しろくろテレビさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

しろくろテレビ

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魔像(1952年製作の映画)

4.0

面白い!エンタテインメント!
全体を通しての五七調で早口なセリフがテンポよく、また聞き取りやすい。
特に阪妻のセリフまわしが心地よく、わざとなのか動作にちょっと間がある不思議さ。立ち回りシーンはワクワ
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(1953年製作の映画)

4.3

デコちゃんの名演技にくぎ付け。
飯田蝶子、東野英治郎の気持ちの悪いほどのワルぶりも必見だが、デコちゃんの職人芸はお見事!
監督の絶大な信頼があるのかもしれない。学生の目にうつるまばゆい美しさのデコちゃ
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熱砂の白蘭(1951年製作の映画)

4.0

モーパッサンの脂肪の塊が翻案。名優を揃えての映画化。劇団出身の方々、食堂の舞台劇風シーンは見応えあり。
木暮実千代ねぇさんの娼婦役はお見事!
娼婦としてのプライド、葛藤、孤独感。
世間の目、男性からの
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颱風圏の女(1948年製作の映画)

3.0

原節子さんが汚れ役!
タバコの吸い方、睨みつける目、カッコいい!!タカラヅカの男役なら、伝説の俳優になってたかもしれません。
無駄のない映画。
円谷さんの特撮、伊福部さんの音楽は一流。山村聰のイケメン
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偽れる盛装(1951年製作の映画)

3.1

新藤の脚本は暗い、しつこい。
芸妓の死、終盤の劇場のシーンは、もうちょいあっさりの方がみやすいなぁ。
マチ子嬢の妖艶な美しさ、目の動きには震える。お相手の男性陣のキャスティングもよい。進藤のいやらしさ
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今ひとたびの(1947年製作の映画)

3.5

五所監督が撮るとアイドル映画になっちゃうなぁ〜。
高峰三枝子女史のオフェーリアからのバスケ姿。お金持ちのお嬢様、人妻、バーのマダム。七変化です!
お相手の鶴崎一郎の棒読みセリフもまた良し!左近さんこと
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打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

3.0

今回の美少女は奥菜恵ちゃんか!
下手な演技がいいですね。
山崎裕太くんがお相手でしたか。
難しくて、危なっかしい小学生高学年。
子供?大人?の微妙な年頃の1ページを上手に描いてはります。
が、好みの問
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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

2.3

うーん…。
岩井俊二のも見逃してるのでなんともですが、この内容だと岩井ワールド全開のような。それをアニメでとなると、全く別物にするか。これが全く別物かはわかりませんが、菅田くんとすずちゃんじゃなくても
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仇討(1964年製作の映画)

4.4

恐るべし!橋本忍!
ほんとに些細なことから、グラディエーターのような大観客の前での仇討ちへ。
静かな錦之介が、最後に爆発した!
圧巻の殺陣シーン。
かわいい石立鉄男演じる辰之助の少ないシーンがめちゃく
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カノジョは嘘を愛しすぎてる(2013年製作の映画)

3.5

タケルにはまいりました。降参です。
まさしく少女マンガからとびだしてきたイケメンで、やることなすことマンガ!!
ちはやふるの監督さんはやはり上手で、女性にはタケルに、男性には櫻子ちゃんに、キュンキュン
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劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~(2019年製作の映画)

3.5

やっぱり黒澤部長が突き抜けてる。ドラマ知らない人に彼の良さを知ってもらうには絶妙な設定。久しぶりに映画でわろた!
はるたんは相変わらず可愛いし、牧でないとあかんな。
沢村も志尊くんも好演。志尊くんはベ
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その人は遠く(1963年製作の映画)

3.0

芦川いづみちゃんがいづみさんに!
親戚の綺麗で頭が良くて何でもできるお姉さん役を好演。声が実に色っぽい。いけすかん強欲な大学講師の不幸な嫁になる。大阪へ嫁ぎ関西弁もマスター。方言女子に、もう日本の男性
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夜のピクニック(2006年製作の映画)

3.0

可もなく不可もなくですね。
腹違いのきょうだいって戦前にはよく映画や小説で出てきましたが、最近では新鮮ですね。いい子に育ってよかったと思いました。
今大活躍中の俳優さんがわんさか出てました。池松くんが
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スクール・デイズ(2011年製作の映画)

4.0

とてもいい映画でした。
今の子はどうかわかりませんが、昔はこんないじわるがありました。残酷ですが、一方でされる言われる子たちの仲間もありました。スタンリーくんのようになにか超越していて、リサイタルに出
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お茶漬の味(1952年製作の映画)

4.5

小津さん映画で初めて観たのがこの作品。見直すと忘れてることがいっぱいで、改めてセリフ、カット、デコレーションの緻密さに驚いた。当時はそんなことあまり知らずに観ていた。なぜ惹きつけられるのか?不思議な感>>続きを読む

陽のあたる坂道(1958年製作の映画)

4.0

石坂洋次郎、3時間越えとなると名作「青い山脈」だが、これも負けてない。
全く飽きさせず、ここまで描きったのはお見事。長回し、長ゼリフもあり、俳優たちの力量もうかがえる。複雑な家族各人の心を丁寧に無駄な
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君よ憤怒の河を渉れ(1976年製作の映画)

3.0

健さんまた無実の罪??なんて思いながらゆったりとみていたら、超エンタテインメントでした。健さん、熊と格闘、飛行機操縦。え!新宿に馬走る??マンガやな。
池部の良ちゃんに、岡田英次と往年の映画スターや、
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なまいきシャルロット(1985年製作の映画)

2.6

好きじゃないだろうな〜と思いつつ鑑賞。
やっぱり…。
この年代の女子の多感期を描いたものはイライラしてしまう。男子からみたらかわいいのか??
でた!フランス女子の過剰な興奮と悪態。
13女子に襲いか
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五人の兄妹(1939年製作の映画)

4.0

木下惠介作品にはしっかり心をつかまれるなぁ〜。今回は泣かないと思ってたのにホロリときてしまう。
笠智衆の長男いや父親としての重圧、それ故の弟妹の苦悩。みんな優しい。その中に警察沙汰になる次男。ドラマチ
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飢える魂(1956年製作の映画)

2.5

よろめきドラマ的な映画。
川島もこんなのやってたのね。
日活無料配信に気づき最終日ギリギリで観られた!と思ったら、続編もあったのね…。でも、もうお腹いっぱいです。
南田洋子、若い時は美しい。なんであん
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虹男(1949年製作の映画)

3.5

伊福部昭氏の音楽は特撮映画とこんなにもマッチするのか!とうなりました。
B級推理物映画の中に虹色特撮と高級音楽、いいねぇ〜。怖さをあおる照明、カット割りもいい。
キャラ設定がやっぱりB級で高得点はもら
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婚前特急(2011年製作の映画)

2.5

結構なキャスティングの割にはパッとしない映画。5人の男たちとの関係をもっと丁寧に描いたほうがよかったかな。後半の白川和子のおばあちゃんとかいらんなー。
なんかテレビドラマみてるようで、映画的な面白さが
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狼火は上海に揚る 春江遺恨(1944年製作の映画)

3.0

この時代、この年に国際映画とは驚きましたます。日華合作。西洋人も多く出演。
音が悪く、字幕も薄いので、わかりにくさはありましたが、そんな中、阪妻の寛大さ、豪快さは伝わりました。いつ斬るかと待ってました
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待って居た男(1942年製作の映画)

4.3

ベルちゃんがかわいすぎる。
推理時代劇。目明しもの??
長谷川一夫、エノケン、デコちゃん、宇礼雄そうそうたるメンバー。
テンポもよく、とても楽しい娯楽映画。
急なアップ、ターンもおもしろい。
4回の殺
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地黎明(1991年製作の映画)

3.0

リーリンチェイがかっこよすぎる。鉄拳師匠との対決は声が出た。
アメリカ、イギリス、ヤクザ、政府がからんでややこしいけど、アクションシーンみてるだけで映画観た感強し。
セガールの沈黙シリーズぐらいいっぱ
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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.5

わかっているのにハラハラドキドキ。1,2,3を通してあっぱれ!
最後のTHE ENDがさみしすぎるけど納得。
過去西部劇の時代。イーストウッドからハイヌーン、オマージュもありながら、映画人としてやりた
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踏みはずした春(1958年製作の映画)

3.5

BBSって何?ほんとにブリジットバルドー?って、知らなかったことば、存在。
こんなワルをお嬢さんに託していいの?いきなりホテルに行き、風呂に入らされるなんて!!など信じられない設定が面白い。
清順監督
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さあ帰ろう、ペダルをこいで(2008年製作の映画)

4.0

おじいやるね〜。
ウチにいたらややこしそうなおじいやけど、艱難辛苦の人生を生き抜いてきた寛大さを感じます。
政府に囚われ、娘も奪われ、引き裂かれた家族。記憶喪失になった孫に厳しく楽しい経験をさせる。タ
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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

5.0

映画にチカラを感じるね〜。
大ヒットのパート1をふまえつつ、3につなぐ、一番難しい2。それをこのクオリティーに仕上げるなんてマジック!
最後のトンネルのシーンのカット割り、うますぎる。マンガのような古
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約三十の嘘(2004年製作の映画)

2.8

16年前の映画なのに、出演者のお変わりないことにびっくり。
詐欺師軍団、タイトルクレジットとクレイジーケンバンドの曲が素晴らしく期待しましたが…。
舞台劇のような展開で映画的な面白さがあまりなかったか
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ラブファイト(2008年製作の映画)

2.5

林遣都くんの初期スポーツもの飛び込みDIVE!、野球バッテリーに続き、ボクシング。初期はかわいいねー。それにうまい!きいちゃんもかわいい。青春スポ根ものと 思ってたら、あれあれ?会長の話??急に若者が>>続きを読む

殿、利息でござる!(2016年製作の映画)

3.5

松竹らしいあたたかみのある映画でした。
補助金が投入されているかと思うほど優等生な感じがしました。
いつの時代もお役所のやることは同じですね。ややこしいお金のことわかりやすく説明してあり、クセある俳優
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素ッ裸の年令(1959年製作の映画)

3.0

白黒、構図が素晴らしい。
清順はケンカのシーンが秀逸。
カミナリ族、ハイティーン、ローティーンヤクザという言葉もいいね。ハイティーンブキも素敵でしたが。
サブちゃんが気の毒で仕方ない。
お金持ちのボン
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

5.0

ひさしぶりに鑑賞。
やはりこわいくらいおもしろい。
よくできてる。
10年に一回は観ないといけないかも。
どの時代どの世代でも楽しめる映画。

カサンドラ・クロス(1976年製作の映画)

3.5

豪華キャスティングに声上げた。
こんなのありか!
パートランカスターにエヴァガードナー。それにソフィアローレンにリチャードハリス。嘘でしょ。え!ストラスバーグにアリダヴァリ。オリエントエクスプレスか!
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悪太郎(1963年製作の映画)

4.0

きれいな白黒シネスコの映像美。清順監督の器用さがうかがえる。
悪太郎も風紀軍団とのやりとりは圧巻!
初体験のくだりも面白い!
日活黄金コンビの賢ちゃん、雅子ちゃんでこんなのがあるんか〜。
賢ちゃん熱演
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