Lilyさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ケミカル・ハーツ(2020年製作の映画)

4.3

映画『ハスラーズ』やドラマ『リバーデイル』のリリ・ラインハルトが主演なのでチェック。
初めてのアマプラオリジナル作品。

穏やかな音楽に全体的にスモーキーな映像、好きな雰囲気の恋愛映画だった。
人との
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.6

2人で「死ぬまでにしたいことリスト」を達成しようと決めてからの生き生きとした2人が素敵。
人生の最期までこんなに若々しい気持ちでいられるのって羨ましい。

なるべく後悔の少ないように、人生の最期に「い
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ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

3.5

今まで観てきた映画『ピッチ・パーフェクト』や『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』、ドラマ『リバーデイル』(S3 EP4)でオマージュされているとのことだったので鑑賞。
この他にもたくさんオマー
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.1

かつて繁栄し今では「全米で最も惨めな街」とも言われているアメリカのロックフォード
そんな街に暮らすスケボー仲間ビン、ザック、キアーはみな家庭内暴力を受けて育っていて、逃げるように外へ出てスケボーが居場
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マトリックス(1999年製作の映画)

3.8

SFやアクションは普段あまり観ないのだけど、さすがに今作は気になって鑑賞。

とにかく20年以上前に、AIや仮想現実がベースにある作品が作られたことが信じられない。この構想はすごいとしか言いようがない
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.2

学生生活のキラキラした思い出を抱きしめたくなるような作品だった〜

ハイスクールものってドラマも映画も色々観てきたけど、ここまでグループとか所謂ヒエラルキーに縛られない作品って珍しい。
そんなの関係な
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ルビー・スパークス(2012年製作の映画)

3.6

小説に描いた理想の女の子が現実に現れて、一気にカラフルに色づいていく主人公の世界。
『リトル・ミス・サンシャイン』の監督が送るファンタジックなストーリー。

彼女を操る終盤のシークエンスは狂気じみてい
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サヨナラの代わりに(2014年製作の映画)

4.3

ALSを発症した主人公と少しダラしない女子大生の支え合いを描いた今作、泣けないわけがなかった。

シャワー浴びてメイクして、バリバリ仕事して友人と華やかな食事をする冒頭から、数分後にはALS発症のシー
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フリーダム・ライターズ(2007年製作の映画)

4.3

人種統合による暴動が起こる街、抗争や学級崩壊が日常のカオスな高校。
実話に基づいた、不良たちを更生させる先生と生徒の物語。

人種差別や貧困のもとに生まれ、理不尽な理由で身内や友人を投獄されたり殺され
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グリーンマイル(1999年製作の映画)

3.9

死刑制度、冤罪といった重いテーマが含まれつつも、ファンタジー要素もあり観やすいヒューマンドラマに仕上がっている。

冤罪をかけられたジョン・コーフィは人を癒す不思議な力を持っている。そんな力を持ってい
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シンプル・シモン(2010年製作の映画)

4.2

カラフルで鮮やかな色彩、凝られたセット、洒落たカメラのアングル…ツボを押さえていて、まず視覚的にとっても惹かれた。
物理学が好きな主人公シモンの頭の中を、図式化したりして画面で表現しているのも面白い。
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

4.4

デクスターは家族に恵まれているがエイズという病気に苦しみ、エリックは健康だが家庭に問題を抱えている
そんな2人が寂しさを埋め合うように友達になり、エリックは身体の小さいデクスターにまるで弟のように接し
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おとなの事情(2016年製作の映画)

3.6

友人夫婦7人が集まった食事の場、「送られてきたメールやメッセージ、電話をオープンにしてみんなで共有しよう」というゲームが始まる

ドロドロした裏の顔が見えてくるのは面白いし、
みんなの秘密が暴かれる中
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.0

記念すべき今年200本目は名作と言われる今作を鑑賞!

初めはコミカルすぎる主人公グイドを好きになれなかったけど、だんだんとその素直な明るさに慣れ、辛い状況でも努めて明るい彼に惹かれていく。

さらっ
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ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

4.2

黒人同士の恋人の生活が描かれながら差別のある日常について考えさせられる作品
あたたかみのある色の映像と音楽の使い方がとっても美しく、相合傘や香水売り場などいくつもの綺麗なシーンがあったり…独特の雰囲気
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プリティ・プリンセス(2001年製作の映画)

3.7

地味で人前に出るのが苦手という平凡な高校生だったミア、
突然自分がプリンセスだということが分かり…という王道シンデレラストーリー。

どんどん美しくなっていき、内面も成長していくミアの姿が微笑ましい。
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あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

3.8

音楽を通して、仲間との出会い、初恋を経験し成長していくウィリアムの青春が描かれた作品

夢を追いかけている人も現実に生きている人も、
自分の理想と現状のギャップにもがきながら、みんなどこかで現実と夢の
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悲しみに、こんにちは(2017年製作の映画)

4.3

目の演技、多くは語らないセリフ…さりげなく繊細な演出と脚本によって日常が丁寧に描かれ、寂しさや不安定な気持ちなどフリダの機微が伝わってくる

孤独感に蓋をしたフリダの見せる、不安げな顔、微笑み、楽しそ
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ジュリエットからの手紙(2010年製作の映画)

3.8

『ロミオとジュリエット』の舞台となったイタリアのヴェローナ、ザ・古都な煉瓦造りの建物が建ち並ぶ街並みがとっても綺麗
ジュリエットとして手紙に返事をすること、美しい街で繰り広げられる人間関係の変化がロマ
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.5

まず内容が想像してた感じと違って少し驚いた笑
ほんとに雰囲気を味わう作品って感じ

冒頭で流れるまるでディズニーのプリンセス映画かのような艶やかで美しいロマンティックな音楽にはうっとり

そしてバスタ
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

4.2

サムのあたたかさや優しさ、ルーシーの成長、家族の在り方が描かれる作品
『チョコレートドーナツ』や『万引き家族』と同様、“家族とは何か“について考えさせられる

血縁があってもなくても、側にいて愛してく
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ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

4.9

自分が演奏したことあるのもあって、冒頭で『キャラバンの到着』が流れパフォーマンスが始まって一気に心掴まれた〜
かっこよくて演奏してた時からこの曲好きだったけど、まさかこの映画の曲だったとは…

他にも
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

3.6

古めのウディ・アレン作品は初めて
恋の始まりから終わり、別れた後悔までが描かれる
会話劇ばかりだけど、ロマンティックな関係だけを描いていないリアルな感じがいい
最後にハイライトが流れるのも、切なくて
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.9

初タランティーノで監督の名作と言われる今作を鑑賞

クライム映画はほとんど見ないのもあってか、序盤はあまり集中して見られなかったけど、
登場人物たちが徐々に関わっていく様が面白く、中盤以降だんだんと引
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ホテル・シュヴァリエ(2007年製作の映画)

3.5

先程鑑賞した『ダージリン急行』の前日譚であるショートフィルム

黄色が印象的に使われていて、ホテルの内装はもちろんなんだけど、窓からの景色である夕暮れ時に浮かぶ黄色のライトが特に美しい

本編との繋が
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

4.0

さすがはウェス・アンダーソン監督、
色使い、セット、カットと世界観がとっても洒落ていて可愛くてとてもツボ!
特にカメラの動きが絶妙で最高だし、インドのエキゾチックな映像と音楽もいい

3人兄弟の個性は
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LIFE!(2013年製作の映画)

3.7

旅がしたくなる映画ということを聞いて
旅行好きとして観てみたくなり鑑賞

1枚の写真のネガを見つけるためだけにカメラマンを探して
グリーンランド、アイスランド、ヒマラヤを巡る冒険に出かける

その美し
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大統領の執事の涙(2013年製作の映画)

4.0

当時の黒人たちがどのように生きていたか
そして黒人を取り巻く環境と社会の変遷がよく分かる作品
己の命を晒して歴史を変えていった名もなき人たちや大統領、活動家の姿が描かれる

白人優位の社会を違った形で
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(2007年製作の映画)

3.4

Dolanの俳優としてのデビュー作であるショートフィルム。当たり前なんだけど、顔立ちや表情が若い…!

青々とした自然、オレンジに染まる空、ヴィンテージ感もあり明るい家、湖など、美しいシーンの連続
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縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

3.9

子どもの目を通して戦争、ホロコーストが描かれるからこそ、よりその凄惨さが伝わる作品

姉のグレーテルは貧しい人に祈りを捧げるほど優しい心を持っていたが、教師によりナチスの考えに洗脳されていくなど、
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最高の花婿/ヴェルヌイユ家の結婚狂騒曲(2014年製作の映画)

3.6

4人娘たちが、ムスリム、ユダヤ教徒、中国系と結婚、そして末っ子の彼氏もアフリカ系
娘たちの国際結婚に悩み振り回される両親と、それぞれの家族の異文化交流をポップに描いた作品

大学では異文化理解について
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.0

問題だらけの家族がドライブをする中で
抱える問題に向き合いながら成長し、絆を深めていくロードムービー
バラバラで不機嫌だった家族がラストには笑顔になってて、
その姿に観賞後は元気がもらえるし、とっても
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

3.7

2年前に観て感動したバーフバリ王の凱旋、
2部作なのを知らず2作目から観てしまったので
いつか観ようと思っていた1作目をようやく鑑賞

王の凱旋は美しく壮大なシーンの連続と、目が離せないストーリーの流
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グザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル(2016年製作の映画)

3.7

初めて好きだと思えた監督のドキュメンタリー、UNEXTに入ってやっと観れた
彼の考えや今まで観てきた作品の制作の裏側を知ることができ楽しい

いくつもの作品の中にMVみたいなシーンがたくさんあるなと思
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パリ、ジュテーム(2006年製作の映画)

3.5

パリのそれぞれの区を舞台に繰り広げられる、様々な愛の形を描いたショートストーリーが集められたオムニバス形式の作品

恋愛の話だけじゃないんだけど、
アラブ系の女の子に恋する大学生の話と、
盲目の男性と
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世界で一番ゴッホを描いた男(2016年製作の映画)

3.6

美術館に行くのも好きなので、
ひまわり、自画像、星月夜、糸杉、、
ゴッホの有名作はいくつかの美術館で見てきた。

それでも今までこの作品の主人公である“複製画家”の存在について考えたこともなかった…
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