猫山さんの映画レビュー・感想・評価

猫山

猫山

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ファイヤーウォール(2006年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

IT系の話と思わせて案外アナログだった

銀行のシステムから金を振り込ませようとする強盗が家族を人質にしている→警報器鳴らして消化器で視界を塞ぐ!
強盗逃げた→車で突っ込み炎上!ファイヤーウォール(物
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バンテージ・ポイント(2008年製作の映画)

3.5

「一つの事件を各人物の視点から見ていく」という発想と構成が面白いなぁと思った。

全く事件に絡まない訳ではないのだが、その視点がなくても事件を追うことはできそう、という部分も結果論としてはあった。
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.6

世界観が最高だし、はじめの惹き込みも最高だった。

この映画の状態に至るまでも色々あったんだろうな、と想像を掻き立てる設定やらキャラの強い登場人物やらが多く、続編よりは前日譚がほしくなるタイプ。

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カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

アホみたいに泣いてしまった

タイトル的にメインは家が空を飛んで以降なんだろうけれど、空を飛ぶ以前の子供時代や夫婦時代が最高に良い。
ほんの10〜20分くらいだったのだが、その時点で3回は泣いてしまっ
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リクルート(2003年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

お、面白〜〜〜!

前半の訓練パートからは予想できない方向に話が動き、その上どんでん返しの連続。
終盤の緊張感はこちらも息が詰まり、非常に高揚した。

何が嘘で何がテストか全てが分からず信じられず、実
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LOOPER/ルーパー(2012年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

無音の使い方が上手いなぁ、と。

タイムトラベル、殺人を生業とする主人公、独自の用語の数々...とかなり脳を酷使することになる設定に加え、超能力もあるときたもので不安だったが、面白かった。

組織がル
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ソードフィッシュ(2001年製作の映画)

4.0

「すっごいB級!!」って感じで好き。

かなり金のかかっていそうなアクションに尺が割かれてるせいか、その他のシーンのテンポがやたら良くてちょっと笑ってしまった。

罵倒の語彙が「バーカ!」やら「お前ク
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

「大衆向け」の一つの正解を見た気がする


「見た人全員に楽しんでほしい」という思いを強く感じる、
“映画に入り込みきれなかった人々”すらも取りこぼさない工夫とバランス感覚に痺れてしまった。


まず
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パラサイト(1998年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「地球を安住の地とするべくやってきた、“水”を介し、人類に“寄生”するエイリアン!
彼らに侵略される田舎町の高校!
この中の誰かは既に乗っ取られている…」
(午後のロードショーの紹介文より引用)

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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

原作も知らなければバスケのルールも知らなかったが、最高に熱かった。


まさか一試合だけをまるまる描写するとは思っていなかったので、面々の過去回想が始まったあたりで察して衝撃を受けた。「流石にそれは間
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RRR(2022年製作の映画)

4.9

映画版「少年漫画」だった。

なんやかんやで4回観に行ったし、また観に行く気がしている。あの体験を得られるのならまだ何度でも行きたい。


なにより、どのシーンでも魅せ方がはちゃめちゃに上手い。
音楽
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ツッコミどころはあるが楽しめる映画だった。

まず何より「犯人が序盤で死ぬ」というのが面白い。「責任取る前に逃げんなや」という苛立ちと、もはや乗客は彼のように死ぬしかないのではないかという虚無感が湧い
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リプリー(1999年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

嘘に嘘を重ねていくトムの視点で進んでいくため、ハラハラしながら楽しめた。
疑われないように振る舞うし疑われたら殺すという手際の良さに笑いさえ覚えながら観ていた。内面描写やストーリー性は控えめだったが、
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カフカ「変身」(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

原作(高橋義孝 訳)読了後に視聴。
原作同様に映画も「身内が突然お荷物に変化してしまったら、どう接し、どう扱っていくのか」という問いを投げかけてくるものであり、映画ならではの映像的な面白さ(カメラワー
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ウォーターワールド(1995年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

多くを語らず察させる映画だった。
台詞を入れずに次のカットに行くことでその余白を想像させたり、
戦闘中の動きを口で説明せずに結果を見せて「そうやって倒すためにやってたのか」と理解させたり、
あえて世界
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