ベラボーさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

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人気ネット小説「七月と安生」。
幼馴染の女性2人の物語。
作者/七月と私/安生13才から13年の愛憎綴った自伝?
込められた思いと隠された秘密とは?

めちゃおもしろい!
良い!
デレク・ツァン監督凄
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いとみち(2020年製作の映画)

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青森の津軽弁女子高生×三味線×メイド喫茶…
キャラも筋立ても通り一辺倒に陥りそう…
な心配御無用の秀作青春映画。

人と人の関わりで感情芽生え行動起き物語が立ち紡がれていく。
急かさず見守りながら劇中
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1秒先の彼女(2020年製作の映画)

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チェン・ユーシュン監督待望の新作はキュートなスレ違いラブファンタジーとかなり邪悪で変態チックなホラーコメディがせめぎ合う皮蛋みたいな味わいの大変好みな作品でした。

藤子不二雄F/Aフュージョン?笑。
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ステイン・アライブ(1983年製作の映画)

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1983年製スタローン脚本・監督による“その後の”サタデーナイトフィーバー。
元ディスコの帝王がバイト生活しながら挑み続けるブロードウェイ。
兎に角トラボルタめちゃカッコイイ。尽きますね。特に歩く姿。
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猟人日記(1964年製作の映画)

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物哀しき流浪の民の旋律とカッコイイ白黒映像で描かれる犯罪と秘密の日記たち。

戸川昌子×中平康のエロティックミステリーは大胆な二部構成のジ○ームス○木×江戸川乱歩×デビッド・リンチなカルトムービー。
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リトル・ダーリング(1980年製作の映画)

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テスト期間中早く帰宅した昼下がりに何度も出会ったTVシアター童貞奮闘友愛モノの少女版(?)

サマーキャンプで出会った女子高生たち。
二人だけというバージンのお嬢とトッポいのが“卒業”を競い賭けの対象
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ねばぎば 新世界(2020年製作の映画)

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”昭和96年”製大阪映画。
天六ユウラクザ/中野武蔵野ホールな劇空間やっぱ好きやなあ。

元ヤクザ喰い悪名コンビが対峙するのはネグレクトと新興宗教。
こんなんやりたいねん!は伝わるも、色々足りていない
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それだけが、僕の世界(2018年製作の映画)

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「不可能とは事実ではない 思い込みである」モハメド・アリ

落ちぶれた四十路の元東洋チャンプボクサーと幼い時彼を置いてDV夫から逃れた母とサヴァン症候群でゲームとピアノに才発揮する弟のハートフルストー
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プティ・カンカン(2014年製作の映画)

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トーチカで発見された女性のバラバラ死体を腹に詰めた牛の死体から始まる連続料金殺人殺牛事件。
フランスの海岸沿い片田舎を舞台にしたイイ顔/雰囲気の素人役者陣によるトリュフ(ォー)仕立てのツイン・ピークス
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小公女(2017年製作の映画)

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1日一杯のウヰスキーと煙草と恋人。
それで幸せ。
家事代行業三十路女の慎ましい生活は煙草代と家賃の値上がりで揺らぎ、家を捨て昔のバンド仲間を訪ね歩くことに...
自他を尊重し一宿一飯の恩義を忘れぬ彼女
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さらば映画の友よ インディアンサマー(1979年製作の映画)

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“映画大好き拓ボンポさん”と浪人生の友情物語。
正直キツいなあ...が。
が!
原田眞人監督デビュー作には既に「KAMIKAZE TAXI」の芽。
おニャン子の時も驚いたが本作も想像の飛躍ぶりにビッ
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狂熱の季節(1960年製作の映画)

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兎にも角にも撮影カッコ良過ぎ

前半のドライブショット
からの砂浜での走りショット

カッコ良過ぎ

時計仕掛けのオレンジ色の太陽ギラギラ

21.6.18鑑賞

マザー!(2017年製作の映画)

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ダーレン・アロノフスキー監督・脚本。
17年作日本劇場未公開作品をNetflixにて鑑賞。

スランプ中だけど優しい詩人と火事で焼け落ちた彼の一軒家をリフォーム中の妻。
そんな夫婦の穏やかな暮らしを変
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Arc アーク(2021年製作の映画)

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不老不死をテーマにしたSFはなんだか未来から今より少し先の近未来語る昔話のような味わい。
石川慶監督作品ならではの日本離れした撮影は本作も鮮やかだけど良きにせよじゃないにせよドメスティックな身の丈SF
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猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

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駆け出しのフリーカメラマンと上京間もないタレントの卵の出会いから始まる青春恋物語…
が宮部みゆき「火車」の味わいもあるサスペンス?モダンホラー?やはり青春?な魅惑のストーリーを素晴らしい撮影(特にロン
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はるヲうるひと(2020年製作の映画)

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売春と原発運動を生業とする島での兄と弟と妹と女の子たちの愛憎劇。
終盤の開放までのタメが長過ぎたかな。
佐藤二朗さん絡まないシーンがかなりしんどい。
ミャンマー人と彼女みたいなシークエンスもっとあれば
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

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ロジャーコーマンな少女風Pに導かれ監督デビューに挑む映画マニア(旧式オタク)の姿を劇中映画と重ねながら、夢見るの先、夢実現への尊き困難と幸福を描く90分の傑作アニメ。
”ならでは”の設定と構成・編集の
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コンティニュー(2021年製作の映画)

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「人生何周目?」
とかとかいう言い回しありますが...

1日既に数十回、謎の殺し屋集団に殺され生き返りその都度経験活かし強くなり不屈の魂で謎に迫る男の脱タイムリープ活劇は元妻と息子の世界の命運も巻き
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逃げた女(2019年製作の映画)

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た。たい。

結婚5年目も熱々だという女が夫の出張で初めての独りお出かけ。3人の女友達探訪を描いた作品。
似たシチュと撮り方(クセ強め)を微妙に異なる色使い(会話)で重ね塗りする中ぼんやり浮かび上がる
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愛に目覚めて(1995年製作の映画)

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ジョニー・トー監督95年作品をネトフリで。

80分弱の中で展開されるのは腕は立つが妻も仕事仲間も蔑ろにしてきた刑事のある事件をきっかけにした贖罪。
銃爆破垂れ流しの血と何か。
クライムサスペンスとメ
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ファーザー(2020年製作の映画)

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認知症患っている老いた父と娘の日常を描いた作品。
お父さんに見えている混乱の現実、お父さんが感じている不安。
その一端を追体験する。
世界は優しい。そして寂しい

21.6.1鑑賞

映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット(2021年製作の映画)

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揶揄気味に使われる言葉としてではなく文字通り”プロレス”なエキサイティングムービー!
リングイン前のスキット、ゼニ取れる入場、存在賭け認め戦う。ただただ楽しませる。
東映任侠映画と実験映画の融合?笑)
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藍に響け(2021年製作の映画)

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冬前の曇天、制服、心情…原作タイトル「和太鼓ガールズ」イメージとは別の”鈍色(灰色ではなく)”青春譚。

鈍色に雲隙間の光反射させ空の青海の青映す若手陣好演。
が物語全体どっちつかず散漫で惜しい。
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くれなずめ(2021年製作の映画)

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早く帰れよ。いつでも会いに来ていいし会いに行くからよ。

ど滑り結婚式余興後から二次会までの男6人12年間の俺とあいつの俺たちとあいつのあいつたちと俺の俺たちとあいつたちの(ソ)ウルフルな青春鎮魂歌/
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茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

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Fan's Voice試写会にて鑑賞。
当選ありがとうございました!

”エリエリレナサバクタニ”とは死んでも言わぬある母と息子の物語。
ボッコボコにイワされました…大傑作!

尾野真千子、和田庵、片
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ミッチェル家とマシンの反乱(2020年製作の映画)

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映画を志すガジェットマニア娘は超アナログ父とギクシャクのまま進学先まで母弟犬と一緒に最後のお見送りドライブ。

道中人類に反旗翻した最新ロボ型スマホとの戦いに巻き込まれ…

映画クレしんとも共鳴する家
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オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

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心身擦り減らした男が海の森で出会ったタコ/彼女と紡ぐ愛の記録。

不思議で魅惑的な彼女の毎日/生涯を静謐に圧巻な映像と慈愛と敬愛に満ちた彼の思いとともに描いた秀作ドキュメンタリー。

ラブ、バイオレン
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

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オンライン試写会にて鑑賞。
8.6劇場公開予定。
爽快で野心(実験?)的な快作です。
おもしろかった!好き!

時代劇、特に勝新好きな女子高生監督と彼女が主演に抜擢した“時をかける”少年と七人の侍のご
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彼女(2021年製作の映画)

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原作未読。

DV夫殺しを依頼する女と学生時代から彼女に片想いな依頼される女の血塗れ全裸熱演逃避行劇…なんだけど。

小綺麗淡白。

廣木隆一監督が自身の作品を薄めた感じな肩透かし感。

学生時代シー
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楽園の夜(2019年製作の映画)

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「魔女」監督によるクローネンバーグ侯孝賢コーエン兄弟…印刻みながら初期北野武の匂い全編に漂わせるコリアンノワール。
スタイリッシュなバイオレンスアクションと残虐暴力と。
沖縄ではなく済州島。
血塗れの
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街の上で(2019年製作の映画)

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恋する惑星・下北沢の緩い引力に引き寄せられ緩い重力に地上5cm浮き足立つ出会いの数々。
”観たかったけど観れない”そんな日常の瞬間を集めたかのような愛おしい時間、そんな映画。
出演者みーんなキュートで
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

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内気で冴えない女子高生とシリアルキラーの人格入れ替わりスラッシャーサスペンスコメディの快作は”転校生”モノ通じジェンダーやルッキズムもさらり盛り込み描く”今な”エンタメ。

おもしろかった!

21.
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

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砂漠リゾート地の結婚式で出会いタイムリープに巻き込まれる男女を描くSFロマコメの好編。

退屈な楽園での煉獄遊戯の”先”にあるのは?

”青空”から降る缶ビールの雨に濡らされながら新鮮に奇妙な世界に浸
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

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18年度外国映画マイベスト1作品。

25年間軟禁されていた青年。彼の人生の全てだった教育ドラマ番組「ブリグズビー・ベア」。未完のこの作品の続きをつくりはじめる…
世界は思ったより優しく寛容なのかも。
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

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三宅唱監督。佐藤泰志原作。
函館の夏に出会った男女男の碧い青春。漂う諦観の奥から滲み出る優しさ。パチパチ焚べる情念。曇った夜空から仄暗いが確かに煌めく星、そんな感覚起きて。
静河さん演じる佐知子。惚れ
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ごっこ(2017年製作の映画)

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原作:小路啓介 監督:熊澤尚人

ニート中年と厳しい境遇の少女の父娘“ごっこ”から大きく想像力裏切られる凶暴で強いラブストーリー。
BB弾に心撃ち抜かれました。千原ジュニアさんのあの泣顔… 傑作で
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