このレビューはネタバレを含みます
原作も知らなければバスケのルールも知らなかったが、最高に熱かった。
まさか一試合だけをまるまる描写するとは思っていなかったので、面々の過去回想が始まったあたりで察して衝撃を受けた。「流石にそれは間延びするのでは？」なんて余計な心配を抱いたからビビった訳だが、全くもって無用な心配だった。
回想に入ることで試合がおあずけになるため、ともすれば「早く終わってほしい」と思われてしまう。なのに、回想に入る前に試合の山場を持ってきたり、回想でも山場があったりと飽きさせない工夫がなされており、試合も過去もどちらも気になって、映画中ずっと興味を惹かれ続けた。
動きがもっさりしがちなCGだがそんなこともなく、時折手描きが入ったり、逆に手描きでは難しいカメラワークを用いたり、スピード感があってとても良かった。
盛り上がるシーンでは毎回同じ楽曲(たしか第ゼロ感だった気がするが記憶が曖昧)が流れるので、観ていて「きたぁ！！」と盛り上がれた。
キャラ1人1人のバックグラウンドがとても濃かったので、続編が出るならぜひ観たいし、なんなら原作も読んでおきたい。現在進行形で「宮城主人公じゃないってマジかよ！？」と衝撃を受けている。
特典でもらった安西先生タプタプステッカーはパソコンに貼る予定だ。
