きねまっきいさんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

きねまっきい

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Shall we ダンス?(1996年製作の映画)

5.0

再々見。

演技達者な役所広司が序盤全く踊れぬのと同様、舞踏達者らしい草刈民代の序盤演技は稚拙そのもの。

それがラストには拮抗し、最重要な草刈の台詞とともにピタリ落ち着く妙。

物語と共に二人のその
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日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)

2.0

組閣にモッくんの意志が介在し、会議は役所の腹芸、という一つの歴史解釈と見ねば危険だ。
反戦映画ではなく会議ノウハウ映画と見ねば危険だ。
快作「十二人の優しい日本人」の系譜に入れよう。
役所同種好演なら
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天空の蜂(2015年製作の映画)

3.0

動機偏重型活劇の快作。

動機無きジュリーに共感した幸福な頃を想う。

主役と妻子さえ抜けばシャープな傑作だったろう。

何とか少年三部作なる邦画史に残る汚点を残す堤幸彦、次も良ければ認めよう。

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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.0

まず滑舌と録音が良い。

次のシーン、カット、表情、台詞を待つスリルとそれを裏切らぬ濃密な映画体験。

邦画の星、西川美和は亡者深津絵里 の目線で全てを見通し、本木雅弘の自己ベスト演とそれをも喰う驚
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ゼブラーマン(2003年製作の映画)

3.0

銭湯の番台でフルーツ牛乳(だっけ)を飲んで「領収書、防衛庁で」と言う渡部は良かった。以上。

極道恐怖大劇場 牛頭(2003年製作の映画)

4.0

珍作怪作。
生をテーマに世を死の側からひっくり返す試みに成功した、実は底抜けに明るいホラー。
三池版2001年という拡大解釈も愉しい。
三池崇ってこうだった。
壮大でセコい赤ちゃんプレイ。
支持。

ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲(2010年製作の映画)

2.0

うううん。面白くは、ない。
仲里衣沙のアイドル映画と位置付けて許すか。
が、ならば変身したら薄着になるべきだ。
厚着になって落胆した。
で、ガダルカナルタカは沢田研二に似ている。

愛と誠(2012年製作の映画)

4.0

再見。

ど素人で下手な程昭和歌謡という正しさを買う。

都会が汚くて怖かった頃への恋慕。

桜田淳子顔の武井咲のハマり具合も良し。

当り役ガムコ安藤サクラのソレチラは満島ひかりむきだしのソレチラと
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極道大戦争(2015年製作の映画)

4.0

再見。
三池崇史のパラダイス的終末願望と笑かす気も無い絶望的くだらなさが薄皮一枚で同居する。
これぞ芸術と言おうか。
ヒロインの唐突な一発でその後の更なるくだらなさを表すラストの潔さ。
もっと語られる
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