歩さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.3

〝死ぬまでにしたい10のこと‘’のサラポーリーが監督脚本というので気になって観た。
ほぼ納屋での女同士のディスカッション、ウーマン・トーキングそのまんま
目を背けたくなるシーンがないのは巧いな配慮され
>>続きを読む

ロブスター(2015年製作の映画)

3.0

独身は45日以内にパートナーを見つけなければ動物にされてしまう。シュールでブラックジョークも効いてるが全く笑えない
シビアな男女関係を極端な描写に置き換えてあるが、結局自分の身が一番大事なんだっていう
>>続きを読む

きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.9

面白かったーこういうのめっちゃ好き
貞子、伽耶子、俊雄を彷彿とさせるチープさとか雰囲気が良い 
ホラーと笑いの紙一重が絶妙
折り返しで変化球投げてくるところも巧い 
あと太鼓の音の使い方が効果的! 
>>続きを読む

65/シックスティ・ファイブ(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃ面白かったー
6500万年前の恐竜のいる時代に不時着し、隕石が衝突するまでのタイムリミット脱出劇!
子供が考える様な話しだけどシンプルで面白い!脚本があの人かなるほどね
恐竜出てきてからはもう
>>続きを読む

彷徨い(2023年製作の映画)

3.4

母親は最低だけど、夫は良い人だし息子もニコるん似の妹もめっちゃ性格良くてまともだし、この人達関係ないだろ、もうその辺でいいだろっていう嫌〜な感じからの
ラストでこの母親なかなかやりおる
この人にしか出
>>続きを読む

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

3.5

シュタージ(秘密警察)については前に本を読んだことがあってちょっとだけ知識があり、それは友人や家族や同級生が実はシュタージで、監視され密告されるという恐ろしい話しだった。
誰も信用できない、生きた心地
>>続きを読む

THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

初日レイトショーで観てきたー
前作とは繋がってはいるものの、雰囲気もストーリーも全く違って新しく攻めてるなと感じた。
尺が138分はちょっと長いかな
中盤までは寄せては引いてく波のようで緩急つけるのわ
>>続きを読む

ザ・ビーチ(2020年製作の映画)

3.4

ドロドロとかヌルヌル、エイリアンとかゾンビぽいのが出てきたり引き出しの多さにまだあんのかいと笑えた。
気持ち悪いものとは対照的に光や海のキラキラした映像は上品だった。
オイスターフェアで炭火で焼いたカ
>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.7

映像、音、音楽の演出が見事でセリフは少なく間も多く、幻想的で想像力を掻き立てるような映画だった。
残された奥さんは悲くてもお腹は減り、どんなに辛くても明日がやって来る。前に進まなければ生きていけず全て
>>続きを読む

皮膚を売った男(2020年製作の映画)

4.3

凄い映画だった
背中一つでここまで話しを発展させ、見事に決着をつけるシナリオに度肝を抜かれた。
背中のタトゥーはアートで価値があるが、シリア難民である自分の価値は認められない。
シリア難民であることを
>>続きを読む

イントルージョン 侵入(2021年製作の映画)

2.6

タイトル通りマイホームに誰かが侵入するんだけど中盤まではつまんな過ぎて睡魔と戦っておった。
残り30分で今までのおもんない話を帳消しにする様な展開が来て動揺した、けどちょろかった 
もう誰、このストー
>>続きを読む

ザ・ディープ・ハウス(2021年製作の映画)

3.4

廃墟探検カップルが湖底に沈むお屋敷の動画を撮りに行くという着想が面白く、どんなお屋敷が出てくるのか興味津々で観てた。
神秘的で不気味な湖底の雰囲気は〝海底47m古代マヤ…‘’を思い出した。
ドローンに
>>続きを読む

スキン・コレクター(2017年製作の映画)

2.5

皮膚をビリビリに裂くのが痛々しく老いに対する新感覚のホラー?が謎めいててあれこれ想像するうちはまだ面白味があった。
が、真相が分かってからの終盤がチープすぎて全く違う映画を観てるようなSF感と、もうそ
>>続きを読む

オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

4.3

冒頭から綺麗な景色と動物達のコミカルな動きにあっという間に惹きつけられた。
芸術性、動物達、ピタゴラスイッチ的な要素、リズム感、グロさ、おかしなセリフがうまく調和されている。
前半は戦火を気にしない呑
>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.5

冒頭からターの音楽に対する語りが長くて字幕を追いかける30分
LGBTQとか嫉妬とかパワハラ等の人間ドラマよりも、トップレベルの指揮者が抱えるプレッシャーとかストレスとか不安の方が興味あった。
中盤は
>>続きを読む

アンテベラム(2020年製作の映画)

2.8

ジャケ写のANNA SUIアナスイが血ーたれてて草
それ以上でもそれ以下でもない

私の知らないわたしの素顔(2019年製作の映画)

4.0

50代の女性が24歳と偽りsnsで通じた歳下の男性と疑似恋愛をするただの恋愛ものだと思ってたら甘かった。
フランス映画らしい官能的というか、エロさもあったけど、最後まで観てシナリオの凄さに感心した。
>>続きを読む

マザーズ(2016年製作の映画)

3.0

子供に恵まれない夫婦の代理母出産を引き受けたエレナ
日に日に体調も精神もおかしくなりお腹の子に痛めつけられ人間ではない違う何かになっていく様子。
一体どんなエイリアンが腹割って生まれてくるのかと興味津
>>続きを読む

サヴェージ・ウーマン 美しき制裁(2019年製作の映画)

3.5

夫を殺されたシングルマザーの復讐。
ジャケ写のポップなイメージとは裏腹にヤバめな内容で〝OUT‘’を思い出してしまった。
途中テンポが悪くて惜しかったけど、全体的にには面白くてラストもスッキリ
主役は
>>続きを読む

ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.8

冒頭のシーンがぶっ飛んでて衝撃的だったけどその後は退屈で、後半からはまた面白い展開になった。
メキシコのカルテルについては前に〝テスカトリポカ‘’を読んでいて多少知識があった。残虐性、みせしめ、あって
>>続きを読む

銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

3.5

原作既読。キャストも雰囲気もなかなか良いねと思ってたら、喜助役の田中泯が出てきただけで主役も脇役も全部食ってしまう恐ろしい演技力に圧倒された。
父親の息子に対する愛情の話しではあるけど、私は勝手に賢治
>>続きを読む

檻の中(2022年製作の映画)

3.8

夜道で保護した女の子の正体は?エスターみたいなやつだと思ってたらやられたー度肝を抜く展開来たー
こっちの思い込みを巧く利用したシナリオ。チョークの使い方が神だったり、後半答え合わせみたいになってて凄い
>>続きを読む

降霊会 ー血塗られた女子寮ー(2020年製作の映画)

3.6

美少女達の降霊会をファッション感覚で観ていて、あんまり怖くないホラーかと油断してたら後半から凄い展開キターー
後半は目が離せない おもしろかったー

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.5

草彅剛演じるトランスジェンダーが自然で所作や喋り方も女性らしくて、初め気になってた濃いーメイクも全然気にならなくなった。
孤独を抱える者同士、一果と凪沙の距離が縮まっていくのは見ものだったし一果の事を
>>続きを読む

ピュア 純潔(2010年製作の映画)

3.0

タイトルの〝純潔‘’は全く違うと思う〝未熟‘’の方がしっくりくる。
妻子持ちの指揮者は若くて綺麗な女の子と恋をして、行き詰まってた仕事のヒントを得たんだなー芸の肥やしにしたんだなーズルい大人の男だった
>>続きを読む

コネクテッド(2008年製作の映画)

2.7

セルラーのリメイク オリジナル版は観た事ないけど、やりたい放題でめちゃくちゃだった
冒頭で女の人が誘拐されて、助けを求める電話が繋がるところまでは緊張感あって良かった。
それからは車が水の上走ったり空
>>続きを読む

ボヴァリー夫人(2014年製作の映画)

3.5

幸せな結婚生活を夢見て医師の妻になるも退屈な毎日で、自分に言い寄ってくる男達と不倫関係になっていくエマ。初めは「私は結婚しているのよ」と自制心をきかせて拒否していたのに、後からは「私と結婚して」と言い>>続きを読む

殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)

2.9

タイトルそのまんまなんだけど、ろう者の母娘が狙われるという設定が好みではなかった。
でもラストの決着の付け方は良かったと思う。
殺人鬼がジェイソンもどきに斧を振り回すも、顔もスタイルも長谷川博己そっく
>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

5.0

ふあーめっちゃ面白かったー
自分の中のリズム感が刺激されっぱなしの3時間だった!
ダンスメインの映画だと思ってたら、強え男と熱いアクションとちょいグロもあって展開が次から次へと凄まじいのに途中何ヶ所か
>>続きを読む

劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室(2023年製作の映画)

4.3

めっちゃ良かった泣いた!日本人っていいなー日本人で良かったーと思えた
予告でネタバレしてて大丈夫か?と思ってたけど全然大丈夫。
佐藤栞里の笑顔は人を泣かせる為にあるんだという事を思い知らされた

八日目の蝉(2011年製作の映画)

4.0

原作は何年か前に読んだことがあったがこれは映画の方が面白かった。
現在と過去を行ったり来たりの時系列が自然でかつインパクトがあり、なかなかの脚本だった。
誘拐犯である偽の母親の方が子供に愛情があり、産
>>続きを読む

聖なる証(2022年製作の映画)

4.0

〝現世は儚く来世は永遠‘’だから娘も早く天に召されるのが良いのだという厚い信仰心を持つ母親と村人とクソ神父vsフローレンスナイチンゲールピュー
信仰の犠牲になり4ヶ月何も食べずに衰弱していく少女アナを
>>続きを読む

もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

3.3

「もう終わりにしよう。」というタイトルが変わってるけどストーリーも変わってた。
登場人物少ないし雪の中車のシーンが続き、なんなんこれ?つまんねーと思って観てた。
途中までは好きでもない男と別れられずに
>>続きを読む

ヴィレッジ(2023年製作の映画)

4.0

ジャケ写が韓国映画風に並んでてモヤかかってるし、なんか怖い話しなんだろうか?と思い前情報を一切入れずに観てきた。
蓋を開けてみたら社会派のヒューマンサスペンスで、ボッサボサ頭でゴミみたいなんだけど目つ
>>続きを読む

ダーク・アンド・ウィケッド(2020年製作の映画)

3.9

冒頭のヤギの群れからLAMB/ラム臭がして、不気味な雰囲気がレリック遺物に似てて、変な世界に迷い込んだらワッと脅かされて私好みのホラーだった。
いやちょっと序盤のアレはインパクトありすぎて画面から目が
>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.5

お酒の力を借りて功を成した後に、あーあそんなに飲んじゃダメだよ、この後絶対ツケが回ってくるからやめてくれーって心配した。
お酒は陽気にもなれるけど、依存度が高くて体も人生も滅茶苦茶にしてしまうこともあ
>>続きを読む