くうみるつくるさんの映画レビュー・感想・評価

くうみるつくる

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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

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はぁ・・・

んん?

狐に化かされたような、ぽか〜んとした気持ち。

このタイトル。
このジャケ写真。
めちゃくちゃお洒落で、綺麗な映像。

それらは全部、皮肉?毒?ホラー?

私の星評価なんて「好
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ヴィジット(2015年製作の映画)

3.9

世界一安心なはずの祖父母が、まさかのイカれよう!

床下での鬼ごっこでは「貞子」になり、
真夜中に裸で壁をガリガリ・・

カメラの手ぶれ感がリアルで臨場感がハンパない。
怖い。

「この家は変だよ」
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.8

「宇宙でいちばんあかるい屋根」で惚れた藤井道人監督作品、
そのくらいの軽い気持ちで見始めたから、
こんなに骨太でシリアスで、エンターティメント色が全くない映画であることに驚いた。

冒頭の方は少し退屈
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NEXT -ネクスト-(2007年製作の映画)

2.0

2分、という時間が微妙。

ピストルや殴打を避けるにはタイミングが難しそうだし、
大きく行動を変えるには時間が足りなさそうだし・・。

味方にしたい男を拳銃で追いかけ、
「時計じかけのオレンジ」対応を
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宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

4.5

久しぶりに「好きだ」と思える 日本映画 を観た。

桃井かおり と 清原伽耶。
この二人でなければなりたたない。

そして、
きっと、監督の力、なんだろうな。
一つ一つのシーンの、時間の切り取り方が好
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隣の影(2017年製作の映画)

1.0

隣人トラブルのあるあるをすべて放り込んで、最悪な味付けにした
どこにも救いの無い映画。
最後のシーンも、そうくるだろうと思っていた。

この不快感は序盤からあったので、これからは自分の勘に従おうと心に
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96時間(2008年製作の映画)

4.2

手に汗握る!息つく暇もない!とはこのこと。
怒涛のように救出劇が展開する93分。

主人公に激しく感情移入している私は、
苦手な暴力シーンでも
やっちまいな!一人残らず!と力が入る。

どんな無謀な場
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.5

衝撃のラストにしばし放心した。

70年越しの復讐の旅に出る痴呆症の男性。
終始ハラハラさせるC.グラマーの演技が
リアリティに溢れていて素晴らしかった。

ピアノ演奏も美しくワーグナーが一つの伏線に
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僕の好きな女の子(2019年製作の映画)

3.2

はっきり言って、終盤、仲野太賀くんが登場するまで、
もう、いつやめてもいいくらい、この映画に興味を失っていた。
ところが、太賀くんが実直そうな社会人の風貌で登場してからは一変。

特に感動したのが、食
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

2.5

そんな風にキレイに別れられたら、苦労しないよ。

思考や行動が全く同じで、息もぴったりな二人だから
別れる時も、タイミングから熱量から、ぴったり一緒なんだね。
同棲解消時の片付けや荷物分けも、そうやっ
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ドリーマーズ(2003年製作の映画)

4.5

観終わって数日たつのに、まだキューっと切ない。
淫靡で美しく、妙に心惹かれている。

映画のシーンを真似た無邪気な遊び。
一卵性姉弟の鬱屈した繋がり。
抱きしめても、けっして入り込めない切なさ。
絡み
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.5

誰もいない早朝の街のあちこち。
静かにバッハが流れているシーン。

そこに「いない」のに、そこに「いた」二人を想い出す。

語り合った椅子、キスした街角、
寝転がった公園、そして別れた駅・・

たった
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CUBE(1997年製作の映画)

2.8

極限状態の中であぶり出された、
人間の本性を「見学」する映画。

だから、誰が何のために?なぜ私たちが?などの理由は
きっと知らなくていいのだ。

知恵や能力を出し合い問題解決に近づこうとすると、
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デジャヴ(2006年製作の映画)

3.8

過去は、本当に変えられないのか?

事件は解決しても、クレアの部屋で感じた「既視感」に運命を感じたダグは
どうしても無視できない自分の感覚を信じ、
無謀な戦いを始める。

SFの禁じ手炸裂で、荒唐無稽
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

5.0

ずいぶん昔、3本立て映画館で旧作として
なんの前情報もなくいきなり鑑賞した。

これがホラーというジャンルなら、人生初ホラーだった。
かなりの衝撃。トラウマといえるかも。
これを超えるホラーはいまだ観
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クローサー(2004年製作の映画)

2.0

極狭の世界。
男女4人が組み合わせを変えて惚れたはれたを繰り返す、の図。

それはいいよ。
問題は、感情移入するヒマもないくらい、どんどん「勝手に」4人が惚れたはれたをしていること。

結婚した
浮気
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とらわれて夏(2013年製作の映画)

3.0

今にも壊れそうな、脆い女性を演じさせたらケイトは最高。
そして、そんな母親を見守り助けようとする息子の、なんといじらしいこと!
息子が作った「1日夫」券にほろりとした。
男の子って、どんな母親でも「マ
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ヘアスプレー(2007年製作の映画)

5.0

ミュージカルは苦手だけど、これは別格!

一番苦手な、普通の会話から歌に変わる時の「気恥ずかしさ」がまったくなく、
むしろ、待ってました!と掛け声かけたくなるくらいのタイミングと

これこそミュージカ
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ベルベット・バズソー: 血塗られたギャラリー​(2019年製作の映画)

3.2

豪華なキャスト陣によるアートに絡んだ殺人事件。
いやがおうにも期待値が上がるけど、
後半は尻すぼみ?

でも、
いつも死体を発見しちゃうメガネのココちゃんが可愛いかったり、
今度はどんな殺され方?とい
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ミート・ザ・ペアレンツ(2000年製作の映画)

2.8

タイトル通り、恋人のご両親に会うことが一つの大イベントになっていて、
不運がかさなったり、ドジを踏んだり、誤解されたり・・
主人公にとっては踏んだり蹴ったりだけど最後は・・という恋愛コメディ。
オチは
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ライアー ライアー(1997年製作の映画)

4.5

ジム・キャリー、どちらかというと苦手だった。
でも、これはぁぁ・・・!

これぞ、ジム・キャリーの真骨頂!
嘘がつけなくなってからの顔芸が半端なくおもしろい。
声を出して、もう涙出るほど笑いこけた!
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田園に死す(1974年製作の映画)

3.7

初、寺山修司。
食わず嫌いだったけど、思ってたよりなじめた。
よく「難解」って分類されるけど、
はなから理解しようなどとは思っていなかったせいか、
ストーリーは意外にすんなり入ってきた。
表現が奇抜で
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ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

3.5

なにやってんだか、あんたたちは やれやれ

鑑賞直後の感想がこれ。
少したってから、ちょっと笑い、
そして猛烈に腹もたつ。

驚愕と嫌悪感と、ブラックな笑い・・
観ているこっちまで 複雑怪奇な気持ちに
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Viva!公務員/公務員はどこへ行く?/オレはどこへ行く?(2015年製作の映画)

4.0

どこがおもしろいって・・!

公務員のおいしい特権にしがみついて、頑固辞めない独身男と、
辞職させたくて世界の僻地に飛ばす女上司との攻防が
めちゃくちゃ おもしろい。

「寄生虫でも嫌がる 最低最悪の
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Red(2020年製作の映画)

3.5

あーそうですかー
私のハンバーグは食べないけど、お義母さんが作った煮物は食べるんだー

自分ばっかりいい思いしてないで、私にもしろっ

な〜んてことを言えたら違うんだろうけど・・(違う映画になる)
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目撃者 闇の中の瞳(2017年製作の映画)

-

「The Soul : 繋がれる魂」と同監督ということで
かなりワクワクして観始めたけど・・・

だめだ!
最後の方、グロすぎて、私は観ちゃアカンやつだった。
でも気づいたときにはもう、引き返せないほ
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消されたヘッドライン(2009年製作の映画)

4.2

別々だと思われた小さな事件が実は大きな陰謀につながっていた、という話、
大好き。

なじみのある題材で入り込みやすく、冒頭から引き込まれた。
ここで終わり、かと思うと意外な展開もあり、骨太で見応えもた
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ラストシーンの切り方が最高!

1982版をかなり昔に映画館で観て以来、
「ブレードランナー」を愛してやまない私だけど、
ラストが大幅に違う「ディレクターズカット版」「ファイナルカット版」をあらためて
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ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

1.5

モノを捨ててすっきりしたわ、という話じゃないことは確かね。
むしろ、その逆、
人の気持ちも構わず廃棄しようとする人に対してのアンチテーゼかなと受け取った。

それはいいんだけど、

一番気になったのは
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闇はささやく(2021年製作の映画)

2.7

もっとゾクゾクさせてほしかったな。
途中までおもしろかったのに、なにかと残念な映画。

きっと一番のモンダイは、最後のほうね。
もっとコテンパンにくそ夫をやっつけてほしかった。
最後のシーン、謎だけど
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セクレタリー(2002年製作の映画)

4.0

「セックスと嘘とビデオテープ」のジェームス・スペイダーを追ってここまできたけど、
このあたりからもう、正統派イケメンが歩むべき映画俳優の王道を
彼はあえて外しにきた? 笑
そこまでやっちゃう? 

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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

4.6

デヴィット・リンチ監督作品の中で一番好き。
この作品で、ナオミ・ワッツに魅了されちゃった。

あとで、ゆっくり感想を書きたい。

ラヂオの時間(1997年製作の映画)

4.6

私の中では、これが三谷幸喜のベストムービー。

ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

4.7

冒頭からいきなり、70's ソウルをバックに
ジャッキー(パム・グリア)が闊歩するシーン。

かっこいいーー!

迫力ある体格と凄みのある美形。
クセもの揃いのヤツらと堂々と渡り合うには、
彼女でなき
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

4.7

邦題に問題のある洋画は多いけど、
これは、邦題がすごく好き。

思ってた以上に感動した。
こうゆうのが私は好きなんだな、と思った。

音楽がまたいい。
サウンドトラックがあったら欲しい。

あとでゆっ
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人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

4.7

「 いつも うまくいくと思えなくて
  うまくいかないように してしまう 」

幸せな自分を受け入れられない主人公と
75歳でゲイを告白する父
ゲイと知ってて結婚した母
そして犬のアーサー

少し寂し
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