bck375さんの映画レビュー・感想・評価

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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.7

すごい、近代の神話みたいでした。

性、家族、愛、富、常識、実存、理性、生物、自然、社会、倫理などなどが直接的にもメタフォリカルにも構成でも表現されてて圧倒されました。
エマストーンはじめ、役者さん各
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シモーヌ フランスに最も愛された政治家(2022年製作の映画)

4.3

恥ずかしながらシモーヌヴェイユについて、何も知らないまま鑑賞しました。
女性として、ユダヤ人として、被弾圧者として絶望に追いやられて分断を経験した彼女が、高潔に人のつながりを信じて人を尊重するところ、
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still dark(2019年製作の映画)

4.1

温かい気持ちがわく映画でした。ハンディキャップがないかのようでいてでもあって、というところでどう人が繋がれるのかというところにすごく希望を貰えました。

40分という時間自体が、主人公の人生の一幕であ
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アウシュヴィッツの生還者(2021年製作の映画)

3.9

現実、PTSDの侵入性を感じた。凄惨な、しかも人工的な過去を生きてきた人が家庭を持って人生を全うしたことに、改めて生きるとはなんなのかということを考えさせられた。

淡々とした演出とあるいは時に少し冗
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ナチスに仕掛けたチェスゲーム(2021年製作の映画)

4.0

監禁と船内を行ったりきたりする様子も精神のありようがうまく表現されているように思われました。船や時計、チェス、オデュッセイアのようなモチーフが外的な世界と内的な世界の繋がりを上手に示していたよう思いま>>続きを読む

大いなる自由(2021年製作の映画)

3.0

最後がよかった。
隔世の感をこちらも感じて、失われたものとかの虚しさ、ヴィクトールとの関係をみました

To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

4.1

かなり見応えがありました。

前半の痛ましさ、醜悪さは目を背けたくなり、酒などの据えた匂いが香るような心地がしました。
少しずつ立ち直っていく瑞々しさから生きるとはなんなのか、と考えさせられます。
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.1

予想がつくぞ!とか思いながら見たら裏切られることも多くて、ハラハラしてたらあっという間に終わりました。面白かった!

パリタクシー(2022年製作の映画)

4.0

92歳、訳ありマダムのマドレーヌの特別な1日と、鬱屈と日常を送るタクシードライバーシャルルのいつも通りのはずだった1日が重なった旅路を見る映画。

街並みが綺麗で旅したい気持ちを掻き立てられました。
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

4.3

たくさんのキャラにちゃんと見せ場があってめちゃめちゃ良かった
初期5.6作をもう超えることはないかと思ってたけど、過去最高に並びました!!

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.2

本シリーズのアドベンチャー感とユーモアのバランスが大好きです!
笑いあり、最終回の寂寥感と感動で涙ありでよかった

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

生きることに勇気をもらえるような心地がありました。

人生に閉塞感を持つ各登場人物達が、大事な人を通してこれまでとは違うかもしれないみかたを始めるところに元気をもらいました。

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.7

Talkingという行為の大切さがしっかり描かれていたと思います。

レイプや暴行の凄惨さや暴力性が強く印象に残りました。自分の感覚や身体を信じられなくなるような体験であるし、それを「赦す」ようなコミ
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ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

4.2

生と死、愛などタブー視されがちなことをコミカルかつ真剣に描いてる名作でした。
色合い、車、自然とかの描写も良かった。真剣に生きたいと思わされました。

さらば冬のかもめ(1973年製作の映画)

3.6

シニカル、コミカルのバランスが良かった。
情景の綺麗さ、あっさりしたシーンの余韻が良い

ウディ・ガスリー/わが心のふるさと(1976年製作の映画)

4.0

葛藤を感じて苦しくなるところもあったけれど、20世紀の雰囲気、辛いことが時にカラッと描かれる感じがかなり良かった。

丘の上の本屋さん(2021年製作の映画)

3.6

本讃歌のような映画でした。暖かさや時に考えさせられる言葉、展開のスピードなどが本を読んでいる心地がして図書館等に行きたくなります。

少し世界観に入り込めなかった感じがあり、自分がかなり本の世界から足
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茶飲友達(2022年製作の映画)

4.1

自分が普段言葉であっさり線をひいて見ないようにしている世界がリアリティをもって感じられて、すごく苦しい映画でした。

皆さんの演技が本当に色々語ってきて、色々感じ入ってるうちにラストになり傑作です

エゴイスト(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

家族などについても丁寧に描かれていて色々な考えが去来する映画でした。同性愛をテーマにした邦画で他のテーマについても描かれる作品が増えた昨今を嬉しく思いつつも、同性愛にまつわることをたくさん考えさせられ>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.1

頭を使わずとも見たいものを見せてくれて大満足!!

ボリウッド版コードギアスみたいな感じでした

大事なことほど小声でささやく(2022年製作の映画)

3.3

舞台挨拶と初回で鑑賞

時折涙腺を刺激するところがあり大切な人達を見ながら見て心温まる映画でした。

全体の流れの構成は夫婦の関係とか内面の変化とも相似のように感じて良かったです。

実物の峯岸みなみ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.7

冒頭のdanger zoneだけでもう満点!
と思ってたら前作のオマージュ、前作で見られなかったことがふんだんに見られて最高でした
全体を通じて「続編映画」の答えで、最後30分は「トップガン」の答えで
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スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話(2019年製作の映画)

4.0

無認可のケア施設を巡って、ともすれば社会とかから「分断」されちゃいそうな人達の話
実話をもとにしてるけど綺麗にしすぎず描かれてたと思います。ケアラーが完璧じゃなくて良いということは、ケアを与える側、受
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.6

漂う不穏さが時々凝集してはまた霧散してというのが何回かあったのがこの監督らしいと思いました。

ゾディアックに対する「熱」が色んな登場人物の間を移ろって、時に大きくなって小さくなって引いていってする様
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

20分で人種の問題とかがしっかり扱われていた。
アメリカンヒストリーx等似たテーマの映画の積み重ねも、この映画が20分で伝わる背景を構成した印象があります。

双方で親子が描かれるのもすごいです。
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ゲーム(1997年製作の映画)

3.7

目的もよくわからないまま、あれもこれもおどろおどろしく見えて、ハラハラしっぱなしで見て面白かった

ミセス・ダウト(1993年製作の映画)

3.4

ロビンウィリアムズ!
って感じで、西海岸の雰囲気でコミカルで終わった後暖かい気持ちになってよかった。
子どもに向き合うことを大切にして、自分を見直すダニエルは憎めないけど、奥さんとか周りは大変だろうな
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.5

人間の愚かさ、滑稽さが描かれながらも人間讃歌、オリジナルのリスペクトがありました
山本耕史周りが良かった

マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.6

ソーが最初鼻につきましたが、段々好きになりました笑
少なくともフェーズ3くらいまでは地球の話が多いので、アスガルドとかの世界観はちょっと新鮮でした

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

相変わらず魔法とかの描写がめちゃめちゃかっこ良いし、監督の過去作とか関係作を感じたのは良かった!

ワンダは自分の中でも賛否両論という感じです。
より大きい善のために個人的な愛を犠牲にする、みたいなこ
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カモン カモン(2021年製作の映画)

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「なぜ母が世界を無垢で明るいものにすることに責任を負うのか」
「回復ゾーンの外だから怒ったり泣いたりしても良い。君の考えを知りたい。」
「先へ、先へ、先へ」
上記の他にもいろいろ実感を持って伝わってく
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.8

久しぶりの魔法使いの世界を堪能できて良かった!!!
コミカルなシーンとカッコいい魔法のシーン、そういうのをあたたかい世界観でやってくれるのがすごい良かった、前作見返します

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