夢里村さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

夢里村

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ルシファー・ライジング(1972年製作の映画)

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ブラックメタルでやってほしかった気もするけどそれはそれで狙いすぎなのかな? 王道を突き進むのかっこいいと思うんだけど

まさかの二等辺三角形のスプリットスクリーン(CGっぽい効果の使い方ではある)

ワイルドツアー(2018年製作の映画)

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境界しまくっててウケる。トイレのシーンよかったなー

愚なる妻(1921年製作の映画)

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火事シークエンスのまさに突っ走るようなドカドカ加減にシュトロハイムの豪胆さが見える。そもそも本編が始まる前に、映画の裏側、セットの説明をしだすあたりが興味深い、それすらこの映画の一部ということが。
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21世紀の女の子(2018年製作の映画)

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見てよかった。まず、山戸結希がほんとにすごい、全力疾走の覚悟を感じる。画面がめちゃめちゃ暗くなる。あの言葉の重ねに動的な身体を絡ませてすげー演劇的じゃん、でもじっくり見せずに高速カット割りで無理やり映>>続きを読む

ロープ(1948年製作の映画)

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これはまじで最高
部屋の中で人を映すのに必死でうろうろしていたカメラがモノたちを意識的に捉えだすとき、人の後景として常に作動していた動かざる舞台としての部屋が浮かび上がる。
殺すのか殺さないのか? 何
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家族の灯り(2012年製作の映画)

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一部屋というロケーションでこの重厚さはこの人以外ではあり得ないんじゃないか。貧相な「穴ぐら」であるらしいこの家は他民族にどう映るのか。

夜顔(2006年製作の映画)

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まじで傑作。奥行きの豊かさも平面の強さもすごすぎる。

鶏のカットがやばすぎて声出た

メフィストの誘い(1995年製作の映画)

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昼のけだるさ 夜ののしかかってくるような暗さ
音楽がふざけてる

ニーチェの馬(2011年製作の映画)

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90分でも辛い作品がたくさんある中、一度も退屈なんてしなかった。これがショットを撮るということなのか? それともぼくがなんにもわかっていない宇宙の断片なのだろうか

めまい(1958年製作の映画)

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再現するならば、最後まで再現されねばならない。

ロビンソン漂流記(1954年製作の映画)

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ブニュエルとは思えないくらいお気楽?
いぬの鳴き声はいつ・どこでも鳴らすことができる?

トッド・ソロンズの子犬物語(2015年製作の映画)

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不思議な静謐感に包まれた小品。

88分という短い上映時間でインターミッションがあるということ。
夥しい量の下痢を美しい移動撮影で収めていること。

友だちの恋人(1987年製作の映画)

3.9

遊ぶこと、を撮るってむずかしそ〜 にしたって最初のウインドサーフィンの(カメラも含め)もっさり感やばくてすげー笑いました。

満月の夜(1984年製作の映画)

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なんか、無性に、ふつうのフレンチポップで踊る人らに感動した。珍しいことでもあるまいが
誰にも連絡がつかず孤独に呆然としながらでかいカップのコーヒーをいじるパスカル・オジェが絶妙な良さだった。

夜の浜辺でひとり(2016年製作の映画)

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仰角で空のみをバックにキム・ミニを捉えたショットだけでも見れてよかった。いぬのロングショットもいいけど

それから(2017年製作の映画)

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長回しに意味を感じられないし構図もクソだと思うけど、夢を見てる感覚になるのがホン・サンスで唯一救われるところ。一見まったく中身のないような会話の断片が繋がっていくのが小粋……かな?

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

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物語に抗いつづけることで大きな物語を回復するという、文面では転倒にも思えるようなことだが、ほんとうは当たり前に起こっていてほしいし、ぼくらが目指すところのはずだ。今度は心の中じゃなく実際に涙がこみあげ>>続きを読む

しとやかな獣(1962年製作の映画)

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怒涛の二重の窃視でセット(ひいてはモノ)と役者の関係性を刷新し続けるが、何よりその構図の変更は編集と発話のリズムに支えられている。特に伊藤雄之助がやってくれてると思う。
序盤の4人のクロースアップがク
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第七天国(1927年製作の映画)

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旅行先の1日目のような、健やかに冷えきった最高の夜だ。あの最上階の素晴らしい部屋に辿り着いたことだ。

舐める女(2016年製作の映画)

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いやほんとにいい話でウケた。
昼からお互い別々に欲望を発散させて、同時に帰宅するのが明け方なの、すごい。

体位を変えてメガネがずり落ちて、舐めることによる顔のクロースアップ!

スプリット(2017年製作の映画)

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まーたオッサンがすばやいダンスを踊る映画を見ちまったよ

黒い下着の女 雷魚(1997年製作の映画)

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画面の8分の1くらいを覆う黒いレイヤーがかっこいい
ていうか画面世紀末すぎる 人類そこそこ滅びてそう

ハプニング(2008年製作の映画)

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リュミエールがかつてショットに収めたようなそこらへんの風を物語的に意味があるような記号として(もちろん鑑賞者にも)押し付けるの、かなりすごい気がする。

超常的ななにかが役者たちをコントロールしてしま
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(1997年製作の映画)

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ヴァンダが家政婦を演じている。

ガスをだしっぱにしたら扉を閉めなければいけない。壁に囲まれる人々、もたれる人。
コスタは映画史的な影響を受けて語られがちなようだけど、彷徨、進行していく生活、じりつい
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溶岩の家(1994年製作の映画)

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田舎の病院というロケーション、そこで揺れるカーテン、土着の空気…… 海を映したアピチャッポンのような
いぬを巡る物語と読むこともできる。いぬが死んでいるカットの海が黄金。

光、風、音楽 もうなんもい
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ローラーガールズ・ダイアリー(2009年製作の映画)

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美人コンテストのためのコンタクトが、スポーツで怪我しないためのコンタクトになるのがよかった。

非行少女(1963年製作の映画)

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好きな人からの手紙を燃やしていると小屋に火がつく。にわとりが燃えながら画面の端に走っていく。

お風呂で窓を開けると雪が降っている。お風呂から出て洗面所で水を飲んでいると、そこの窓と雪の向こうから恋し
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竹寺モナムール(1990年製作の映画)

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キドラット・タヒミックが竹カメラをぶん回す。チ◯ポをこれでもかと連呼するので苦手な方はお気をつけ