このレビューはネタバレを含みます
多くの人が既に言っているように普通なんです。ただただアメリカの田舎で暮らす世間知らずの十代の女の子の普通の生活を切り取った映画なんです。そこには奇跡もなければ魔法もない。
でも私はこの1人の女の子を、>>続きを読む
個人的最大のツボはベイビーがiPod classicを使っているところ。映画自体もめっちゃ面白かったです。機内にて。
高校生の時、豊田利晃にハマって全作品観た。その頃は全く理解ができなくてぼんやりした印象だったのが、今改めて観るとすごく心にくるものがあった。
顔に何かを塗りつける描写、ゴダールじゃんとか、モンスターの>>続きを読む
ビルマーレイがボブディランをハミングするエンディングが最高です。
楽しい時でも悲しかったことを思い出して急にダウナーになったり、つらいときに楽しかった思い出がふと蘇ってきて笑っちゃったり、そういう誰にでもあるけど極めて抽象的なことをうまく視覚化していてやられた。
最高だった。最後は泣きそうになるぐらい。
一人だけ国籍の違うキャラクターを投入すると、大体人種マイノリティだとか疎外感だとかがストーリーの主軸になる傾向があると思うけど、この映画はそちらよりもただ純粋>>続きを読む
パンクはカウンターカルチャーだの、そのエネルギーは社会への不満、怒りから生まれるだのとよく言われ、それが彼らの魅力を語る代名詞のようになっているが、「それもあるけどそれだけじゃない気がするんだよな〜」>>続きを読む
マイクミルズ監督の瑞々しい感性とグラフィックデザイナーとしての才能が絶妙にミックスされていると感じた。まず驚かされたのが、どのシーンを切り取っても衣装と背景の色が美しくカラーリングされていること。登場>>続きを読む
ラストが呆気ない、のが良い。夏休みの終わりみたい。
エキシビションのシーンはとても素敵。でもゴンドリーっぽいヘンテコアナログ映像をもっと見たかった気持ちはある(もしくは○○ぽさ、なんて求めるべきではな>>続きを読む
大して印象的なカットやシーンは無くぼんやりと観ていたけど、後半病院でのシーンからのラストは見事でがっしりと心を掴まれた。
もう10代の頃みたいに青春映画に心を躍らされることも無いのかなと思うと寂しい。>>続きを読む
高校生の頃、美術概論の授業で奈良美智の短いドキュメンタリー映像を観たことがある。画材と大量のレコードが溢れるだけの質素な部屋で爆音のロックミュージックが流れる中、煙草を吸い黙々と絵を描き続ける彼を見た>>続きを読む
さみしさの周波数の出しかたや恋心の芽生え方にチャップリンの映画と似たものを感じた。
青と赤が出会って恋に落ちるって凄くメルヘン。