土偶さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

メン・イン・ブラック(1997年製作の映画)

3.5

観ていなかったのでシリーズまとめて観た。
面白い。観終わった後に何も残らないのが逆に素晴らしい。

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

尊敬するある人が好きだというので観た。素晴らしいロードムービーだった。
旅は異文化との交流であり、自らを見つめ直し自らを更新する試みである。
自らの文化に属していただけでは決して出会うことのなかった二
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ゼロの未来(2013年製作の映画)

3.4

テリー・ギリアム感満載。
サイバーパンク版ゴドーを待ちながら

ターミネーター4(2009年製作の映画)

3.6

クリスチャン・ベイルが出ててびっくりした。
こちらもハリウッド戦争映画の全てが詰まっている。前作では美女ターミネーターが敵だったが今作ではマットデイモン的死なないターミネーターが味方だった。
前作のシ
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ターミネーター3(2003年製作の映画)

3.6

シュワちゃんをボコボコにする美女ターミネーターが異世界転移してきて未来の反乱軍を狙う。
カーチェイスに銃撃戦に格闘戦そしてラブロマンス。ハリウッド的なすべてが詰まった映画。
だがしかし、シュワちゃん演
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ヴェノム(2018年製作の映画)

4.0

寄生獣的な何か。前半のグダグダを過ぎると急に面白くなってきた。まさかこういう展開になるとはー
生命の危機から元カノとの関係まで主人公はヴェノムに色々助けてもらうが、主人公はヴェノムをあまり助けていない
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劇場版ミッフィー どうぶつえんで宝さがし(2013年製作の映画)

2.5

うさこちゃんシリーズが好きなので観てみたがこれは辛すぎる。
ミッフィーちゃんとその愉快な仲間達が動物園で五つのクイズを解くストーリーなのだが、一つ目を回答したあたりで、これがあと四つ続くのか!!と愕然
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

4.2

小林聡美・片桐はいり・もたいまさこの三人が出ている時点でハズレはないような気がする。
多くは語られないけどちょっと複雑そうな背景を持つ独りになった女性3人がフィンランドの食堂を経営する話。
「バグダッ
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ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

3.8

50年以上前に撮られたすべてのゾンビ映画の祖である。
いちゃいちゃするカップルは一番最初に死に、感情で行動するもの、1人だけで助かろうとする者が足を引っ張り、 仲間割れで状況はより悪化し、愛する者が
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ノルウェイの森(2010年製作の映画)

4.1

小説の『ノルウェイの森』は高校生だった頃の昔々の私にとってとても大事な作品で、今も特定の時代と人と場所に結びついている思い入れある作品である。
評価があまりよろしくないので絶対面白くないやろなぁと思い
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グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

4.6

ずっと見たかった映画だけど、想像以上に良い映画だった。
主人公の嘘を滑稽に見せるためには当時の情勢をリアルに描く必要があり、ドキュメンタリーとしても良質のものだった。
そしてそれら全てを合わせた上で最
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復活の日(1980年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

パンデミックと核のダブルコンボで世界は2度滅ぶ。
予想以上にスケールがでかくて二時間半もあるけど中だるみ無しで見れた。
パンデミックの混乱を描くシーンかなかなかエグかった。
さすが深作欣二監督作品だけ
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Melanie Martinez: K-12(2019年製作の映画)

3.3

映画というより長くてストーリーとメッセージ性があるMVみたいな感じ。とても可愛らしい世界観だが、おっさんにはちょっと甘過ぎた。
言ってることは「みつを」と「金子みすゞ」を混ぜて2で割った感じかな。みん
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

4.1

未知の感染症によるパンデミックが起こる世界を描く映画だがコロナ禍を経験している我々には全て現実で見た既視感のある物語だ。
しかもこの映画が11年も前に取られたものだとは驚くしかない。
一般市民からWH
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必殺! 恐竜神父(2018年製作の映画)

3.4

誰かが Twitter で見たと書いていたので鑑賞。(面白かったともおすすめとも書いてなかったが)
両親をテロで失った神父が恐竜に変身できる能力を得て助けた売春婦の女の子と一緒に悪の組織を壊滅させるべ
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アウトブレイク(1995年製作の映画)

4.1

1995年の映画やけどコロナ禍の今見ても見劣りしないアメリカンテイスト溢れる作品。
L.A.コンフィデンシャルで見て感動したケビン・スペイシーの死に際演技がこの映画でも大爆発ー

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.1

始終ハラハラ観られた。そらないわー、それは無茶やーというところまで裏返ってリアルだったように思うし、コメディタッチにしないと正視に耐えないようなキツいものがある。
怒りは上手く対象を見つけて戦略的にエ
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ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

4.4

サリンジャーの『The Catcher in the Rye』とその主人公であるホールデン・コールフィールドは私があらゆる小説の中で最も好きなものの一つである。
思い入れの強すぎる題材に関する映画は微
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アンキャニー・不気味の谷(2019年製作の映画)

3.2

科学者と限りなく精巧に作られたアンドロイドの間に一人の女性が入ることによってだんだんと関係が変わって行く話。男がロボではなく男性型アンドロイドを作る設定はちょっと珍しい。
この映画を見て思ったのは映画
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アーカイヴ(2020年製作の映画)

3.2

世界観と小道具とテクノロジー風味は良い。オロオロしてモジモジするロボ、嫉妬してヤケクソになるロボ、そして絶叫し踊りまくるアンドロイドはちょっと珍しい。
でも、それでもなんかカタルシスがなかった。うーん
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世界で一番ゴッホを描いた男(2016年製作の映画)

4.7

とても良いドキュメンタリーだった。20年間ゴッホの複製画を量産し続ける事で生活の糧を得ていた男がアムステルダムで本物と現実に触れて絶望すると同時に自らの実存に目覚めてゆく姿は胸を打つ。
ゴッホの絵を見
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スピーシーズ/種の起源(1995年製作の映画)

3.4

セクシー系ミュウツーの逆襲。あとギーガー。
「誰が生めと頼んだ?誰が作ってくれと願った?私は私を生んだ全てを恨む。
だからこれは、攻撃でもなく宣戦布告でもなく、私を生んだお前達への、逆襲だ。」
サトシ
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ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

4.2

真面目なサメ映画だった。
サメに限らず怪我からサンゴからクラゲまで痛すぎる!!
私ならカモメ捕まえて食べてた。

グラン・ブルー/オリジナル・バージョン(1988年製作の映画)

4.7

ずーっと昔、素潜りにハマっていた頃にひたすら観ていた大好きな映画。この映画はある特定の人と密接に関連付けられていて、観るとその頃の感覚が蘇ってくる。
「海底はつらい。上がってくる理由が、見つからないか
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SF核戦争後の未来・スレッズ(1984年製作の映画)

4.3

時は198x年自らの傀儡政権にしようとソ連とアメリカが中東イランで小競り合いを始め、一発の戦術核を引き金に全面核戦争が起こり世界中に核が降り注ぐ。
NATO軍として派兵したイギリスを舞台に核戦争によっ
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バンデラス ウクライナの英雄(2018年製作の映画)

4.2

2014年、ウクライナからの独立を目指す親ロシアの「分離派」とウクライナ政府軍の休戦協定を目前に控えて、政府軍に侵入した分離派が停戦協定を反故にするために混乱を煽る。
分離派工作員を探すために特殊部隊
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

3.4

古典的名作と言われるこの映画を見てもそれ程響かなかった。
私はミュージカル感度が低いのかなぁと思った。となると『ロシュフォールの恋人』があんなに好きなのはなぜだ??

コーカサスの虜(1996年製作の映画)

4.3

文字や宗教だけでなく主権もロシアから脱しようと独立を目指したチェチェン紛争を背景にロシア版フルメタル・ジャケットか??と思わせる冒頭から一転、初戦で捕虜になったロシア新兵と下士官そして彼らを監視する家>>続きを読む

ぼくは明日、昨日のきみとデートする(2016年製作の映画)

3.5

勧められて見たがキュンキュンしすぎて辛い。
三条、船岡山、岡崎、北山とワープしまくるファンタジー

修道士は沈黙する(2016年製作の映画)

3.4

発展そのものを自己目的化した資本主義経を道徳科学の視点から見ることができたのは自分が死すべき存在であることを確信したからだ。
自分の中にあるモラルを信じることができないのに、理解できない数式は信じるこ
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はちどり(2018年製作の映画)

4.1

木漏れ日がサワサワ揺れる涼しさと美しさと儚さ。
この年代の他人も世界も自分を取り巻く全てが全く理解できない感じ、そして大人にはない形で同居する無防備さと繊細さと鈍感さとがとても懐かしい。
無防備だから
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マッドマックス(1979年製作の映画)

3.2

思ったよりふつーの映画だった。主人公が暴走するまでが長い。前半にダレる映画は眠くなる。

AK-47 最強の銃 誕生の秘密(2020年製作の映画)

3.4

アラン・チューリングによるエニグマのデコード物語である「イミテーション・ゲーム」がそうだったように、思い入れが強すぎる登場人物についての映画は微妙に感じることが多い。
私はミリタリー好きであるうえにカ
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第三の男(1949年製作の映画)

3.4

ウィーンが舞台ということで観た。ストーリーも敵味方も二転三転するが恋する相手は一緒。
昔の映画らしくテーマ音楽をやたらと使いまわすのであの音楽が流れてくるたびに緊張感が薄れてくるー