故障した新中古家電のような人型ロボットの記憶の断片を通じ感じる大切だった人々の気配。
舞う茶葉、揺れる木の葉、気持ち漣。秋。
引っ越し段ボールから発掘した剥き出しのカセットテープ思い出す。重ね録りしま>>続きを読む
Eテレ放映を録画鑑賞。
タイトルまでの冒頭5分で掴まれそのまま身を委ね。
底抜けな優しさに笑みと涙。毒と品も。とてもとても良かった。
秀作
22.9.25鑑賞
一人暮らしの新生活が楽しみな女性ルームメイトと心中複雑な主人公女性。
もう一人のルームメイト男性、家族、新居隣人、ペットが搬出入で行き交う引越し先。
視線と思惑が蜘蛛の糸のように交差し漏れ出る本心を絡>>続きを読む
ペーソス滲むシュールなお伽噺。いやお伽噺って大概シュールかも？
女→板尾、男→浜田、弟→今田、そして松本に置き換えながら。
猫名演。
羊が一匹…うつらうつらしながらぬるりおもしろくなっていく感じ好きで>>続きを読む
じーっくりズームインズームバックパンパンアップで現れるボリビアの鉱山都市は現実？
見知らぬ惑星感。
曲がったビル、ロープウェイ、闇走る白い犬、マイケル・ジャクソン...
病患った若き鉱夫の幻夢？うつら>>続きを読む
確かに奇妙なギリシャ映画でした。吉開菜央監督作品ちょっと思い起こしたり。おもろ🇬🇷🐧
一番好きなのは肩甲骨ダンス🦴
22.9.16鑑賞
（JAIHOにて）
本気のしるしとドライブ・マイ・カーとシークレット・サンシャインと母なる証明と…
なんじゃこりゃ？どこ行くの？
めちゃめちゃおもしろい…
想定も共感も突き放し平熱のまま狂っていく。それを”映画らしく”構>>続きを読む
ジャパニーズファンタジックヤンキー活劇最新作は「喧嘩の花道」だ！
メタレベルにベタベタな物語を衒いなき昭和少年誌魂と超絶アクションで真正面から殴り描く。
おもしろかった！
このチームでそろそろ別のもの>>続きを読む
祖母を亡くした8歳の少女とその母。
遺品整理をしていた祖母宅から娘/母が出ていった日に少女は自分そっくりの同い年の少女と出会う...
ちぎり絵のような森でセリーヌ・シアマが綴る“ちゃんと別れる”数日間>>続きを読む
90年代半ばキレキレ原田眞人が深町秋生原作を依代に復活⁉︎
過剰で混沌。
乱雑さバランスの悪さ多々感じつつそれらを丸呑みする野蛮で浪漫チックな暴動情動の炸裂っぷりに心鷲掴み。
「チタン」同様の怪作/傑>>続きを読む
入ると12時間進み3日分肉体が若返る穴を中心に若さ/幼稚と老い/成熟に振り回される人々描くSF（スコシフシギ）黒艶喜劇。
その穴の効能は作品自体の構成・語り口の時間感覚にも及び…？
予想外と肩透かしの>>続きを読む
傑作！
さかなクン青春録はバカボンパパがパパのまま生きていく困難を関わる周囲の人々の人生への影響とともにさらり大胆に苦く優しく描く。
合う水にも合わない水にも飛び込み不器用に懸命に飄々と泳ぐ生きる姿に>>続きを読む
その広告からハッチング的な作品想像していたが…
夕方友達の部屋で秘密基地で読んだ背伸びした少女誌読切ホラーコミックな奇想や味わい好きです。が演出とはマッチしていないようで残念。
血を吸うシリーズや大林>>続きを読む
家族失った若き旅館女性主人と亡くなった恋人が宿泊した旅館を訪れた男。
坂道海岸空電灯点けない夜の部屋信号機...架空亜細亜舞台に花開く井樫彩印の鮮烈なショットに陶酔。
海外映画字幕のような台詞がパトリ>>続きを読む
初ジョーダン・ピールは怪/傑作！
映画用馬調教師一家らの奇天烈な体験/状態をどっぷり映し聴き感じる。
ツイン・ピークスごっつVISUALBUMにも通じる味わいからシン・ウルな実写エヴァ（+某日本アニメ>>続きを読む
忘れられない友達とのひと夏描いた80年代半ばを舞台にしたジュブナイルの秀作。
いとをかしな俺たちの三丁目の夕日の想定遥かに超えた善さ。
そっけなく繊細なあの頃。仄めく暗さと魚の腑の苦味がチクチク金沢節>>続きを読む
バス停シーンから「これは...」と引き摺り込まれ。
泥のような“初恋“泥のような“欲望“。可笑しく哀しくみっともなく。許されないだろうけど分かります。
吉田恵輔監督「なま夏」と出会った時の肌感覚再び。>>続きを読む
ずっと観たかったセルフ（ファミリー）ドキュメンタリー。
直接描かれてはいないお父さんの抱えてきたもの抱えさせてきたもの。そして今も抱えているものを想像しながら。
全体的に詳らかにしない（敢えてしなかっ>>続きを読む
まさかのエターナル・サンシャイン⁉︎の感覚感情湧き起こる今年観た日本映画一番の想定超えの驚き。
王道が過ぎる要素大集合、だけど、なんです。
奇を衒わぬ真正面からの端正な演出が驚きを引き立て。
とてもイ>>続きを読む
ラバー、ディアスキンとこれで3回目のカンタン・デュピュー🇫🇷体験ですが現時点マイベスト。
お使い仕事に出かけた“こどな“中年男性2人が1m級巨大バエとの出会いをきっかけに行き当たりばったり迷走珍走快走>>続きを読む
ルッキズムや多様性を黒い笑いと毒可愛いピンク&ラベンダーで彩る新フリークス映画。
身体的欠損により健常者と異なる外見を持つ人々と外見健常者たち。
差別？偏見？嗜好？愛？...内面は絶対的善悪のみで縛れ>>続きを読む
殺し屋密着モキュメンタリーシリーズ今回は「新人育成ゆるキャン▲」編。
真面目になり過ぎず冷笑もせず「まあいいか」の精神でゆるり楽しく。そんな中時折突然やってくるエモさ熱さ。
佳きですねえ。
青春。
続>>続きを読む
富山の塩辛工場で働くことになったワケあり青年が住まいとして紹介されたのはワケあり？な住民たちが暮らすアパート。
自他も生死も境界曖昧な世界と暮らしが青年の、仲間の、観ている俺の記憶気持ち揺さぶり抱き締>>続きを読む
離婚寸前の両親を繋ごうと醒めた兄も巻き込み奮闘する小5少女。
貧しさのため海辺の建築現場に両親が度々出稼ぎほぼ2人暮らしの幼い姉妹。
複雑な家庭環境で心痛める3人の少女が出会い笑い傷つき成長するひと夏>>続きを読む
夫と長女長男を置いて。早朝、車で彼女は家を出た。
現実と想像入り混じりの心象風景。
彼女に、彼女の家族に何が起こったのか？
鑑賞中の心触りは「もう終わりにしよう。」やミヒャエル・ハネケ「セブンス・コン>>続きを読む
目が見えない祖母の代わりに世界に触れカセットテープで触れさせる2人の青年の旅と友愛は仔猫同士の戯れのようにしなやかに気まぐれで野生的で。
ミニマムでスケール大きい架空亜細亜な青春ロードムービー。
迸る>>続きを読む
タイカ・ワイティティ監督10年度作品。
84年NZ。兄弟従兄弟祖母と暮らすマウリ系少年の英雄はマイケル・ジャクソン。
そしてもう一人が刑務所から帰ってきた。空想とは違う父との破天荒な日々の中...
地>>続きを読む
傑作「夜を走る」の4年前の佐向大監督オリジナルも傑作でした。
主演：大杉漣
想定を超え、感情揺らされ連れら回される映画の旅路。
凄い
22.8.2鑑賞
めちゃイイ！元は舞台作品なるほどな狭い空間・距離感での濃ゆく迫力あるダイアローグの数々と映画的な雨のナイトシーンと。
本年傑作の１本「夜を走る」と対なす淡路島クライムノワール。
鑑賞後には描かれる世界>>続きを読む
出所した時代遅れな極道が様変わりした組からシマとして預けられた映像スタジオ。色々ありVチューバーデビューすることになるが...
新旧価値観の断絶と融合に笑い泣きのユニークなジャンルムービーの怪作？が突>>続きを読む
予告めちゃめちゃおもしろそうで期待してたんだけど。
「熱帯魚」「ラブゴーゴー」「1秒先の彼女」のチェン・ユーシュン（陳玉勲）監督想起しましたが...うーん...
同日JAIHO配信のイ・オクソプ監督>>続きを読む
ある神を背負いし祈祷師一族の能力と業の継承をモキュメンタリースタイルで描くタイ産ホラーは暗黒舞踏。
目覚めた次期継承者が宿す神は私たちの神なのか？何者なのか？
阿鼻叫喚の継承儀式が始まる...
ここ最>>続きを読む
東京五輪契機にコンビニから成人雑誌が締め出される2018年からの2年間。
崖っぷち歩む出版文化を誇りと糧に生きる人々を微熱温で低湿度で描く群像劇。
その苦み塩っぱさアテに一杯（一献）。
佳いかも。
ゆ>>続きを読む
元無敵カンフーキッズの中年3人組が師父の死をきっかけに再集結！真相究明へ…？
オルタナティブベストキッド？珍味です。
オフビートな笑いとペーソスが滲む風変りアクション映画。
佳いですね。好き🐅🐅🐅 >>続きを読む
アジア規模の安室奈美恵人気に沸く台湾。高校生バンドボーカルの小室プロデュース日本デビュー。
ASAYANから20年後。夢破れた彼女の訃報。
ひょんなことから1997年に戻れた主人公は彼女を守ろうと奮闘>>続きを読む
凄まじい。
第二次世界大戦後レニングラード。
戦場最前線から負傷帰還しPTSD抱え看護師として働く元兵士の”シングルマザー”と彼女の”戦友”の愛憎。
歴史から隠された数多の女たちの物語。
ノッポなスミ>>続きを読む
