tsuyocinemaさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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スノーピアサー(2013年製作の映画)

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不可解なポン・ジュノ感が残っててよかった!


世界が再度氷河期に突入。そんな世界で残った人類は永久に動き続ける列車に飛び乗り、そこが世界になった!
その世界には貧富の差があり、乗客は住む車両によって
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

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男の子が上がる要素しか無い感じ


パシフィックリム以来の『男の子』が上がる要素しか無いという映画!近年のシリアスなヒーローものとは違い、銀河を左右するような財宝を巡って、キャラが異なる宇宙のならず者
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荒野はつらいよ アリゾナより愛をこめて(2014年製作の映画)

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いい意味での雑さがたまらない


TEDのセス・マクファーレンが主演・監督をつとめる現代人の視点からつくったメタ西部劇映画。
というのは西部劇中の主人公がいわゆる『西部劇』的な世界に嫌悪しており、西部
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容疑者、ホアキン・フェニックス(2010年製作の映画)

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期待値を上げたのが間違い


俳優ホアキン・フェニックスが自身のキャリアを捨て、ラッパーに転身するドキュメンタリー。
赤裸々にダメな私生活、イケてないラップに苦悩しながら挑むさまなどはソコソコのリアリ
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スーパー!(2010年製作の映画)

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思い込んだ正義ってやっぱ怖いな


ドラッグディーラーに妻を寝取られた冴えない主人公が妻を取り返す為、そして全ての悪を懲らしめる為にヒーローになり悪と戦う。
最近のヒーローとは違い、自分の思い込んだ正
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劇場版SPEC~結~ 漸ノ篇(2013年製作の映画)

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前作まではテレビシリーズの良さも残しつつ


前作ではテレビシリーズの良さがあったが、なんか雑になってきたぞ。。。
とは言えTVシリーズを観たので、最後まで観るしか無い

劇場版SPEC~結~ 爻ノ篇(2013年製作の映画)

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この酷さは堤クオリティー


TVシリーズからの伏線を回収せずに、突っ込みどころ満載の安い陰謀説的な説明を盛り込んで、金の無駄使いとしか思えないCGの多用により、まぁチープな作品に仕上がった。
やはり
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ニンフォマニアック Vol.1(2013年製作の映画)

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意外に性愛というテーマ以外も充実


『愛とは嫉妬まじりの強い性欲に過ぎない』というコピーに引き寄せられて鑑賞。
エロエロなのかなと思いきや、結構なギャグと技巧的な映画表現とニヒリズムが映画全体をいい
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ニンフォマニアック Vol.2(2013年製作の映画)

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性愛に関しての示唆をいただきましたが、ラストだけは


様々なフェティズムが出ることでの性欲の多様性と、『愛が性欲のスパイス』ということに関してをテーマに描いたのが2だと思う。
男性の僕としては主人公
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もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)

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前田敦子はいいんだけど


離婚した自営の父のいる実家にもどってニートをする娘の話なんだが、モラトリアムを謳歌(?)する前田敦子の実在性感は素晴らしい。
前田敦子がかったるそうに食事をする様、くでぇっ
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ザ・レイド GOKUDO(2013年製作の映画)

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いいんだよ!いいんだけどね!


インドネシア発のアクション映画の歴史に名を残した前作の続編でバジェットも増え、日本のヤクザが絡むし、前作の人気キャラであるマッドドッグ役の俳優も続投ということで、そり
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

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【アトミック・ブロンド/ATOMIC BLONDE】
ベルリンの壁崩壊直前、西側の極秘情報を流出させようとしたMI6捜査官が殺される。
紛失した機密文書のリストの奪還と二重スパイの捜索を命じられたMI
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

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結構近未来の切ないラブロマンス


人工知能OS「サマンサ」とちょっと不器用な男とのラブロマンス。
こんなに自身のことを理解してくれる直感系のOSがいたら恋に落ちてしまうのは仕方がないと思わせてくれる
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ブルージャスミン(2013年製作の映画)

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横浜メリーさんもこんな感じだったのかな。。。


癪に障る転落したセレブ妻の再起をかけて痛た痛たしくも奮闘する様を描いたブラックコメディ。
周りへの配慮なく、再起の為には嘘もつく元セレブ妻がどんどん精
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インターステラー(2014年製作の映画)

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面白かったけど、、アイツなんだよ!!


公開前から2001年宇宙の旅やゼロ・グラビティなんかと比較されて、高評価を聞いており、かつクリストファー・ノーラン監督作ということで個人的には観なきゃいけない
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メビウス(2013年製作の映画)

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阿部定事件の何倍もすげえ


今年観たエンターテイメントの中で屈指の衝撃と爆笑をかっさらった作品。
旦那の浮気に腹を立てた妻は夫の陰部を切り取ろうとする。
しかし、それに失敗した妻は、愛する息子の陰部
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

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『500日のサマー』『ブルーバレンタイン』のような恋愛、結婚イヤイヤ映画。。。ではない



この映画の比較対象として『500日のサマー』『ブルーバレンタイン』のような男目線での恋愛、結婚イヤイヤ映画
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ドン・ジョン(2013年製作の映画)

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他者の人間性を想像するって大事よね


文系オシャレ俳優ジョセフ・ゴードン・レビットの初監督&主演作品がまさかのマッチョなヤリチンだけど実際女性よりもポルノが好き!という設定だけでたまらない。
そんな
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LIFE!(2013年製作の映画)

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こういうフラットにいい映画って案外少ないもんです


妄想好きのうだつの上がらない主人公が勇気を出して行動をすることで人生が豊潤に彩られていくという良質エンターテイメント作品!
飽きることないダイナミ
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鬼畜大宴会(1997年製作の映画)

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狂気には意味不明なものがあるべきだ


学生運動バリバリ時代に内ゲバによる学生団体の崩壊を描いた本作。
と説明してしまうと陳腐なんだが、それがこの映画の欠点なのかもしれない。
エグい描写があり、映像的
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女囚さそり 701号怨み節(1973年製作の映画)

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梶芽衣子の怨み節がたまらない


梶芽衣子の見開きまくった目だけで上がる映画!
アクションシーンも素晴らしかったので、もう少し動いている梶芽衣子を見たかった。
公安や刑務所の人々が極悪だなのはお愛嬌。
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崖の上のポニョ(2008年製作の映画)

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おい!大人たち!しっかりしろよ!


ジブリ作品をTVでしか観ないので初めて鑑賞したんだが、野暮と分かりながらもこの映画は違和感と許せないところがありすぎる。
まずあらゆる大人がソウスケへの配慮が足り
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フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)

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男ハァハァ サスペンス


デュポン財閥のボンボンがレスリングの元代表選手を殺害したという事件の映画化。
スティーブ・カレルが自身の力で獲得してこなかったボンボンの持つ歪んだ愛憎を見事に怪演!
息つま
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ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版(1978年製作の映画)

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現代のあらゆるゾンビ作品の基礎だと実感


現代のゾンビ作品の礎を作ったジョージ・A・ロメロ。
ゾンビが『走らず、話さず、考えず』というゾンビ三原則を作ったことで有名だが、本作では現代ゾンビ作品でも適
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マッドマックス(1979年製作の映画)

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マックスが結構ヘタレ!というか迂闊じゃね!?


ファンファンみたいなビジュアルで行動原理不明の悪役親玉トーカッター!
見た目は雑魚キャラなのに、リスペクトされていたナイトライダー!
トーカッターの腹
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マッドマックス2(1981年製作の映画)

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未だにサブカルチャーに影響を与えるカロリー過多な作品


前作で主人公的な魅力が少なかったマックスがMADさを身につけ帰ってきた!(迂闊さは相変わらずだと思うんだが)

舞台は世界大戦後に文明が消失し
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ジャッジ!(2013年製作の映画)

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期待値下げてみればいいと思う


テレビ局、代理店主導の映画への批判が半端ないしが、
特に期待もせず、批評性を持たなければ面白い映画だと思います。

中盤で結末が予想されるし、そもそものリアリティーラ
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

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イーストウッドはPTSDを主題にしがち


イラク戦争で伝説となった実在の狙撃手がPTSDに蝕まれる悲惨さを物語っており、狙撃手を英雄視していないとは思う。
しかし戦争ハイ状態の主人公、菊地成孔曰くの
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アメリカン・ハッスル(2013年製作の映画)

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口八丁手八丁でハスハスです


実際に起こった収賄事件を扱った映画。
ハスラーが免罪を勝ち取るためにFBIと協力して政治家の収賄を突き止めるという事実は映画並みに奇なりな本作。
頭脳戦なので派手なドン
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小さいおうち(2013年製作の映画)

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ほっこりするけど反戦映画なのがすごい


祖母の生涯を書いた私小説から、昭和を生きた慎ましやかな祖母の一生を知るという山田洋次っぽい作品。
家庭の中での機微を写したカメラワーク、演者の所作、言葉遣い、
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

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パク・チャヌク印の真面目に過激なおかしなジャンル映画



酔っ払って起きたら監禁されて、気がつけば15年間。
『15年も自分を監禁した野郎に制裁を加えてやる!』と思っていたら、監禁部屋から急にシャバ
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許されざる者(1992年製作の映画)

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イースドウッドテーマが盛り込まれまくっている&殺人マシーンに変貌するマニーの前半のへっぽこで萌える


かつて賞金稼ぎというか悪党だったクリント・イーストウッド演じるマニーが子供のために賞金稼ぎに行く
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アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)

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【アンカットダイアモンド/Uncut Gems】
金を借りては、一攫千金を狙う宝石商のペラ馬鹿一代記。

オープニングのダイヤモンドの原石を見つけてからの内視鏡検査で腸に視点が移る映像とOneohtr
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8 1/2(1963年製作の映画)

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人生は祭りだ。共に生きよう。


マジックリアリズムに妄想と現実が差し込まれることでクラックラする感覚が心地よくも混乱させられる。
フェリーニの実人生と夢を投影したこの作品はストーリーや挿話に追いつこ
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悪い男(2001年製作の映画)

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意味わかんねぇ!動機が狂気であり狂喜!


昨年俺的映画ランキング1位のメビウスの監督キム・ギドクの作品の傑作。
ムショ帰りの主人公が一目惚れした女性をはめて、自身が経営する風俗店に入店させて働かせる
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ヒッチコック(2012年製作の映画)

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天才の妻への愛と女優へのフェティズム、映画への狂気
ヒッチコックがサイコ制作に至るまでの苦悩と執拗なこだわりを描いた本作。ストーリーに内包される「実は妻が献身的にサポートしていた」的な部分とヒッチコッ
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