tohkoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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わたしのお母さん(2022年製作の映画)

3.5

12/11ユーロスペース14:00は上映後に阪本順治監督と杉田真一監督のトークも聴けるというお得回
作品には杉田監督ご自身の経験も投影されているとか…

同じ母親でも子どもによって(主人公の夕子に弟と
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月の満ち欠け(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

不勉強なので「瑠璃も玻璃も照らせば光る」っていう諺は初めて聞いた
「アンナ・カレーニナ」🎦 も未見だし、ジョン・レノンの命日も知らないし「Remember love」も歌えない
でも、あの昭和の空気は
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ある男(2022年製作の映画)

4.0

予告動画の印象ではミステリー
でも、それよりも過去のトラウマとか家族とか…そういう部分が核となるお話かもしれない
それと窪田正孝さん、亡くなる役のようだから、あまり出番はないのかと勝手に想像していたら
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土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

3.0

こういうのが丁寧な暮らしってやつなんだろう
四季の移り変わり、庭の畑の野菜、蛙がいて亀がいて山鳩がいる
山菜が美味しそうだったな

死を身近に感じるような出来事があり、それによって変わっていく感情を考
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シスター 夏のわかれ道(2021年製作の映画)

3.0

まず前提として、中国で人口増加を抑えるために 1979年から2015年まで実施された一人っ子政策をテーマの1つにしてる事を分かってないと何のこっちゃ?ってなるのよね←あたしだよw
原則的に一組の夫婦に
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宮松と山下(2022年製作の映画)

3.5

それは思い出せない記憶か?思い出したくない記憶か?
それは現実か?虚構か?
劇伴の不協和音…ロープウェイの地に足の着かない浮遊感
心をざわつかせる作品でした

アムステルダム(2022年製作の映画)

3.0

う〜ん、ちょっと期待しすぎちゃったかな
面白くないわけでもないんだけど…
キャストは豪華ね

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.5

全編通して劇伴はなし
聞こえようが聞こえまいが生活の音、街の音はそこにあり、彼女の弟はギターを爪弾く
ボクシングのミット打ちは、とてもリズミカルで音楽のよう
続けることもしんどいけど辞めるのも勇気がい
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あちらにいる鬼(2022年製作の映画)

3.0

ここに描かれている人の多くは一般的な常識とは少し外れていて、自分の気持ちに正直に生きている気がする
自由すぎる生き方は腹立たしく、同時になんだか少し羨ましい
だけど自由だからといって、そこに苦しみがな
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天間荘の三姉妹(2022年製作の映画)

4.0

流した涙の量が作品の良し悪しの指標になる訳ではないけど、今年1番泣かされた
それだけ心に深く響いたって事は断言する!
ひとことで言えばファンタジー、魂のお話
でも、そこにはリアルな家族の愛情や人々の営
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いつか、いつも……いつまでも。(2022年製作の映画)

2.5

冒頭から もやっとして、いらっとして、最後はもやもやっとしました
お互いのどこに惹かれたのか、さっぱり分からないw
ま、イイんですけどね、恋愛は理屈じゃないし…
とりあえずカレー作るときに白いトレーナ
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七人の秘書 THE MOVIE(2022年製作の映画)

2.5

もっと すかっとさせてくれるかと期待してたんだけどねぇ
女優さんを美しく撮る事が最優先だったのかしら?
待て、そこは着替えろよってシーンが多くてなんかねw
ラーメン食べたくなったわ

シャイニー・シュリンプス!世界に羽ばたけ(2022年製作の映画)

3.5

「シャイニーシュリンプス」って実際にフランスにあるゲイの水球チームなんだそう
東京で開かれるゲイゲームズ(オリンピックみたいなやつね)に参加するためにフランスを旅立った彼らのロードムービー
はたして無
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恋人はアンバー(2020年製作の映画)

4.0

最近、LGBTがテーマの映画って、すごく多いね
いろんな難しい事はぬきにして「青春映画」として観られるのが、この作品の良いところかも
ポスターのビジュアルにもなってる2人が寝っ転がってるシーン
私はと
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.0

喪失を抱えた青年が水墨画に触れ少しずつ変わっていく
忘れられずとも乗り越えられずとも前を向いて歩くしかない
筆と人との出会いが新しい彼を作る
どのキャスティングもハマっていて、その世界に浸れた
主題歌
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百花(2022年製作の映画)

4.0

過去と現在が交錯し、蘇る記憶とこぼれ落ちる想い出
最後には何が残るのか

夢と現実も過去と現在も混濁していく
迷子になったのは、あなたではなく私かもしれない

忘れたいのに忘れられない事
忘れたくない
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千夜、一夜(2022年製作の映画)

3.5

愛する人が突然 目の前から消えて、それが自分の意志なのか、そうでないのかも分からないとしたら…
待つのか、待たないのか?
どちらにしても自分なりの理由が必要なのかもしれない
奈美(尾野真千子さん)が登
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よだかの片想い(2022年製作の映画)

4.0

予告を見て、顔にアザを持つ女性の話を他人事のように思っていたけど、そうじゃない
これは私の話
程度の差こそあれコンプレックスを持たない人間なんて、そうはいないだろう
恋に臆病になったり、恋人がいても
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アイ・アム まきもと(2022年製作の映画)

3.5

実は私、観るまでは、まきもとって人は、そうとうな変人で周りの人に疎まれているのかと思ってたのよ
でも、そうじゃなかった
彼は、ちょっと変わってるし、とても拘りがあったりするんだけど、人として誠実で優し
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.5

いやぁ、濃かった
ストーリーもキャラも…
迫力のアクションシーンは期待以上!
エンドロールには「格闘デザイン 岡田准一」と出てたね

兼高と室岡は噂どおりの狂犬っぷり
だけど純粋な部分も持ち合わせてい
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スワンソング(2021年製作の映画)

4.0

かつての友人からの最後の頼み事
過去を振りかえる旅
いろいろな人と出会い、そのたびに表情がいきいきとしてくるミスターパット
老い、喪失、寂しさの中でも、好きな事、好きな人を大切に生きていきたいという気
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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

3.0

全く関わりがなさそうな4組の男女
徐々に意外な繋がりが見えてくる
この男どもが、なかなかに曲者ぞろいでw
女々しかったり狡かったりプライドが高すぎたり…ほんと笑っちゃう
翻弄される女たちは、どんな反撃
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.0

昭和世代の涙腺を刺激するノスタルジックな風景と人間味あふれる人々との出会い
2人の少年の冒険を時々ハラハラしながら見守っていた
冒険のあと、何度も繰り返す「またね!」
距離が離れても大きな声で叫び続け
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アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台(2020年製作の映画)

3.5

観て初めてポスタービジュアルの意味が分かる!
実話をもとにしたお話だから、アプローズアプローズしてる場合でもないのだけど、やはりアプローズ👏
面白かった!

ストーリー・オブ・マイ・ワイフ(2021年製作の映画)

3.0

「ストーリー・オブ・マイライフ」っていう映画があるけど、これはライフじゃなくてワイフね

妻に疑念を持ち嫉妬心から仕事まで変えてしまう男の話
そもそもお互いを殆ど知らずに結婚したわけだから、その女性が
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.5

まずは、このタイトル「川っぺりムコリッタ」の語感が面白い
ムコリッタというのは仏教用語で時間の単位らしいのだけど…
ジブリの「アリエッティ」と勘違いして、お客さんが入ってくれないかなと荻上監督
(これ
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プアン/友だちと呼ばせて(2021年製作の映画)

3.5

想像していたより、ずっとビターなお話
人生、特に若いうちは、たくさんの間違いがあって後悔にさいなまれる事もある
境遇の違う2人が、どうやって親しくなったのか?
見終わって、ようやくタイトルが腑に落ちる
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ぜんぶ、ボクのせい(2022年製作の映画)

3.5

衝撃的な場面から始まる この物語
その真実は?

優太が、ずっと会いたかった母
母は自分を受け入れてくれると信じたかった
でも彼女には我が子より大切に想う人がいる
それは愛ではなく依存かもしれない
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エルヴィス(2022年製作の映画)

4.5

まさにアメリカンドリーム、それも最大級の!
少年時代のR&B、ゴスペルとの出会い
家族との関係の変化
成功してからのショービジネス界の過酷さ
金と名声は多くの人々を寄せつけ、光と影が見え隠れする

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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.0

大好きなモノが一緒な2人なら年齢差なんて関係ない
うららは、よく走ってるんだけど、その姿だけで溢れでる感情が見えるの
2人の笑顔見てるだけで幸せな気持ちになるよ😊

エンドロールの曲も最高!
うららと
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.5

たぶん彼女は器用で何事もうまく出来る人
だからこそ自分が何を軸に生きていくべきか悩むのだろう
人が羨むような何者かになりたいし恋も楽しみたい

でも人生はままならない
迷うし間違うし後悔もする
それで
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犬王(2021年製作の映画)

3.0

琵琶ロックでアニメミュージカルだった
まあ、好き嫌いは分かれるかな

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.5

近い将来、これに近いシステムが、どこかの国で行われたとしても不思議ではないと思えるリアリティ
ただ「自らの死を自らが決める」というのは簡単な事ではないし、現実的には本人だけの問題ではない気もする
本人
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

試写会にて鑑賞

だってタイトルが「ベイビー・ブローカー」だよ
さぞかし悪い人が出てくるんだろうと思うじゃない
そういう観る側の思い込みが彼らを追う刑事の目線に投影されてる
最終的に、どうなるのが、そ
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エリザベス 女王陛下の微笑み(2021年製作の映画)

3.0

これは…何と言ったらよいのかな
女王のアーカイブ映像を使ってはいるけど単純にドキュメンタリーというわけでもないのよね
有名な映画のシーンが差し込まれていたり、年代順ではなく様々な年代の同じような場面を
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生きててよかった(2022年製作の映画)

3.0

アクションが大きな割合を占める作品ではあるけど、これがなかなか、すかっと爽快感を味わえるシーンではないのよね
人間の割り切れない気持ち、執着する事をやめられない陰鬱とした空気がずーっと漂う
夢を追うこ
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