ジプシーさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ジプシー

ジプシー

映画(558)
ドラマ(1)
アニメ(0)

エターナルズ(2021年製作の映画)

3.8

暗くて静かなヒーロー映画かと思ってたらきちんとマーベルだった。
エターナルズは一人ひとり、能力が戦闘向けでなかったり、心が弱いとこあったり、異星人なのに人間くさいヒーローたちだったのが印象的。
敵を1
>>続きを読む

一度死んでみた(2020年製作の映画)

3.1

デスメタルとギャグのドタバタ劇なのに中指を立てることは許されない現代の厳しさとこれから世の中はどんどん規制でつまらなくなるのかという絶望感が終始漂っていた。

なぜか脇役が豪華でそれを楽しみながらの9
>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

3.9

主役2人の演技合戦かと思ってたら寺島しのぶという化け物もいて大乱戦。片岡礼子も短時間なのに素晴らしかったなあ。

何かと戦い続ける父親と、人生を何かに翻弄され続ける店長。
2人が戦う見えない何かが空白
>>続きを読む

クルエラ(2021年製作の映画)

3.9

小さい時にアニメで見た時は姑息なババアって印象しかなかったクルエラがエマストーンによってカリスマになっていた。とにかく魅せる映画。

ファッションとか詳しくないけどいちいち登場シーンがカッコ良かった。
>>続きを読む

ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.5

堤監督は良い小説本を質を落とさずに映画化する職人と化してる気がする。

芳根京子ちゃんは何にも染まってないから何にでもなれるんじゃないかと思わせる魅力があってとても良かった。

心に傷を負ってる人が渋
>>続きを読む

ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-(2020年製作の映画)

3.2

このどんでん返しを原作読んで味わいたかったなあと思った。主要キャストとベテラン役者の一発芸は良かった。

レビューがいまいちなのは終盤どんどん意味不明な行動を取る犯人のせいなのか。そのせいで段々と2時
>>続きを読む

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.8

地味な主人公だからスルーしようかと思ってたけど、さすがのマーベルクオリティに手のひら返し。主人公は地味なのは正解だったけど、素敵な家族の物語が見れたのは予想外。

アクションも相変わらず素晴らしいけど
>>続きを読む

弥生、三月-君を愛した30年-(2020年製作の映画)

3.4

ベタベタな展開、だがそれが良いって感じのお話だった。ファンタジーレベルの偶然の連続に加えて震災エピソードまで重なったからエピソードのごった煮になってるけど、これも邦画の王道と割り切れば。

だけどベタ
>>続きを読む

くれなずめ(2021年製作の映画)

3.2

バカできる青春は素敵だし、当時の友達との日々も思い出して、疎遠になってしまったのは寂しいなと思わされた。

けど、本編は全然興味ない人の武勇伝をひたすら聞かされてた感じだった。不思議な展開だったからあ
>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.8

一夜の青春物語だけど、盛りだくさんな夜でヘトヘト。でも学生時代は飲み会のハシゴとか深夜までバイトしてから遊び行くとか平気でしてたなあと思い出して、これが取り戻せない青春の眩しさかとオッサン化を実感。>>続きを読む

屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

3.2

「何故こんなサイコな男が生まれたのか?」って部分の描写が少ないのが残念であるけど、何をしでかすか分からない男が日常に潜んでいるって恐怖を逆に感じさせる。

こんな感じで人を複数殺して何食わぬ顔で生活し
>>続きを読む

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.1

ゲームってこういうハチャメチャな世界で好きにできるから面白いし、ゲーム業界をリスペクトできるステキな作品だった。

レディプレイヤーワンのお祭り感は出さずにゲームあるあるを随所に見せつつ、オリジナルで
>>続きを読む

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.6

毎回毎回ウジウジ体育座りしてるシンジくんにイライラしてたけど、あれは大きなことをやり遂げる男が羽化するまでのサナギの状態だったんだなと思わされた。

理解の及ばないことが多くて、紆余曲折あったエヴァに
>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.4

最終章を見る前の復習で。超展開だったからか何ひとつ覚えてない状態でシンジくんを見ると太く短い面倒くさい青春を過ごしてるようで胸が苦しくなった。

最終章への完全な中継ぎ作品だし、この続編を素直に長期間
>>続きを読む

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.5

長ーいし、もはやギャグみたいなお化けオールスターだけどやりきってるのがいい。
少年少女編と大人編を見てホラーじゃなく青春映画であり、成長物語でもあると思わされた。

でも終わって思うことは 長ーい。
>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.1

なぜか「銀狼怪奇ファイル」を思い出させるシーンが多くて、当時のTVはぶっ飛んだことできたのだなあとシミジミ。

どんな経緯でこんな短期間でリブートしたのか知らんけど、カッコいい悪役がハチャメチャして、
>>続きを読む

羊とオオカミの恋と殺人(2019年製作の映画)

3.1

ただただ殺人鬼が可愛かった。分かってるのに覗き穴で対峙するシーンはドキドキした。
ファンタジーでない話なら、ある程度現実感を付けてほしいタイプとしては色々と乗れず。それともサイコパスは壁穴など気にしな
>>続きを読む

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.2

原作が実写化不可な内容だから失点しないように作った印象。指揮者はカッコ良すぎたけど。

120分じゃ足りるわけなくて、深掘りできるキャラを松岡茉優に絞ったのは正解。短期間の話なのに少女から大人になる様
>>続きを読む

私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.5

「勝手にふるえてろ」に続いて憑依系の女優さんに恵まれた監督さんだと思った。

今は色んな生き方が選べる時代になりつつある一方で、これまでの結婚とかが当たり前っていう概念と当人も戦わないといけない変革期
>>続きを読む

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.6

想像の倍ぶっ飛んでてよかった。分かりやすいモンスターペアレントより見た目だけじゃ分からない狂気を秘めた人たちの方が怖い。

てっきり土屋太鳳の暴走ストーリーかと思ったら全然まともだった。その分、狂気が
>>続きを読む

ひとよ(2019年製作の映画)

3.6

面白い作品を撮り続けてたらこれだけ実力派の人たちを集められるのかなと思わされる。いちいち豪華だし、知らない俳優さんも凄い演技だし、2時間あっという間だった。

一夜の出来事が当事者たちには大きいことだ
>>続きを読む

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.8

拾った鈍器っぽい大きな石に興奮するのは少年だけでなくコングもそうだということが分かった。相変わらずに細かいことは気にせずに大きい生物を暴れさせる方針に好感を持つ。

セキュリティがガバガバの大企業とか
>>続きを読む

樹海村(2021年製作の映画)

2.7

10ヶ月の娘がファイヤスティックのリモコンで遊んでると思ったらメール通知が。

「樹海村購入のお知らせ」

奇跡的に娘のリモコン操作が作動し続けてホラー映画を買っていた。どんな偶然だ。

世の中のお父
>>続きを読む

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.8

長いエンドロールとその後のびっくり展開でマーベルが帰ってきたと実感。

アクションのクオリティはもちろん凄いし、普通ではない家族の物語から、あの時期のアベンジャーズに繋げるのがさすが。

ウィドウが立
>>続きを読む

ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.9

序盤の敵や味方どころか主人公すら分からないカオスな高速展開がめちゃくちゃ良かった。ホラーはちゃんと進化しててひと安心。

序盤からどんでん返し続きで途中から全然驚かなくなっちゃうけど、新しいホラーを作
>>続きを読む

人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.1

どこまで創作なのか分からない程度の文学に疎い自分だけど、めちゃくちゃな時代にめちゃくちゃが許される才能を持った文豪の人生は面白い。

役者さんは面白い作品より唯一無二の世界観を作れる監督の作品に出たく
>>続きを読む

Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.6

震災を風化させないために映画のフォーマットを借りた作品だと思った。人生最大級の出来事なのにたった10年で色々と忘れてることもあることに衝撃を覚えた。

この手の作品が日本人の自己犠牲や責任感の強さを美
>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.2

久しぶりに映画館で見てよかったと思える、ほぼ満員なのにエンディングで完全な沈黙が訪れる作品だった。一人一人が何かを考えさせられるメッセージを伝えられるのは素晴らしい。

「社会から孤立してはいけない」
>>続きを読む

事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

2.5

ホラーをエンタメとして楽しめる体質と思ってたけど、滑り具合が凄かった。怖がらせるよりインパクトとか低レベル感でバズらせることを目的にしてる感じがある。ホラー界は若手が育たなかったのかな、悲しい。

>>続きを読む

コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.8

流れがドラマの時から同じなのに、いつもプラスαの驚きを用意してることに尊敬を通り越して感謝すら覚える。このままだと入信してしまう。

コメディなのに遺作の1つになってなかなか演出も大変だったはずだけど
>>続きを読む

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.9

ビジネスで野球を例に話すやつに若い人らは着いていかないという言葉もあるけど、人が熱くなる題材に野球はピッタリと痛感。野球のシーンは一切出てこないのに終わったら脳裏に矢野が形成されてるのが凄い。

それ
>>続きを読む

2分の1の魔法(2020年製作の映画)

3.9

キャラにパンチないので地味めな認知度だと思ってたけど、中身はちゃんと良かった。

文明の進化で魔法が廃れた世界。野良ユニコーンがうろうろしてる序盤でもう面白かった。ピクサーは唯一無二の世界観を描けるか
>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

3.7

ホラーの古典ともいえる透明人間ものは現代を舞台にしても怖いっていうのが印象に残る。物事の進化に乗じてホラーも進化する。

主人公の女優さんはあえて美人さを抑えてたのかな?普通の人が常軌を逸していく様が
>>続きを読む

シライサン(2020年製作の映画)

2.8

残念ながら劇場でスルーして100円レンタルで見たのは正解だった。

本で人に恐怖を想像させる名手でも映像でそれを表現するのは難しいんだと思わされた。中途半端なオバケより正体が分からない狂った人間の方が
>>続きを読む

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.5

今も進化し続けるショッキングシーンの源流の1つにある映画ってことがヒシヒシと伝わってきた。

妊娠中の署長って設定だけで出てくる度に緊張感が漂うし、暴力シーンも忘れた頃にド派手にでてくるし、終始嫌な雰
>>続きを読む

チア男子!!(2019年製作の映画)

3.3

朝井リョウ作品はリアルなキャンパスの感じが好きなんだけど、今作は結果的にめちゃくちゃ良い環境の整った大学だなあと。

ヤンキーキャラ、トラウマを背負ったキャラ、殻を破るキャラ、愛されキャラと青春ドラマ
>>続きを読む