tohkoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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君は放課後インソムニア(2023年製作の映画)

4.0

森七菜さんが演じる曲(まがり)、奥平大兼さんが演じる中見のキャラクターが魅力的
役者さん自身の持つ雰囲気もハマっている
それと白丸先輩(萩原みのりさん)の挙動不審さが良い
かつて2人と同じように自分の
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大名倒産(2023年製作の映画)

3.0

あえての時代劇特有の大仰なお芝居、ど定番な台詞、個性的なビジュアルの面々など見どころいっぱいで、とにかく楽しい!
豪商の女主人(キムラ緑子さん)の強烈な出で立ちは必見
それから、とりあえずお気持ち歌に
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.0

父と娘の幸せなヴァカンスに見えるが、どこか不穏で、いつか何か悪い事が起こるんじゃないかという気持ちにさせる
父親が時折見せる鬱屈した表情に詳細な説明はない
これを説明不足と捉えるか、想像の余地があると
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.0

ある場面でドラム缶が出てくるんだけど恐ろしすぎる
絶対CGだと思うよね?
そうじゃないんだから、なおさら怖い
あと工藤の狼狽する姿とか矢崎の神経質そうな表情とかシリアスな場面でも どこか可笑しみがあり
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苦い涙(2022年製作の映画)

3.5

オゾン監督作品『Summer of 85』『すべてうまくいきますように』は観てるけど、だいぶ雰囲気違うかも

正気を保てないほどの恋
若くて美しいオトコに翻弄される中年男が、ままならない自分の恋愛に憤
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.5

一言で言えば泉京香は最強w
私は原作未読、ドラマは全部見てる
夫は原作もドラマも見てないけど面白かったらしいので全方向オッケーと思われます😁
客層も老若男女幅広かった
家族で観られる作品は強いなという
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宇宙人のあいつ(2023年製作の映画)

3.0

想像以上に、ゆるっとした作品だったかも
タイトルで「宇宙人」と明かしてるからトンデモ話でも納得済みというか…気にならないw
朝ごはんを食べる彼らを見ているだけで、家族を感じられるのが良い

ウィ、シェフ!(2022年製作の映画)

3.5

頑固で職人気質な料理人が主人公
今までとは違う世界を見て、彼女の何かが変わっていく
前向きで元気になれる作品

波紋(2023年製作の映画)

4.5

まずは「絶望エンタテインメント」という謎ワード!
宗教に救われているようで、実は自分の気持ちに無理矢理蓋をして穏やかさを装っているだけかもしれない依子
彼女のいらいらが波紋のように観ている側にも伝わり
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パリタクシー(2022年製作の映画)

4.0

品の良いマダムの意外な過去に、タクシードライバーも私もいつしか引き込まれていく
人生には一期一会があり、たった一度の出会いで、その人の思考を大きく変える事もある
終盤の展開はベタで想像通りだったが、そ
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せかいのおきく(2023年製作の映画)

3.5

矢亮(池松壮亮さん)の台詞「ここは笑うとこだぜ、忠次!」(全然面白くない)がいちいちツボだったし、声が出なくても なんだかんだ気持ちを上手く伝えちゃうおきく(黒木華さん)と こじれたヲタクみたいに何も>>続きを読む

ロストケア(2023年製作の映画)

3.5

無関係ではいられないよね
介護する側にも、される側にもなる可能性がある
いつか人は死ぬのだから、ずっと苦しむくらいなら終わりにしてしまいたいという気持ちもよく分かる
絆は呪縛
ちょっと気持ちの整理がつ
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わたしの幸せな結婚(2023年製作の映画)

3.5

原作は小説かな?
完全に少女漫画の世界なんだけど、それを実写として違和感なく楽しめるクオリティーだと思った
素敵な建物がたくさん出てきたから、そちらにも興味津々
美世の実家、斎森家の設定の六華苑行って
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GOLDFISH(2023年製作の映画)

3.5

青春の続きの希望とやるせなさ
夢を見続けられる事が羨ましくもあり、でも私は私なりに、やりたいように生きていきたいな…などと思いました

銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

4.0

賢治の父 政次郎は当時の父親のイメージとはかけ離れた人
その反面、昔ながらの価値観も持っていて何度も賢治に家業を継ぐよう諭している
結局のところ息子に丸め込まれてw自由にさせてしまうのがなんとも可笑し
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雑魚どもよ、大志を抱け!(2023年製作の映画)

4.0

人間の弱さ、ずるさ、情けなさをこれでもかと見せつけてくるから、それは当然刺ささりまくる
この少年たち、いったいどこで見付けてきたのっていうくらい皆んな良い!
ちょっと昔の小学生…普通から、ちょっとはみ
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Winny(2023年製作の映画)

3.5

人間の探究心や自己表現、人々の役にたちたいという気持ちが新しい技術の源となる
しかし、その目的に反して悪用される事もある
優秀な技術者が、ある日突然拘束される
無罪を勝ち取るための長い年月
日進月歩の
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.0

いや…なんか想像してたのと違って面食らったわ
あそこまで執着するのって何なの?
もうある意味ホラーよ

これ友人関係って考えると、おいおいっ…って話だけど恋愛なら「可愛さ余って憎さ百倍」みたいなね
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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.0

誰とでも垣根なくフレンドリーに接しているようで誰よりも孤独と寂しさを纏っている人
恋愛、友情、家族愛…そのどれでもない名前のない愛を求めていたのだろうか

レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.5

序盤の信長と濃姫の戦いは、姉と弟が戯れているようで笑みがこぼれる
そこからの2人の変化
「我、人にあらず」
やんちゃなわっぱが魔王になる
信長の持つ強さと脆さ
濃姫との共犯関係にも似た繋がり
愚かな夢
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

これは…SF?アクション?それともヒューマンドラマ?
答えは全部!たぶんねw
もうカオスすぎて何と表現していいか分からない
よくもまあ、こんなハチャメチャな映画を作ったもんだ(ほめてる)

意地悪そう
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君に幸あれよ(2022年製作の映画)

1.5

全く目新しさもなく說明不足で、ぼんやりしたストーリーだと感じた
2日で書き上げた!どやっ!な感じだったけど、もう少し練り上げても良かったのではないかな?
役者は良かったと思う
特に理人役の高橋雄祐さん
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ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

-

ひたすら会議の場面が続く
当然、会話の応酬が続いて、それを頑張って読んで理解しようとしてた
でも、しばしば思考停止に陥り意識が遠のいたよ
ユダヤ人の大量虐殺を「最終的解決」と呼び、それがあたりまえのよ
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

4.5

原作は朝井リョウさんの小説
映画化するにあたり7人の少女が4人になり時間の流れにも変更点が…
私、原作は未読だけど、たぶん読んでる人も驚くし違う感動を味わえると確信してる
4人の少女のエピソードは、そ
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.0

一言で言うと「やべー映画」です!
シリアスな場面でも笑えてきちゃうし、皮肉たっぷり
「皆んな平等」なんてうそぶいてみても、この世には貧富の差もルッキズムも人種差別も当然のように存在していて、その価値観
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.5

人生は甘くない…ビターだ
これは予想できなかったなぁ
形あるものは全ていずれ無くなる
映写機もフィルムも
光を捕まえたかった彼がどうなったか?
そこは安心していいかもね
監督さん自身がモデルの物語だそ
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

4.0

悲しい事だけど、いつの世も徒党を組み自分の気に入らない誰かを貶めるような輩はいるし、自分がそのターゲットにされてしまう事もある
特に学生時代は、学校が全てのように思いがちだから、そんな時の絶望感はハン
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嘘八百 なにわ夢の陣(2023年製作の映画)

3.0

あれやこれやの嘘八百を並べられ、いい感じに煙に巻かれて、あぁなんか楽しかったねっていうお話
この作品こそ「夢ぞまぼろし」

窓辺にて(2022年製作の映画)

3.5

この作品には物書き(フリーライターだったり作家だったり)が何人か出てくる
実体験をもとに作りあげる物語、それを書き上げた時、その文章にしたためた体験が自分にとって明確に過去となるような感覚は、なんとな
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終末の探偵(2022年製作の映画)

3.0

ボランティアをする高校生ショウの心の闇、その背景を知りたかったかも
衰退するヤクザ、地域コミュニティーの高齢化、外国籍の人々との関わり方を絡めつつ自由奔放な探偵の生きざまを描く
北村有起哉さん、松角洋
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Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

3.0

ストーリーは怒濤の展開
様々な苦難を乗り越えるけど、おそらく現実はもっと過酷で研修で島に来た若手医師の言い分は尤もだろう
奇跡は、そうそう起こらない

説明不足と感じるシーンも気になる
もちろん空白の
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そばかす(2022年製作の映画)

3.0

とあるシーン「男と女に友情は成立するのか?」みたいな古典的な問いを思い出してしまったけど、そもそも これって「人間は恋愛感情を持つ生き物」「恋愛感情は異性に対して」という現実とは違う前提での話だよね>>続きを読む

パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.5

のっけからカーアクションがヤバい!
狭い路地を使ってみたり、列車を絡めてみたり…
ま、あんまり細かい事は言わないほうがイイね
アクションだけじゃなく、運び屋と運ばれる少年のロードムービー的なドラマでも
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離ればなれになっても(2020年製作の映画)

3.0

ローマに生きる16歳の彼らの40年
失敗しない人なんていないだろうけど、それぞれなかなかハードな人生を歩んでいく
酸いも甘いも噛み分けて、変わらぬ友情と心を熱くするものに乾杯🍷
少女時代のジェンマを演
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