sumiyoshiman10さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

sumiyoshiman10

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ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

3.7

終わって最初から思い出すとアンバランス、アンマッチな展開が気になってしょうがない。殺風景な湖と森と家の中、場面転換の妙に長い固定映像、楽しいのか楽しくないのか分からない表情。一時の幸せは不幸なのかも。

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

3.8

経済的に裕福な時代の台湾のハイソな人達、あんな感じだったのかなと想像させる、正しいのかどうかは謎だけど、欲望なのか直感的なのかグイグイいく展開が面白い。

シャーク・ド・フランス(2022年製作の映画)

3.8

地球温暖化、生態系保護、ネット上の誹謗中傷、オーバーツーリズム、コロナ禍。現代社会は厄介なこと多いけど、海で出会う大型のサメが観ている間は一番怖かった。面白い。

地球防衛軍(1957年製作の映画)

3.8

問題解決の鍵は世界中の国々の一致団結と、有効なツールを即時に作り出せる科学力。この映画が公開されて66年後、科学力も怪しいが世界の一致団結はどこへやら。
敵も味方も核兵器はあるけど使わない、この意味を
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コンサート・フォー・ジョージ(2022年製作の映画)

4.1

高橋幸宏さんもジョージの曲たくさんカバーしてたなとトムペティ聞いてて思い出したり、リンゴとポールのハグシーンが映ってほっこりしたり、RAHでの舞台演出も映像編集もよく出来てて、観て良かったと心から思え>>続きを読む

ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

4.0

怪物を観た直ぐ後だけに、小学校でのリアルな迫力が鮮烈。かの地の凄まじい歴史は今の日本にはないけど、それが教育の質の差、覚えと学びの違いとするには日本が虚しい。

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.9

懺悔で許されることを信じられるから、時に聖職者は信じ難い罪を繰り返すのか、とも思ってしまう。今やホラーが映画の定番の一つだけど、約50年前のオカルト映画ブームを懐かしく思い出す。

怪物(2023年製作の映画)

3.9

学校、職場、コミュニティ、
集団社会の中で個性や地位や価値観のちょっとした違いだけなのに受け入れない、疎外されることがありがちになっている今の世の中が怪物なのか。格差社会はこれからますます強くなるのか
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658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

3.8

世捨て人がどん底から一歩這い上がる時は誰かの力を借りた方がいい。そこからさらに上がる時は自分の覚醒が大事。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.9

作者のいろんな思いがてんこ盛りに表現されているのだろう。繰り返し観るのがよさそう。
感謝の気持ちは損にならない。

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

3.9

アイスホッケーが新たな道であり逃げ道であり、その逃げ道まで失ったり、ストーリー展開にメリハリをつける効果もあって巧みな演出。逃げ道を失ってからの病院→車中→森の中、そしてその後とラスト、重たい。
真相
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

差別なのか、しきたりなのか?
もはや差別のしきたりはダメだろう。
暴力には絶対に頼らないすごさ。

乳房よ永遠なれ(1955年製作の映画)

3.9

現代よりも助かる見込みが極めて低い時代、極めて短い生きてる時間を情熱的に多角的に描写した作品。絶望の中に欲望を表に出す強さ。無駄のない110分。バス、汽車、駅、戦後10年ぐらいの日本ってこうだったのか>>続きを読む

セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

3.9

男の先輩から男を学ぶ男の作品はよくありがちだが、これが女性に代わる作品はあまり見たことがなく、男同士のような共感みたいなものが新鮮。そしてモンゴルの様子も新鮮で、言葉は韓国語のような響きに聞こえた。>>続きを読む

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.9

12人の怒れる男を思い出したが、自分たちの事を決めるための議論の方が真に迫っている。讃美歌320番は葬送の曲とのイメージをずっと抱いていたのだが、そのくらいの覚悟の決断と行動を表していたのかと。

波紋(2023年製作の映画)

3.9

社会問題を扱いながら思わず吹き出しそうになるシーンが多いのはさすが。展開は面白いがまとまりには欠けるような、でもこれが監督らしさ?宗教や結婚がどうなったかをはっきり描かず観客に想像させることと、前世は>>続きを読む

⻘いカフタンの仕立て屋(2022年製作の映画)

3.9

同性愛を含めた夫婦愛。
モロッコの映画は戒律や掟に対する検閲がイランに比べて緩いのか?それならありがたい。

午前4時にパリの夜は明ける(2022年製作の映画)

3.9

主人公の生きざま、日本でも普通になってきたら素晴らしい社会になるかも、と勝手に想像と期待が膨らむ作品。辛いときでも前を向くことを支えてくれる家族・仲間の存在は大きい。

私のプリンス・エドワード(2019年製作の映画)

3.7

大陸男との偽装結婚、姑の異常なまでのお節介はあの国ならではのネタかもだけど、結婚の厄介さ煩わしさは多かれ少なかれどこにでもある話し?最後の展開は意外だったけど、美味しいラーメンは外せない♪

デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

3.9

変われない人生しか送れないと思ってるなら変わり続けた人の人生から学んでは。
歌唱力と表現力と実行力を備えて楽しませてくれるかっこよさ。

オマージュ(2021年製作の映画)

3.8

昔からあるGlass ceilingと、それだけじゃない主人公の苦境を見せながら、励まされ味方も増え、後味は悪くない。
フィルム映画にフォーカスが当たる所は個人的に気に入った。

丘の上の本屋さん(2021年製作の映画)

3.9

周りのみんなを幸せにしたい、これを生きる糧にできるのは幸せ。インパクトは大したことないけどいい作品。

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.8

漫画のオリジナルに加えられたサブストーリーがメインストーリーに。なるほど。
シュートの軌道やネットの揺れ方のリアルさはさすが。ボールの回転は、まあ仕方ないか。ちょい出のオリジナルキャラもいたのが嬉しい
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ジョン・レノン 音楽で世界を変えた男の真実(2018年製作の映画)

3.8

ビートルズレコードデビュー前の半生を知ると40歳の生涯はなんと虚しいものなのか。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.9

東日本大震災を扱う作品はそれなりに思うところがある。アニメだと辛い記憶の表現がバリエーション豊富にできるところがやはり長所。ファンタジックな展開も多くてよかった。
見終わって心地よくなる作品。

土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

3.8

予告編を少し見たときは、能天気な主人公の話という印象だったが、食、家族、恋人、人生観と共感するところ、考えさせるところの多い作品だった。エンドロールで流れる歌の上手さはさすが!

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.9

セリフがなく雑踏音が大きい場面が多かった気がする。聴覚に障害のある主人公の境遇を描写する効果的な方法なのか。
日本の作品が国際的な評価を上げていくために岸井ゆきのは大きな役割を果たす俳優かもしれない、
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クイーン ヒストリー 1973-1980(2005年製作の映画)

3.8

音楽史に影響を与えた訳でない、とのコメントはクイーンへの大賛辞。
自分がファンではないけど結構好きなバンドである理由が今になって分かった。ガンバッチーニはやっぱりいい。

せかいのおきく(2023年製作の映画)

3.9

モノクロでよかった 笑
かなりたくましいけど力が入り過ぎずに生きる姿が新鮮。モノクロが一瞬カラーになり暗転で章立が変わる徹底と、年月のスクリプトでテンポよく分かりやすく筋が進む。
表情と仕草だけで伝え
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若き仕立屋の恋 Long version(2004年製作の映画)

3.8

高嶺の花への畏敬の念と欲望が
どちらも一途に描写されている
のが印象的。
仕立ての腕とか何か得たのか、
それとも何も残らなかったか、
ラストの表情オープンエンドの
最たるもの。

走れない人の走り方(2023年製作の映画)

4.0

思い出の作品になりました♪
最初は主人公にイライラしたけど、
これもストーリーでは重要。さすが!

君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)

3.9

人生の最後に残されてた大きなミッションのクリアに挑む、いいけどせつない。
イギリス大縦断のロードムービー、ストーリー設定も情景描写も大好き。Lovely.