csmさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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うず潮(1964年製作の映画)

5.0

日活が築き上げた全て飲み込む小百合渦フェミが林芙美子というテーマを得てここに極まる。こんなに美味しそうにうどん啜る映画他に知らない。朝からしじみ採って出会う網元のボン賢ちゃんの頭身に刮目。魚みたいに海>>続きを読む

わが古城の町(1959年製作の映画)

5.0

控えめ人間すぎるよミッチー、それでも左卜全爺に連れられ祭りの夜の会津磐梯山で町の話題に。横でかる〜く踊る卜全。ほっかむりで舞台の幕係、最後は袖で大太鼓の卜全爺がとにかく最高でミッチーとのバディ感良すぎ>>続きを読む

星の瞳をもつ男(1962年製作の映画)

5.0

ムショ帰りの英樹が小百合のスクーターとぶつかって再会。久々の実家ではいつもながらに金のことしか頭にない賀原夏子が麦わら帽子作りに精を出す。小百合父の是好が作るゴーカートとF-1の間みたいなかわいいマシ>>続きを読む

学校II(1996年製作の映画)

5.0

チェイスザチャンス流れる富良野のスキー場でミュージシャンになりたいのって言うお浜さん、ガンダムイントネーションで呼ばれる安室奈美恵のライブみに行く吉岡君とユーヤこと神戸ちゃん。なんだこの歴史の交差点は>>続きを読む

タブロイド紙が映したドリアン・グレイ(1984年製作の映画)

5.0

セイリグさんに連れられてオッティンガーランドのイッツアスモールワールドそぞろ歩き。文学の素養ナシでその辺わかってないしあの鏡越しのタベアシーンのカッコ良さなど完全に絵として消費してた自分は大馬鹿者。字>>続きを読む

学校(1993年製作の映画)

5.0

夜間中学があります、ルビ振られたあの看板でもう泣きそうに。清掃プロの萩原聖人とあの流れからのバイク2ケツでKFC、ハンバーガー潰してもらう中江有里、たまたま店に居合わせたディオールスポーツ竹下景子先生>>続きを読む

巣立ちのとき 教育は死なず(1981年製作の映画)

5.0

Speedo全面協力のジャージ着た体育教師江利チエミ、ダンプのごとく生徒に突進する存在の説得力。落ちこぼれ集いし高校の校長は長門、用務員は江幡さん、スカートめくりにブチギレ梅津栄。缶ペン灰皿にして寮で>>続きを読む

地の群れ(1970年製作の映画)

4.5

ヘッドライトに照らされて暗闇から無数の石を投げつけられて絶命する谷栄の役者魂凄すぎる。夢に出そう。宇野重とのあの会話から全てが恐ろしかった。米軍基地を抜けてニュータウンの団地群、ニッター奥様たちの微笑>>続きを読む

若いふたり(1962年製作の映画)

5.0

窓からご近所に向かってドラム練習するケンちゃんにケーキ差し入れ初井言栄。フランク庄司こと薬中小高の離脱症状で照明係から一夜にしてスターになるケンちゃん。バニシングクリーム(何)売るラロス化粧品松尾嘉代>>続きを読む

手さぐりの青春(1959年製作の映画)

5.0

ボヤーッからのピント合いを繰り返して、もしもピアノが弾けたなら今すぐあの体勢で太田胃酸(ユニマットレディース?どっちだっけ)の曲真似して弾くでしょう。父親と恋人繋ぎの先走り鰐淵素晴らしい、日傘杖にして>>続きを読む

小さな花の物語(1961年製作の映画)

4.0

海風ビュービュー聞こえる小屋で搾乳した嵯峨ミチ母ちゃんが差し出すコップ、けんちん汁には塩と油でタロ少年がケチ婆に内緒で持ち出す生卵。母ちゃんの手を温めながら山越え手袋50円。誰かのために咲いてるんじゃ>>続きを読む

柿の木のある家(1955年製作の映画)

5.0

真ん中馬糞とか意気揚々と歌ってる呑気なデブの次男おまえになりたいよ。奉公に出される長女みゆきちゃんと養子の次女。瀬戸内パートのもんぺルックに夢中、オーバーオールタイプに下駄とか超可愛いけどカリカリの子>>続きを読む

BG・ある19才の日記 あげてよかった!(1968年製作の映画)

4.5

こちらもtunic先輩からのタレコミで。けーちゃんけーちゃん連呼する横分け期のヒデ坊最高。青島だしテレビっぽい丹野監督だけど萩憲カメラに鏑木サウンドでとにかく雰囲気推し、限りなくロマンポルノで美しい。>>続きを読む

若い突風(1960年製作の映画)

5.0

トプトプトプー♪イキーな文句はハイハ♪あまーいベーゼは◯◯♪ほーんとーだーぜーー
私もトプりました最高。聞き取れないよ。無賃乗車から飛び降りてそのまま草原で昼寝、牛に起こされるヒデ坊。タクシー会社の開
>>続きを読む

艶説 お富与三郎(1972年製作の映画)

4.0

バーテンから若旦那に…浜口さん良かったね。改めてなんてイイ顔してるんだ兵衛さん、赤フンの兵衛尻何度もありがとうございます。五條さんも傷が似合うし安定の皆さん。歌舞いてんね〜と思ったら歌舞伎なのか。よく>>続きを読む

新東京行進曲(1953年製作の映画)

4.0

相変わらず謎モテ貞二。貞二の子供時代を演じてるアイツ貞二そっくりすぎてそこだけが最高。加点加点。フラスコ様に謝りなさい。出会えば泰明小メンバーだし全てが都合良すぎてシャリアピン。寿司屋の金ちゃん当然小>>続きを読む

山の讃歌 燃ゆる若者たち(1962年製作の映画)

5.0

ヘビーな展開始まってるのに地形図にピッケル刺さるかわいいイラスト&ザイルで車椅子を吊る不穏なインスタレーションという前のめりなクレジット映像は金森馨仕事。ある時は家父長制の壁としてそびえる山、階級とし>>続きを読む

知と愛の出発(1958年製作の映画)

5.0

森に布敷いたピクニックスタイルで愛を交わそうとして「そういうんじゃない」といづみちゃんに言われボート飛ばすマリさんの操縦テクニックすごい。知と愛、それはセックス。お茶の水からマスコミ志望なセーラー服の>>続きを読む

明日はどっちだ(1953年製作の映画)

4.0

意識して見たことなかった舟橋元さん。意外とあんなとここんなとこでご活躍、泊まり勤務がたたって肝心なとこで寝ちゃう舟橋元。カガキョンのお誕生日のお祝いに駆けつけたメンバー→父・柳永二郎、舟橋元とその相棒>>続きを読む

翼は心につけて(1978年製作の映画)

5.0

あいざき進也ファンだから、クラスでもわりと線の細い秀才タイプの伊達クンからのラブレターだと勝手に舞い上がる狛江三中のあーちゃんこと石田えりだけど、頭文字Dの相手はダイスケ君。あんなガサツな奴やだとか言>>続きを読む

いらっしゃいませ(1955年製作の映画)

5.0

シケモク吸って顔洗って、デパート住んでる春哉で始まって春哉で終わり感無量。伊東絹子様の頭身に負けずのスタイルでズボン丈お洒落すぎ。プロやもめ森繁、プロ女手ひとつ中北、プロ妾嵯峨ミチとプロ姐さん関チエ、>>続きを読む

嵐の中の男(1957年製作の映画)

5.0

長ーーい板壁に札クレジット、船上で歌って即頭ボリボリに客席中から待ってましたの笑みが漏れる。まず三船の生え際が天才。で、柔術の方が道着が素敵って認識でいいのかってほど柳永二郎の刺子切り替え半袖が良い。>>続きを読む

君と行くアメリカ航路(1950年製作の映画)

5.0

あのタイトル文字に地図のイラスト河野鷹思仕事。アメリカ帰りの船から画家の芝小路先生こと斎藤達雄がタレサンかけて降りてくる。マッカーサーかよ。シバコウジ…シマコウジ?最高。姉妹二人が住む屋根裏あがりこん>>続きを読む

奥様は大学生(1956年製作の映画)

4.5

どうしても杏っ子の前日譚みたいな気がして逃げろカガキョンと思ってしまうが、勉強に励む君が好きなんだとか言いつつ酔って口から出るのは「シェイクスピアだぁ〜?知ってますトゥービーオアノットトゥービー!」就>>続きを読む

上海帰りのリル(1952年製作の映画)

5.0

ここは上海のクリフサイドクラブ、皆さんも聞き覚えのあるメロディーですね左様… の森繁語りで始まって歌謡映画好きは震えるほど楽しい。ハマでタクトを振る森繁が上海でのドラムブラシ時代を振り返る。若い。孤児>>続きを読む

姫君と浪人(1953年製作の映画)

3.0

お弁当の上に桜ハラハラ、囲まれた花見を覗き見る男たち。あんみつ姫みたいなかわいいカガキョン様、じいやに切腹迫られてもイヤじゃって言ってた。お家のためになんか死ねるか。医者の十朱久雄がうぬぼれイイ男役、>>続きを読む

森繁よ何処へ行く(1956年製作の映画)

5.0

カーテンみたいなノイズも効果的でド傑作でした素晴らし。喧嘩して頭に包帯巻かれながら「あるいはそうかもしれない」って森繁も言ってました。冷めたおウナの行方気になりながら反物見立てて回転木馬の女たち美しす>>続きを読む

あばずれ女(1979年製作の映画)

5.0

先週からさらに最高で本物しか出てこない緊張感に痺れまくってニットに張りつく11歳の胸元でもう素晴らしい。学校は墓場だし家も地獄。あの暗がりで無言で背中さらす母親なんか嫌いに決まってるし他の場所あるなら>>続きを読む

泣きしずむ女(1978年製作の映画)

5.0

大体服も着たまんまで風呂入ってないし、怒り前提だから会話にならないくせにさかってるし、嫌味で掃除するつってほんとに朝から床水拭きで小屋で寝るって自分ち来て。尻じゃなくて絵見ろとか、下痢も経血も止まらな>>続きを読む

青春ばかちん料理塾(2003年製作の映画)

3.5

マリアことゴマキとあゆみこと武田鉄矢はメル友。加藤紀子とG3、auのケータイでezweb、ゴマキの着メロは海援隊、武田はモー娘。イタリア料理の先生はグッチ裕三、同じ班のメンバーは林マヤと谷啓。何度も映>>続きを読む

プロゴルファー織部金次郎(1993年製作の映画)

2.5

後光さす中左右揺れ気味例の歩き方で武田鉄矢登場。株式会社武田鉄矢商店、そんな組織があったとは。逆に良いとかもない阿部寛の髪型に財前直見のファッション。オリキンさんって何万回聞かされるのか。にょっきりと>>続きを読む

俺に賭けた奴ら(1962年製作の映画)

5.0

ふんわりリーゼントで石原に憧れて健闘やりたい電気屋のヒデちゃん。石原に。まゆみ弟が画面右下で黒猫掲げてサロメチール、試合に勝ったらチャンピオン印の革コート、ランニング中に不二家のポップコーン。まゆみさ>>続きを読む

くたばれ愚連隊(1960年製作の映画)

5.0

純情愚連隊〜♪なっぜかしら〜♪カント流れ者♪なヒデちゃん歌唱と、ハイテーンが新聞記事になって、見習い坊主が似合う直平さんらにわっしょいされて淡路島までの素早さに俄然盛り上がる。若様のシャツもお似合いの>>続きを読む

時雨の記(1998年製作の映画)

4.5

手土産に天ぷら、海老を3匹食べてメバルの煮付けに話しかける鎌倉住まい小百合んちの雨漏りでプラトニックエロの洪水。暮手からクウネルに繋がる暮らしぶり。絵志野(調べた)に生花、渡哲也56歳の誕生日はレモン>>続きを読む

わが恋の旅路(1961年製作の映画)

5.0

無音で事故ってフラフラ歩いてウィンドーに映る自分見て倒れるお志麻様最高すぎる。その後の車の恐ろしさなんて教習ビデオ並み。デカい版デカいスキージが嬉しい捺染工場からもお断りの三井弘次、お腹が痛くなっちゃ>>続きを読む

恋のハイウェイ(1967年製作の映画)

4.5

マコちゃんの「踊りたいわ」と同じメロディで小百合が歌う「みんなで行こう」どういうことなんですかヘンリ高橋先生。『旅』各月号とアサヒPENTAXのシャッター切る写真短大出の小百合、関西弁いいぞ。神戸のヴ>>続きを読む