bさんの映画レビュー・感想・評価 - 56ページ目

ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

開幕冒頭から最高、夜中に父親のエロ本盗み見してるガキの前に、車で家を突き破って登場したポルノ女優が『How Do You Like My Car, Big Boy?』だし。出来ればおっぱいだけでも揉ん>>続きを読む

ザ・モンスター(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

アルコール依存性の母があまりにも酒浸りで酷いので別離している父親に引き取られることになった娘。母に車で送られ父の家に向かう途中事故に遭い、その後アルコール依存性の母と娘に訪れるモンスターによる洗礼。>>続きを読む

フランケンシュタインと地獄の怪物(モンスター)(1974年製作の映画)

2.8

呪われた医学者フランケンシュタイン伯爵は、精神病棟の患者が死ぬ度に墓から死体を掘り出し人造人間を造ろうとしていた。
そうして彼の研究は最終段階へと到達する。野獣の様に剛健な男の肉体、繊細な職人の手、そ
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

3.7

皆が口を揃える通りまさに海版MADMAX 。これがディズニー映画だと数年前の人間に言っても信じてもらえないだろう。ヘイヘイ(鶏)のささやかな活躍に感動。

海版MADMAXなので良作なのは前提として、
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お嬢さん(2016年製作の映画)

4.0

噂通りのド変態映画。
ネタバレ死刑レベルの映画なのでほとんど書けませんが、この映画ほんとにエロい、とんでもなくドエロい。
覗き見するエロさがある。そもそも映画は他人の人生を覗き見る行為ですが、本作が描
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EDEN(2012年製作の映画)

3.2

山本太郎のLGBT演技よい
母性とはこの世にある唯一にして絶対的な無償の愛である

ゾンビハーレム(2009年製作の映画)

2.4

作ってるやつらが頭悪い作品は嫌いじゃないけど、何も考えてないぞコイツら....

COP CAR コップ・カー(2015年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

【大人への反抗と肯定】

〈あらすじ〉
家出中のおよそ10歳くらいの悪ガキ二人が軽い好奇心でパトカー(コップ・カー)を盗んだことにより悪徳ベーコンとの追跡劇が始まる。

見てはいけないものを見てしまう
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イン・ザ・ヒーロー(2014年製作の映画)

2.9

スーツアクター版蒲田行進曲みたいな映画でした。
良い年こいてヒーローという存在に固執するスーツアクターの中年男の物語。
彼はヒーローたる者、人に夢を与えられる存在であるべきという信念の元ある危険なスタ
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復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

-

緒形拳演じる連続殺人犯の動機がいまいちよく分からないという意見をよく見るけど、動機は単純に太陽がまぶしかったからだと思う。

7s セブンス(2015年製作の映画)

3.4

映画における劇中劇問題。自主映画で映画賞を取るような監督の映画がアレだと説得力に欠ける。
僕が期待してた、作ろうとして作れない創作における産みの苦しみ問題ではなく、人間関係で上手くいかなかった話でした
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幸福の黄色いハンカチ(1977年製作の映画)

3.4

画面に武田鉄矢と桃井かおりという異物が二人もいるという異常事態。その異物二人を猛獣使いの様にまとめあげる健さんは流石としか言えない。にしても桃井と武田の劇薬を同時に起用するのは流石にパンチが効きすぎて>>続きを読む

ライズ(原題)(2016年製作の映画)

-

第9地区以降のSF作品という印象。
デトロイトは2043年になっても荒廃と退廃を繰り返していた。

麻薬密売人 プッシャー(1997年製作の映画)

3.7

麻薬密売人の日常をドキュメンタリータッチでリアリティを持って描いている。完全な破滅型主人公でみるみる破滅へ一直線なストーリー。
ドキュメンタリータッチで進むストーリーは爆音で鳴り響く音楽で無理矢理場面
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.8

【緊急事態だからこそ協力しろ!】

前半の緊迫感はミストを初めて観たときに感じた異常な緊迫感を思い出すほど素晴らしかった。

●ゾンビ映画として斬新な所
・新幹線内部という閉鎖空間で行われるアクション
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狼よさらば(1974年製作の映画)

3.5

「町のダニども全員死刑に処す!」これは狼の死刑宣告の有名なキャッチコピーですが、狼の死刑宣告はこのキャッチコピーからイメージされるような単純なカタルシスを得られる映画ではなかったのに対し、本作はまごう>>続きを読む

みちていく(2014年製作の映画)

1.6

「前ってどっちですか?」知らないよ。

思春期特有の煩悶や迷走は痛々しくて気持ち悪い。そういった感情を描いた作品を勝手に自意識の檻(おり)ものと呼んでいる。そういったものは誰しも通る道でそれ自体は良い
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ノー・マンズ・ランド(2001年製作の映画)

3.4

冒頭の日の出のシーンが好き。
辺り一面、周りが確認出来ないほどの濃霧の中から、徐々に太陽が上がっていき一瞬で霧消し野原が広がり太陽が照りつける。このシーンがなんとも美しかった。

戦争という並々ならぬ
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鬼畜(1978年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

本作のキャッチコピーがこちら。👇
『弟はきっと星になったんだ妹はきっとお金持ちにひろわれたんだ父ちゃんはきっとぼくを殺せないよ』
どんなキャッチコピーだよ!!キツすぎる..だろ..

これが実話ベース
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恋愛準決勝戦/ロイヤルウェディング(1951年製作の映画)

3.3

『LA LA LAND』にやられたのでどうしてもミュージカルが観たくなって、とりあえず手元にあった本作を観ることに。

1947年のエリザベス王女とマウントバッテン公爵のご成婚に乗じて作られた映画だが
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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

3.8

マシュー・マコノヒーがエイズになり余命を宣告されることでそれまでの己の人生を省みたり、HIVに関する薬事法改正に挑む話。

余命宣告ものは自分にとっては鬼門のジャンルですが、本作はマシュー・マコノヒー
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LIFE(2016年製作の映画)

3.4

精子が着床する様を擬人化し、ダイナミック且つドラマチックに描いた短編。我々人間は福男的な生存競争に勝利した精鋭だったのか笑
制作費がいくらか分かりませんが自主制作ながら神話の様な抽象的な画面をゴージャ
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グリーンルーム(2015年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

血湧き肉躍りまくりのソリッドシチュエーションスリラーの傑作。
流血を敢えて抑えた鈍くて痛い人体欠損描写が暴力描写として斬新でした。


事前に知っていたパンクスVSネオナチ集団という暴力の構図はそんな
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ブロンクス物語/愛につつまれた街(1993年製作の映画)

3.6

序盤はひっきりなしにかかる音楽や独白により進行するストーリーからもデニーロ版グッドフェローズを感じた。
中盤あたりから毛色も変わりデニーロ映画になっていたのはではないでしょうか。

二人の父親がそれぞ
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

4.2

原題:Silver Linings Playbook

お互い問題を抱える男女を描いたロマンチックコメディ。
どこか不完全で欠落した登場人物たちがいとおしい。主演二人はもちろん大好きだけど、特にダニー
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.1

ロマンチックミュージカルが廃れた時代、即ち人々がミュージカルという夢を信じられなくなった時代にデイミアン・チャゼルは夢(ミュージカル)を取り戻そうとする映画を作った。
ミュージカルというロマンチックな
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恋人たち(2015年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

陰鬱な話ではあるけど、どこか笑いを感じさせるのが素晴らしい。

他人にとってはどうでもいい悩みや鬱屈でも当人にはとっては大問題。そんな当たり前なこと分かっていても悩みを聴いてやるのも一苦労だったり、自
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ノック・ノック(2015年製作の映画)

4.2

悪女二人は人の家庭をブッ壊したくてしょうがない様子、男性不信というか父親という存在への不信感を持っているのかなぁ。自分等の家庭も崩壊してるのでその腹いせにあんな事したのかもしれない。サキュバス感ハンパ>>続きを読む

牝猫たち(2016年製作の映画)

3.1

ロマンポルノリブート企画の一本。
戯画化演技の中途半端なリアリティが物語に没入しずらかった。
風俗嬢の素はめちゃくちゃ態度が悪くて客前では猫をかぶるという二面性を強調したキャラ造形は面白いです。ただ、
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犯罪「幸運」(2012年製作の映画)

1.8

パケ写&邦題詐欺。開始80分程は主人公の悲惨な境遇などは描かれますが割と凡百の恋愛映画と変わりません。ラスト30分でゴア的な意味で異常な振り切り方をしてきますが全体的には恋愛要素が強い純愛ものなので女>>続きを読む

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

3.8

「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
不気味で気持ち悪ぃ。本当は怖いシンデレラの恐怖要素を原液のまま抽出し濃縮還元したみたいな話だった。美しいというだけで周囲の人間を無自覚にまたは自覚的
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吸血鬼ハンターD(1985年製作の映画)

2.8

この時代のOVAの作画はあんまり好きくないのですが内容は面白いので2000年版観ます!

セトウツミ(2016年製作の映画)

3.4

原作既読で原作の印象としては、会話劇だけでしかも川辺の階段周辺という限定空間のみで展開されるギャグ漫画という事で、この作者の笑いに対する自信には心底圧倒された記憶があります。そんでちゃんと無類に面白い>>続きを読む

オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

3.6

ドライヴに次ぎレフン2作目の観賞。
この2作に共通するのは極彩色のライティングやセンスの良い音楽の使い方、極力説明を排した語り口などありますが、特筆したいのは極端な『静と動』を交互に描く時間表現です。
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クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦(1999年製作の映画)

3.6

伊福部マーチの使用などゴジラオマージュ多数でクレしん映画でちゃんと怪獣映画してるのが好印象。シンゴジっぽさあり。