魔女見習いさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

魔女見習い

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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

多くの人が既に言っているように普通なんです。ただただアメリカの田舎で暮らす世間知らずの十代の女の子の普通の生活を切り取った映画なんです。そこには奇跡もなければ魔法もない。
でも私はこの1人の女の子を、
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.2

個人的最大のツボはベイビーがiPod classicを使っているところ。映画自体もめっちゃ面白かったです。機内にて。

モンスターズクラブ(2011年製作の映画)

3.8

高校生の時、豊田利晃にハマって全作品観た。その頃は全く理解ができなくてぼんやりした印象だったのが、今改めて観るとすごく心にくるものがあった。
顔に何かを塗りつける描写、ゴダールじゃんとか、モンスターの
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ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

4.0

ビルマーレイがボブディランをハミングするエンディングが最高です。

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

3.7

楽しい時でも悲しかったことを思い出して急にダウナーになったり、つらいときに楽しかった思い出がふと蘇ってきて笑っちゃったり、そういう誰にでもあるけど極めて抽象的なことをうまく視覚化していてやられた。

リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

4.2

最高だった。最後は泣きそうになるぐらい。
一人だけ国籍の違うキャラクターを投入すると、大体人種マイノリティだとか疎外感だとかがストーリーの主軸になる傾向があると思うけど、この映画はそちらよりもただ純粋
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ソレダケ that’s it(2015年製作の映画)

3.5

森山大道の写真みたいな白黒とブッチャーズの音の引力。

紅の豚(1992年製作の映画)

4.5

自由と孤独の抱き合わせ。
空を飛ぶって最強にロマンチックだと思った。豚に乾杯。

地獄に堕ちた野郎ども(2015年製作の映画)

4.0

パンクはカウンターカルチャーだの、そのエネルギーは社会への不満、怒りから生まれるだのとよく言われ、それが彼らの魅力を語る代名詞のようになっているが、「それもあるけどそれだけじゃない気がするんだよな〜」>>続きを読む

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

4.8

マイクミルズ監督の瑞々しい感性とグラフィックデザイナーとしての才能が絶妙にミックスされていると感じた。まず驚かされたのが、どのシーンを切り取っても衣装と背景の色が美しくカラーリングされていること。登場>>続きを読む

グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

4.0

ラストが呆気ない、のが良い。夏休みの終わりみたい。
エキシビションのシーンはとても素敵。でもゴンドリーっぽいヘンテコアナログ映像をもっと見たかった気持ちはある(もしくは○○ぽさ、なんて求めるべきではな
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ぼくとアールと彼女のさよなら(2015年製作の映画)

3.0

大して印象的なカットやシーンは無くぼんやりと観ていたけど、後半病院でのシーンからのラストは見事でがっしりと心を掴まれた。
もう10代の頃みたいに青春映画に心を躍らされることも無いのかなと思うと寂しい。
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ビル・カニンガム&ニューヨーク(2010年製作の映画)

4.8

高校生の頃、美術概論の授業で奈良美智の短いドキュメンタリー映像を観たことがある。画材と大量のレコードが溢れるだけの質素な部屋で爆音のロックミュージックが流れる中、煙草を吸い黙々と絵を描き続ける彼を見た>>続きを読む

浮き雲(1996年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

最後のレストランでのシーン、予約が入ったよと言う報らせに少しだけ(本当に少しだけ)表情を綻ばせるカティ・オウティネンに救われる。

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

3.9

さみしさの周波数の出しかたや恋心の芽生え方にチャップリンの映画と似たものを感じた。
青と赤が出会って恋に落ちるって凄くメルヘン。