ボブおじさんさんの映画レビュー・感想・評価 - 25ページ目

ボブおじさん

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おかえり、ブルゴーニュへ(2017年製作の映画)

3.4

冒頭ブルゴーニュの美しい四季の変化が映し出される。毎朝変化する景色とは裏腹に、変わり映えのしない退屈な毎日。

ワイン農家の仕事に嫌気がさして、家を飛び出したまま音信不通だった長男が、父の危篤の知らせ
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.2

冒頭のカットでこの映画は、綺麗事ではないことを観客に宣言して見せる。

原作があるとはいえ、広島を舞台としたヤクザ映画といえば、既に深作欣二監督の「仁義なき戦い」という大傑作映画があるだけに、作り手と
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

2.9

タイトルが暗示する通り、シンデレラになれなかったヒロインの裏おとぎ話サスペンス。

平凡な女性が、ある日を境に不幸の連鎖に巻き込まれる。
ドン底人生の前に、突如現れた白馬の王子様。
とんとん拍子に結婚
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2つの人生が教えてくれること(2022年製作の映画)

3.7

人生は選択の連続であり、一度選んだら後戻りはできないもの。『あの時、ちがう道を選んでいれば…』誰しも、もう1度やり直したいと後悔することがあるはず…
バカリズム脚本ドラマ「素敵な選TAXI」より(^^
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.7

2019年3月に映画館で鑑賞。
amazonプライムにて再鑑賞。

ドライブ・マイ・カーで一躍、日本を代表する映画監督に躍り出た濱口竜介監督が自ら映画化を熱望した、商業映画デビュー作品。

突然行方を
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.2

久しぶりに再鑑賞して、劇場で見た当時の興奮を思い出す。

「マッドマックス」との出会いは1979年の第1作目。当時まだ無名の若きメル・ギブソンがカッコよかったが、とにかく凄まじいカーアクションの連続と
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.1

紛れもなく、主演のフランシス・マクドーマンドによるフランシス・マグドーマンドの映画。

彼女なくしては成り立たない(少なくとも自分は見に行かない)映画だった。

現在のアメリカ映画界で数少ない、いわゆ
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

5.0

作品としての出来栄えとか、世の中の評価と関係なく自分にとって特別な映画というものが誰にでもある。

これまで歩んできた人生や、今置かれている状況と映画がリンクして、自分の中で奇跡的な作品として心に刻ま
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.7

ゲームに馴染みがないので、話についていけるか不安だったが、ライアン・レイノルズやタイカ・ワイティティなど好きな俳優が出ていたので鑑賞した。

ゲームの中の与えられた空間で生きるモブキャラが、自分の意思
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.7

この映画を初めて見た時の衝撃は、今だによく覚えている。

コーエン兄弟は、「ミラーズ・クロッシング」からのお気に入りで、以来ずっと追いかけてきたが、それでもこの映画は見終わった後しばらく立ち上がる事が
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.1

タイトルを訳すと「出来るもんなら捕まえてみな」。その名の通り、ディカプリオ演じる天才詐欺師とFBI捜査官トム・ハンクスの世界を股にかけた追いかけっこ映画。
監督は巨匠スティーブン・スピルバーグ。

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AWAKE(2019年製作の映画)

3.2

2015年に実際に行われたコンピュータ対人間の将棋電王戦を題材にして作られた物語。将棋を題材としているが、テーマはそこではなく人間ドラマが中心なので将棋を知らない人が見ても楽しめる。

某有名棋士が「
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無垢なる証人(2019年製作の映画)

4.1

自閉症の少女を演じたキム・ヒャンギの演技が素晴らしい‼︎

自身の出世の為、正義の信念が揺らぐ中年弁護士と無垢なる心を持つ15歳の自閉症の少女が法廷で対峙する。

二人の周辺環境や人物描写をしっかりと
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.0

崩壊寸前の負け組家族が、娘の美少女コンテスト出場に廃車寸前のおんぼろミニバスで向かうハートフルロードムービー。

やることなすこと全てダメ。唯一の朗報は一家のアイドル的存在である娘の美少女コンテスト出
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最愛の子(2014年製作の映画)

4.0

作品紹介の情報から「八日目の蝉」と「そして父になる」を思い浮かべる。
どちらも好きな作品なので期待して見たが両作品に負けず劣らずの内容だった。

中国社会における児童誘拐と人身売買という絶対的な悪を軸
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バオ(2018年製作の映画)

3.4

以前映画館で同時上映された短編映画をディズニー・プラスで久しぶりに鑑賞。
僅か7分のショートムービーに我が子を想う母親の気持ちが実に上手く表現されていた。
子供向けのようで実は大人が見た方がグッとくる
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ブレイブ 群青戦記(2021年製作の映画)

3.1

戦国時代へのタイムスリップ物と言えば「戦国自衛隊」を思い浮かべるが、本作はイケメン俳優達を主役にし、バトルアクションに青春学園ドラマを加えたシチュエーションタイムスリップムービーである。

予告編を見
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13人の命(2022年製作の映画)

4.0

実話を基にした映画で事故発生当時は日本でも連日報道されていた為、少年とコーチ13人の安否の結果は知っていた。それでも鑑賞中は次々と発生する問題の連続にハラハラ、ドキドキの連続。

特に洞窟内で全員の生
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前科者(2022年製作の映画)

3.5

物語はある前科者と彼を更生させようとする若き女性保護司を中心に描かれる。

共に壮絶な過去を持つ二人が再生に向け懸命に生きる中、ある事件をきっかけに歯車が狂い出す。

愛する者を殺され地獄を見る被害者
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地獄の花園(2021年製作の映画)

3.6

あまり期待せずに気軽に見てたら、前半のチーム対抗OLトーナメント戦からラスボスの登場まで笑いながらもグイグイと引き込まれていった。バカリズムの脚本甘く見てましたごめんなさい(^^)
ヤンキー漫画のプロ
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インシテミル 7日間のデス・ゲーム(2010年製作の映画)

1.8

原作の評価が高かった為、映画から鑑賞することにしたが正直言って期待ハズレ。
キャストは豪華だが参加者がゲームに応募する動機や殺人を犯してまで勝ち残ろうとする心理描写が希薄で誰にも共感出来ない。

いわ
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ビブリア古書堂の事件手帖(2018年製作の映画)

2.8

原作小説も剛力彩芽のドラマ版も好きだったので、期待して見たが残念な出来栄え。
前半は多少推理場面もあり悪くはなかったが、後半の展開はミステリー物として期待しているとガッカリ。
いくらでも面白くできる要
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.1

以前映画館で観た作品を再鑑賞。
韓国の現代女性を取り巻く男性中心社会を痛烈に批判し、女性の生きづらさを丁寧に描いた作品。

でもこれって日本はどうなのと考えさせられる。

どうして日本ではこういう映画
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エルヴィス(2022年製作の映画)

4.1

伝説のロックスター、エルヴィス・プレスリーの栄光と破滅を新星オースティン・バトラーが歌も含め見事に演じた。

デビューから時代のアイコンとなるまでをヒット曲に乗せ一気に見せる前半の描写で現代の観客も彼
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オールド(2021年製作の映画)

3.8

まず物語の設定が素晴らしい。
誰もが共感できる老いに対する恐怖。
その恐怖を時間軸で濃縮することにより際立たせる演出で半分勝ったようなもの。

後はエピソードをいくつか見せながらジワジワとシャマランワ
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.0

監督の世界観が強く出ており見る人を選ぶ作品。
一見父親を殺された少年の復讐劇のようだが、人間のエゴに対する人間ではない何者かの裁きのようにも思えた。
役者達、特にマーティンを不気味に演じたバリー・コー
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きみがくれた物語(2016年製作の映画)

3.2

人生は選択の連続。
もしもあの時違う選択をしていれば。
途中までは予想通りの展開だったが、ラストはいい意味で予想を裏切られた。

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.5

よくあるタイムループ物と思いきや一捻り効かせた後半の展開に拍手。
主役のカップルがイケテナイのも良かった。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.4

ろう者の一家という重くなりがちなテーマを個性的でおしゃべりなヒロインの家族が笑いで包む、ハートが温かくなる物語。

この家族の娘によりによって歌の才能を与えたのは神のイタズラ?それとも恵み?

役者た
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.7

前作ファンとして待ちに待った続編。
あのトム・クルーズが帰ってきた‼︎

ストーリー、アクション、カメラワーク、音響、音楽、配役と全て最高でした。

まるで自分が狭いコックピットの中に居るかのような没
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