夢里村さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

夢里村

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Killer-Dog(原題)(1936年製作の映画)

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ロングショットってしあわせだ
『赤ちゃん教育』に並ぶいぬバトル
影、切り返し、サスペンス! ここに全部ある!

アラジン(2019年製作の映画)

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なぜか個人的な夜彷徨を思い出してしまうような空気感
途中まで無だったけど、盗み、猿フォローの低カメラ、跳べ!、どんどんドンドン反復の抜けるような炸裂!
盗んだままにしてしまった少しの罪が再会を導く

サムライ(1967年製作の映画)

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いぬの吠え声が、鳥のさえずりが、この映画の静寂を語っている。

ある日本の絵描き少年(2018年製作の映画)

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漫画の中で二重に人々は戯画化され、それが本当の姿ではないことは我々も主人公もわかっている。それが実写の彼へとカットバックされ、また彼が作者の近影を認めたとき、洒脱でチープなイメージの連続は確からしいこ>>続きを読む

COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

4.0

さりげなく情報をキメるショットの連続、不吉にカッコイイミラーショットの数々、しかし飛び込んだ水の飛沫や捨て去られたレコードは映されない。あっけなく美しい取捨選択が同じポーランドのスコリモフスキを思わせ>>続きを読む

ピアッシング(2018年製作の映画)

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街のセットも音楽もスプリットスクリーンもチャチでダサダサだけど、テーマとは裏腹なおちゃらけコメディの横滑りがミア・ワシコウスカのはしゃぎようといっしょになってこまけえこたあいいんだよ状態まで持ってって>>続きを読む

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

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「受容」や「覚悟」じゃない。ダサいファーストカットのケンカごっこのような、へにゃへにゃでしなやかな、無防備に光る実存。モノクロの街の明かりが憎くて仕様がなかったが、それを遠くから眺めるだけでもいい。素>>続きを読む

きみと、波にのれたら(2019年製作の映画)

2.0

クライマックスのすごくおもしろくなりそうなビル波乗りが、おもしろくない。空間がせまい、ていうか見えてこない。成長は必ずしも必要でないけど、何も進まず最後に晴れやかなのは謎うずまく。

ホットギミック ガールミーツボーイ(2019年製作の映画)

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山戸結希はいつからこのスタイルを見出したのだろう? 『5つ数えれば君の夢』は観てないけど、『おとぎ話みたい』まではこうではなかった気がする。意味を(咀嚼する猶予を?)削ぎ落とすほどのカット割りとクロー>>続きを読む

ガールズ&パンツァー 最終章 第2話(2019年製作の映画)

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クオリティはもちろん維持してるけど、さすがにこれ以上を望めない。できるだけ早くファンに作品を届けたいのもわかるけど、この方式でいつまで続くのか? コマ切れに映画館に行く意味を僕は見出せない。もっとアニ>>続きを読む

劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

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画面に憑依した表情との二重の切り返し。その異空間との瞬間のずれ、また別空間との切り返しも可能にする。現実のギャグはテンポ最悪だけど、ゲーム世界では巧いゆるさになってる。監督の手腕の違い? アバターの動>>続きを読む

町田くんの世界(2019年製作の映画)

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走って追いかけ、目で追っかけられ、叫びながら走ってもやっぱ追いつけなくて、自転車で駆けつけても間に合わなくて、だったら空飛んで、最後には泳いでちかづいていく。見えることは距離を測ること、心はすれ違うん>>続きを読む

旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

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不可解なショットがたまにある。物語を挿入するのもノイズ。でも、前田敦子が夢の場所に迷い込むシーンをうつらうつら眺められただけでこの映画を観てよかったと思う。

ゴダールのマリア(1984年製作の映画)

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緩慢で直線的で暴力的でビリビリのアクション バスケ・天体・胎児は円のモチーフもあろうが、それ以上に時間イメージを淡々と飛び火させている。そして潮

誰もがそれを知っている(2018年製作の映画)

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おもしろかった。人間に観察されない自然の壮麗 かわいいおうちもそう

パラダイス 愛(2012年製作の映画)

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露悪的すぎるネイションのまさつ、バカンスの孤独というクリシェ、ぬるい甘美な怠惰時間
まじで最悪な映画だよ まあでも愛か

海獣の子供(2018年製作の映画)

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これ観たって言ったら酒場の初対面のひとたちが大盛り上がりしたし、そういう延長もいいもんだなと思う 愛されてるかどうかはわかんない へんな映画だ

ガールズ&パンツァー 最終章 第1話(2017年製作の映画)

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ガルパンの魅力のひとつといえば戦車POVだが、今回は陳腐にも思える戦車に乗っていない人物のPOVアクションがある。その上下運動にむむ、っとなるが、窮地を脱出するキーとなる作戦の降下POVに見事に連結さ>>続きを読む

ガールズ&パンツァー 劇場版(2015年製作の映画)

4.2

キャラクター造型のひとつである飛び交うジャーゴンや、錯綜する作戦、指示、怒号 それらが突如排され言葉無くして進む最終戦、視線で結ばれる決めの作戦と全てを置き去りにする密度でぼくらを引っ張り込むスピード>>続きを読む

アナと世界の終わり(2017年製作の映画)

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ミュージカルによるシームレスなパンデミックを始めとして、左脳で作ってるなって印象 それが全然リズムに繋がらない 計算づくだけじゃおもしろくない
燃える木や燃えるタイヤの横断のショットとか、クリスマスの
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ハイ・ライフ(2018年製作の映画)

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壮絶ないぬたちの宇宙を垣間見れる映画かーと思っていたらラストの色・光に脳みそをブン殴られる。画面に文字が浮かぶ喜びってこういうことだ!! 終わりだ

若者のすべて(1960年製作の映画)

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涙がこんなにうつくしいものだってみんな忘れてたね 揺蕩いのなかにあるものなんだね

嵐電(2019年製作の映画)

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初鈴木卓爾監督だったけど良かった。
全部ばらばらなものたちが舞い散って風に吹かれてた。良いひとたちしか出てこなかった。

さよならくちびる(2019年製作の映画)

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言葉が少なくて良かった。でも無音の車窓ショットに並ぶ詩が全然良くなかった。

貞子(2019年製作の映画)

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ユーチューバーの手持ちカメラとホラーの親和性
池田エライザにカメラを這い寄らせる、ためにカーテンで仕切ってベッドを見えなくして床に座らせる

クライマックス断続的に寝ちゃってたんだけど出てくるたびにで
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懲罰大陸★USA(1971年製作の映画)

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この映画の形式がそうであるように、ずっと続いていくもののように思われてしまう。

こえをきかせて(2019年製作の映画)

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スプーン曲げのショット最高!!
テレパシーセックスがエロいしほっこりする。笑えるしすこしふしぎだしイイ作品だ。

プロメア(2019年製作の映画)

4.5

最高でした。これを観たら一日満足してしまうから、夜に観たほうがいい。朝に観ると何もする気が起きなくなる。






とにかく反転し続ける。人類存続の環境を整えるための技術は兵器になるし、熱く燃える言
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