かつて中学生くらいの頃、僕にもアイバーソンに憧れてダボダボの服着てた時期があった。今思い出すと全く似合ってないし超恥ずかしい。間違いなく時代を代表するアイコンだった選手のドキュメンタリーとしては全然物>>続きを読む
地上最強の格闘技ことシラットを駆使しながら、さながらショッカー軍団のように次々湧いて出てくるチンピラ集団を叩きのめしつつ、ボスのいる上階に進んでいくという超シンプルなアクション作品。観るの2回目だけど>>続きを読む
くっそ面白い。登場人物がみんな途方もなくろくでなしで、でもそれが許容されるというか、包摂されるような空気感。原作の力も大いにあるだろうけど、役者を知らなければ84年の作品とはわからないくらい終戦直後の>>続きを読む
ウェス・アンダーソンのカメラってアニメの方がしっくりくる。面白かったし、後半はほぼ全部西部劇になってて笑ったり興奮したりした。
ジョージ・クルーニーって「どや!いい歳の取り方した渋いオヤジやろ!」って>>続きを読む
最高でした。次はカニエ・ウエストのフローティングステージ・ツアーを撮ってみてはどうでしょう、ジョナサン・デミさん。
NBA選手になることを夢見る2人の高校生バスケ選手に長期取材したドキュメンタリー。「アメリカン・ドリーム」なんてよく聞くフレーズがあるけど、それがどういうことなのか、3時間かけてみっちり教え込まれた。>>続きを読む
なんじゃこりゃー。何かの間違いで小さい頃に観たらトラウマになっていただろう。
デヴィッド・リンチ本人が手を加えたらしいザラザラとした音響がすごくいい。低音のよく出るスピーカーの前で観たい。
意図したわけではないけど「少女に性的虐待をしたという冤罪でひどい目に遭う父親」の映画を2日続けて観た。
こんなに良心を揺さぶられる作品にもなかなか出会えない。いわゆる「泣ける映画」ではないけど、後半は>>続きを読む
古今東西の「泣ける」とされる映画の要素をあっちこっちから拝借してきて縫い合わせただけ。脚本だけでなくこれはちょっと何もかもキツイ。
『殺意の夏』『ポゼッション』観たときも思ったけど、イザベル・アジャーニって間違いなく美人なのに生気の無い人形って感じがする。だからこういうヤバい女の役がハマりすぎる。冒頭でトリュフォーが宣言するように>>続きを読む
昔一度観たのにほとんど覚えてなかった……。
序盤こそ説明調子のナレーションがチンタラしててイマイチだなあと思ったけど、途中から良くなる。ディストピアものなんだけど、体制との対決みたいに肩肘張らずあくま>>続きを読む
『ブルジョワジーの密かな楽しみ』でブニュエルはこれと全く同じ映画を繰り返しているわけだが、どっちもめちゃくちゃ面白い。こんな頭おかしい映画を一貫した信念を持って作り切れるって相当の自信だと思うし天才だ>>続きを読む
全編セリフなしなのに、テンポがいい。テンポがいいのに、80分がとても長く感じた。
解釈は観る人によってさまざまだと思うけど、個人的には「循環」の物語とらえた。冒頭のシーンで確認したいことがあるのでもう>>続きを読む
「最後の晩餐」のパロディでキリスト教を徹底的にコケにしてみたり、のちに『小間使の日記』で形をコメディに変えながら繰り返されるブルジョワへの風刺を盛り込んだりと思想性も含みつつ、ブニュエルの面白さってそ>>続きを読む
先日『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』を鑑賞して変なイメージがついたせいかジョン・ウェインをまっすぐに見られなかった。笑
それは置いとくにしても、ちょっと行儀良すぎるかなと。どうやら僕はもっとア>>続きを読む
『それでも夜は明ける』は本当に見るのが苦痛でしょうがなかったので、たぶんこれもそういう映画だろうと覚悟して観たんだけど、ダーティー・プロテストのシーンはともかく悪い意味での「観てて辛い」感はなかったし>>続きを読む
これは……今まで観たパゾリーニの中では一番ついていけなかった。オープニングの歌(作詞パゾリーニ)とか道中の看板とか笑えるんだけども。ちょっと識者の解説が必要。
ロード・ムービーとして新鮮なのは、旅する>>続きを読む
ダンスシーンの無意味に静的なカメラとかすごく「あ、これ前見たロメールの中にこんな感じのがあった気がする!」って思うし、ハイセンスな衣装とかセットとか、主演女優の存在感とか、物語以外の部分を観る映画だ…>>続きを読む
ピエル・パオロ・パゾリーニ初の長編監督作。売春婦のヒモとして生きている青年アッカトーネが、純真な女性と恋に落ちることで真人間になろうとするが……。デビュー作にしてこの辛辣なタッチ、と言うべきか、あるい>>続きを読む
シリーズ最終作。ラストなんてターミネーターかよと思ったけど、もう何も言うまい。キャラハンは最後までかっこいいし、面白かった。
犯人との対面のシーンで、イーストウッドがラジカセをブチ抜くのがすごく良い。>>続きを読む
目を背けたいくらい長い強姦のシーンを含めて、開始から90分くらいはダスティン・ホフマンの情けなさに気分が悪くなるし、まるで面白くない。そしてペキンパーがそのあとに用意するのは、その悪感情を取り払うよう>>続きを読む
強姦され正気を失った妹のため復讐の鬼と化した姉(ソンドラ・ロック)と、相変わらずコンプラ無視の捜査手法で左遷されたキャラハン(クリント・イーストウッド)。シリーズ初めてイーストウッド自身が監督も務めた>>続きを読む
馬との格闘シーン以外に面白がれるところがなかった……。マリリン・モンローが出てる映画ってもしかして初めて観たかもしれないけど、僕がイメージとして持っていた通りの、能天気でちょっとアレなセクシー金髪美女>>続きを読む
最初に2つ文句を言わせてもらうと、両親の関係についてだけ消化不良だったのと、ラストの船のシークエンス(と、アダム・レヴィーンの挿入歌は完全に余計なファンサービスである)がやたら浮いていて勿体無いなと思>>続きを読む
いよいよシリーズを通じた矜持がブレブレなのを隠しきれず、またキャラハンの新しい相棒が女性になったことにも大した意味はなく(かえってミソジニーの発露でしかない)、ただただイーストウッドが重火器を振り回す>>続きを読む
前作にも増してキャラハンの言ってることに説得力を感じない。人が死にすぎるし、無駄に女が脱ぐし、なんというか俗っぽい。後半はなんだか初代マッドマックスでも観てる気分になった。笑
きのう見返していて思った>>続きを読む
再々鑑賞につき追記。いろいろと考えを改めるところがあった。のでスコアも修正。
スコルピオが放免されるところでのキャラハンと検事の会話、市民はキャラハン側に立つかもしれないけど、これは100%検事側が正>>続きを読む
ルパン観てるみたいな映画。思わず「あなたの心です」とか言わないかハラハラした。オチ自体はマジでどうでもいいが、風光明媚なリヴィエラとグレース・ケリーが眼福。
復讐の西部劇という体裁ながらなかなか異色な映画で、具体的にはネイティヴアメリカンとの疑似家族を構成したロードムービーだった。一匹狼でないイーストウッド、でもキャラクターは相変わらずぶっきらぼうなのでそ>>続きを読む
テンポ悪くて疲れた……。同じくイーストウッド出演作でも、セルジオ・レオーネの暑苦しさのほうを選びたい。確かに大スケールだけど今見るとさすがに厳しいところがある。主題曲と色調は渋くてかっこいい。
このレビューはネタバレを含みます
苦手そうな題材で140分もあるし、たぶん途中で鬱展開の苦行みたいな時間を味わいそうだな、などと思っていたので、周りの勧めがなければたぶん観に行ってなかっただろうけど、観てよかった。
母語であるがゆえに>>続きを読む
クリント・イーストウッド本人の語りと盟友モーガン・フリーマンのナレーションで彼の映画史を時系列順に紹介していくふつうのドキュメンタリー。邦題がややミスリーディングで、イーストウッドのプライベートだとか>>続きを読む
これは劇場で観るべき度高い。とにかく一緒に飛行機で不時着水してみてほしい、否応無しに引き込まれてしまう。
エンドロールに登場する本物のサリー機長と比べるとトム・ハンクスの貫禄が目立つけど、やはり彼は間>>続きを読む
内容をまったく知らずに身始めたら冒頭のシークエンスで度肝を抜かれて思わず制作年を確認した(2010年でした)。
とりたてて何か気の利いた言い回しがあるわけでも、深い含蓄があるわけでもないのに、最後の霊>>続きを読む
めっちゃ面白かった!!
仕事と家庭、芸術と芸能、そして冷戦とありとあらゆる対立を盛り込みながら物凄いエンターテイメントな仕上がりになっていて2時間があっという間だった。かつてハリウッドに暗雲をもたらし>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
終わってしまえば不憫な生まれの少女が王子様(巨人のマーク・ライランスだけど)のおかげでお姫様になり、悪者は悪者らしく島流しにされるというきわめてコンサバなおとぎ話であった。「幼児向けの絵本ってよく考え>>続きを読む