toaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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地上最大のショウ(1952年製作の映画)

3.0

フェイブルマンズからの地上最大のショウ。不条理や人間の負の感情をエンタメに昇華する原点ということなのかなと思った。

しかしこれを5歳のスピルバーグに見せる御両親すごい(笑)2時間半は長すぎるし衝撃的
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.5

サミー少年、こんなに面影のある子をよく見つけてきたなぁ。
巨匠スピルバーグ監督の人間らしい面を知って実物にすこし近づけたような気がして、なんか嬉しい自分がいる。

父のエンジニア気質と母の冒険心や審美
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ズートピア(2016年製作の映画)

3.0

ストレートに夢の力。
Try Everithing、良い曲ですね。
これから夢を抱く子ども達も、夢を諦めかけた大人達も、彼らの言葉に励まされる人がたくさんいるんだろうな。

擬人化された動物が暮らす街
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ぼくと魔法の言葉たち(2016年製作の映画)

3.0

今日は世界人権Dayということで。
「人とのつながりを持ちたい。成長したい、仕事もしたい。」それは自然な願いのはず。誰もが持っている自分の世界を、その人らしく、ニュートラルに表現できる環境があってほし
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ドーナツキング(2020年製作の映画)

3.0

『タンジェリン』で憩いの場にも修羅場にもなっていた「ドーナツ屋さん」という存在。日本は一時期コンビニで売り出して定着しなかったけど、アメリカの映画ドラマの世界には頻繁にドーナツが登場する。そういえばド>>続きを読む

パリの恋人(1957年製作の映画)

3.0

麗しのサブリナのレビューで言及していた方が多かったので気になって観たら、なるほど確かに歳の差(笑)
カラー&ミュージカルになって観やすいです。
オードリーの歌声とダンスがとにかくキュートで、表情が生き
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麗しのサブリナ(1954年製作の映画)

3.0

オードリーと彼女のファッションがとても綺麗で満足。有名なイブニングドレスも、ショートパンツのラフなスタイルも素敵だった。そして名曲 La vie en rose.

ストーリーの方は正直言うとそんな若
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ポセイドン・アドベンチャー(1972年製作の映画)

3.3

パニックムービーの古典、期待以上だった。
牧師が主人公なのが効いているのか設定や台詞が哲学的で、ディザスターというより、もはや船内で起きる小さな革命だった。
人間ドラマが濃い。特にアクの強い主人公フラ
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ドク・ハリウッド(1991年製作の映画)

2.5

MJフォックスにドクの冠とは、狙ったタイトル。
not for meだったけど、フォックスとブリジット・フォンダはキュートだった。

どこで暮らそうと未練たらたらで生きるのは自分にも周りにも良いことな
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タンジェリン(2015年製作の映画)

3.1

フロリダ・プロジェクトの監督が撮ったクリスマス映画。
そうこれでもクリスマス。雪もサンタもケーキもない、乾いて荒んでるイブのLA.

裏通りの住人たちをリアルに撮る才能を実感した。いい意味でみんな役者
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ガタカ(1997年製作の映画)

3.9

もっと早く観とけばよかったー!
ストーリー・美術・配役がとてもいい。モダニズム建築と光と端正な人々、終始画が美しくスタイリッシュだった。

25年以上前の作品だなんて信じられないくらいの先見性。
古く
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スペース カウボーイ(2000年製作の映画)

3.2

タイトルが秀逸~。
ついぞ宇宙に行かないまま引退するはずだった宇宙飛行士達の物語。積年の恨みで気を吐く主人公と、ユーモア交えて緩くいなすチームと、ご尤もなNASA職員と、人間を見ているうちに敢えて彼ら
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

3.3

疲れた週末、ぼーっと観るのにちょうどいいオフビートでした。
髪に絡まったままの紙屑とか、幌ちゃんと動くじゃんとか、ダサいのに笑っちゃう。能天気すぎて現実にいたらきっと近寄らないだろう人、でも憎めない感
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裸足の季節(2015年製作の映画)

3.1

笑い合う彼女たちはとても美しいのに。

第一印象はヴァージン・スーサイズのようだったが更にキツかった。いやもしかしたら状況が分かりやすいからそう感じるだけで、彼方も近いのかもしれない。閉塞感は比べられ
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いちご白書(1970年製作の映画)

2.9

てっきり邦画の青春物かと思ったら、アメリカの学生運動の話だった。
全然甘酸っぱくない、じめっと苦々しかった。
主人公は正直なところ思想なんてなくて、承認欲求を拗らせただけように思えてしまう。実際こうい
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TAXI NY(2004年製作の映画)

3.1

TAXiシリーズ本家の1と同じくらい好き。
刑事のポンコツ感はそのままに、相棒になるタクシードライバーがナセリからクイーン・ラティファに変わってこれがハマり役!笑いがアメリカナイズされて馴染みやすい。
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カリートの道(1993年製作の映画)

3.3

鮮やかだった。ゲイルがチャーリーを鼻先で誘惑するシーン、クライマックスのエスカレーター、夕焼けで踊るラスト、鮮やかだ。
エンディングの曲がグッと余韻を引き立ててくれた。
アル・パチーノの堕ちる男もショ
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白い暴動(2019年製作の映画)

3.3

コントラクト・キラーで知ったジョー・ストラマーが出演していると聞いて。
1970年代後半のイギリスで、音楽を通して人種差別撤廃を主張し続けた若者たちのムーブメント「ロック・アゲインスト・レイシズム」に
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

3.5

初めて観るカウリスマキ監督作がこれでいいのか分からないけど、個人的には良かったです。
シュールな笑いで妙に好きなっちゃう余韻。
ジンジャエール、おでこのリップ、最高。
こういう日陰者が知っている冷たい
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ジェイソン・ボーン(2016年製作の映画)

3.5

面白かったー!
ずっと見そびれてたけどもっと早く観ればよかった。
古参のニッキーが過去と今を繋いでくれて、新参のリーが進行中の未来を見せてくれる。脚本も配役も淀みがない。潜伏先がよくある南米や東南アジ
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ボーン・レガシー(2012年製作の映画)

3.1

ジェレミー・レナー回復記念に再鑑賞!あの大事故からたった10ヶ月で走れるまでに快復したご本人のInsta投稿に涙。。
パルクールとバイクアクションの緊迫感に心臓バクバクで、屈強なジェレミー・レナーを堪
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ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

3.1

金ローで久しぶりに。せっかくなので字幕と吹替の両方観たらどちらもよかった。
アラン・メンケンの音楽が最高で、鐘の音とともに始まるオープニングの歌は鳥肌もの。

子ども頃のほろ苦い印象が残っていたけど、
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舞妓はレディ(2014年製作の映画)

2.9

上白石さんの醸し出す雰囲気が役にぴったり。
耳慣れない京言葉や方言で何言っているか分からず、初めて邦画で字幕を付けました(笑)

朝ドラのようなひたむき主人公の成長物語だけど、なぜかポップミュージカル
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みんな元気(2009年製作の映画)

3.2

Thanksgivingなので。
切なくも温かく、どうしたって離れて暮らす親を考えてしまうお話でした。
親のサプライズ訪問は実際にあったら困るんだけど、どっちの気持ちも測れるから切ないよね。
これまで
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オータム・イン・ニューヨーク(2000年製作の映画)

2.5

秋のNYとウィノナは美しいのだけど、ストーリーはNot for meだった。

ベリーショートの後ろ頭。あーかわいい。

ジャッカル(1997年製作の映画)

2.7

思ってたのと違った。フランスの「ジャッカルの日」のハリウッド版だけど世界観も設定も結構違う。あの地味渋い緻密なプロの感じが好きだったのになー。
なんか色々絡めすぎて見せ場が散漫しちゃった感。うーん、リ
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特攻野郎Aチーム THE MOVIE(2010年製作の映画)

3.0

オープニングすごい!ヘリの垂直飛行なんて初めて見た。
本家ドラマシリーズを観たことなくてキャラの事は分からないけど、ブラッドリー・クーパーはキュートだし、リーアム・ニーソンが楽しそうで良かった。
ちょ
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コッホ先生と僕らの革命(2011年製作の映画)

3.1

カーンにミュラー、最近は移籍する邦人選手も多いサッカー強豪国のドイツにも、サッカーが禁止されていた時代があったんですね。
19世紀末、帝国ドイツで英語を教えるオックスフォード帰りのドイツ人教師のお話。
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TIME/タイム(2011年製作の映画)

3.0

設定が面白い。詰めの甘さはあるけど、世界観にハマれば楽しめる。
メタバースの類、もしヒトが肉体から離れて仮想空間でbitで生きる選択肢を持つ時代になったら、理論上はリアルに起こりうるディストピアだと思
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戦火の馬(2011年製作の映画)

3.6

感涙…ジョーイの数奇な運命に惹き込まれた。馬を慈しむ気持ちは国を越えても変わらないのに…何回泣かせるんか。。
序曲からエンディングまで音楽が最高だった。

「憎しみは増えても、愛は減らない」と言う母の
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幸せへのキセキ(2011年製作の映画)

3.2

あざとい配役とストーリーと分かってても良い話。
究極のアニマルセラピー。
誰の言葉だったか、「心の状態は部屋に現れる」「我慢は怒りに現れる」ってその通りだ。
ロージーの無垢なやさしさに救われた。時々、
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キネマの天地(1986年製作の映画)

3.0

映画館でスカウトされた女の子が映画製作の現場を経験して成長していくお話。
彼女のお父さんが良かった。寅さんじゃないけど寅さんのようで、でも寅さんじゃなくて。聴かせる語り口と一言「まぁしょうがねぇや」の
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007 スペクター(2015年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

サム・メンデス監督続投で掴みと美術は完璧!
それだけに、因縁の敵スペクターの思惑がボンド個人への私怨なのがしっくりこなくて、正直拍子抜け。殺さない007をつくるにはそうするしかなかったのかもしれないけ
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

3.7

シリーズで一番好きな回!
特に、冒頭のカーチェイスから列車に移り滝つぼに落ちていくボンドを追ってアデルのSkyfallが流れる、この一連のオープニングは、ここだけ繰り返し観てるほど好きです。

イギリ
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007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.2

国家の任務というより復讐の連鎖。
敵の"グリーン・プラネット"というネーミングが皮肉的で、その思惑は鋭く現代的で、時代を映していた。

歴代ボンドガールの中でも、個人的にオルガ・キュリレンコのカミーユ
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