azkyonさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

そして人生はつづく(1992年製作の映画)

4.0

「友だちのうちはどこ?」「そして人生はつづく」「オリーブの林をぬけて」ジグザグ三部作の2作目。

危うくこちらを先に見そうになって3部作の二部目と知り、慌てて1部目の「友だちのうちはどこ?」を見てから
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.5

間違って持ってきた友だちのノートを返そうとジグザグ道の小山を2往復。

どうしよう友だちの家が分からない。
どうしようノートを返さなければ、宿題ができずに退学になってしまう。

ほのぼのした話かと思っ
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その日、カレーライスができるまで(2021年製作の映画)

3.5

雨、雷、停電、息子を亡くし、妻と別れ一人暮らしの男が3日かけてカレーを作る52分の作品。
まるでサイレントを見ているかのように声が小さい。
リリー・フランキーには適役。
ずっと暗いけどラストはちょっと
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テーラー 人生の仕立て屋(2020年製作の映画)

3.7

屋台でスーツを売る、発想はおもしろい。売れないけど。
そのうちウェディングドレスまで仕立てちゃう。
人生崖っぷちに立ったらなんでもできちゃう。
不倫までしちゃう。
不倫せずに仕事の良きパートナーでいた
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エム・バタフライ(1993年製作の映画)

3.8

うーん、複雑な思い…。
実際にあった事件がモチーフというからさらに複雑だし、突っ込みたいところもあるけど突っ込めない。

なんにしてもせつないことはせつない。
事実を元にしていなければ、時代が違ってい
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セカンドベスト/父を探す旅(1994年製作の映画)

3.7

父親との関係にトラウマを持つ2人が、養子縁組で親子になる話。
ジェームズの心の動きの描写が物足りない気がしたけど、これはジェームズよりも42歳独身で養子を迎えようとしているグラハムに重きを置いている話
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モラン神父(1961年製作の映画)

3.7

私にはゴリゴリの宗教映画に見えた。

神を信じたいのか神父を愛したいのか。
神父を思う気持ちは愛なのか、それともただの肉欲なのか、こりゃ苦しい。
それを感じている神父は家にやってきては信仰心を試してい
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脱獄の掟(1948年製作の映画)

3.8

脱獄がメインじゃなくて、三角関係がメインのような。

あんな簡単脱獄できるもんかなぁと思いながら見てたけど、その後の逃走と復讐と三角関係がメインなんだなぁ。

パットがどんなに一生懸命に協力してもアン
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傷だらけの天使(1997年製作の映画)

3.5

ショーケン&水谷豊と比べなくてもちょっと物足りない。
トヨエツにはイカれ具合が足りない。

ある男(2022年製作の映画)

4.0

もう一度原作を読んでからみようと思っていたけど、我慢できずに見てしまった。
思ったより良かった。
原作の雰囲気そのままと私は感じた。

キャストが良い。みんな良い!

もう一度原作を読みたくなる。読も
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エンパイア レコード(1995年製作の映画)

3.8

若者もいろいろ大変なことがあるねぇ。
年をとれば懐かしい大変さだけどね。

あっちこっちでバタバタしながら音楽を楽しめるコメディでおもしろかった。

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.9

こんな実験はまずいでしょう!
アルコール依存症まっしぐらでしょう。
といっても、アルコールでも薬物でも依存症になる人とならない人がいるらしいのは、その人の身体もしくは脳のあり方なんだとは思うけど。
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みかんの丘(2013年製作の映画)

4.0

イヴォ爺さんの信念がかっこいい!

人種は違えど以前見た「とうもろこしの島」同様に戦争の不条理さ、無意味さを描いている。

誰も人殺しなんかしたくない。みんな同じ思い、同じ境遇なんだということを知れば
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スモーク(1995年製作の映画)

4.0

見る時期が4ヶ月前だったらもっと良かったかな。

何気ない日常の中に小さな親切があり小さな嘘もあり隠し事もあったり、誰も傷つけたくはないのに傷つけあったり、何があってもきっとみんな生きていくことに一生
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KAMIKAZE TAXI(1995年製作の映画)

4.1

最初は堅い社会派映画かと思ったら、やかましいチンピラどもが出てきて、中盤からどんどんおもしろくなっていく。
最後は役所広司がおいしいところを全部持っていく。

ヤクザと移民日系人と政治家がひょんなこと
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.0

極悪人の話かと思ったら、両親に愛されたい男と孤独な女のラブストーリーだった。

短気ですぐに怒るのに、何かといえばすぐ泣く、冷たいやつかと思えば優しいところもある。
雨の中に捨てられてプルプル震えてい
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さがす(2022年製作の映画)

3.9

こんな重い話だとは思わなかった。
鑑賞後ちょっと引きずってしまう。

ネットの自殺サイトと安楽死と家族愛と性癖が絡んで事件となり悲しい結末になっていく。
芸達者な役者さんばかり。
佐藤二朗ちゃんはイケ
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地獄の警備員(1992年製作の映画)

3.4

まだ売れる前の松重豊や大杉漣。
いい役者はいつかは日の目を見るよね。

なんだかよくわからないけど、無表情の松重豊が怖い!
孤独のグルメとのギャップが激しい。

鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

3.5

67分、変なものを見た気分。
これ以上長かったら途中でやめたかも。
もう見たくないけど、忘れられない。

モンスター(2003年製作の映画)

4.0

これがシャーリーズ・セロン?!ってくらいの役作り。
事実を元にした作品なのですが、これだけ見てるとなんだかせつないです。
成長のどこかで誰か救ってくれる人はいなかったのかなぁ。

見終わると「モンスタ
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土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

3.8

この爺さん火野正平に似てると思ったら、火野正平だった!

見始めてすぐに酒が飲みたくなりましたぁ。
美味しそうな野菜をシンプルな料理で食べる。
自然の恵み。
おじじ版【リトル・フォレスト】

ニンゲン合格(1999年製作の映画)

3.8

なんとなく見ていたのだけど、たぶん人生で一番多感であろう10年を昏睡のまま過ごして、いきなり24歳で目覚める人生ってどんなんだろう。
確かに存在しているという感覚がないのはわかるような気もする。
なの
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アフロ田中(2012年製作の映画)

3.7

くだらなくて笑えるが、若い男子にとっては最大の問題なのか?

田中広の心の声がいちいち可笑しくて、でもなんだか真面目で、真面目すぎてどこかズレてて、結局フラれるってねぇ。

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

3.6

当時中学生たちには問題の作品でもあり、話題の作品でもありましたね。

もし自分が中学生なら、こんな恐ろしくもはらはらワクワクする映画はないんじゃないかと思ってしまった。

今なかなかの大物になって残っ
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S 最後の警官 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE(2015年製作の映画)

3.5

ドラマは良かったから見たんだけどなぁ。

でも、綾野剛、オダギリジョー、大森南朋は良かった!

アイ・アム まきもと(2022年製作の映画)

3.3

〔おみおくりの作法〕のリメイクだって知らなかった。
オリジナルの方が良かったかな。
 
阿部サダヲの個性が強過ぎる。
いい人だけどこんな人とは仕事したくないなぁ。

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.6

原作を読んでおもしろかったので鑑賞。
これはこれでおもしろいけど、やっぱり原作の方がいいよね。

「容疑者Xの献身」が断然いいのは堤真一だからだと改めて思った。

巫女っちゃけん。(2017年製作の映画)

3.5

不良巫女の広瀬アリス、ゆるい宮司リリー・フランキー、どちらもお似合いの役柄。
巫女の話ではなく、母と子の関係の話だった。

不良巫女でありながら「バチあたるけん!」と叫ぶあたりはとても真面目。
母親に
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ひかりごけ(1992年製作の映画)

3.5

先日、原作を読んだばかり。
4人の漁師たちのキャストがイメージとぴったり。

人を殺し合ってる戦時中に起こった事件。
生きるために人肉を食べた船長を誰が裁けるのか。

ケス(1969年製作の映画)

3.8

ケン・ローチ監督だったぁ。
鑑賞後、やっぱりずしーんと来る。

閉塞的な炭鉱町で家にも学校にも居場所がない少年だが、ケスを飼育することで日々の楽しみを見つける。
ケスの飼育方法を学校で話した時の少年は
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