ひろくん1104さんの映画レビュー・感想・評価

ひろくん1104

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金子差入店(2025年製作の映画)

3.5

まず詰め込みすぎ。
訳あり登場人物多すぎ。それでいて結局何が言いたかった?わからない。
謎の神様のような妻。同居の叔父。最後に妙に洗練された格好の加害者の母。
男狂いの母。何故か?失語症の少女。神様の
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クィア/QUEER(2024年製作の映画)

3.3

麻薬による幻覚を映像化したい、伝えたいと思う気持ちは
実はわかる(経験済み、合法の国にて)。しかしながら決して愉快なものではないし、
未経験者には何のこっちゃ?だし、面白くもない。
逆にいうとこの映画
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苦い涙(2022年製作の映画)

3.3

まあオゾン流の8 1/2か?
映画業界への愚痴と創作の苦悩とプライベートのいざこざと
そして心乱される恋。というと聞こえいいが、
とても深み感じず、騒々しいだけ。

マネー・ピット(1986年製作の映画)

3.7

なんだか懐かしいムードのドタバタコメディ。
話もシンプル、上映時間もシンプル。
一番おもしろいのはリフォーム現場の面々。
日本人にはピンと来ないが、納期や欠陥のムードも
こんな感じなんだろう?あるある
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オマージュ(2021年製作の映画)

3.3

単なるノスタルジーに終始。
現実の彼女の生活とそれほどシンクロしてるとも思えず
男性中心の映画業界に対する愚痴、といったところか?
結局、過去も現在も物語進展せず。

女性に関する十二章(1954年製作の映画)

3.4

こういう映画が好きでないと、
市川崑作品が好き、東宝映画が好き、とは言えないんだろうが、
さほど面白くなかった。
上原謙の怪演は見事です❗伊藤整のカメオ出演に場内爆笑❗
皆さん、顔わかるんだ❗

炎の肖像(1974年製作の映画)

3.1

まあちょっとカッコつけたアイドル映画、位。
冒頭の中山麻里とのセックスシーンは流石だし、エロい。
ちょっと斜に構えたジュリーは「太陽を盗んだ男」の前日譚風(笑)

サンダーボルツ*(2024年製作の映画)

3.4

今度こそ、とマーベル新作に期待したがダメだった。
どうにもおふざけ?ユーモア?基調のスーパーヒーローは苦手だ。
身内が突如悪に変わるのもパターン。ただマンハッタン舞台の地上戦
は良かった。もっと長く見
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戦と乱(2024年製作の映画)

3.4

凡作。全12話のドラマの総集編見せられた思い。
悪王とか、寝返った倭兵とか、敵討ちとか、階級反乱とか
とにかく詰め込みすぎ。その割にはアクション多め。
こんな映画らしくないものが、釜山映画祭オープニン
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れいわ一揆(2019年製作の映画)

3.6

山本太郎の天才的アジテーターぶり、はよくわかった。
ただ政策はとうとう伝わって来なかった。
馬、というのは非常にナーバスな動物なので、
公共の場に連れ出すのは、虐待と思う。
ただそういうことには、気が
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ハンサン ―龍の出現―(2022年製作の映画)

3.4

一作目と比較して李舜臣のキャラ変。俳優も違うが(笑)
そうか❗これは一作目の前の戦いなのか?
寡黙な知将へ。ほぼ戦いのみの2作目。
朝鮮側へ寝返る日本の武将と現地との友情が唯一の趣向?
亀船強すぎ❗

カップルズ 4Kレストア版(1996年製作の映画)

4.2

これってすごく大きな事、を言いたかったのかも?
ドジなヤクザ、ビッチなお姉さまたちに賑やかされ、
楽しく見たが。猥雑な台北の街頭でのキスシーンのラスト、
美しかった、ですが。

今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は(2025年製作の映画)

4.0

見ていて恥ずかしいキャンパス描写。
それが夜道の愛の告白、なが回しから一転する。
これは映画史に残る名シーン。何故、映画祭コンペ?の気持ち吹き飛ぶ❗
そして意外な展開に鷲掴みされながら映画は終わる。や
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花まんま(2025年製作の映画)

4.1

アニメあり、幻想シーンありの多彩な映像を使いながら
オーソドックスな感動編に仕上げる監督の力量、お見事。
苦いラスト近くの展開から改めて泣かせる見事な展開。
しかしながら思うが、これ関西弁でなかったら
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アブラハム渓谷 完全版(1993年製作の映画)

4.0

女を武器にして生き抜いたボヴァリー夫人は
一人になった瞬間、破滅した。自分を貫いた洗濯女とは対照的である、
てなことでしょうか?テーマや劇中語られる文明論など、
まるで夏目漱石を読んでいるよう。高度な
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バトル・オーシャン 海上決戦(2014年製作の映画)

3.5

他の方の「出来損ないのレッドクリフ」には爆笑だし、
もうそれで終わり(笑)。かの李舜臣のキャラは興味深い。
調和型リーダーでない、独断専行型リーダー。
カリスマ性、さほどなし。みんなで勝ち取った第一ラ
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悪名(1961年製作の映画)

3.4

なんとも行儀のいいヤクザ映画だ。
ケンカもろくになく、抗争もなく、
主人公たちは彼女を思い、賭博で金を稼ぐ。
ラスボスの浪速千栄子が救い!

新幹線大爆破(2025年製作の映画)

3.8

なんと、前作の続きだった❗でもなんか薄味なんだよな?
今時のこの手のもの、の意外な犯人像となると、こんな感じなんだろうが。
だからカタルシスがないんだよな。一番の感動ポイントは鉄道マンの団結と
カッコ
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HERE 時を越えて(2024年製作の映画)

3.6

流石に気をてらい過ぎ、ではないですか?
映像オタクのような絵を作るゼメキス好きだけど。
結局、筋が通ったのはトムハンクス一家だけだし。
まあアメリカ人の思い入れたっぷりのリビングルームドラマ、
狭い日
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陪審員2番(2024年製作の映画)

3.9

誰かが、イーストウッドの映画は常に玄関でドラマがある、
と言っていたが、まさにその通り❗
ラストは夫婦で絶叫。アメリカ人は嘘がつけない人たちなんだな?
ワンアイディアで全編引っ張るので、長く感じる。
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尼僧物語(1959年製作の映画)

3.5

史上最も美しくないヘップバーン映画。
何せめの下に隈で笑わない、笑えないヒロインなのだから。
それでも大ヒットしたというんだから、恐れ入る。
かなり突っ込んだテーマの意欲作。ただ話は平板で退屈。

アマチュア(2025年製作の映画)

3.6

アマチュアならではの創意工夫、
ってのを期待したが、それほどでも。
ヨーロッパの国を巡るのは007風で面白いが。
国境越えでの逮捕劇が鮮やかだったが。続編なくても結構。

アンジェントルメン(2024年製作の映画)

4.0

なんと007誕生秘話!
痛快アクション劇!でもなんとなく古くさい(笑)キャラとか音楽とか。
ブラッカイマー&ガイリッチー(笑)
まあおじさんたち、こういうのやりたかったんだね?感、満載です。

Love Letter 4K リマスター(1995年製作の映画)

4.1

何故、韓国で受けたか?考えながら再見。
同姓同名の男女が同じ住所に、というムリな設定は既にファンタジー。
3拠点のドラマなので、結構頭使う。山男で死んだというのがあまり飲み込めない。
「私たちは、アウ
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ベテラン 凶悪犯罪捜査班(2024年製作の映画)

3.8

まあ一作目の7がけですね、全て。
警察ドラマの定番、法で裁けない悪を成敗もパターンなら、
犯人が実は内部も定番。笑わぬ犯人のキャラも「踊る」辺りと同じ。
ただラストに漂うようなユーモアは抜群❗3作目も
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ベテラン(2015年製作の映画)

4.5

この映画は刑事アクションドラマの面白さ、
の限界点に達していると思う。とにかく全てが面白い❗
ユーモアも素敵、チームの友情も素晴らしい❗
街頭ロケの派手さ、も恐らく限界点だろう?
しかしこういう公共の
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まむしの兄弟 お礼参り(1971年製作の映画)

3.4

このシリーズ初見だが「トラック野郎」シリーズにそっくり。
おしゃべりでドジな相棒、マドンナ、カッコいいライバル。
ちょっと凝った構図など初監督の意気込み、感じる。
工藤明子美しい。

エミリア・ペレス(2024年製作の映画)

3.7

これ基本的にエンタメ系の映画ですね。
その後、ハリウッドがもっと盛大にリメイクしそう。
元夫婦、親子を名乗り会えない悲劇にぐっと来れば、
ですが、全くそれは感じず。クライマックスの大アクションが
悪目
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片思い世界(2025年製作の映画)

3.4

設定負けしてますね❗(笑)
まあたいして面白くないファンタジーになっちゃった。
それと詰め込みすぎ。復讐劇余計、あと味悪い。
この世に戻るとか、ラジオとか。

芝居道(1944年製作の映画)

3.7

こちら、やや残念な芸道もの。
歌行灯、残菊物語、に遠く及ばない。
昭和19年ともなれば、相当切羽詰まっていたはず、の影響もある?
話がフォーマットから一歩も出ない。
ロッパの演技初めて見た。長谷川一夫
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女の歴史(1963年製作の映画)

4.0

名優続出の映画だが、
これは賀原夏子さんの代表作、ではないだろうか?
ほとんどヒロインと一緒にでずっぱり、ラストもさらう❗
よくぞここまで女性に寄った映画を作れたもんだ!
廃屋の東京戦後風景の中のロケ
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夫婦(1953年製作の映画)

4.1

「女人哀愁」と続けて見たので、その鮮やかな変革が(笑)
GHQさん、ありがとう。上原のおとぼけ、杉の快活さ、三国の
無神経、も名人芸のような絡み合い。出産するか、しないか、の
クライマックスは少し苦す
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女人哀愁(1937年製作の映画)

4.2

戦前は必ずしも暗い時代でなかった、はよく言われる台詞だが、
この映画見ると、暗い時代だったと言わざるをえない❗
これに加え、セックスと(農家の場合)肉体労働がある訳だ。
微妙な、非常に微妙な事件を通し
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ミッキー17(2024年製作の映画)

3.1

全くダメでした❗
30年前のB級SF映画ですね、アイディアもイメージも。
ナウシカに出てきたような虫も。
またも格差社会のお話。なあなあの結末。

BETTER MAN/ベター・マン(2024年製作の映画)

4.1

何故、猿?は、よーくわかりました❗
これは一種の寓話です。これ、もしリアルの男優だったら、
寓話になりません。月並みな自慢話です。
ラストのマイウエイには涙❗
「文句あるか‼️」、また涙(笑)

毒舌弁護人〜正義への戦い〜(2023年製作の映画)

3.7

大迫力の大感動作を想像したが、
こういう映画は香港不慣れ?
肝心の謎解きが稚拙。悪の財閥集団も韓国と比べると
迫力不足。感動の検察側の寝返りもさほど効いいていない。
さほど毒舌でもないよ(笑)