あつしさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

あつし

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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.7

これは凄い!オペレーター室からの映像、ほぼ主人公の画とモニター画面と電話の音声だけで進んで行くという…通報者や外の様子などは一切視覚情報がなく、こちらに想像させることで緊張感がどんどん増していくのです>>続きを読む

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

3.6

やっぱりオリジナルの方が観応えあって面白かったです。サスペンス感、バイオレンス感のバランスも程よく、そこそこ緊張感保ちながらコミカルなタッチで惹きつけて観やすく、気づけばすっかりはまっていました。クロ>>続きを読む

ゲット・オン・ザ・バス(1996年製作の映画)

3.3

しっかりスパイク・リー色が出ていて、ググッと引きつけられて観れました、面白かった。白人vs黒人といった単純な構図だけでなく、黒人社会での問題点や自分が正しいと思ってしまう人間の弱さ(なんかしっくりこな>>続きを読む

ラスト・シフト(2020年製作の映画)

3.2

なんとなく心温まる映画だろうと思って観てみたのですが。人種問題や貧困・格差問題などが炙り出されていくのはまぁいいんですが、せめて映画の中ではもう少し救いを見せてほしかった。途中の展開から、はぁ?っとム>>続きを読む

シリアスマン(2009年製作の映画)

3.3

コーエン兄弟らしいブラックな世界観で面白かったです。宗教的な知識が乏しいので理解できない部分も多いけど、人生って不条理なもんよね、って。みんな救われたいんですよ、そりゃあ。

タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.8

久しぶりに鑑賞。こんなもんだったっけ、とか思いながら観てましたが、すんません、やっぱり面白かったです。マーティン・スコセッシ×ニューヨーク×ジャズ(ちょっとだけど)×ロバート・デ・ニーロって、そりゃ面>>続きを読む

薬の神じゃない!(2018年製作の映画)

3.1

もっとコメディな感じかと思っていましたが、実話をベースにしてるだけあって考えさせられる映画でした。面白かった!自分も持病で日頃から薬を飲むので他人事とも思えないな〜正規のジェネリックが手に入らないとキ>>続きを読む

トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング(2019年製作の映画)

3.3

映画としてはよく出来ていて退屈せずに観れました。歴史観とかバックグラウンドの予備知識がないと少し面白みには欠けるかもしれません、その辺をもう少し本編に組み込んでも良かったのではとも思いますが、うーん、>>続きを読む

風が吹くまま(1999年製作の映画)

3.3

なんとなく手を伸ばしてみたところ、「桜桃の味」の監督なのですね、納得。まさに風が吹くまま、美しい映像と風を堪能できました。

デリカテッセン(1991年製作の映画)

3.3

ストーリーとテーマ的にはシリアスでグロい部分もあるはずなんだけど、コミカルでリズミカルで、ミュージカル的な魅せ方もあって、ケラケラ笑いながら観れます。小道具とか衣装とかいちいち可愛い!個人的にフランス>>続きを読む

旅立つ息子へ(2020年製作の映画)

3.1

映画館で観ようか迷っていた作品でした。難しいテーマだとは思いますが、今まで観たような作品とは少し視点が違っていてとっつきにくいけど興味深かった。ラストシーンがすごく良かったです。

NEXT -ネクスト-(2007年製作の映画)

3.0

ディック原作。途中までは、うん、まぁこんなもんかな〜という感じで気軽に観てましたが、最後に!ズルいけどそのオチ!オチてないし!となりました。

ビーツ、ライムズ・アンド・ライフ ア・トライブ・コールド・クエストの旅(2011年製作の映画)

3.0

落ち着いたライムのカッコよさを教えてくれた、東海岸で初めて好きになったヒップホップ、よく聴いたな〜。こんなに仲違いして確執があったなんて知らなかったけど、みんな個性がぶつかり合うのは仕方がないことなの>>続きを読む

すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

3.8

やっと観れました〜、感動!そうかぁ〜鳥肌が立つのにも理由があるのですね、納得です。「ようこそ映画音響の世界へ」と合わせて、面白いと思った映画を観た後にはサントラをチェックする癖があるような人には是非観>>続きを読む

パス・オーバー(2018年製作の映画)

3.0

ベケット三部作読んでみたいな〜と思っているところなんですが、こちらの原作の方も読んでみたくなりました。最後の最後にズドン!とスパイク・リーらしくて良かったです。

スキャナー・ダークリー(2006年製作の映画)

2.8

ディック原作ということで。ストーリーはあまり面白くなかったけど、ロトスコープの映像はなかなか楽しめました。

最後にして最初の人類(2020年製作の映画)

3.7

odessaでの上映が午前中なので、少し不安になりながらも鑑賞しましたが、案の定ウトウト…ですが映像と音は素晴らしい!原作も気になるので、もう少し建築物も勉強してからまた観たいと思います!

↑1回目
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デッドロック(1970年製作の映画)

3.1

意外と普通だった、というのが素直な感想です。西部劇やマカロニウエスタンでよくあるようなストーリーですが、エンディングはなかなか胸糞悪いです(笑)

オープニングから「エル・マリアッチ」の元ネタかな、と
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ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

3.2

だから戦争はしてはならないのだ、と考えさせられる。帰還兵として語られる物語、として捉えることもできるのではないのでしょうか。ドキュメンタリーなので生々しさが違います、日本人こそ観るべき。お母さんをニュ>>続きを読む

ライトハウス(2019年製作の映画)

3.4

最初はなかなか入り込めなくてウトウトしかけてしまったのですが、2人の距離が縮まったあたりからでしょうか、なかなか面白く緊張感もあって楽しめました。

クラシック映画のような音使いや、パクリまでいかない
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ジャック・ケルアック キング・オブ・ザ・ビート(1985年製作の映画)

3.3

最近ちょこちょこケルアック始めビート文学を読み直し〜神戸で展覧会やってるやん!(先週)〜こんなんあるやん!と観に行ってまいりました。

映画の内容としては資料的というか、今まで読んできたもので知ってい
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やすらぎの森(2019年製作の映画)

3.3

予告で気になっていたのですが、あまり予備知識を入れぬままに鑑賞。思っていたよりもシリアスな内容というか、どヘヴィ手前ぐらいのテーマでした。人生観だとか生き方死に方、人間関係とか社会との関わり方。このコ>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

3.2

テーマとなっているものは理解できます、それを投げかけてきているのもわかります。もうちょっとバーンとわかりやすく大きく観せてくれても良かったのじゃないかな〜モヤモヤ曖昧な感想ですが、私がそこに対しての明>>続きを読む

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.9

今さら何も語ることもありますまい。内容も含めて、どこを切り取っても絵になる、まさに「映画」な名作。ロードムービーもいいけど、こういう一つの場所でゆっくり展開されていくのも好きです。クライマックスがまた>>続きを読む

ウィッカーマン(1973年製作の映画)

3.2

「ミッドサマー」の元ネタという話で鑑賞。途中までは雰囲気とか小道具とか衣装とか、ニヤニヤしながら適当に観てしまっていましたが、ラストに向かうとああなるほど、と理不尽ね〜となりました。うちの母親も大好き>>続きを読む

ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

3.4

ずっと昔から観てみたかったのですが、なかなか機会に恵まれず、昨年には先にリメイク版を観にいってしまってからの初鑑賞。こういうベトナム戦争映画があったのですね、よく話題に上がるのも納得の面白さでした。ホ>>続きを読む

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.6

スクリーンで観ることができたので!これが一番好きなSFアニメと語る知人の薦め(やはり駆け足で観に行っていた)でしたが、聞いて想像していた以上にカルトな匂い充満でした。でもストーリー的にもわかりやすく(>>続きを読む

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.6

噂通りの観応えでした!ストーリーが面白くなっていく後半が少し駆け足気味に感じられたので、もう少し尺があってもいいかなと思ったけど、それは続編に期待しましょうか。キャラクター達もどこか懐かしいような可愛>>続きを読む

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.4

最後のマジックミラー越しの会話から、ホテルでの2人の服の色〜外の緑色〜赤くなってフェードアウト、素敵。陳腐な表現ですが、ハートフルだけど切なく、愛しくて悲しいストーリー。ライ・クーダーのスライドギター>>続きを読む

ザ・マスター(2012年製作の映画)

3.2

PTSDを抱えた帰還兵が新興宗教のマスターと関わっていって云々、と簡単に捉えてみたものの、依存し合うような救いを求めているような心情みたいなものは汲み取れてなかなか面白かったです。主人公に共感できる部>>続きを読む

俺たちは天使じゃない(1989年製作の映画)

3.4

最初は宗教への皮肉かな〜なんて思いながら観てましたが、いやいや結構深いですよー。行き当たりばったりながらも、それぞれ自分の運命を受け入れて希望を持って。ジム(ブラウン神父)のスピーチはグッとくるものが>>続きを読む

ミーン・ストリート(1973年製作の映画)

3.2

ハーヴェイ・カイテルもロバート・デ・ニーロも若くてカッコいい!ジョン・ファンテ作品を読んでいるところなので、イタリア系アメリカンな世界が個人的にタイムリーでした(全く関係ないし時代も全然違うけど)

ゲッタウェイ(1972年製作の映画)

3.4

ペキンパー監督による「俺たちに明日はない(ボニー&クライド)」だと捉えてよろしいのでしょうかね〜。簡単に言うと悪い奴、クズばっかり出てきますが面白い!獣医のハロルドさんがかわいそうすぎます(笑)

白熱(1949年製作の映画)

3.6

NYHCのMADBALLがseに使ったり、映画「ジュース」でも流れるエンディングの名場面名台詞が観たいがために鑑賞。なんでこんなに面白いんでしょう〜。

ウッドランド(2018年製作の映画)

2.8

ガチガチの緊張感でもないので綺麗な映像を堪能できましたが、結局何だったんだ?という感じではあります。最後はなるほどという感じですが、まぁ古典的なよくある展開かな。音と熊はチープです、かわいいけど(笑)

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.7

久しぶりに観たけど、若い時よりよく理解できました。多様性を尊重し合うことの大切さを教えてくれる、まさに今にこそ観るべき反戦映画だと思う。