ベラボーさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

偽りのないhappy end(2020年製作の映画)

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それぞれ失踪した妹を追う姉二人が出会い彷徨うミステリーは終始違和感孕み「幻の湖」⁉︎からの嬉しい裏切りに”してやられ”怪→快作へ変幻👍
NEXTな若手女優陣とともに松尾大輔 監督デビュー👏
師匠の「紀
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ジャンヌ(2019年製作の映画)

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神の声を聴き戦場に向かうまでを描く音楽舞踏遊戯「ジャネット」
敗北から異端審問を描く法廷闘争劇「ジャンヌ」
のブリュノ・デモン監督2部作を連続鑑賞。

「ジャンヌ」オモロです。
「ジャネット」はどうせ
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ジャネット(2017年製作の映画)

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神の声を聴き戦場に向かうまでを描く音楽舞踏遊戯「ジャネット」
敗北から異端審問を描く法廷闘争劇「ジャンヌ」
のブリュノ・デモン監督2部作を連続鑑賞。

「ジャンヌ」オモロです。
「ジャネット」はどうせ
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Pure Japanese(2022年製作の映画)

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そのまんま観ていいのか戸惑いながら鑑賞笑。
日光江戸村も舞台に海外で日本セット組んで製作したような懐かしさもあるジャパネスクアクションを通じ描かれるのはグローバリズムもナショナリズムも両方黒く笑う精神
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消えない罪(2021年製作の映画)

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警官殺しで20年服役した女の厳しい社会復帰と“事件”で生き別れた年の離れた妹探しを警官の息子たち妹の里親家族の苦悩とともに描く人間ドラマ。
(正直作り込み過ぎ感じたけど)練られた脚本とサンドラ・ブロッ
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浅草キッド(2021年製作の映画)

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‪ディストラクション〜の芦原以上に狂気孕むビートたけし始め俳優陣の身体性と抑制は良かったが例えるならソナチネの温度で描く師弟キッズリターンな?トライも消化不良惜しい。
全裸監督のようなシリーズの方が良
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悪なき殺人(2019年製作の映画)

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巧い!けどもう一丁!そんな映画でした。
エピソード同士の複合的な作用具合おもしろいけど個々もっともっと…ってないものねだり?な

21.12.8鑑賞

ミックステープ 伝えられずにいたこと(2021年製作の映画)

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‪ネトフリの佳品。
1999年、亡き両親作のダビング音楽集を発見するもテープが切れインデックス元に曲を集める少女の冒険と成長の物語。

高1の時告白し玉砕した俺に徹底的に落ち込んだ方が良いと友人がつく
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とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)

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‪原作未読。
サクッと楽しい人情喜劇の快作。2本立てでもう1作品一緒だったら尚良しな感じです。
山本舞香さんとにかくキュートに映っています。
片岡礼子さんのお母さんってどれだけパターンあるんだろう。
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初仕事(2020年製作の映画)

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‪幼き我が子の遺体撮影を依頼した若き父と”仕事”として成り行きで引き受けることになった若きアシスタントカメラマンの狂熱の数日。
人の”境界線”の往来を様々な距離感角度から優しい冷徹さで見つめた秀作。と
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

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そのジャンルや登場人物の造形・配置で大方想像通りの展開も終始漂わせた違和感がジワりと効いてニヤりなウエスタンサスペンスの佳品

21.12.2鑑賞
(Netflixにて)

ディアスキン 鹿革の殺人鬼(2019年製作の映画)

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悲願の鹿革100%ジャケットを手に入れた中年男がジャケと着用した自分を愛し過ぎるがあまり“共に”“夢”を叶えようと狂走する19年フランス製ホラーコメディ。
「ラバー」のカンタン・デュピュー監督70分の
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偶然と想像(2021年製作の映画)

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まさに「偶然と想像」についての3本の短編集。
読んだことあるような聴いたことあるような観たことあるような、いや体験したことない。と思うこの感覚。
軽さと強さの同居に驚いている。
感じたことのないおもし
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スパゲティコード・ラブ(2021年製作の映画)

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‪東京密林に迷い込んだ13人の青春群像。
叫びの木霊は私の声?あなたの声?誰の声?
クールな映像・エッヂ効いた台詞・凝った構成と寂しくも愛おしい若者たちのナマい感情がいい塩梅に溶け込んだ快作。
小さく
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彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

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傑作。
ゲイの少年とBL好き少女の友愛を起点に優しく厳しく懐深く描かれる青春群像を登場人物たちと一緒に喜び悲しみ悩み奮う時間。
それは願い祈りなのかも。
役者めちゃ良かったなあ。
演出も照明もカメラワ
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ハニーレモンソーダ(2021年製作の映画)

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連続ドラマの各話35分過ぎ頃だけを抜き出し繋いだような奇作。
省略じゃなく描写不足。
2時間近くあるのに。

‪光量多めの綺麗な映像で描かれる人物・世界はキラキラ、なはずがキラキラ感じず物足りなさ。
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絶頂姉妹 堕ちる(1982年製作の映画)

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傑作。
70年代あいりん地区が舞台の色情めす市場に対し、本作は80年代新宿。
父無し身体で男と渡り合う母と姉妹それぞれの怠惰、狡猾、諦念と一縷の望みと墜落を冷めたロマンで描く素晴らしいショット塗れの6
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私は決して泣かない(2020年製作の映画)

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母と障害抱える兄と暮らす17才のトッポいポーランド少女がアイルランドに出稼ぎ中の父の訃報受け遺体引き取りの旅へ…
想定される人情モノや社会派への回収・咀嚼を拒む不機嫌で生々しい感情の揺れに静かに撃たれ
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猫は逃げた(2021年製作の映画)

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寂寞と多幸感混じり合う傑作!
監督 #今泉力哉 × 脚本 #城定秀夫
離婚協議中の夫婦は飼い猫の親権争い中。彼らの二人の恋人交えたドタバタしみじみ可笑しく愛おしい人情喜劇/猫文学?映画。
めちゃ佳
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愛なのに(2021年製作の映画)

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軽妙洒脱な傑作!
監督 #城定秀夫 × 脚本 #今泉力哉
古本屋店主女子高生結婚間近カップル…一方通行の恋の磁場が微妙に乱れ芽生える”みこころ”のみぞ知る、ですら分かるはずない心身の変容。
めちゃ
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ミューズは溺れない(2021年製作の映画)

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傑作!
巻頭でガッチリ掴まれた後はこちらが勝手に抱いてしまうテーマ性や展開・心理を軽やかに裏切り上回り続ける。
役者の動き、構図、編集リズム全部が奇を衒わず巧みかつ鮮烈。
衝動を爆発させるのではなく迷
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Funny(2021年製作の映画)

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主人公もこの映画を観る客も「笑ってはいけない」状況・心境からの素直に笑い泣き。
丁寧な演出・撮影で描く爽快で温かい32分の快作

21.11.13鑑賞
(第22回 TAMA NEW WAVE コンペテ
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とら男(2021年製作の映画)

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マイク眞木さん似のとら男の存在感。
引退刑事と女子大生の時効事件捜査はドラマチックではなく日曜深夜ドキュメンタリーの風合いでユニーク。
2人の関係が番組のベテラン演出と駆け出しディレクターにも重なり。
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

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‪夕方から秘密基地で友達と読んだ楳図かずおと最新少年ジャンプの想像力が、学生時代に深夜VHSビデオで観ていたカルトホラーとジェームズ・ワンワールドが融合した懐かしくも新鮮な純ホラー娯楽活劇。
ただただ
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恋する寄生虫(2021年製作の映画)

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怪作。
” 小松菜奈 2人芝居映画(と勝手に名付けた)”は良作多しと期待したが本作はいろいろ食い合わせ良くなく消化不良。
いっそクローネンバーグまで振り切っていたならって妄想。
プレーンな人格になる
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ヨンジャの全盛時代(1975年製作の映画)

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どんどん堕ちていく女と愚直に心身捧げ続ける男の物語。
1975年韓国作品。
ベトナム戦争も背景に厳しい運命に振り回される二人だがどこかユーモラスで温かい味わいに。
日活青春映画の味わいも感じる佳き作品
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幕が下りたら会いましょう(2021年製作の映画)

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秀作。
先行き不安情熱あやふや気味な小劇場劇作家の姉と同じく舞台志し東京出たまま突然死した妹。
二人の間の秘密とわだかまりを衒わず凝った脚本と力抜けた端整な芝居と丁寧な演出・撮影で涼やかに優しく溶かし
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成れの果て(2021年製作の映画)

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懸命につくり公開されたのは敬意持ちながら。
10年以上前の過剰な作劇の小劇場っぽいストーリーキャラクター台詞演出だなあ、がその通りで今映画として描くならやっちゃダメでしょな安易でダメな想定ほぼ網羅して
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

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主人公(原作者)と同世代で東京暮らしの近い業界。
思い入れもある大好きな原作。
キャストもイメージ通り。
ロケーションもイメージに近い。
内容も同じで構成は原作とは違いけど「ペパーミントキャンディ」形
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かぞくへ(2016年製作の映画)

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傑作「由宇子の天秤」の春本雄二郎16年度監督1本目作品。
傑作。
家族になろうとするカップルがそれぞれの家族の事情とパートナーとの間で揺れ動く葛藤を静かに強く見つめる人間ドラマ。
ラスト声あげるの堪え
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麻希のいる世界(2022年製作の映画)

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‪塩田監督どうした⁉︎な開き直り?腹括った?野蛮な青春映画。
害虫に大映テレビ香港B級映画混ぜ合わせたかのよう?そして俳優はギラッギラッに輝き迫力ある魅力的な映画に。
劇中の彼女達の音楽のような映画だ
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春原さんのうた(2021年製作の映画)

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失った大切なヒトの影とともに新生活始める女性と彼女を気にかける人々の日々をゆっくり見守り描いた作品。
「象は静かに座っている」も想起された #杉田協士 監督新作だが象はゆっくり歩み女性はゆっくり追う。
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よだかの片想い(2022年製作の映画)

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原作も読みたくなりました。
島本理生 作
城定秀夫 脚本 安川有果 監督
より善くありたいと願い変わろう変わらないでいようと葛藤する人たちを葛藤しながら描いた(ように強く感じた)作品。
ここ数年の
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復讐は私にまかせて(2021年製作の映画)

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‪インポテンツの荒くれ者青年とジージャンカーリーの松田優作のようなシラット使いの女性とタイマンを張り恋に落ちる…
東映セントラルとATGの匂い漂わせる90年代前後のインドネシアを舞台にした独創的な恋と
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チュルリ(2021年製作の映画)

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‪インドの山奥の村に出稼ぎ労働者装い逃亡犯追う2人の刑事の摩訶不思議な体験。
八つ墓村×リアリズムの宿×S・クレイグ・ザラー×アピチャッポンに薬草と香辛料混ぜ混ぜ…強引に笑。
駄弁り愉しみ奇妙を一緒に
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

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捻り効いた練られたストーリーに妖美な美術・照明と流麗な撮影・編集が織りなすイカした映像、ナイスなミュージックそして素敵な2人の女優と
エドガー・ライト の新作は小粋なSFホラーミステリーの快作!
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