hirokiさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.8

キアヌの馬使いハル・ベリーの犬使いが素晴らしい!コンチネンタル・モロッコまで出てきて設定広がりまくりのぶん途中ダレるがアクションはシリーズ最高度のキレっぷり。ドラマ的にはどう着地するのかと思ったらまだ>>続きを読む

日の名残り(1993年製作の映画)

3.6

ロボット執事か?ってくらいスティーブンスにもどかしくなる。感情を押し殺しているだけでなく無知のまま年老いていく恐怖。アメリカ人の新しい主人が彼に良い影響を与えてくれることを願うしかない

モーリス(1987年製作の映画)

3.4

バレたら刑務所で重労働させられるって分かってるんだからクライヴが擬装結婚するのも仕方ないか。モーリスが一途なのは切ないけど何気に階級意識があるのがイギリス。というわけで下級国民である猟場番スカダーが幸>>続きを読む

眺めのいい部屋(1985年製作の映画)

3.4

フィレンツェでは浮きまくってたエマーソン親子がイギリスに帰ったらセシルより普通に見えた。ルーシーの弟フレディとジョージがビーブ牧師と裸で水遊びするとこは思わず笑ってしまった。ダニエル・デイ=ルイスは参>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.9

少年と青年と父親って原作者のアンドレ・アシマンの人生のそれぞれの時を描いてる?マルグリット・ド・ナヴァルのエプタメロン読んでみようかな

スパイ・ゲーム(2001年製作の映画)

3.3

まるで親子のような二人。父親が息子を何とか助けようと組織の裏をかきという体制なんだか反体制なのか曖昧な感じにも見える。皺くちゃレッドフォードへの礼儀としてはまだ若いブラピはあれくらい顔ボコボコにされな>>続きを読む

アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.9

SF地獄の黙示録。宇宙アンテナ凄い〜。月面マッドマックスに宇宙猿にトンデモ密航者に宇宙サーフィン。真面目な顔してかなりデタラメな映画だ。マックス・リヒターのシリアスな音楽に騙されてはいけない。星野之宣>>続きを読む

白い家の少女(1976年製作の映画)

3.4

しつこいくらい流れまくるショパンのピアノコンチェルトを編曲してるのはクリスチャン・ゴーベール(フランシス・レイ楽団のピアニスト)。エミリー・ディキンソンやトーマス・マンのマリオと魔術師についてはレアー>>続きを読む

天使にショパンの歌声を(2015年製作の映画)

2.7

ピアノ演奏の場面はどれも素晴らしいんだけどラストの別れの曲は物語を追って見てる者にはグッとくるんだけど劇中のコンクールの観客には何だコレじゃないのかな?

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.8

レイチェル・マクアダムスかマーゴット・ロビーか。悩ましい。ニック・ケイヴの Into my armsを選ぶビル・ナイは最高。同じ1日を変えることなく違った目で見る。イギリス人らしいなあ

ある天文学者の恋文(2016年製作の映画)

2.9

アクションスタントの仕事をしてるって妙な設定のせいでエイミーの方が実は死んでるのかと思ってたよー。完璧すぎるエドはもちろんAIで(あるいは犬か?)

幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

3.9

ベルイマンの野いちごをきみに読む物語テイストで。お父さんの電車とスペイン旅行のバス。微妙なタイミングで展開が分かってしまうのが惜しい。キッチンが低くなってるのはさり気なくて良かった

危険な関係(1959年製作の映画)

3.0

ジェラール・フィリップが後半になるにつれ具合悪そうに(36才には見えない)。お騒がせ中年カップルが相応の報いを受けるがジュリエットは火だるまになってもしぶとく生き残る

(1961年製作の映画)

3.4

ミラノの老舗出版社ボンピアーニで自著のサイン会に訪れた作家ジョバンニと妻リディア。関係者に囲まれる夫を残してリディアはふらふらと街へ。若者達の喧嘩を止めたりロケット花火の打ち上げを眺めたり。道端でジェ>>続きを読む

情婦(1957年製作の映画)

3.8

ハンブルクから来た女クリスティーネ。ディートリッヒの変わり様があんまりじゃないかとも思った。タイロン・パワーは最初から何だこのふざけた野郎は!って感じだし。ラストの原作にないオチは良かったけど(サラ・>>続きを読む

アメリカの友人(1977年製作の映画)

3.8

パリのメトロのエトワール駅からラ・デファンス駅までの場面とミュンヘンからハンブルクまでの見知らぬ乗客と救急車炎上。赤のワーゲンが右斜め上に画面を横切っていくとこ。乗り物大好きなヴェンダースか

ワン・フロム・ザ・ハート(1982年製作の映画)

2.7

地味なカップルの痴話喧嘩を描くのにラスベガスのセット(マッカラン空港を含む)が必要なのか?スタンダードサイズの画面がよりセット感を出してますが。激渋なトム・ウェイツ&クリスタル・ゲイルのジャズバラード>>続きを読む

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.4

覗き部屋のマネージャーだかでジョン・ルーリーが出てた。育児放棄の両親のブルー・バレンタインな話。風俗嬢になったママと再会してハンター少年はこの後どうなるんでしょうか?

ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

3.9

こちらの変わったイタリア人ロベルトはホイットマンやフロストの詩をイタリア語で暗唱する。ジャックとザックにいいように使われるロベルトだが結果いちばんラッキーなのは彼だった。ニコレッタ・ブラスキと出会えて>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

3.8

夢見る妻や愛犬(バカ犬)にひたすらに優しいパターソンだがさすがにウィリアム・カーロス・ウィリアムズの詩が好きでわざわざパターソンまで来た変わった日本人にはア〜ハってなんだよ!?って感情を露わにしてしま>>続きを読む

ホワイト・ドッグ(1981年製作の映画)

2.8

映画やTVに出す動物の調教師が最近はこんなのが人気で仕事が減ったってR2D2のポスターにダーツを投げつけるとこが笑えるがあとは見ていてどんどん嫌な気持ちに。黒人だけを襲うホワイトドッグとして子犬の頃か>>続きを読む

ドッグ・ソルジャー(1978年製作の映画)

2.5

チューズデイ・ウェルドが初対面の夫の戦友ニック・ノルティにずっとついていくのがワケわからん。自分まったく関係ないのに小さな娘を置いてしかもヤク中にされて。夫のマイケル・モリアーティも全ての原因はお前な>>続きを読む

かわいい毒草(1968年製作の映画)

2.6

ワンハリでクリフが住んでるトレーラーがドライブインシアターの裏にあってそこで上映されてたのがこれ。精神病院から出てきたサイコくんが自分以上に狂った女子高生と出会い恋に落ちる。男女の主導権がいつのまにか>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

ディカプリオがイタリア行ったらジャック・ブラックになって帰ってきたー。シャロン・テートがリック・ダルトンを優しく迎えいれる言葉に涙した。シャロンが自分の出演作品を見る映画館の予告編でCCライダー(NY>>続きを読む

僕の大事なコレクション(2005年製作の映画)

2.5

ユダヤ人迫害だけでなく独ソ戦において両陣営に国民が分かれ戦ったり戦後のソ連の支配あげくのチェルノブイリ原発事故と傷だらけの歴史を持つウクライナ。この作品の制作年以降もクリミア紛争があったりまあ大変なわ>>続きを読む

グランドピアノ 狙われた黒鍵(2013年製作の映画)

2.6

犯人とイヤホンマイクで会話しながらケータイでテキスト入力しながらのピアノ演奏ってどんだけ天才なのかというかデミアン・チャゼルの歪んだ芸術家感がまた。雇われ殺し屋がビル&テッドのビル(アレックス・ウィン>>続きを読む

ウィリーとフィル/危険な関係(1980年製作の映画)

3.7

ラリー・フィッシュバーンがハムレットの独白を暗誦する高校生!70年代のディケイドを表象する映画として続・猿の惑星で始まりエピローグでなんとロッキー・ホラー・ショー(リバイバルか)のタイムワープを映画館>>続きを読む

ボブ&キャロル&テッド&アリス(1969年製作の映画)

2.5

ハル・アシュビーのシャンプーとかウディ・アレンの夫たち妻たちの先駆けになるセックスコメディなんだろうけどコンセプトが立っててあんまり笑えない

夕陽の群盗(1972年製作の映画)

3.4

徴兵逃れがアウトローになるまで。主役のバリー・ブラウン(ボグダノビッチのデイジー・ミラーは良かったけど)よりジェフ・ブリッジスの方が目立ってた。年少の子供が後ろから頭を撃ち抜かれるのはやっぱりベトナム>>続きを読む

男の出発(たびだち)(1972年製作の映画)

2.9

赤い河からワイルドバンチへ。カウボーイだかガンマンだか後半よく分からなくなるがイーストウッド映画の名脇役ジェフリー・ルイスがこんなにカッコよかったことってある?

ハマーヘッド(1968年製作の映画)

2.3

ヴィンセント・エドワーズが60年代のフラワーでラブなムードにそぐわないというのはタランティーノの言う通り。なんか色気のないバート・レイノルズみたい。ラストでハマーヘッドを矢で射殺すベヴァリー・アダムス>>続きを読む

サイレンサー第4弾/破壊部隊(1968年製作の映画)

3.4

シャロン・テート登場シーンでいきなり豪快なパンチラ!女を口説くときのBGMが必ず自分の歌というディーン・マーティン。エルケ・ソマーやティナ・ルイーズ、ナンシー・クワンそれぞれに魅力的なんだけどなぜかシ>>続きを読む

草原の野獣(1958年製作の映画)

2.9

ハリウッドセレブのバカ息子がやりたい放題やってどうにも手に負えずそれまで法を破ってまで懸命に庇ってきたセレブがとうとう。とそんな話

世界の涯ての鼓動(2017年製作の映画)

2.6

たまたま出会った女に本気で惚れる女王陛下の007以上に真面目なマカヴォイ。アリシアちゃんが博士というより学生に見えてしまうのだけれど。あの『夢の涯てまでも』に似た邦題に嫌な予感がした人その通りです

影の軍隊(1969年製作の映画)

3.4

ナチス占領下のフランスでは傀儡政権もあり親独派と反独派とその他多数の傍観者という国民の分裂があったかと思う。戦後再び民意を統合していくためにレジスタンス幻想が必要だったのではないか。メルヴィルはノワー>>続きを読む

ひろしま(1953年製作の映画)

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原爆投下の翌日に被爆した市民に職務に復帰するよう要請する広島知事や長崎の後でも戦争遂行を主張する軍人に対して何も言えない御用学者とか。戦災孤児たちがハロー(アメリカ人)にユージェントルマン、パパママ、>>続きを読む