ちひろさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ジェントルマン(2021年製作の映画)

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思ってたんとちゃう内容やったけど後々気持ち良いくらい二転三転するのが面白くて思わず前のめり。もうちょいバックボーンがあったら良いのとやりたいことわかるけど説明足りんくない?なとこあったけどエンターテイ>>続きを読む

THEWILD 修羅の拳(2023年製作の映画)

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賭けボクシングで人を死なせた模範囚、ヤクザの頭、弟分、脱北者の麻薬売人、麻薬中毒者の警察官、守りたい女、血みどろの殺し合い、誰も信じられないけど信じたい相手、そしてヒョン呼び、大好物詰め合わせほんとあ>>続きを読む

犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

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始まってすぐのでかい背中と拳に目が😍😍😍状態。お約束&ど定番な話の展開やから超面白いし安心して見れる。のにめちゃめちゃ人は死ぬんだよね。好き。青木崇高もめちゃ良かった。スーツ何着持ってきてるんやろとか>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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悪夢みたいなシーンがずーっと続くからほんと心臓に悪くて鼻息荒くしてたとこに母親の愛愛愛愛憎憎憎憎憎憎憎が降り掛かってきてめちゃめちゃ大興奮。最高だった。現実と非現実、夢と錯覚と幻覚のような世界の中でボ>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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優しい世界って、男女関係なくただ相手を心配し思いやり労ること。そんな簡単でとても難しいことをただ映画の中でゆっくり丁寧に柔らかく表現していくとても良い作品でした。あと余白が多くて、あ、って気づかせてく>>続きを読む

王様の事件手帖(2017年製作の映画)

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オススメに出てきたから何気なく見てんけどめちゃめちゃ面白かった。愉快で切れ者な王様と新入り史官のバディ物でそんなわけある??!!なところも合わせて良かった。あんなに早く魚は動かせんやろ。王様がなんかこ>>続きを読む

愛しきソナ(2009年製作の映画)

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カメラを止めてもらって外国の話を尋ねるソナはどうしようもない羨望や葛藤を抱えてたんちゃうかなって勝手に思ってしまう。やっぱりどこか虚無のような街で、家族たちへの愛がとても溢れていてうちらと何にも変わら>>続きを読む

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

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流石に面白かった。このまま幸福な時間よ続け…!と思ってたら急展開、サスペンスあり裏切りあり権力への復讐ありではらはらしっぱなし。とにかく闇のシーンが多いのでスクリーンで見るのが1番。そしてユ・ヘジン演>>続きを読む

Dear Pyongyang ディア・ピョンヤン(2005年製作の映画)

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平壌での家族での風景は微笑ましくもあり親戚と仲良いんやな〜って感じやったけど、でも一歩外に出れば虚無のような街と権力を誇示するような高い塔、電気のつかないお家、ずっと仕送りしてたお金で開かれるパーティ>>続きを読む

7号室(2017年製作の映画)

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途中までほんわか商売下手くそコメディかと思いきや人生うまくいかない人たちのうまくいかないことが連続だった。てか泣いてる場合じゃない!人がひとり死んでるんよ

ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

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現実が全部この映画に映っていて息が詰まる。そもそもは戦争が悪いねんけど、その後の余波というか、長い最悪が続いているよう。あと行動にうつすにしても他人を信じることが全てやし確たるものがないし善意にしても>>続きを読む

コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

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なんちゅう映画や。権力を持つこと、選民思想、排除、武力行使などそりゃ戦争は終わりませんわという縮図。パク・ソジュンの目つきが変わる瞬間に震えた。自分も団地みたいなマンションに住んでるんで冷や汗かきまし>>続きを読む

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

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尊厳とセルフケアの話だった。子供の数が多くネグレクト(というか母親は多産DVでもあると思うけど)にあってるコットは身体を洗って家事を手伝い農場での仕事を覚え、ひとりの人間として扱われる。とても生活で日>>続きを読む

レンフィールド(2023年製作の映画)

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グロテスク下剋上ドラキュラ映画?!と思ってたけど自己肯定感を高めてくれる良いグロテスク映画だった。首は飛んでくし腕はちぎれるし内蔵飛び出すし血の量は半端ないのにあんまり気持ち悪くないのはなんでやろ。エ>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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大興奮だった。ベラの冒険譚は「選択」を奪われることの多い女性への希望のようでもあった(そもそも死という選択を奪われとるわけやし)己に正直であることは難しいがその決定が己であることで正直でいられるんだと>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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これはカラオケ行こ!かって聞かれたらちゃうな〜としか返事できへんけど、うっすら思ってたことが具現化されたようで気が気じゃなかった。実写の破壊力。脚本と監督の力。全部恋やった。綾野剛に感服。めがねありが>>続きを読む

ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

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結婚からお葬式まで、日常と呼ぶにはあまりに目まぐるしい。秘密に会ってたりする大人たちのずるさが、見えてない後頭部のよう

やがて海へと届く(2022年製作の映画)

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とてもクィアな作品。彼女を攫っていった脅威が、いつか彼女の上に降り注ぎ愛でる全てを潤していく。隠していた気持ち、言えなかったこと、大切な物たち、ビデオカメラを通してようやく想いが繋がったみたい

Dolls ドールズ(2002年製作の映画)

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赤い糸で繋がってないから死んじゃうんだよと思わせてくるその狂いの赤が眩しい。なんでいつも良い服着てるんだ…って現実的なこと考えちゃっててんけど、それくらい恋愛はファンタジーであり願望なのかも

3-4x10月(1990年製作の映画)

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途中からソナチネ見てたっけ?ってくらい始まりの映画だった。はちゃめちゃに荒々しくてなのに構図が美しくって。でも女性に対する扱いが酷いうえにこうであってほしいの願望すぎて、なんかここからよく軌道修正した>>続きを読む

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

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友情にも片想いってあるのかも知れない。当時からすれ違いやったのかも、でも温泉地での触れ合いは遠くになった気持ちを戻してくような気がした(でももしかしたら違う意味合いもあったんかな)目に映る山あいがとて>>続きを読む

その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

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凶暴につきのその後に続く言葉が倉庫のシーン全部に詰まってた。初監督といえどやっぱり構図に美学を感じる。顔アップ、余白と余韻、セリフにすると陳腐になりそうなシーンなど

宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

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途中からJSAを思い出しちゃってこんなに遠くまで来たんだなあ…とみんなでわいわいお酒酌み交わして踊ってるとこ見てるだけで勝手に感慨深くなってた。コメディとしても面白かった!100回以上同じ映画を見て学>>続きを読む

マイ・ハート・パピー(2023年製作の映画)

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犬!可愛い!もふもふ!絶対ハッピーエンド!でとても良い韓国映画でした🐶ルーニーが微妙に懐いてなかったのも味があった。ペットも大切な家族だよね。それにしても「ほえる犬は噛まない」を見たときも思ったけど犬>>続きを読む

終わらない週末(2023年製作の映画)

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面白すぎた。リアルすぎる。てかさ、ネットが繋がってても毎日SNS上では喧嘩が勃発してるのにネットが繋がらなくなったらより人は喧嘩する。それはそうかも。信頼なんつうものは一体何で成り立ってたんだろう。>>続きを読む

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

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人骨のシーンからもうエモかった。お花を飾り掃除をする、編んだかごを使ってる、など優しい生活がにじみ出てて良いしかなかった。こういうことだよ。あとキングは野心強そうやからクッキーを置いていけたんちゃうか>>続きを読む

アンダーグラウンド 4K デジタルリマスター版(1995年製作の映画)

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映画館で見れて嬉しい!騒々しくてうるさくてわくわくするのに、でもあの流れていく島を見るともう帰れない祖国があるという現実を思っちゃうよ

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

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あまりに評判が良くて見に行ってんけど大正解。戦時中の割に裕福なお家、お父さんがオーケストラ楽団で(これが東京か…)と思いながら見てたけど途中からちゃんと現実が迫ってきてあまりにも非情。最悪。子供たちが>>続きを読む

ドリー・ベルを覚えているかい?(1981年製作の映画)

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父親の死によるある種の解放と喪失、恋の悲しみ。途中セピア色に見えてしまいより寂しくなった。自転車が食卓に激突するのが結構衝撃的やってんけど

枯れ葉(2023年製作の映画)

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仕事をクビになったり素敵な晩餐の間にも戦争という最悪な出来事がラジオをつけるとすぐそこにあって、日常と隣り合わせながらも生活は続いていく市井の姿がなんとも心地よかった。てかうちらやね。犬がとっても可愛>>続きを読む

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

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繰り返す今日を経てくたびにフィルが良い顔になってく〜と思ってたけどもしこの正しいルートを選ばんかったらどうなってたん…?という恐怖もはらんでてハッピーやけど真顔にもなってしまった。長い今日を使って勉強>>続きを読む

天使のたまご(1985年製作の映画)

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もうすぐ配信が終わっちゃうとのことで。もう贅沢としか言いようのないアニメーションと音楽と世界観だった。
で、どうなったん…?と置いてけぼりではあるけどなんかそういうのも含めて昔のアニメ作品って感じで良
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(2023年製作の映画)

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北野映画ってホモセクシュアルだよな〜ってずっと思ってたし、何よりホモソーシャル界隈は女を介さず男同士でちゅーしろとずっと思ってたのでその全部が見れて嬉しい。
話はぶよぶよしててもっと詰めれた気がするけ
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マルモイ ことばあつめ(2018年製作の映画)

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言葉や文字や名前というのはその国の持つアイデンティだけではなく志と言った精神性を内包しており、その気持ちを剥奪したり変えようとしたりするそのどうしようもないくだらなさにほとほと情けなくなる…ほんとだめ>>続きを読む

マペットのホーンテッドマンション(2021年製作の映画)

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出てくるパペットももふもふも人間もお化けもみな可愛いくて良い

裏窓(1954年製作の映画)

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ある意味での密室。ひとつの視点しかないのに飽きない。暇を持て余したが故の妄言かと思ってたからこそ最後の足音ほんまに怖かったよね