ベラボーさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

白い牛のバラッド(2020年製作の映画)

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‪🇮🇷夫が死刑になり聴覚障害抱える娘と強く生きようとしている女性が夫の免罪告げられ怒りと悲しみの最中、夫の友人だという男と出会い…
古き日本映画も想起する端正な画面構成で描く社会派サスペンスの佳品。
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グッバイ、ドン・グリーズ!(2022年製作の映画)

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‪いしづかあつこオリジナルで15、6才少年3人の宝探し…の期待・想定に応えないはみ出すブチ破りの怪作にして野蛮なる傑作。
何度も驚かされた。おもろ!
乗り物肉体の運動、生硬い台詞台詞した会話、粗野/ワ
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ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

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‪養子縁組で米国に来て30年、家庭築こうとする韓国出身の男が移民政策の不備で強制送還の危機に…
その物語、美しく切ない映像、やるせない愛情深さ、その佇まいに何度も涙流れ。
感情過多な気もするがブルーバ
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HOMESTAY(2022年製作の映画)

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死んだ魂が転生と引き換えに同時期自死した高校生の身体に仮住まいし彼の死の理由を探す。 
マスゲーム絡みシークエンス群良き。
ダンスのような対話、欄干の自転車等々瀬田組印点在しつつも映画に作用し切れず出
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リング・ワンダリング(2021年製作の映画)

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漫画を志す青年は題材のニホンオオカミを描けずにスランプ状態。
彼がバイト先で獣の頭骨を発掘したことから始まる時空と虚実を散策する新しい民話。
国語教科書掲載の物語を大人になって思い起こした時の様な懐か
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ポスト・モーテム 遺体写真家トーマス(2020年製作の映画)

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‪WW1で命からがら生き残った男。戦後遺体写真家になった彼は魅力的な少女の依頼でスペイン風邪で多くの死者を出した村へ…
出会ったことないようなユニークで美しい怪奇・恐怖表現が魅惑的な🇭🇺産”純”幽霊映
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

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‪かなり早めに気づいたのですが一足お先の○○○○○○でした。
三木聡印コメディ抜いたら可笑しく哀しい英雄モノの快作になっていたかもな惜しい怪作。
三木さん味はスタジオコントドラマならおもしろかったかも
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地球外少年少女 前編「地球外からの使者」(2022年製作の映画)

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30分強×6話。
凝縮された多様な要素それぞれ薄め別作品つくれそうな特濃想像力原液アニメ。
ガンダムザンボット3イデオンエヴァごっちゃの感覚笑。
地球人とスペースノイドの少年少女の宇宙ステーションから
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

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幸せ...
編集長突然死で最終号となった架空フランス雑誌の記事の一部をオムニバス形式に紹介する本作。
他の記事もバックナンバーも読ませて!映画終わらないで!でも幸せ…そんな作品。
Wアンダーソンで初め
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瀑布(2021年製作の映画)

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コロナ禍/渦により剥き出しにされていく問題に擦り減らされていく母娘の日々を描いた作品。
二人を見守る人々が自身厳しい状況にも関わらずかける優しさ。
佳い作品。
フィルメックスで観る予定がWブッキングで
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アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド(2021年製作の映画)

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自分の理想にプログラムされた“恋人”との実験生活に挑む中年女性が恋に落ちまいと葛藤する中、孤独不安や情愛とも葛藤に塗れるSF恋愛物語は倫理や人間性についての映画的思索検証へズブズブ…
ドイツ版アイの歌
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スターフィッシュ(2018年製作の映画)

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亡くなった親友を想い彼女の家に忍び込んだ女性。外の世界は怪物に襲われ彼女独りに...
世界/自分を救う鍵は謎の無線とドラゴンボールなミックステープ...
ドニー・ダーコ鑑賞感も重なる奇妙で美しいSF青
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名付けようのない踊り(2022年製作の映画)

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めちゃ良かった…
田中泯さんそのもの山村浩二さんのアニメーションはいうまでもなく撮影・録音/整音・音楽・構成/演出/編集…ドキュメンタリーの、映画・映像作品の可能性の広がりに感銘。
犬童一心監督・脚本
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こぼれる記憶の海で(2020年製作の映画)

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突如記憶が失われる疫病が流行する近未来を舞台にした21年公開(日本劇場未公開)SFラブストーリーをアマプラレンタルにて鑑賞。
グッと渋めのエターナル・サンシャインの味わいある好編はコロナ禍現状とも重な
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アリスの空(2020年製作の映画)

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50年代、封建的なスイスの実家を去り裕福なレバノンで働き始めたアリスは母国発/初宇宙飛行の夢を追う学者と恋に落ちるが...

内戦が世界の片隅のささやかな幸福を蝕んでいく20年を人形アニメや書き割り演
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ある夜、彼女は明け方を想う(2022年製作の映画)

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先行の映画と相互補完。佳きです。
黒島結菜さんいいなあ

‪黒島さん(が演じた彼女)助平…魅惑的。
先行映画ひっくるめて新たな「東京ラブストーリー」でした‬

22.1.20鑑賞

パリ、夜の医者(2020年製作の映画)

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貧困者、麻薬中毒患者にも親身なパリの“赤ひげ”訪問診療医の人情モノ...
にはならず優しくもお人好しで優柔不断が故、女性問題やいとこの怪しい薬ビジネスに巻き込まれていくサスペンス。
強さと弱さ入り混じ
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エッシャー通りの赤いポスト(2020年製作の映画)

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深作欣二演出フリー・ガイ⁉︎なエキストラ革命劇なニッポンガガガは園子温監督味濃ゆくて嬉。
内容やメッセージそのものもにもだけど、これだけキャリア積み重ねてきた監督の初期衝動炸裂っぷりに感動です👏👍
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フタリノセカイ(2021年製作の映画)

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‪性適合手術を目指す女性と彼を男性と思い付き合い始めたシスジェンダー女性の2014年からの5年間。
知識も理解も足りていないだろう俺が劇中人物たちも作品自体も拙く感じ。
良い悪いではなくそんな現時点が
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ナディア、バタフライ(2020年製作の映画)

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マルチバース東京五輪2020を舞台に、引退を決めている水泳カナダ代表女性の孤独と鬱屈、歩く以上に泳いできた人生から陸へ上がる不安と葛藤を柔らかく描いた20年度作品。
新たなスポーツ映画の秀作。
競技以
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ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

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妻の列車事故死の報受け任務先から娘の元へ戻った軍人。この事故が統計学的にある犯罪組織が関わっていると彼に訴える二人の数学者とハッカー。
社会不適合なおじさんたちの闘いは思わぬ方向へ...
白い北欧に黒
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イーグル vs シャーク(2007年製作の映画)

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1.12 #イーグルvsシャーク

パンサーはいない。
🇳🇿タイカ・ワイティティ監督07年デビュー作はバッファロー'66×ナポレオン・ダイナマイトな味わいのストレンジなロマコメ-だけど既に監督らしさ
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さがす(2022年製作の映画)

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凄&巧。
懸賞首に端発する暗黒”じゃりン子チエ”。
ポン・ジュノ、パク・チャヌク、片山慎三そして今村昌平、片山慎三…なサスペンスミステリー&重喜劇の傑作!
期待と前評判を力強く超えるオモロにぶちのめさ
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

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めちゃくちゃおもしろかった!
ノー・ウェイ・ホーム の意味。

普遍/不変的かつ現在進行形の理想・精神についての葛藤とこれを体現させる物語と表現。
SF英雄活劇ならではの、 だからこそ挑めた傑作青春
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声もなく(2020年製作の映画)

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卵の移動販売を手がける口のきけない青年と兄貴分の片足が不自由な中年。
貧しい二人は犯罪組織の下請けで死体処理業を請け負う。
彼らが身代金を渋られる誘拐少女を押し付けらたことから始まる疑似家族の“透明人
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スーパーミキンコリニスタ(2019年製作の映画)

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PFF入選し昨年劇場公開もされた作品。昨年末MXで放送されたのを録画鑑賞。
20代半ばの女性エキストラの迷走・暗中模索を描いた青春シリアスコメディ。
監督自身含めた業界で夢追う若者へのエールは業界・世
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ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

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別荘地の海辺での若い母親の娘の迷子騒動が蘇らせるある女性の記憶と感情。本音?本能?
身の丈範囲で側から見れば何も起こっていない。が触れてはいけないとこ触れようとしている気がした。
恐ろしい映画

22
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武闘拳 猛虎激殺!(1976年製作の映画)

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2022年映画初めはTOEI Xstream theaterで無料公開中の1976年作品。
監督:山口和彦 脚本:掛札昌裕
主演:倉田保昭 共演:千葉治郎 清水健太郎 石橋雅史
実写版「闘将!!拉
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ユンヒへ(2019年製作の映画)

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韓国の地方都市に氷漬けにされた初恋が20年の時を経て小樽の雪の中から掘り起こされる。
娘は母の叔母は姪の寂しい背中をそっと押す。
雪と月と猫と写真と。
中年女性の同性愛と抑圧を“かまくら”のような冷た
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

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天文学者と院生が発見した彗星が地球に激突するまで半年。
“地球沈没”に直面しても現実から目をそらし続けようとする“人間沈没”っぷりを描いた“笑えない”SFブラックコメディ。
寓話と現実と。
傑作 
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レイジング・ファイア(2021年製作の映画)

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ベニー・チャン 監督。
傑作!
ただただひたすらおもしろい暴力活劇。
ドニー・イェン対ニコラス・ツェー。警官対元警官。映画対客。
桁外れのバイタリティに感動。
ラストシーンそしてエンドロールに落涙。
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

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2021年最後の映画館鑑賞作品はこの作品でした。

純愛だよ

21.12.24鑑賞

ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)

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‪妹の娘を救いたい暗殺者と兄の仇をうちたい殺し屋が青く赤い朝焼けの日本から黄色い白昼のバンコクで死闘繰り広げる暴力活劇。
韓国映画だけど香港バイオレンスノワールの味わい。
アウトローだけど外道じゃない
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決戦は日曜日(2022年製作の映画)

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良い悪い両義で世間知らずの代議士の娘と担ぐ秘書連地方議員達の迷走する神輿の道中を描いた政治風刺喜劇。
手持ちパンで関係性とリズム刻みつつクールとヌルさの間の温度で諦念の先を目指した快作は坂下雄一郎監督
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なれのはて(2021年製作の映画)

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‪マニラの貧困地区に漂着した日本男性”困窮邦人”の7年を追った力作。
警官・ヤクザ・証券マン・トラック運転手の「なれのはて」は題名イメージとは異なり。
業田良家「自虐の詩」そしてヴォネガット「愛は負け
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

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‪原作未読。
POPEYEガールフレンド&JTCMなお洒落で好感度高めなSFめいた?笑)新社会人青春模様が…一言で変わる景色。
タイトルが肝に落ちる。
そりゃ”彼女”に沼るわ!な劇中も舞台挨拶も黒島結
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