tsuyocinemaさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

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動物性の発露出来る映画!


ビバ!男ポルノ映画!
男のあらゆる欲求(性的な意味だけではない)を満たすような映画!
社会性を剥がすことが出来ず、動物性を吐き出すことが出来ない現代人が観るべき一作!

あなたを抱きしめる日まで(2013年製作の映画)

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宗教のダークサイドをマイルドに伝えた

修道女が生き別れ状態になった息子を探すためにジャーナリストと米国まで行った結果、驚愕の真実を知ることとなる。
その真実と自身が信じているキリスト教の教義とで煩悶
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CUBE(1997年製作の映画)

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恐ろしく現実的な怖さ


謎の立方体に閉じ込められた6人が脱出する為に醜い自我を露出していく様が何とも恐ろしい。
しかし特異な立方体の中は実は社会のメタファーとも考えられ、主張の衝突が排除を生む様は現
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

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主人公の子役が「ものすごく生意気で、ありえないほどうまい」


9.11で父を亡くした少年が父の残したものを探すことで成長する物語なわけだが、主人公の子役が「ものすごく生意気で、ありえないほどうまい」
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アーティスト(2011年製作の映画)

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「映画史をあなたに!」


この映画は「映画史に残る名作をあなたに!」との宣伝文句だが、
ノン!ノン!
正しくは「映画史をあなたに!」だ。
基本無声映画のフォーマットを通底させつつも、トーキーが隆盛す
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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

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KEEP ON ボンクラ道!


現在公開中のエドガー・ライト監督のワールズ・エンドの前哨戦として鑑賞。
ゾンビコメディーの金字塔的作品であり、しばらくゾンビに気づかなかったり、ゾンビを撃退するときに
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アクト・オブ・キリング(2012年製作の映画)

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人間の怖さを感じざるを得ない


アクト・オブ・キリングを観てきた。
1965年のインドネシアで共産主義者(と思われる人も含む)100万人が大虐殺された。
驚くべきことに大虐殺した側は今も各界の要人と
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ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

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普通ってなに?常識ってなに?そんなもんガソリンぶっかけて火つけちまえ


奥崎謙三という人間は法律にも常識にも捕われず、ただ自分の信念と美意識、倫理感に従って行動する人だ。
その様をカメラに映すことで
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ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年製作の映画)

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これはエドガーライトによるポスト「桐島部活辞めるってよ」だ!


高校時代にイケイケの学生ブループに属していたゲイリーキングが
ひょんなことから学生時代に失敗した12軒のパブを回ってはしご酒をするとい
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

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ルサンチマンの爆発!

悪者退治だけど、実際は思い込みの逆恨みだから非常に恐ろしい。
隣人にはしたくないな...
ベクトルが違えば秋葉原の無差別殺人になりかねないわけだ。
鬱屈の発散って恐ろしい訳で、
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

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こんな映画を今は作れないのかな〜


原発からプルトニウムを奪った主人公が国家権力と交渉し、
人々の欲望を洗い出していくという今だとなかなかやりにくいテーマ。

とりあえず、
沢田研二の怪演っぷりが素
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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

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詰め込み過ぎのB級感に慣れれば名作?


ジョージ・オーウェルの1984みたいなディストピア超管理社会をサイバーパンクSFに仕立てて滑稽なほどの風刺を差し込みまくているわけだが、映画のルックがB級すぎ
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ロボット(2010年製作の映画)

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クライマックスのアクションは爆笑必至!


ビバ!ボリウッドな金かかったSF!
「ロボットに感情が生まれたら?」というクリシェなテーマなのだが、圧倒的かつフレッシュなアクションシーンをぶち込むし、笑え
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悪の法則(2013年製作の映画)

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「悪」の嫌だ味をべっとりつけてくる映画


豪華出演陣にも関わらず興行的にはいまいちだったらしいが
映画の「肌触り」がかなり良かった。
「ノーカントリー」の脚本家が書いただけあって
「悪」と言うものの
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悪いやつら(2012年製作の映画)

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スコセッシ×仁義なき戦い×韓国ノアール=大傑作


元税関職員のハンパ者のチェ・イクヒョンとヤクザの組長チェ・ヒョンベが裏社会で伸し上がっていくギャングスタームービー。
成り上がっていく二人はノ・テウ
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クラウド アトラス(2012年製作の映画)

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多層的に輪廻転生を観れる楽しさたるや!


マトリックスのウォシャウスキー姉弟が描く6つの時代の6つの多層的な輪廻転生した人生を連続して見せるフレッシュな作品!
アトランダムに見えて、実は超計算された
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探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点(2013年製作の映画)

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いまいち乗れない


大泉洋の大げさな演技にのめり込めないのと、
映画リアリティーラインがブレブレてたのがイマイチだった。
これ見よがしの反原発議員の使い方もどうかと。
でもTVで観るにはちょうど良い
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仁義なき戦い 完結篇(1974年製作の映画)

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負の連鎖は続いていく


相変わらず仁義がある人間が報われない。
しかし仁義を通している広能(菅原文太)、武田(小林旭)、松村(北大路欣也)は本当にかっこいい。
この映画は完結しても仁義なきやくざ社会
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ヴァルハラ・ライジング(2009年製作の映画)

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うーん、、ストーリーが、、、


「ニコラス・ウィンディング・レフンの作品を観よう!」と思ってブロンソンと一緒に観たけど、本作は正直眠ってしまうくらい退屈だった。
特徴的な映像の色彩感覚やかなり暴力シ
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麻薬密売人 プッシャー(1997年製作の映画)

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まあクソ野郎しか出てこない


プッシャーを生業とする主人公の日常が描かれた前半から、
ディールでヘマした主人公が組織から追われる後半部に行くにつれてどんどん自分さえ助かればよく、自分のことしか考えて
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マグノリア(1999年製作の映画)

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ラストのカタルシスたるや


観たつもりになってて観てなかった。
群像劇なんだが特筆すべきは爬虫類嫌いには恐怖でしかないラスト(私は大爆笑したが)と全編通して素晴らしい音楽かと。
群像劇自体の巧みさは
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

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暴力が暴力たる理由


たけし演じる不良刑事の我妻の暴力性は粗野で反射的。
だからこそ暴力の怖さと凄惨さを正しくも表現している。
警察もヤクザも一般人も等しく狂っているし、暴力には暴力という現実をシニ
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

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ただのお洒落映画と思って食指が進まないのは損!


今年観た映画の中でトップ3級の最高の映画!
ユーモアの入れ方、鮮やかな色使い、表情で物語る演技、テンポ…
全てが絶妙かつエレガントなバランス感覚で作
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恋の渦(2013年製作の映画)

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WBO(悪くて馬鹿で面白い)かつDQNの奴らの恐ろしい恋愛模様


WBOなDQNの性欲渦巻く恋愛模様に爆笑しつつも、恐ろしくなった!
「登場人物には誰にも感情移入できねーよ!DQNってマジ馬鹿でうざ
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

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無意味なギャグにこそポン・ジュノの真髄か


突然変異で生まれた怪物に娘を奪われたパク一家が娘の奪回をはかるパニックムービー。
普通の一家が国家を揺るがすような怪物と戦うと言うストーリーが荒唐無稽だし
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シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

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恐ろしいほど簡単に人が死ぬ日常


1960年代から1980年代にかけてのリオデジャネイロ、中でも貧困にあえぐ神の町と呼ばれるスラムを舞台にした実話を基にした抗争劇。

ここでは子供達、青年が簡単に銃
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ハッスル&フロウ(2005年製作の映画)

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ワンスアゲイン&ヒップホップの初期衝動
地元メンフィスでピンプとしてしがない日常を送るDジェイが地元を飛び出し全米でサクセスしたヒップホップスターに触発され、マイクを握るワンスアゲイン映画!
ラップを
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

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【ファースト・マン/FIRSTMAN】
人類初月面に足跡を残した男、ニール・アームストロングの宇宙飛行士になり月に行くまでの半生を描いた作品。ラ・ラ・ランドに引き続きデミアン・チャゼル監督、ライアン・
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

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【ミッドサマー/MIDSOMMAR】 (グッド/パッド)トリップの行き着く末はユートピアかディストピアか?

まぁ相変わらず不気味というか不穏な映画撮るなぁ…

ぱっと見は「こんな友達の実家の祭りは
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渇き。(2013年製作の映画)

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裏『桐島部活辞めるってよ』かもよ

美少女の巫女性と悪魔性の共存性を見事に表現した加奈子役の小松菜奈ちゃんと動くためのガソリンは狂気っていう位の父を演じた役所広司は本当に素晴らしい演技!
テーマは陳腐
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ムカデ人間2(2011年製作の映画)

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白黒でよかった〜


映画ムカデ人間に触発された主人公が『自分もムカデ人間をつくる!』
と一念発起メタ作品。
しかし、この主人公には美学も計画性も技術も無いためムカデ人間をつくるプロセスが雑!
その雑
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ファニーゲーム(1997年製作の映画)

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気がついたら犯罪者に肩入れするような映画構造が凄い


ある幸せな家庭がバカンスをしている別荘に突如2人組の来訪者が訪れ、幸せな家庭を崩壊させる後味の悪い物語。
なんだけれども、直接残虐描写を見せるこ
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

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技術の進歩にただただ圧巻

ようやく序を鑑賞。
ストーリーの大枠はTV版と変わっていないのだけど、
ちょこちょこマイナーチェンジされているところがマニアにはたまらないのでしょう。私は小学生の時にぼんや
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

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中学生に戻って恋とかしたくなっちゃう〜

画面に映るすべての光景が現実感の無いくらいにお洒落かつ可愛いモノであふれたあまりに美しい島での小さな恋のメロディー。
周りから問題児扱いされている、2人の男の
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ムカデ人間(2009年製作の映画)

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あんたバカ〜と言いたくなる
2の主人公の狂気性を既に見ているので、1の主人公にはあまり恐怖は感じなかった。
というのも彼には計画性とロジックが明確だし、美学があるから。人は説明がつくと恐怖は緩和するの
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TOKYO TRIBE(2014年製作の映画)

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ヒップホップを使ったグラインドハウス!


ヒップホップとTOKYO TORIBEという漫画を借りた金をかけた最高のB級映画!
ヒップホップミュージカルというフレッシュなアイデアだけでなく、園印のアク
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