fuiさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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スローなブギにしてくれ(1981年製作の映画)

4.0

映像の色味 雰囲気とW浅野さんが最高!あと音楽!さち乃の表情が段々大人びてくるのが良い
出てくる男がみんなひどくて(マスターは除く)うーん...昭和って皆こんな感じ?違うよね

悦楽(1965年製作の映画)

4.0

匠子の愛は匠子からしか得られない 全世界どこを探しても、どれだけのお金を払っても 
心の奥底では分かってるからこそどうする事も出来なかったのかもしれないけれど
欲に塗れたまま生き急いでも何も得られない
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害虫(2002年製作の映画)

4.5

害虫はただ生きてるだけ 周りの都合で害とか言われてるだけで自覚は無い 生きてるだけでそんな名前つけられてるんだって思うといたたまれない 鼻歌で終わるエンドロールがとても好き

海辺の生と死(2017年製作の映画)

4.5

島の空気、音、自然、人、全て本当だった
目前の死が、愛を、魂を一気に燃え上がらさせる
死こそ、生の源であり、表裏一体

お墓がない!(1998年製作の映画)

3.8

私もお墓いらない 死んでから骨に手を合わせてもらうより、上を見てにっこりして欲しい

月光の囁き(1999年製作の映画)

4.3

普通の17才の女の子の幸せを感じて生きていたかった でも気付いてしまったからにはもう戻れない 見たくなかった、知りたくなかった自分との葛藤 自分が自分だと思っているものは自分で自分をこうだって信じてる>>続きを読む

さらば箱舟(1982年製作の映画)

4.3

ものの名前を忘れてしまう病を患い、身の回り全てに自分で名前を付けて貼っていく捨吉 次第には言葉そのものの意味も忘れてしまう。社会的な生活を根本から抹殺されたような状況...
私達は存在する全ての物に名
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花とアリス(2004年製作の映画)

4.7

岩井俊二の撮る風景ってどうしてこんなに美しく儚くて、どこか物哀しい香りがするんだろう 満開の桜の美しさを見て儚さを感じるのは日本人だけって本当かな 
アリス、演技させられるのは下手っぴだったけど自分か
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欲望の翼(1990年製作の映画)

4.0

自分が確かな愛を貫き通せる自信が無いから、誰からの愛も受け取れないし、愛されるのが怖い 
ヨディはずっと、どこか投げやりで、心の奥深い所で自分を否定し続けている感じがする 本当の母が分かったら少しでも
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クヒオ大佐(2009年製作の映画)

4.0

クヒオが頭の中の世界から出てくる日は訪れるのだろうか?抜け出した方が幸せ?そのままずっと目を背け続ける方がいいのかな
勿論人騙すのは最低だけど、憎めない人だった
自分の事も何もかも騙し続けてたから 最
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式日-SHIKI-JITSU-(2000年製作の映画)

4.5

自分の中の孤独や哀しみから逃れる為の虚構、それにずっとしがみついている彼女そのものが映画や芸術の表現、虚構として描かれているのかな
自分が受け入れられず違う誰かに成り切って生きていた所とか些細なきっか
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天城越え(1983年製作の映画)

4.5

ふわふわと軽く跳ねるように裸足で歩くハナ 
真っ赤な口紅をひいた唇がつくる笑みがこの上なく色っぽくて、心がきゅぅっと締め付けられる
喉じゃなくて心の奥の方から出しているような甘くやさしい声が凄くすごく
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北のカナリアたち(2012年製作の映画)

3.5

美しい銀世界と、哀しみや切なさのコントラスト
美しければ美しい程、悲しい

哀愁(1940年製作の映画)

4.5

戦時中という不自由な状況が、皮肉にも恋のスパイスになっていて、きっと今の私たちのように、当たり前に明日が来るような生活なら生まれていなかった恋 制限や不自由があるからこそ、今しかない!!と運命を左右す>>続きを読む

モスラ2 海底の大決戦(1997年製作の映画)

4.0

小さな頃に見る夢の中のような、或いは
小学生の頃に夢中になったゲームのような....
見ていると段々私の中の小さな私が見ているような感覚になった こういう映画普段見ないから余計にかな 
小さなひかりち
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悪人(2010年製作の映画)

4.0

1つの悪が生まれる過程には、いくつもの要素が連なっている 沢山の人、時間、背景が複雑に絡み合って生まれてしまった悪 それを最後の1人にだけ"悪人"というラベルを貼って裁いてしまうなんて、何て悍ましい事>>続きを読む

TWILIGHT FILE III(2006年製作の映画)

4.0

ひかりちゃんが見たいが為に観ました
最初から最後までずっと、ひかりちゃん可愛いなぁとしか思えませんでした ファンには堪らんです

DIVOC-12(2021年製作の映画)

4.3

12人の監督、それぞれ異なる空気感が一気に楽しめて色んなお話の中を冒険してるような気持ちになる120分 
エバンズ未夜子さんが監督してらっしゃる「あこがれマガジン」を楽しみに観に行きました

鏡の中の
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ピンポン(2002年製作の映画)

4.7

星野と月本 星と月 最高の相棒
純粋に、観てて凄く面白くて画面から目が離せない!一緒に笑って悔しがれる
月本は、星野にずっと自分のヒーローでいて欲しかったんだね...周りに何と言われようが、本気でぶつ
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

4.3

Noと言ったらそこまで、でもYESには良くも悪くも絶対にその先がある 自分の保守的な所に嫌気が差していたので、失敗しようが騙されようがまぁ、良い経験だ〜という精神で生きていこう

ヒミズ(2011年製作の映画)

4.2

住田君と茶沢さんが、同じ目をしてた
普通に幸せになりたいだけなのに...普通の幸せって何なんだろう こんなに難しいもの普通なんかじゃないよな
「世界に1つだけの花、だから夢をもとう」って先生が言ってた
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極道の妻(おんな)たち 最後の戦い(1990年製作の映画)

4.6

姐さんはずっと自分の芯の部分が真っ直ぐで、絶対ブレない曲がらない 瀬川が芙有に啖呵切られて、おなごに言われたくないとかゴタゴタ言ってるのダサすぎて姐さん見習って欲しい
ブローチの針でポタポタ互いの血を
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極道の妻たち(1986年製作の映画)

4.7

姐さん..........
視線の動かし方や仕草の一つ一つが凛然として美しく、もう私の心は完全にノックアウトされました 恋心に近いこの気持ちは何、、
真琴、ほぼ強姦?に近いような事してきた男に惚れてし
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疑惑(1982年製作の映画)

4.8

全く波長の異なる2人が良い感じに反発して強いエネルギーを生み出してる...
本当2人とも最高すぎてニヤけながら見てしまった 相手と共鳴し合う事って、ニコニコしたり優しくしたりとか、そういう表面的な分か
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鬼龍院花子の生涯(1982年製作の映画)

4.8

俳優陣の演技力が圧巻.....強さ、優しさ、儚さ、全てが映されてる 土佐弁が途中まで慣れず凄く聞き取りにくかったけど、この世界に浸っていく内に不思議と分かるようになってくる

松江が本当に、聡明で美し
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もう頬づえはつかない(1979年製作の映画)

4.2

「もう一度 会いたい」と玄関にメッセージ書いて挟んでおくシチュエーション、センチメンタルで良い.... もう今はそんな事出来ないから憧れる
何でもスマホで打っちゃうのって、よく考えたらすごい寂しい事な
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四月物語(1998年製作の映画)

4.0

四月の、何もかもが新しく芽吹き始めるようなあの感じ 
不安と希望が交錯する不思議な気持ち
私にはそんな四月はきっともう無いなーと思うと寂しい?ような嬉しいような
「花に嵐の例えもあるさ、
さよならだけ
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夏の終り(2012年製作の映画)

4.0

微妙な三角関係
この空気感堪らないな
少し昔の丁寧な言葉遣いってどうしてこんなに上品で色っぽいんでしょう 

アンジェリカの微笑み(2010年製作の映画)

3.9

イザクの部屋の窓がいつも開いていて、そこから見える景色が美しい 目から風を感じてしまった

写真や絵画を眺めていて、今にも動き出しそうで少し怖いな....と思う事が昔から結構有ったから、正にそのシチュ
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カケラ(2009年製作の映画)

4.1

"カケラ"を頭の隅に置いて観ると、この世のあらゆるものが何かのカケラであり、完全なものなど存在していないという事に気づく
だけど、きっと何かが欠けている事は決して悪い事では無くて、だからこそ私達は生を
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月曜日のユカ(1964年製作の映画)

4.5

コケティッシュな魅力満載のユカちゃん....
ねぇ、パパァ? って呼ぶ声が得も言われぬ可愛さで頭にそのイントネーションがずっと残ってる 

ラストが本当に最高で堪らない、大好きなシーンとなりました ユ
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