azkyonさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

あちらにいる鬼(2022年製作の映画)

3.5

原作既読済み。
原作の方が深みがある。

寺島しのぶとトヨエツコンビは何度目かな。
みはるも白木もぴったりで本当に恋人同士みたいな2人。

白木はなぜか憎めないし、恋と革命のために生きるみはるも何か信
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最後まで行く(2014年製作の映画)

3.8

日本版を見る前に見ておこうと見た。
おもしろかった!!
たぶんこれは韓国版の方がおもしろいのではないかと思った。

ブロンクス物語/愛につつまれた街(1993年製作の映画)

4.0

音楽がナイスでした!

街が愛につつまれているのかどうかはわからないが、この少年が父とボスの愛に包まれているのは分かった。
良きにつけ悪しきにつけ2人から人生を教わった少年はこの先誰を愛で包むのか。
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いつかの君へ(2007年製作の映画)

3.3

斎藤工が若くて可愛い。 
爽やかなBL、それだけかな。

いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

4.2

終盤は辛くてたまらなかった。
まだ4歳の可愛い子を残して死にたくない!
もうただただそれだけ。

でも命の期限は迫っている。
息子に遺せるもの、息子を託せる里親を探すことだけに集中する父親。
こんな辛
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レイディオ(2020年製作の映画)

3.8

「たくさんの宝物と後悔」を彼女に与えた彼もまたたくさんの宝物と後悔をもらったのでしょうね。
そして彼はこれからそれを自分の誇りとして生きていけるんじゃないかな。
どんなことがあっても〔リンダリンダ〕を
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さらば冬のかもめ(1973年製作の映画)

3.6

ジャック・ニコルソンが護送する側なんですね。
まだこの頃は悪人顔じゃなかったからか。
といってもこの窃盗犯も優しげな顔してるけど。
ゆるいロードムービー。
誤送する途中でこんなにいろんなことしていいの
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カランコエの花(2016年製作の映画)

3.5

考えさせられる。
うまく言えないけど、同性であれ、異性であれ、人が人を好きになる、愛する、ただそれだけのことなのに。

ミナリ(2020年製作の映画)

3.5

私はあまりハマらなかった。

夢追う父ちゃん、現実的な母ちゃんはケンカが絶えず、おねしょする息子、口は悪いが孫思いのばあちゃん。

心臓疾患を持ってる息子がいるのにこんな田舎に行くかな父ちゃん。
そり
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still dark(2019年製作の映画)

4.0

優しい世界。
差別しない。
必要以上に気を使わない。見守る。

こんな人たちがたくさんいたらいいのに。

象は静かに座っている(2018年製作の映画)

4.0

4時間を一気に見ようと思ったけど、2回に分けて見た。

あー、この雰囲気は佐藤泰志の〔海炭市叙景〕に似ているかもと思いながら、でもこちらの方が孤独感、閉塞感は深いような気がした。

救いようのない空気
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華氏 451(2018年製作の映画)

3.2

原作も読んだしオリジナル版も見た。

今、この時代となっては紙の書物がなくなっても
デジタルがあるわってことになるのかな。
いまだに紙の本が好きな私にはこんな世界は無情としか思えないけど。

泥の河(1981年製作の映画)

4.3

子どもが人の偏見や差別、気遣い、他者との違いに気づくのは10歳前後か。
信雄ときっちゃんはそろそろ気づき始め、銀子はもう分かっている。 
大人の事情を分かっている。

前後の日本で必死に生きていくそれ
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PLAN 75(2022年製作の映画)

4.3

こんな世の中は良くないでしょう。
と思いながら、私は個人的にはあっても良いと思ってる。

あったところでこの制度を利用しようとする人はそうそういないのではないかと思う。
本人より周囲の人たちが悪用する
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格子なき牢獄(1938年製作の映画)

3.8

医者は添え物のような感じ。
院生と新しい院長の信頼のお話。

なんでも厳しくして矯正しようとするより愛を持ってひとりひとり認めることが大切。
とは言葉の上では分かるんだけどね。
中にはやっぱり根っこか
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太陽の塔(2018年製作の映画)

3.9

12年前に初めて太陽の塔を見た時に、まずあのデカさに圧倒された。
万博公園に向かう電車内から見えた顔に、デカくない?!と驚き、間近に行ってそのデカさに改めて驚いた。
なんだろう、これは!
以来忘れられ
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

3.0

ずっとこの子はどの子?って見てたら、そういうことなのかってラスト。
うーん…。
玉木宏が不気味だったのは確かだが。

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.0

難聴になりかけたことがある者としては、聴こえなくなる途中の音の聴こえ方や聴こえなくなった時の本人の狼狽えた動作などかなりリアルだったと思う。
また、術後に聴こえる音がほぼ雑音にしか聴こえないという話も
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陽気な中尉さん(1931年製作の映画)

4.3

かなり好み!
大好きな「ニノチカ」よりおもしろかった! 

フレンチーも姫もどちらも愛らしい。
ひとつ間違えば結婚詐欺師にになりそうなニキだが、憎めないキャラ。
登場人物みんなおもしろい。 

七月のクリスマス(1940年製作の映画)

3.8

ギュッと詰まった68分。

ちょっとタチの悪い冗談かとも思うが、懸賞の使い道が自分たちだけのためじゃなく周囲にも幸運を分けるなんてこのカップルは人が良い。
まるでコントのようなドタバタだが、なんとなく
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運命の扉(2022年製作の映画)

3.7

現実なら修羅場どころじゃないだろうけどね。
恋に恋する乙女たちはこんなロマンチックな出会いを待っていて、そんなこと待っているうちは恋はできないのが現実。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.9

いい女優になってきた岸井ゆきの。
聴覚障害者の孤独、1人戦うボクサーの孤独を周囲に支えられながら生きていくケイコを好演。

聴覚障害者とのコミニュケーションに戸惑う人たち、コロナ禍のマスクが聴覚障害者
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西鶴一代女(1952年製作の映画)

4.0

美人なのにどこまでも不幸に見舞われる。
女が消耗品としてあつかわれる時代ではあるけれど、不幸のループから逃れられない。
親をはじめとして、寄ってくる男たちもロクな奴がいない。

女を粗末に扱うことには
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とんび(2022年製作の映画)

3.8

ずいぶん前に見た内野聖陽と佐藤健のドラマ版の方が泣けたし、良かった。
原作はもっと良い。

すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

4.0

確かに映画音楽は感情を引き出す潤滑剤!
音楽を聴いただけで名シーンを思い出し、その時の感情が甦る。

映画音楽ができるまでのあんなこんなそんなとすばらしき音楽たちで楽しい93分でした。

きっと、またあえる(2019年製作の映画)

4.0

久しぶりの歌って踊るインド映画。
けっこう深刻な出だしだけど、父親世代の大学生活の話がはちゃめちゃでおもしろくて楽しめた。
いいなぁ、いいなぁ、あんな大学生活ならずっと大学生でいたいねぇ!

彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

3.9

ボーイズの青春ラブロマンス。
心配症な父母や祖母からの自立、ときめきに憧れ、ファーストキスを夢見るレオの前に現れた転校生ガブリエル。
ジョヴァンナ、ガブリエル、レオの友情三角関係が始まり、しだいにジョ
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マルモイ ことばあつめ(2018年製作の映画)

4.0

日本人として恥ずかしいやら哀しいやら、とても複雑な気持ち。

母国語と名前を変えられる…。

映画としてはコミカルな前半から辞書を作り上げるという信念、執念に満ちた後半。
韓国映画にありがちな作りだけ
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.0

そんな大昔じゃない時代の実話。
大好きな「アラバマ物語」の地での話。
黒人に対する差別は少しは良くなっているだろうけど、悲しいことにやっぱりあまり変わっていないのかな。

冤罪はどこでもある。
人種関
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13人の命(2022年製作の映画)

4.3

全員救出されると分かっていてもハラハラどきどき。
改めて全員が無事で良かった。
(命を落とした人もいたけれど‥)

救出を待っている子どもたちは不安だし空腹だけれどコーチがいて良かった。
祈りやお守り
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轢き逃げ -最高の最悪な日-(2019年製作の映画)

3.4

意外なストーリーでこんな内容だとは!

憧れと嫉妬かぁ。
でもただのサイコパスだよね。

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.8

もしかしたら登録者数を稼げない底辺YouTuberたちが裏側でこんなことをやっているのかもしれない。

お人好しのムロツヨシと初めは可愛らしい岸井ゆきの2人がいい感じで始まり、途中から仲違いするのだが
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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

80年台、NIKEはまだ人気がなかったんだ。

そこでまだ無名の選手に目をつけたソニーはもちろんやり手だが、adidasやconverseほど人気のないNIKEを相手に前例のない交渉をしたジョーダンの
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少年(1969年製作の映画)

3.9

大島渚監督だった!
初めて社会派の大島作品を見た。
ついでに女優小山明子をきちんと見たのも初めて。

当たり屋事件は知ってる。
当時はまだ子どもだったので自ら(それもまた子どもが!)車に当たりにいくと
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