Kさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

K

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キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

3.8

【やっぱり少年は夏に成長するよね】

ティーンエイジャーの悩みってのは今も昔もどこの国であっても変わらないのかもな。それ故に普遍的で共感しやすいテーマとも言えるよね。誰もが通る道だからね。

そうなる
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

4.0

【ティファニーと夕食を】

序盤、双極性障害(躁うつ病)について、ぼくにはあれが「リアル」かどうかは判断できないけど、主人公・パットの様子のおかしさに「リアリティ」を感じた。ああいう人ほんとにいそうだ
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.2

【悪法もまた法なり】

そもそも禁酒法がなければマフィアもあんなに栄えることはなかったし、この映画もなかったんだと思うとなんだか不思議な気持ちになる。

アル・カポネはお酒が呑みたい市民からするとヒー
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ロダン カミーユと永遠のアトリエ(2017年製作の映画)

2.9

【美は作業の中に宿るものだ】

上野の国立西洋美術館の前には黒くて大きな門がある。この門にはそこはかとなくおっかない雰囲気があるんだけど、不思議と心惹かれてしまう自分がいたんだよね。それがオーギュスト
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さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

4.1

【愛はいつだって野蛮だ】

『(500)日のサマー』や『アメイジング・スパイダーマン』を撮ったマーク・ウェブ監督の作品。ということもあって、インテリア、ヘアメイク、衣裳、台詞なんかにおしゃれが滲み出て
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トータル・リコール(2012年製作の映画)

4.2

【反転する重力で逆転する魅力】

アジアっぽい街並×雨っていうコロニーの『ブレードランナー』感もいいし、シュワちゃん版の『トータル・リコール』へのオマージュがあるところも観ていて楽しい。

それにコリ
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バンコック・デンジャラス(2008年製作の映画)

3.0

【微笑みの国で愛を知る殺し屋】

アクション映画として観るといろいろ突っ込みどころが多いが、観光ビデオとして観るとバンコクのいいところが満載だった。ただし、その場合はデンジャラス過ぎて誰も行きたくない
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

4.0

【猫とエディプスコンプレックス】

人間も猫も生きていくのって大変だなと思う。人は一人で立っていられるほど強くはない。程度の差こそあれ誰しも何かに依存しながら生きてるのかもしれない。かくいうボクもボブ
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ICHI(2008年製作の映画)

2.9

【カウントダウン映画紹介コーナー】

今日はカウントダウン形式で出来るだけこの映画を短く説明してみようと思います。

GOぜ(瞽女)で居合の達人である綾瀬はるかが、賭場で賽の目を

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藁の楯(2013年製作の映画)

2.7

【人はパンのみにて生きるにあらず】

もしも映画を観ることが非合法になったとして、そのせいで死刑になるとしたら、「どうせ死刑になるならもっと観とけばよかった」って思うだろうな。自分の趣味が合法
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

3.9

【手にはギター、心にロックを】

ツェッペリンもサバスもAC/DCもモーターヘッドも知らないなんて、学校は何を教えてるんだ!ってところは激しく同意してしまった。ほんとそれな。

子供た
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日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)

3.5

【何の為に生き 何の為に死ぬか】

厳かな雰囲気があっていろいろ考えさせられちゃう映画だった。

それぞれが何をいちばん大切にしているのか、その優先順位によって人の行動は決まっていくのかもしれない。国
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タロットカード殺人事件(2006年製作の映画)

3.6

【ミステリー好きは観てはいけない】

タイトルから「天才探偵が事件を解決に導く推理もの」なのかと思ったら、然に非ずさにあらず。原題はScoopなのになんでこんな邦題にしたんだろう??とは思った
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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.6

【違和感の正体】

登場人物の服装だとか乗ってる車の種類とか会話の内容とかも少しずつズレてる雑な映画。

だと思って観ていたら大間違いだった。それらすべてが伏線だったとは。。。

サスペンスって書かれ
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

4.4

【残酷なシステムはシフトしている】

ほんの百数十年前まで黒人奴隷が当たり前だったなんて今では信じられない話だ。この分だと100年後の未来はいまの常識も滑稽なモノには思われているに違いない。

ただ、
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パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト(2013年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

【悪魔と契約した男】

簡単に言うと、天才ヴァイオリニストのニコロ・パガニーニが悪魔と専属マネジメント契約を交わして有名になっていく話だった。

この悪魔の芸能事務所には恋愛禁止(ただし肉慾を満たすの
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トリプルX:再起動(2017年製作の映画)

3.6

【良い子は絶対真似しちゃダメだぞ】

エクストリームなスタント。そして美女美女美女。いい意味で、それだけの映画だった。キケンなスタントばかりで、観ていると自分の脈拍が上がるのがわかる。アドレナリン出ま
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ソルト(2010年製作の映画)

3.6

【彼女の名前は何故ソルトなのか?】

この映画でアンジェリーナ・ジョリーが演じていたのはイヴリン・ソルトというCIA職員だった。このソルトというのがそのまま映画のタイトルにもなっているのだが、なんだか
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メカニック ワールドミッション(2016年製作の映画)

3.9

【どこでもいるよねステイサム】

この映画のジェイソン・ステイサムってほんと神出鬼没だ。空の上にもステイサム。檻の中にもステイサム。プールの底にもステイサム。セーフルームにステイサム。あなたの心にステ
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探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点(2013年製作の映画)

3.5

【誤解と偏見の渦の中で…】

人口190万。アジア最北の大歓楽街・札幌ススキノ。この街が映画の舞台だ。そして主人公はこの街のプライベート・アイ。そう、探偵だ。

そうなのだ。シリーズを
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コピーキャット(1995年製作の映画)

3.0

【数字を数えるように殺人を】

この映画でシガニー・ウィーバーが熱演していたのは、しくじり先生だった。まずはセキュリティーガバガバ、不用心過ぎてしくじり。そして終盤は無駄に犯人を煽りまくり、挑
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パニック・マーケット3D(2012年製作の映画)

2.3

【愛すべきB級映画に花束を】

人はいつだってスーパーマーケットやショッピングモールに集まる。だけどナンヤカンヤあって、やがてそこからの脱出を望むようになる。そういう生き物なのだ。そうそれはパ
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バッド・ティーチャー(2011年製作の映画)

3.5

【バッド・ティーチャー・イズ・グッド】

この映画のキャメロン・ディアスはホントにバッドなティーチャーだったと思う。どれくらいワルなティーチャーかというと、『悪の教典』の伊藤英明の次くらいにワ
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ファルコン(1999年製作の映画)

3.5

【イタリアを変えた働き者の男たち】

1980年代。シチリアの町にはマフィアが跋扈していた。当時マフィアの組織は強大で、その力は政界や法曹界にも及んでいたらしい。この映画はそんなマフィアを有罪
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COP CAR コップ・カー(2015年製作の映画)

3.2

【スリラー映画はなんだかジワる】

間の取り方とか何気ない構図とかに独特な雰囲気が出ていていい。怖さとともにユーモアが滲み出ている感じだ。

登場人物が漏れなくワルなのもいい。ワルガキ
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海底47m(2017年製作の映画)

3.3

【タイトルと設定の秀逸さに痺れた】

47は素数だしタイトルとしてフックにもなる。海底47mはいいタイトルだと思った。

この海底47mの設定に無線の通信距離問題、酸素ボンベの残量、減
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グリーン・ゾーン(2010年製作の映画)

3.4

【アメリカが掲げる正義とは??】

イラク戦争の話だ。ついこの間のことだと思っていたんだけど、もう知らない人もいるのか。光陰ってほんとに矢のごとしだなぁ。

こういう映画を観てると改め
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ザ・ゲスト(2014年製作の映画)

3.0

他人に勧めるのが難しい映画。

終盤のあの感じが好きな人には刺さるものがあるんだろうけど、あのファーストカットから終盤のあの感じを想像するのは確かに難しい。というわけで「この男には想像を超えた裏がある
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ハード・パニッシャー(2013年製作の映画)

3.2

アマチュアがプロを怒らせると酷い目にあう。きっっっついパニッシュメントが待っている。

イギリス映画ということもあり、法律や刑罰に対する向き合い方が英国風味。やはりアメリカのそれとは異なった趣きがある
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マーダー・ミステリー(2018年製作の映画)

3.3

安定感抜群のサスペンスコメディ。

国境や人種の違いなんか軽やかに越えて伝わる面白さがある。アダム・サンドラーがフェラーリを運転できると思ってテンション上がるところとか共感とともに笑いが込み上げてきた
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ジャーヘッド(2005年製作の映画)

3.7

誰もがヒーローになれるわけじゃない。

非生産的で退屈な毎日に気が狂いそうになっても、自分なりの愉しみを見つけてなんとか正気を保たなくてはいけない。戦争って随分虚しいものだなと思う。

でも翻って考え
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パニッシャー:ウォー・ゾーン(2008年製作の映画)

3.6

バイオレンス、そして…バイオレンス。終始暴力と血の嵐だった。パニッシャーと言えばドクロマークの服だけど、あまり目立たないような衣装で逆によかった。ガンアクションもクールだったし、全体的に音が心地よかっ>>続きを読む

沈黙の粛清(2016年製作の映画)

2.8

沈黙の私刑執行。セガールが大きくて熊みたいだった。沈黙の熊だった。シングルマザー役のヘレナ・マットソンもかわいかった。沈黙のストリッパーだった。そして何よりエンディングの曲がカッコよかった。沈黙のエン>>続きを読む

ザ・シューター/極大射程(2007年製作の映画)

3.6

超一流スナイパーに扮したマーク・ウォールバーグが巨悪を撃つ。ホームセンターに売ってるものを使って兵器をDIYするのが面白かった。マイケル・ペーニャもいい味出してた。

①脚本:0.7
②演出:0.8
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狼の死刑宣告(2007年製作の映画)

3.2

あまりにも不条理。ギャングもヤバいが堅気もヤバい。警察も検察も役に立たないし、登場人物がみんなおっちょこちょいなのが面白い。そしてなんといってもラストシーンのカッコよさ。バリカンで刈ったとき後頭部に少>>続きを読む

ハード・ラッシュ(2012年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

『テッド』の時とは全然違ってマーク・ウォールバーグの頼もしさが異常。奥さん役のケイト・ベッキンセイルも美しかった。
それにしても、強奪されたのがポロックの絵じゃなかったらもっと違った展開になってたと思
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