TJさんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

大統領の陰謀(1976年製作の映画)

3.8

ウォーターゲート事件について、過不足なく説明されていて良い勉強にもなった
あの時代の記者らしい描写は今見ると一層楽しめるし、こういった政府の陰謀はどの国でもどの時代も変わらずに存在しているので古さは感
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37セカンズ(2019年製作の映画)

4.0

佳山明さんの力強い演技と、リアルな描写が刺さりました
前半は100点満点だけど、後半は少し減点
でも総合的に見ても良い作品
見ると社会と不完全さとか、自分の思慮が浅いことを自覚できる

フルートベール駅で(2013年製作の映画)

4.2

EDで何が起こるか分かっているため、当たり前の日常が愛おしく、美しく見える
低予算で上映時間も短いが、忘れがたい
一作、この映画のおかけであの忌々しい事件を風化させてはいけないと再確認出来た

ロッキー3(1982年製作の映画)

4.1

前半のハルクホーガンとの試合シーンなど、少し物足りないシーンもあるが、それ以上にアポロとのトレーニングが熱いし、2人の関係の変化が嬉しい
ストーリーはお決まりの展開だが、それでいい、それが見たいという
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

INAXで見ました、これは劇場で見ないと意味ないですね
ドイツ兵の明確な悪役を作らずあくまで時間に追われるサスペンス、物語は落ち着く間もなくひたすら移動していきます
制作風景の映像も観ると倍楽しめるし
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ランボー(1982年製作の映画)

4.4

見る前と後で印象が大きく変わる
2以降の血みどろイメージに反して、帰還兵の孤独と悲しみを描いた名作
見ないでスタローン映画を毛嫌いしている人こそ見てほしい

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.9

神奈川県民ですが楽しめました、笑いました
自虐ネタにとどまらず、埼玉高揚映画としても良くできててその辺りのネタのバランス感覚が素晴らしい
また都市伝説として見せるという構成も見事、かなり見やすくなって
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銀魂2 掟は破るためにこそある(2018年製作の映画)

2.8

前作よりアクションシーンの見どころは増えていて良かったし、全体的にクオリテアップしてた印象
でも個人的に福田監督の笑い演出は1から10まで鼻につく、今回ものれなかった

キャッツ(2019年製作の映画)

2.5

舞台版も見ていないし、予備知識ゼロでいったので正直言うと、開始10分でもうしんどがったです
全く映画的でないストーリーの無さと、気持ち悪い造形と歌が地獄のように繰り返されもう辟易しました
ラストも唐突
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ブラジル -消えゆく民主主義-(2019年製作の映画)

4.2

リオ五輪を開催していた2016年のブラジルの情勢がこんなに荒れていたとは、何も知らなかった
ブラジルの法的欠陥、政治家の闇が続々と明らかになりよくこんなシーン撮影出来たなと思う
対立の激しさ、恐ろしさ
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.8

思春期のもやもやとか、外界への煩わしさとか上手く描いている、とにかくレディバードが愛おしい
最後は彼女を成長を見て、少し寂しく感じてしまった 母娘の会話シーンは全部良かった

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.2

テイシェリにハズレなし
映画見るまでネイティブアメリカンの保留地の存在や実情について全く知りませんでした
アメリカの背負った歴史的な闇と、死と向き合っている人々
痛みや寒さがひしひしと伝わってきた

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.0

評判通り面白かった!カンニングしているだけなのに良い緊張感の演出の数々
魅せ方が良い
親友の子がとても可愛くて一発で惹かれたし、キャストはこれ以上ないくらいにみんなハマってた

シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

3.8

続編としては良く出来ていたし、不満点はあまりないが前作越えはならずという感想
インターネットの仕組みを生かした演出や、ゲスト出演の数々は見ててわくわくした
一番良かったのはヴァネロペの成長や、プリンセ
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.9

徹底した主観視点で、ヒロイックにはせず、苦悩や葛藤のある1人の人物の物語に仕上げている
月という存在の意味するものを考えると、深みのあるシーンが多い
圧倒的な音響効果も映像も、劇場で満喫したかった、後
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2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

4.1

おじさん達が会話してるだけなのに、どうしてこんな面白いんだ?となりました見事な脚本
普通の人として描いているのが素晴らしい、2人ともとても魅力な人物に思えた
予備知識無くても全然大丈夫だったし、カトリ
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アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.6

SFアクションとして見ると期待外れと感じる人も多く出そうなほど、静かなヒューマンドラマだった
ただ宇宙船内の美術とか、少し前のSF感があり自分好みだったし、たくさんブラピのが見れたので良かった笑 映画
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クロース(2019年製作の映画)

4.2

そんなに期待しないで見たらいい意味で裏切られました、凄い作品です
どうやって作ってるのかと疑いたくなる映像美で、3Dにも2Dにも見える綺麗なアニメーションでした
お話もシンプルながら子供から楽しめるサ
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.5

リアルすぎる演技と描写で、終始目を奪われた
特に主役の少年の目が凄い、目力だけで感情が伝わってきました
見終わると色々な感情が湧き上がってきて見て良かったと素直に思えた

岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.0

小規模な映画ならではの、製作者の熱量と役者の素晴らしい演技で圧倒されました
辛すぎて思わず笑ってしまうような現実という映画でしか感じられないものが見れた

コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.7

新型コロナよって再評価されている本作
間違いなく今見るのが一番楽しめる、というより一番怖い
単なるパニックものではなく、WHOの対応やワクチンが作る過程なども幅広く描写している点が優れている
この映画
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.6

離婚の話なのに愛に溢れた映画で、嫌な後味が無いのが良かった
あのシーンの表情いいよね!と語りたくなるシーン満載で役者の演技力を十分に引き出していた
都度都度見返したくなる作品になりました

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.2

展開が遅いかなーと初めは思っていたが、それが意図的であったと途中でわかり脱帽
もう何においても贅沢な映画
CGの技術も違和感ないように溶け込んでいるし、夢の共演の連続で感謝です
ゴッドファーザーと、グ
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.4

冒頭のテロのシーンから、この映画はやばいなと確信しました
前作とは雰囲気が変わってより渋く、泥臭くなり、毎秒面白かった
アレハンドロの銃の撃ち方と顔!最高!
頼む3作目も作ってくれ!

ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

4.2

下らない下ネタ満載で最高!2人のやりとりをずっと見ていたかった
コメディでありしっかり風刺も効いていて現代らしい設定と物語の着地でした

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.8

面白かった!けど残念ながら元々車へ興味が薄く、世間の評判ほどは上がれなかった
ただ素人にもレースの概要をわかりやすく説明してくれたり、上司部下の対立や人間ドラマは面白かった
IMAXで見ればより評価が
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.9

ストーリー展開や速さが自分好みでした
多言語の描写が特に面白くて、もっと多言語ネタが見たかった!
英語以外も勉強したくなりました笑

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.8

女性記者の描き方の問題はもちろん、トータルで見ても他のイーストウッド作品には劣るという印象
しかし、ポールウォーターハウザー演じる主人公像は新しく、正義感が高すぎるが故の危うさというのは面白いと思った

ヒックとドラゴン 聖地への冒険(2019年製作の映画)

4.0

字幕版で見たかったが、時間が合わず吹き替え版見ました でも吹き替えも悪くなかったです 特に松重豊さんが良かった
1、2作が好きな人は満足してシリーズが終わったことを喜べる出来でした
最後まで日本では不
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.7

原作と映画の続編を上手くこなしていた
特にキューブリックの傑作オマージュは嬉しいものが多くて、ニヤニヤしまった
長尺だが必要な長さでした

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.2

たくさん笑えるし、子供視点のファンタジー的なシーンと、ナチスドイツの現実が対比され響きました
日常が描かれることで戦争を意識させるという意味でコラボもしていた「この世界の片隅に」と共通する面があると思
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失くした体(2019年製作の映画)

3.9

日本のアニメにはないリアルな温度感で徐々に引き込まれていった
2つの話が並行して進んでいくが、特に手のパートが良かった。手の動きだけで感情が見えてくるアニメショーンがすごい

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

ライアンジョンソンらしいミステリーというジャンルに囚われないストーリー展開で最後まで楽しませてもらいました
クリスエヴァンズの例のシーンは爆笑ものでした、今後も色んな役をやってもらいたい
奇しくもパラ
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.8

キャラクター達が本当にこの社会で生きているようで、ドキュメンタリーのように見てしまった。
ケンローチ監督が引退を撤回してまで作った本作の貧困に対するメッセージは全世界に刺さるものだった。人の優しさと社
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.3

Filmarks 試写会にて
ヘレディタリーで感じた音楽や美術の巧みさが顕在で、今後もアリアスター監督作は毎回見にいくと決めました

終わった後の謎の高揚感や、ホラーというジャンルに収まらないなんとも
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

4.0

戦車同士の戦闘シーンなら映画の中で一番面白く描けていると思った
砲撃の音が良い、IMAX版でも見たかった
脚本も変なノイズが無く、最後まで退屈せず見れたので良かった
ガルパンおじさんはみんな見て