おてつさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

おてつ

おてつ

映画(538)
ドラマ(0)
アニメ(19)

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.5

善と悪の二面性を捉えた人間模様のえげつなさ。さすが『空白』『ヒメアノ〜ル』吉田恵輔監督。見返りを求める男と、恩を仇で返す女の、底知れずな、泥塗れのドラマの境地にメガテン。終始、息の詰まる展開で参った参>>続きを読む

わたし達はおとな(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

途中でハッとさせる展開があって、
思い通りの超絶良いラストだった。

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.4

世代を超えて好きを分かち合うこと、あらゆる偏見すら度外視にして肯定してくれるような視点がめちゃくちゃ温かい。

アオラレ(2020年製作の映画)

3.7

異常な殺人鬼が煽り運転するって設定がとても好き。めちゃくちゃ太っていかつめなラッセル・クロウが演じたのも説得力あった。

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

4.1

男や過去のトラウマに圧せられて、女性が自分の体を制御できなくなり精神を狂わされる様を異食症の設定と重複させてみせたのは面白いと同時に底気味悪かった。ヘイリー・ベネットもとてもよかった。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

余りの衝撃に卒倒。大号泣。今までで最高のシークエル。開始5分で涕涙し、極限まで高まった感情はラストまで収まることなくマッハ10で駆け抜ける。終映後、観客が思わず「こんなに良い映画久々に観た」と言葉を漏>>続きを読む

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.9

公務員からアニメ業界に飛び込んだ新人監督・斎藤瞳は、身も心もすべてを捧げてアニメ界の覇権を狙う。実写版SHIROBAKOでありつつも、それ以上に“100人に1人でも、誰かの胸に刺され”といった強い思い>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.8

冒頭とても好き。ドラマ面は個人的に楽しめたけど、CGがなあ…

浅田家!(2020年製作の映画)

4.2

最後ずりぃ〜
めちゃくちゃ泣かせにくるじゃん

ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

4.6

『ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディールマン』
未亡人のシングルマザーの3日間を描いた作品。観客と女の視点の完璧なまでの融合。流麗かつ自然で演技の枠を超えた1つひとつの動作
>>続きを読む

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.5

率直にとてつもないカルト映画が誕生したと感じた。1人の少女の抑圧された感情と呼応するように大きくなる謎の卵。母性、思春期の不安定さ、家庭崩壊など、映像の美しさに相反して、描かれるテーマは風刺的で凄まじ>>続きを読む

明け方の若者たち(2021年製作の映画)

4.1

今日からアマプラで配信開始の『明け方の若者たち』観た。新社会人として新年度を向かえる前に、そして学生生活最後に観れて良かった。一目惚れからの熱烈でビターな恋と、「こんなはずじゃなかった」と落胆する退屈>>続きを読む

英雄の証明(2021年製作の映画)

3.9

善悪が揺らぎ、むき出しになる欲望。社会や周りの環境が、虚飾の偶像を作り上げ、やがて1人の男を狂わせる。名声を守ろうと愚行に走る主人公の心理は極限まで追い詰められた者のそれか。アスガー・ファルハディ作品>>続きを読む

パリ13区(2021年製作の映画)

4.2

偶然にも絡み合う男女4人のメランコリーながら静謐な美しさを纏う恋愛模様が、パリの街並みと共にきわめて美麗なモノクロ映像で描かれる。肉体の親密さと人種や性別すら超越する真のつながり。互いの心が静かに通じ>>続きを読む

SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

4.1

いつ稲葉さんが歌うんだと画面の中のキャラクターと同じ気持ちになって鑑賞した。前作を観ずに臨んだのは失敗なのかな、わりかしいけたけど

パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

4.7

PTA作品。ナニコレ!ズバ抜けて良い!虚言癖で、何かと暴力で発散する冴えない男は、ある女と運命的な出会いを果たす。まやかしではない真実の恋。不器用な男が、社会に騙され、時に眩惑しようと、真っ直ぐに愛を>>続きを読む

アネット(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

悪夢でも見てるんかってくらい面白くなくて辛い

ブルー・ジーンズ(1958年製作の映画)

3.9

ジャック・ロジエの短編。ヴェスパに乗り、ジーンズを穿いた2人の青年はカンヌの通りや海外沿いでナンパをし続ける。2人の女性との邂逅。入江での戯れ、1台に4人乗りのスクーター走行、夜の砂浜でのダンス。生き>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

3.8

家族でも知り得なかった自己と他者の内面に向き合う、前向きなストーリー。ホアキン・フェニックスの不器用な演技は、演技の枠を超越した魅力に溢れていた。さらに、子役のウッディ・ノーマンも同様に凄まじく、2人>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.4

過去鑑賞。今日『母なる証明』を観て、本作にも『殺人の追憶』にもポンジュノ監督のらしさみたいのが、一貫して汲み取れて、面白いなと感じました。

殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.5

過去鑑賞。ファソン連続殺人事件の犯人を捕らえるべく3000人の容疑者を取り調べ、180万人の警官を動員したが、1人の犯人は捕まらなかった。目を背けたくなるような事件に傲慢ながら立ち向かう警官、狂ってい>>続きを読む

母なる証明(2009年製作の映画)

4.5

知的障害を持つ息子は殺人犯か否か。真犯人を突き止めるべく奔走する母。無償の愛が狂気に変わり、一人歩きに暴走する。ポン・ジュノの寸分の狂いもなく完璧に練られた脚本と、俳優陣の鬼気迫る演技が凄い。後半の怒>>続きを読む