瞬間の切り取りが美しい。後味もよい。
煙草吸いながら瞑想するシーンが好き。
妻がわがまますぎと思うけど、道理を通しきれる人間もいないよなとも思う。
カメラが良かった。
ラストの畳み掛けが強引な気もするが、前半気になっていたテンポ感やカメラワークも愛おしく思えてくるほどの良作。
あと、子役の女の子、可愛すぎ。
いい意味でいやらしい映画だと感じた。
そして、監督の技量を感じる映画だった。
上質な時間の流れでとても良かったが、欲を言えば、あと一歩、グッとこちら側に踏み込んでくるシーンがあっても良かった。
情報量が絞られているのに、入り込んでくるものが多かった。
8話がよかった。
上野樹里の「好きだよ」がえぐり刺さった。
ラストで撮影する国が変わる映画はあまり好きじゃない。
人間て1日で劇的に変化する生き物なんだと改めて認識させられた。