どもと話
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旅立ちの時(1988年製作の映画)

3.2

ダニー、母、父、弟、それに祖父。それぞれの良心の葛藤が伝わってきて、終わってみればいい話のはずなんだけど、なんだか食らってしまいました。
リヴァー・フェニックスの涙を湛えた表情だけでも観た価値がある。
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ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

2.9

サクッとスカッと!ジョン・ウィックに似た世界観のアクションムービー。
アクションカットや血の演出、選曲、監督はタランティーノ・ファンと見ました。特に病院とダイナーのシーンに影響をひしひしと感じる。
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アメリカン・ギャングスター(2007年製作の映画)

3.2

長尺だったけど終盤20分の映画的な見せ方が流石です!
人種と地政が複雑に絡んだ裏社会、グッドフェローズよりも一段と社会派な話。ストンと落ちるナレーション越しに、壁一面の写真が闇の歴史を雄弁に語る。
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.0

ほっこり。優しい人ばかりでキラキラしててお伽話のよう。
フランスの社交界が飛び込みのイギリス人にこんなに優しいか、50年代モデル達にしてはポリコン感とか、気になる点もあるが、そんなのは野暮な話。
Mr
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オートクチュール(2021年製作の映画)

2.8

出来上がったクチュールドレスはうっとりするほど美しい。
裏腹に製作現場はギスギスと荒れている。
長くclipしてて期待しすぎちゃったか、思ったのとは違う作風だった。人付き合いに不器用すぎるというか、ま
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インスタント・ファミリー ~本当の家族見つけました~(2018年製作の映画)

3.2

うわさに聞くとおりの良作でした。
主人公夫婦のコメディセンスが高すぎて序盤はテンションに付いていけないかもと思ったけど、いやあ後半〜。里子兄弟の絆、リジーの葛藤、裁判のシーン、ぐっときちゃった。
時間
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声もなく(2020年製作の映画)

3.2

気になっていた作品。
生活や教育の環境、韓国社会に横たわる怖いほどの格差を感じた。貧困にまつわる問題の数々はあまりにも根深い。
チョヒにとって怖い人ではなくなっても悪い人には変わりないんだよな。。
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.0

なーんも考えずに笑える2時間でした。
・豪華キャストでふざけまくりw
・スタローンどこ…?と思ったらまさかのw
・ネイサン・フィリオンの使い方w
・これ観た後だとイドリス・エルバの007就任はないかな
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グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-(1988年製作の映画)

3.3

自分の中のリュック・ベッソン監督の新ゾーンでした。
こんなにも無垢な眼差しで世界を見ていて、こんなにも海が好きだったなんて。そして白黒の海があんなに豊かに見えるなんて。

あまりにも刹那的な彼らの生き
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ライフ・ウィズ・ミュージック(2021年製作の映画)

3.4

良作。現実はシビアでも人はやさしくあれる。完璧な人なんていないから、痛みや辛さを打ち明けながら慰めながら、ともにいれば生きられる。
エボとMV演出のおかげでミュージックの(ASDの方の)世界の捉え方に
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.3

知らない世界を教えてくれる映画でした。
100年近く前の話かと思ったら、2005~09年にボリビアで起きた事件が着想になっているらしい。「女性」だから読み書き教育を受けられず、自由思想が奪われ、犯罪や
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.0

最近のpopeyeのスケート特集に、スケートボードの本質は自由と挑戦だと書いてあった。ルールがないから、どこまでやるのか、どこまで出来るのか自分次第。なるほどなぁ。

ちょっと年上の、自分より大きく自
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ボーン・アルティメイタム(2007年製作の映画)

3.7

どんどん面白くなるなー!サスペンス・アクションともに質が高い。
世界の都市を駆け巡る超速展開なのに、虫と鳥の目の映像でハラハラしながら、頭も気持ちも2時間しっかりついていける。脚本が素晴らしいですね。
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ボーン・スプレマシー(2004年製作の映画)

3.6

前作よりパワーアップして面白い。
世界の秩序の裏で暗躍するスパイじゃなくて、徹底して追っ手をかわすスパイの物語なのがいい。
アクションが実際以上に激しく感じるカット割と手振れ感、今見ても緊迫感の演出が
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