せっさんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.7

中世フランスを舞台に夫の旧友にレイプされた妻に代わり夫が決闘裁判に挑む話。事件があってから裁判までをじっくり描くのでは無く、事件前から事件後にかけての出来事を夫ジャン、強姦をした夫の旧友ル・グリ、妻マ>>続きを読む

隣人13号(2004年製作の映画)

4.3

邦画もここまで攻めてた時代があったのだな。00年代の邦画の雰囲気(特にあの画質の悪さ)と不快描写のオンパレードで最高。悪趣味すぎる「汚」が至る所に散りばめられている。公衆トイレのそこが嫌なんだよという>>続きを読む

アナベル 死霊博物館(2019年製作の映画)

4.0

邦題に「死霊博物館」ってついてるの大正解。ウォーレン夫妻がいない間に娘達があの部屋に入ってしまって飾ってあるもの"全部"に触ったら色んなお化けが出てきちゃう話。

親のいない家、夜になるにつれ徐々に恐
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死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

4.0

「アナベル 死霊博物館」の監督なのでかなりポップになっているものの、最初の少年のホラー描写はちゃんと怖い。途中の謎のおデブさんも、ウォーレン旦那が見させられている幻想のようなものなのであの容貌なのは納>>続きを読む

ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)

3.5

1番軽め。ラヨローナを完全にモンスターとして振り切っている。この幽霊は実体があって壁をすり抜けられないから、わざわざ扉を強引に開けて入るしかないのです。

死霊館のシスター(2018年製作の映画)

3.8

ゾンビとかモンスター系のホラー。シリーズの中でも怖さは劣るけど、森奥の教会という舞台設定や神父が依頼を受けて調査に向かうという探偵モノ要素もあって結構好き。
『サイレント・ヒル』のオマージュあり。

アナベル 死霊人形の誕生(2017年製作の映画)

4.0

途中『リング』オマージュっぽいとこあり。最後、前作の冒頭に繋がるところが上手い。ただ、怖がらせ方が全体的にびっくりして怖がらせるのが多くて残念。例えばアナベルがいたと思ったら下がっていく場面、怖いの音>>続きを読む

メインストリーム(2021年製作の映画)

4.1

安っぽい手品バーでうだつのあがらない日々を過ごしながらyoutubeに動画を投稿する主人公がある日、リンクという人を注目させることが上手い男に出会いカリスマyoutuberとして有名にさせていく話。>>続きを読む

カラミティ(2020年製作の映画)

4.3

西部開拓時代のアメリカで、西へ行く旅団に加わっていた一家の父が怪我により馬を操れなくなったため、代わりに家族を支えるため少女が成長していくも、女であることの制約に悩まされる話。

映画の中で女性がコル
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シンデレラ(2021年製作の映画)

4.0

シンデレラを現代風に書き換えたおとぎ話ミュージカル。

ディズニープリンセスの中でも特に初期の白雪姫や眠れる森の美女は今では保守的すぎて逆にパロディにされるぐらいで、シンデレラも「王子様に出会うために
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.6

由宇子はある学校で起きた自殺事件のドキュメンタリーを撮影中、学習塾を経営する父のある事実を聞かされて揺らいでいく話。

この作品、人が「嘘をつく」ということを丁寧に描いた上で、人とのかかわり合い方、ド
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

4.5

人気のない民家やマンションに放置され餓死させるという殺人事件を追う現代の話と、震災直後のある青年の話が交錯していくミステリー。
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今作で中心となる問題は震災かと思いきや実は生活保護について。劇中では
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死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

4.0

冒頭、子供たちが恐怖を体験するシーン、何度も同じ動作を反復させてこちらの恐怖感を溜めに溜めた上で脅かしてくるからめちゃくちゃ怖い。

別々に思えた夫婦の話とエンフィールド事件の話が終盤収束していくのが
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アナベル 死霊館の人形(2014年製作の映画)

3.8

ドアの向こうに女の子がいたと思ったらドアを越えた瞬間に大人になるとこ怖い。エレベーターの何度も開いては閉じてを繰り返すところ何も無かったけど怖かった。

男性が家にいない時に狙われがちなんだな。

ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.5

ルパンアニメ化50周年を記念して4K上映していたので見てきた。
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『カリオストロの城』だけでなく、「ルパン三世 PART5」のOVA「ルパンは今も燃えているか?」も同時上映で、こっちを先に見せられる
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THE GUILTY/ギルティ(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

緊急通報センターに女性から「殺される」との通報があり、その女性をなんとか助けようと暴走する主人公の話。

デンマーク版を見ていたのでどんでん返しを楽しむのではなくて、主人公の行動をわりと冷静に見れたり
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

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前作のラスボス、義兄に家族を奪われた男が復讐を果たそうとし、それを止めるためにボンドが復帰する話。

まず最初のボンドが銃を打つお決まりのタイトルバック的なシーン(丸の中でボンドが銃を撃つやつ)で
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殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)

4.0

聴覚障害を持つ女性が深夜に怪我をしている女性を発見したところ、殺人鬼に追われる話。
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何か障害を持った人が殺人鬼やらとんでもない恐怖に襲われる話は良くあるけれど、そういう場合その障害が逆に殺人鬼より
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007 スペクター(2015年製作の映画)

4.3

上手く古いものと新しいものの融合を果たしている。殺し屋という前時代的な00を上手く今の時代に載せるための描写が散らばる。

前作でマニーペニーを復活させ、ボンドが仕事を受けに来るMの部屋のスタイルも復
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ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

4.7

個人的にはディレクターズカットじゃなくて正規版で良いと思う。ミッドサマーはホラーの中では今のところ人生ベスト。

007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.3

過去作見ててよかったNO1

映像がとにかく綺麗。"過去"へ行くための装置としてあの車が登場し、それが破壊されることも含めて上手く機能していて良い。ただ、終盤なんか老人介護みたいな絵面だったのがな(笑
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空白(2021年製作の映画)

4.9

本当は5.0で良いんだけど真面目に見ないといけないやつなのにポップコーンボリボリ食って、2割ぐらいはポップコーンのこと考えてたので自分への戒めで-0.1。
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万引きで逃げた少女が道に飛び出したところ
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整形水(2020年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

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自分の外見に強いコンプレックスを持っているイェジが、ある日整形水という簡単に思い通りの顔になる水を手にしてキレイになるが、、という話。
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韓国の異常なほどの美意識に対する批判映画かと思ってたらあ
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

4.3

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チッソ株式会社が垂れ流した水銀により引き起こされた水俣病を世界に大きく伝えた写真を撮ったユージン・スミスの話。
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実話を元にした作品で私が1番好きなのは1番最後に話のその後の現実の説明が出るとこ
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.8

ミッドサマー大丈夫だったからと軽い気持ちで平日夜に見始めたが激しく後悔。ジワジワとずーっと精神責められる感じ。さらにホラーシーンもちゃんと怖かった。裸の人って1番怖いんだよ~~~

家族の誰かが亡くな
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劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

4.0

孤児院で育ったアーヤがある日、いかにも怪しげな夫婦に引き取られ、その家で怪しげな魔法の手伝いにこき使われながら何とか今までみたいに自分の思い通りさせるために頑張る話。
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この作品レビューざっと見た感
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

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女性が自宅で感電死させられる事件が発生し、その犯人がホテル・コルテシアの年越しパーティーに現れると密告があり、再びホテルマンとして新田が潜入する話。
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刑事とホテルマンが北風と太陽な話(?)だっ
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レミニセンス(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

海面が上昇して都市がほとんど水に浸かった未来都市で、客に自分の過去を追体験できるサービスを提供するニックが、かつて愛したメイという消えた女性を探す話。
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製作にノーラン監督の弟(インターステラーとか
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

4.7

主人公が何回も殺されるループは何度も黒人が警察官によって殺される事件が起きていること、殺されまいとしようとしても結局はそれを回避できないのはその被害者たちは何をしていても結局殺されるということを表して>>続きを読む

007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

4.0

復讐に燃えて手当たり次第に敵を殺してしまう欠点を乗り越えまた1つ成長しましたねボンド君。ボンドが銃を打つおなじみのタイトルバックを最初ではなく最後に持ってきたことが、007が戻ってきたという意味を含ん>>続きを読む

スパイラル:ソウ オールリセット(2021年製作の映画)

4.0

面白い面白くないは別として中学の時にテレビで見てたソウを劇場で見れたという感動。
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警察官をターゲットにしたジグソウを模倣した猟奇殺人が現れ、主人公の刑事が翻弄されていく話。
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ソウシリーズとはな
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私はあなたのニグロではない(2016年製作の映画)

4.3

ボールドウィンの時代から数十年は経っているのに、この映画内で語られるボールドウィンの言葉が現在も有効であることに悲しみが募る。

「二グロは白人が作った。それは何のためか自問するなら希望はある」この言
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CUBE(1997年製作の映画)

4.3

謎の立方体が沢山ある部屋に閉じ込められた6人の男女が何とか脱出しようとするも、殺人トラップに翻弄されたり仲間内で争いが生じたりするシュチュエーションスリラー。
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男女6人それぞれにキャラと役割があっ
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.8

前作全て見た身としては今までにない新しいボンドでとても現代的で(当たり前だけど)すごく良い。破天荒で、敵が爆死したらニヤッと笑うような若干の嫌な奴さ、でも好きな女の人にはちゃんと優しいとこもある。特に>>続きを読む

浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

時代の流れに逆らえず閉館が決まった映画館「朝日座」を何とかもう一度立て直そうと南相馬にやってきた浜野朝日とその町で出会う人々の話。
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今年はコロナも関係してか映画愛映画が多い。『ポンポさん』に『キネ
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先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

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夫が不倫している事実を漫画にそのまま描き、その漫画の中(あるいは現実でも)で妻が教習所の若い教官と恋を発展させていく話。
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とにかく妻の描いた漫画によって夫役の柄本祐さんがあたふたするのが最高。
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