梅田

偽りなき者の梅田のレビュー・感想・評価

偽りなき者(2012年製作の映画)
4.6
意図したわけではないけど「少女に性的虐待をしたという冤罪でひどい目に遭う父親」の映画を2日続けて観た。
こんなに良心を揺さぶられる作品にもなかなか出会えない。いわゆる「泣ける映画」ではないけど、後半はずっと涙と吐き気がこみ上げてきてブルブル震えながら観ていた。自分がこの映画に登場する1人だったら、一生、見えない棘がどこかにひっかかったまま生きていくことになるだろうな。例えば彼は容疑のあとどんな振る舞いをすべきだったのかとか、彼女はなぜ嘘をついたのかとか、誰が悪いのかとか、そんなのわかりようがないし、もしそれに正しい答えがあってそれを知ることができたとしても、観客はただ打ちひしがれるしかないだろうと思った。
梅田

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