おてつさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

おてつ

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グリーンバレット(2022年製作の映画)

4.3

あ〜〜めちゃくちゃおもれぇ!
登場人物のキャラのおっ立たせ具合がエッグい。まじビンビン。
正直、阪元監督の映画は『ベイビーわるきゅーれ』以外そんなにハマらなかったけど、今作は超ハマった。すごいよかった
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テリファー(2016年製作の映画)

2.5

悪趣味すぎる。
家族の前でふらっと観たらとんでもないことになった笑

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

3.8

34歳の女性と6歳の少女の交感。生理、避妊、中絶… 30代の女性にかかる重圧を、自分自身を見つける過程でユーモアたっぷりに、そしてときおり涙を誘うように描く。子供のピュアな眼差しと行動、大人顔負けの力>>続きを読む

みんなのヴァカンス(2020年製作の映画)

4.7

並はずれた凄みを感じるギヨーム・ブラック監督作。偶然出会った1人の女性を追うバカンス。子供じみた恋愛と成熟した愛の違い。エリック・ロメール作品のような晴れやかなトーン。移ろい行く恋模様を、キャスト1人>>続きを読む

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.9

狂おしいほどに好き。頭からつま先まで、あの頃の懐かしさが染み渡る。古き良き昭和の空気に包まれ、友情や家族愛、生涯の友達との小さな冒険など、青春映画のエッセンスが溢れんばかりに凝縮されている。あまりに眩>>続きを読む

無垢の祈り(2015年製作の映画)

4.6

脳天を打ち抜く衝撃。連続殺人鬼が巣くう川崎の工業地帯を舞台に、1人の少女を通して、綿々と続く絶望。児童虐待、性的暴行、殺人…どの描写も遠慮なく観客の精神を抉ってくる。白眉のラストシーンは脳裏に焼き付い>>続きを読む

トリュフォーの思春期(1976年製作の映画)

4.9

フランスの小学校を舞台にした子供たちの群像劇。大人の想像を絶するエネルギーに満ち溢れた子供の抵抗がとてもユーモラスに描かれていて凄まじく面白い。恋の酸いも甘いも、友情も、やんちゃしたことも、すべて成長>>続きを読む

夜霧の恋⼈たち 4Kデジタルリマスター版(1968年製作の映画)

4.4

監督フランソワ・トリュフォー。社会に適合できず、軍隊、ホテルマン、探偵と職を転々とする男。失恋、人妻とのロマンティックな恋愛、そして復縁・結婚など恋の不安定さも同時に表現している。トリュフォーの実体験>>続きを読む

SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.5

『アメリカン・ヒストリーX』から何も変わっていないことを痛感。
あまりにも衝撃的な短編だった。なんとなく観たらぶちのめされた。

アントワーヌとコレット/二十歳の恋(1962年製作の映画)

3.8

古典音楽コンサートでの男女の邂逅。一目惚れから始まり、幾度もアプローチを重ねるが、どこか距離は縮まらない。そんな歯痒さと哀愁帯びた全編。30分弱の短編なのに驚異的な満足度。久しぶりに世紀の傑作『大人は>>続きを読む

隣の女(1981年製作の映画)

3.9

妻子と暮らす男の家の隣に越してきたかつての恋人。一挙手一投足の動作、台詞から構成まで、いっさいの無駄がない卓越したフランソワ・トリュフォーの脚本。劇中の最後に登場する意味深な言葉の通り、愛の根本的な部>>続きを読む

余命10年(2022年製作の映画)

3.8

結構好きかも。終わり方とかとくに好き。
メッセージ性もよくあるやつだけど、それでも感動しちゃう。今をちゃんと生きよう(ベットでダラダラ

ムクシン(2006年製作の映画)

4.5

監督ヤスミン・アフマド。とある夏休み、10歳の少女と12歳の少年の淡い初恋。終映後の率直な感想として、この作品の全部が好き!ヤスミン作品特有の多国籍国マレーシアの実情を差別的に描くのではなく全肯定的に>>続きを読む

ミッドナイトクロス(1981年製作の映画)

3.9

監督ブライアン・デ・パルマ。次期大統領候補の自動車事故を偶然録音した音響マンと、男の手によって救出された同乗者の女。録音テープに収められた銃撃音。はたして事故か他殺か。偏執的な政治の陰謀と病的なシリア>>続きを読む

裸足で鳴らしてみせろ(2021年製作の映画)

3.7

監督キャスト舞台挨拶付き上映で鑑賞。世界の音を記録する偽の旅を通して芽生える名状しがたい感情。愛と苦しみが入り混じる強烈なそれを格闘で表現しており興味深い。グッとくるシーン・伏線も多数あった。そして、>>続きを読む

14歳の栞(2021年製作の映画)

5.0

映画館で観れて心の底からよかった。観なかったらたぶん一生後悔してた。
中学2年の3学期、14歳の中学生たちの驚異的なまでの“ありのまま”を映し、“本音”を引き出してる。1人くらい、インタビューを拒む人
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

普通に楽しめた。とくに今回の恐竜チョイスめちゃ好き。イナゴワールドには笑うけど。ファーストルックでトリハダたった。

女神の継承(2021年製作の映画)

3.8

ナ・ホンジン原案。超邪悪で禍々しい『ブンミおじさんの森』といった印象で、『哭声/コクソン』とは異なる角度から“信仰”について考えさせてくる。開始直後のじとっとした厭な空気から、終盤は怒涛の憑依・祈祷シ>>続きを読む

アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

3.9

土屋太鳳の歌声にウルっとされるとは思いもしなかった。前半と後半で雰囲気違いすぎて少々おどろき。

淪落の人/みじめな人(2018年製作の映画)

5.0

香港版『最強のふたり』。予期せぬ事故で半身不随になった難儀な男と、夢半ばで挫折した出稼ぎ家政婦の女の物語。言語も異なり、あくまで主従関係だった2人が、家族以上の愛を築く。互いに“ドリーム・ギバー”。と>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.5

『女神の継承』が観たく、ナ・ホンジン印のホラーを予習。あまりに怖すぎるのに、観るのをやめられない衝撃と面白さ。本作のキャッチコピー“疑え。惑わされるな。”とあり、怒涛の展開に惑わされ、何を信じれば良い>>続きを読む

映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

3.8

ネトフリ入会して、最初にみた映画。
評判通り良かったけど、意外とあっさりしていた印象。
学園が舞台な映画ってとても良い。

グレイマン(2022年製作の映画)

4.1

監督は、『アベンジャーズ エンドゲーム』のアンソニー&ジョー・ルッソ。今をときめくライアン・ゴズリングやクリス・エヴァンスの演技に加え、途轍もない規模のド派手アクションが詰め込まれた娯楽大作。これほど>>続きを読む

呪詛(2022年製作の映画)

3.3

ストーリーがつまらなくて3回に分けてみてしまった。ホラー要素もそこまで怖いと思えず。

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

4.4

邦画では随一ともいえる驚異的なアクション。ストーリーの進み具合が鈍重だが、そんなのどうでも良くなるほど、アクションにエンタメ全振りしてるような感じ。

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

4.2

ジュブナイル×誘拐ものの超良質ホラー。最大限に活かした密室設定と、死者と交信できる黒電話により、驚愕の面白さを生む。イーサン・ホーク扮する気の狂ったマジシャンの魅力も非常に大きい。そして、ジュブナイル>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

3.6

安定のA24。今回は、単純なスラッシャー映画に留まらない、想像の斜め上をいくホラー。性と老いについて根底から感じさせるようなメタ設定で、終盤は観客を思わず唸らせるストーリーテリング。とんでもなく強烈…>>続きを読む

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

4.0

阿鼻叫喚。ひたすらに地獄。心の奥底に秘める禁断なる欲望の解放。未知のウイルスにより凶暴な殺人鬼と化す人びとと混沌極まる情勢。不気味な笑みであるまじき行為を繰り返す姿はトラウマ必至で、残虐的描写の数々に>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.1

PTAが描く、離れては引き寄せられる磁石のような関係の男女の、思春期の輝きと不条理に満ちた温かくもおかしな恋物語。若さ溢れる、なんでもありな展開に顔がほころび、居場所を見つけられない苦しさに共感したり>>続きを読む