これまで観た中で、一番現実的で過酷なロードムービー。平坦な道で信念は生まれない。
「泥棒貴族」(1966)のリメイク。
アレンジはされているものの骨格は変わらず、当然洗練されたものに。ただし、笑いを取ろうとする過剰な演出が鼻につき、もともとある作品の魅力を半減させている。
まったく手の込んだ企みだ。
しかも、要点はラスト5分で済ませる。
いったい誰が得をして損をしたのか、観ているこっちまでたぶらかされた。
アンヴィル × 日本
なんだか誇らしくてうれしい。最高!
”私ほど県民の力になられへんかった県知事は、あとにも先にもおらへんやろな”
島田叡のこの言葉が正しいかどうかはわからないが、これほど謙虚で責任感の強い知事は、他に見たことがない。
映画エクソシスト(1973)の続編にあたり、その作品で悪魔と死闘を演じた母娘が、役柄もそのままで出演している。あれから50年の時を経て製作された続編に期待は大きいが、残念ながらそれに応えられるものでは>>続きを読む
大ヒットドラマの映画化は、当たったためしがない…というのは持論だが、そういう意味でさほど期待はしなかったが、まったくの逆だった。ドラマでは、それほどゲラゲラと笑うことはなかったが、映画では冒頭から飛ば>>続きを読む
― この街では皆誰かを亡くし探している
素朴で無邪気なすずの振る舞いと、過酷で悲惨な戦争がやんわりと描かれ、なんともいえない無念さが、じわじわとこみ上げてくる。毎年暑くなると思い起こすこの史実は、決>>続きを読む
"オーバー・ザ・トップ"を連想する親子の絆を取り戻す物語。人の手足なみに自在のロボットが登場するので、近未来の設定かと思いきや、案外そうでもなかった。ボクシングが廃れる未来は想像できないが、ロボット格>>続きを読む
"ジョーズ(1975)"や"ピラニア(1978)"と並んで、モンスターパニック映画の先駆けとなる作品。
すごいドキュメンタリーを観た。
2004年11月に開催されたNBAの試合で起きた、選手間ならびに観客を巻き込んだ前代未聞の大乱闘騒ぎ。当事者となる選手のプロフィールやインタビューを交え、騒動の真相に迫>>続きを読む
覚悟してたので、なんとかきりぬけた。
いい加減トドメ刺そうぜ… と苛立ちながら観ていたが、結局はそれもムダということね
ホラー映画として恐怖を味わうつもりなら、当てが外れるかも。サスペンスとしては秀逸。
ラブロマンスの装いから一転、ミッション:インポッシブルばりのスパイアクションへ一気に変貌。豪華な共演者のあまりにも短い出演時間に呆気にとられる。オーソドックスなストーリーにハッピーエンドと楽しい作品で>>続きを読む
むろん動機はドラマ版と一緒だが、映画版の方が直球勝負というかストレートに事が進み、かえってそれが胸に刺ささりまくる。大切な家族のためとはいえ、男として同じ事ができるかどうかなんて考えることすら無茶な話>>続きを読む
コーエン兄弟の長編デビュー作だが、うっすらと嫌悪感が漂う独特の緊張感は、すでに完成されている。