tohkoさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

主人公の三上は、ある意味、子どものような人物
弱いモノを放っておけず、誰かが喜んでくれる事が嬉しくて、正しい事を正しいと言いたい
彼は他人を自分の思い通りにするために暴力的な言葉と行為を繰り返す
彼自
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ファーストラヴ(2021年製作の映画)

4.0

なぜ彼女は父を殺さなければならなかったのか?というサスペンス要素はありながら、それぞれの心の痛み、トラウマに向き合うヒューマンドラマ
ぱっと見そうは見えなくとも、心の底の苦しみに蓋をして生きている人も
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あの頃。(2021年製作の映画)

3.5

あの頃は良かった、懐かしいってだけの作品じゃない
ヲタ活の不安も、どこか異質なモノを見るような人の視線も描いてる

松坂桃李さんが演じる劔の推しとの握手シーン
緊張で顔は引きつり、伝えるべき言葉を頭の
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

2.0

お伽噺のシンデレラは王子のどこに惹かれたんだろう?
エスコートがうまかった?お金持ちだった?
王子はシンデレラのどこに惹かれた?
一目惚れするほど美しかった?
お伽噺なら、その2人が、お互いをよく知ら
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

きっと誰もが見覚えのある風景
懐かしいというより、もっと生々しく蘇る青い感情
恥ずかしいような、ちくちくするような、、、
青春真っ只中よりも、それを過ぎた人にこそ刺さる作品かも

2人が出会い、絹が口
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AWAKE(2019年製作の映画)

4.5

道は1つじゃない
目的に向かって突き進む強さ
吉沢亮さん、うまいなぁ
歩き方、将棋をさすときの姿勢、眼鏡を上げる仕草、子役から変わっても違和感がなく、子役の俳優さん含め素晴らしい

緊迫感溢れる映像と
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.5

答えは自分の中にある!
それでも行動する勇気が持てなかったり、やらない言い訳を考えたり…
きらきら✨してない恋愛…いや恋愛未満かもw そんな日常がリアル
妄想炸裂系、好き😊
臼田あさ美さんが演じる職場
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天外者(2020年製作の映画)

3.0

率直に言えば…
五代友厚という人物の半生を具体的に、どんな偉業を成し遂げたかを1時間50分で描くのは少し難しかったんじゃないかという印象
とはいえ彼が、とても魅力的で多くの人々を惹き付ける人間であった
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.0

佐々木は、ぶっ飛んでてヤバいやつ
でも、その裏にある孤独や寂しさを悠二は理解していたのかもしれない
我武者羅で意味分かんなくて真っすぐで…まさに青春
青春を少しすぎた悠二が、その戻らない日々に想いを巡
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サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)

2.0

キャストが豪華で期待値も高かったんですが、ストーリー的に疑問な箇所が多くあり、かなりモヤモヤの残る作品でした

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.0

前半の抗争シーンは、かなり血生臭く、正直苦手
いわゆるヤクザ映画なのかと思って観ていたら、後半は全く違った趣き
14年後の世界(2019年)
世の中も人も、すっかり変わって、もう一度問われる
さて、オ
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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

3.5

もともと舞台で上演されていた作品らしい
オンナの面倒くささが、ひりひりするほど赤裸々に描かれている
ウサギに憧れる狸と狸に憧れるウサギ
オンナってだけで生きにくい世の中なのかもしれない
笑う事で全てを
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ホテルローヤル(2020年製作の映画)

3.5

あの看板が、いかにもという雰囲気でノスタルジーを覚える
非日常の空間、そこでは普段うちに秘めた想いも、つい言葉にしてしまうものなのかもしれない
居場所のない寂しさ、伝わない想い…切なくて感傷的になるけ
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ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-(2020年製作の映画)

3.0

勝手に期待値高くしちゃってたから、ああ、そういう感じかぁと…
もっと安楽死について深く考えさせるエピソードとか予想外のミステリーとかあっても良かったかも
とはいえ北川景子さんが演じる高千穂の格好良さ、
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おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)

3.0

ちょっと風変わりな作品だったかも
とても沢山のももこさんが出てくる
寂しい…けど寂しくない…
孤独と自由は隣り合わせ

ももこさんの夫役の東出くん
登場シーンがワイルドで良き
彼は「クローズ」とか「菊
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さくら(2020年製作の映画)

3.0

幸せとは、かくも儚く脆いものか
突然の深い闇に心がざわめく

家族のカタチは、それぞれ
個人的には、あそこまで距離が近く濃厚な関係は遠慮するよ
あ、そうそう、冒頭いきなり家庭内性教育のシーンになって驚
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空に住む(2020年製作の映画)

3.5

序盤、何このヲタの妄想話的展開!こんな事あるわけない!って思いながらニヤニヤ観てたんだけど、徐々に、その世界に引き込まれていって…

涙は悲しさの証明ではない
そして、人の心は複雑で裏腹な言葉が口をつ
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.0

あ…ミステリーなのか!
というのが感想ひとこと目
でもミステリーに偏りすぎず、産んだが育てられない側、産めないが育てられる側、それぞれのそこに至る過程を丁寧に描いていて、その不安と悲しみが胸に迫る
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影裏(2020年製作の映画)

3.5

前半、2人が出会い、なんだか楽しげなデート風景にマスクの下でニヤニヤしちゃうような展開
後半は一転して不穏な空気に…
今まで知らなかった親友の影の部分
どこまでも彼を信じたい気持ちが切なくて悲しくて
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ソワレ(2020年製作の映画)

3.0

苦しくなってしまうようなお話
ラストの時系列が、いまいちよく分からずにツレに解説してもらうという…自分の理解力のなさがヤバい

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.5

母性とかマイノリティーとか…皆んなそれぞれに生きにくさを抱えている
私が好きなのは彼女がトレンチコートを着て颯爽と勝負に向かうシーン
一欠片の自信もなく、怯えたような目をした女の子は白鳥になったんだ

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.0

怒号が飛び交い、あわや乱闘に…なんて事はなく三島は終始丁寧な言葉遣い
学生に挑発されても淡々とユーモアを交えながら、それに答える
その様子は実に楽しそう
討論の内容は私には難しすぎたけどw
いちおう説
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宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

3.5

絵本を見ているようなファンタジー感
私は、あまりにファンタジー色が強すぎると白けてしまうんだけど、この作品は、人と人との繋がり、自分の居場所を探し悩む少女の気持ちがリアルに感じられて、とても心地よかっ
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.5

自分が欲しいモノを求め我武者羅になる
いざ自分の手元に来ると、それを失う事を恐れ手放したくなる
これはヘテロでも、そうじゃなくても全く変わらない心理だよね、きっと…
『流され侍』と呼ばれた恭一は今ヶ瀬
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甘いお酒でうがい(2019年製作の映画)

3.5

ちょっと悲しくて、ちょっと嬉しくて、ちょっと寂しくて、ちょっと楽しい
そんな毎日を、新しい靴、お気に入りのピアス、スマホが震えるのを待つ時間…そんなときめきが彩ってくれる
あたたかい余韻の残る作品でし
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風の電話(2020年製作の映画)

2.5

長回しを多用していて、アドリブかと思うようなドキュメンタリーっぽい撮り方だったけど、ちょっと長かったかなぁ
震災だけでない様々な家族との別離を描きたかったのは分かるが、いろんなところに話がいって散漫に
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Red(2020年製作の映画)

3.0

人生は選択の繰返し
人との繋がりはタイミングも大事
言ってみれば運かもしれない

全てを捨てて、その人と生きる覚悟はあるのか?

もう少し夫の魅力、元恋人の魅力を描けていれば感情移入しやすかったかも
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酔うと化け物になる父がつらい(2019年製作の映画)

3.5

お酒に限らないんだよね
人は弱い生き物
なにかに頼らないと生きていけない事もある
心の声が文字として表現されていて…その意図が徐々に理解できた気がする
当たり前だけど、友人でも家族でも口に出さないと気
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ロマンスドール(2019年製作の映画)

4.0

出会い、結婚…そしてすれ違う2人
その関係性の変化も面白かったし、それを描く必然性も感じた
最後は愛だなぁって…
切ないストーリーだけど湿度高すぎないのが良いね
哲雄の最後の台詞、好きだなぁ

his(2020年製作の映画)

4.5

実際に作品を観るまで、私は心のどこかで、この物語をちょっと特殊だと思ってたんだろうなぁ
でも全然そんな事なくて…むしろ異性との恋愛を「普通」と思ってきた自分の価値観を不思議だと感じる
鈴木慶一さんが演
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楽園(2019年製作の映画)

3.5

瀬々監督作品だし、予告観たカンジでも陰鬱な作品である事は予想してたけど…
過疎地での生きにくさをひしひしと感じる
そう、よそ者には冷たいんだよね(個人の感想です)

やり場のない怒り、悲しみを抱えてい
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37セカンズ(2019年製作の映画)

3.5

障害者の生きづらさも描きつつ、全体としては誰にでも起こりうる問題がテーマかなと…
親との関係、友人との関係、偶然出会った誰かとの関係を通して、若者が外へ一歩踏みだしていく
現実には、この作品のように頼
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“隠れビッチ”やってました。(2019年製作の映画)

3.5

承認欲求なのかな
自分を偽ってでも、たくさんの人に好かれたい…みたいな気持ち
幸せな時に不安になって、それを壊してしまいたくなる衝動
なんか分かる気がする
エンドロール後の意味深なシーン
不穏すぎるw
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私の知らないわたしの素顔(2019年製作の映画)

4.0

SNSという現代的なツールを使いながらも人間の弱さ、若さに対する拘りなど普遍的なモノを描いている

クレールが自分自身が作りあげた虚構の世界に飲み込まれていく様子が怖すぎ

そして徐々に明らかになる、
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花と雨(2019年製作の映画)

3.0

インドのラップ映画観た時は、リリック分からないから面白さ半減かなと思ったけど日本語でもイマイチ聴き取れなかったw
私の感性の問題か、単に聞き慣れないからか?
字幕入れてくれたら嬉しいけど、それは邪道?
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前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)

3.5

終始テンション高めw
やりすぎかと思う芝居も多々あれど、それが上手くハマった作品かもしれない

予備知識なしに観たので、この荒唐無稽、妄想炸裂なお話が、まさか実話ベースとは!
世の中には面白い会社もあ
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